赤ちゃんの突発性発疹

赤ちゃんの突発性発疹!高熱後に発疹?どんな症状が出るの?




赤ちゃんは少しの気温の変化や、環境の変化などでもすぐに体調を崩したり熱を出します。

その中で、ママも驚いてしまうほどの高熱が出たのち、赤ちゃんの全身に発疹が広がってしまう、突発性発疹にかかる場合があります。

そこで今回は、

・突発性発疹の症状を教えてほしい!
・突発性発疹になったら受診したほうが良いの?
・1度感染したらもう感染しないの?

といった方に、突発性発疹の症状や、赤ちゃんが突発性発疹になったときの対処法・治療法などについて詳しくご説明します。

Kirala Kirala

突発性発疹とは

突発性発疹とは

突発性発疹とは、40度近くの高熱が出たあと、赤ちゃんの全身にたくさんの発疹が広がってしまうといった症状です。

生まれてから2歳もしくは3歳までの間に多くの赤ちゃんが経験しますが、赤ちゃんにとっては非常につらい症状です。また、つらそうにしている赤ちゃんを見るとママも心が痛いです。

生後2歳までに大半の赤ちゃんが罹患(りかん)する

突発性発疹は、生後2歳または3歳までの間に、ほとんどの赤ちゃんが罹患するといわれています。

生まれてから間もない赤ちゃんは、体内の免疫力なども低く、さまざまな病気のリスクがあります。

突発性発疹は特に高熱が出るためママも驚き、どうしてあげれば良いのかあせってしまいます。

また夜中に高熱が出ることが多く、慌てて受診したところ突発性発疹という診断を受けたというケースも珍しくありません。

さらに、突発性発疹は高熱があるにもかかわらず、比較的赤ちゃんが元気という特徴から、熱が上がり始めてからしばらくしてママが気が付くというケースも少なくありません。

高熱が出るので赤ちゃんにとって初の試練となることが多い

赤ちゃんにとっての高熱はひとつの試練です。突発性発疹になる前にインフルエンザに罹患すると高熱が出ますが、そうでない場合にはこの突発性発疹が赤ちゃんにとっては初めての試練となります。

大人の場合には高熱と共に寒気がしたり、関節などが起きてもある程度自分で我慢する、もしくは対処することができます。

しかし、赤ちゃんはこのような症状を、自分で伝えることができず、つらさに耐えながら泣くしかできません。

こういった状況の中、できるだけ早く受診するということも重要ですが、熱を下げるための工夫や脱水症状を起こさないための工夫もしっかりと取り入れていきましょう。

熱が下がり始めると発疹が出てくる

突発性発疹の大きな特徴は、高熱や発疹が出ますが発疹と高熱は同時にあらわれるわけではありません。

まずは高熱が出て辛い症状となり、この熱が下がり始める頃にポツポツと発疹ができ始めます

突発性発疹における発疹が出てきた場合、素人判断をすることは難しく、麻疹や水疱瘡(みずぼうそう)になってしまったのではないか、とママはさまざまな不安を抱えてしまいます。

しかし、麻疹や風疹・水疱瘡の場合は熱と発疹が同時にあらわれるケースが多いので、先に高熱が出てからその後発疹がポツポツと出てくるようであれば、突発性発疹を疑いましょう。

突発性発疹の主な症状について

主な症状

突発性発疹は高熱や全身に広がる発疹などが特徴的ですが、このほかにも分かりやすい症状があります。

高熱や発疹以外に以下のような症状があらわれたら、赤ちゃんの体力消耗を防ぐため、そして診断を急ぐためにも、医療機関を受診しましょう。

大丈夫だろうと素人判断で軽視していると、赤ちゃんはとても辛い思いをします。赤ちゃんの様子を見ながら、ひとつひとつ確認した上で適切な対応を取りましょう。

下痢をする、嘔吐する

突発性発疹を患うと、下痢や嘔吐を繰り返してしまうことがあります。また下痢と嘔吐を繰り返すことから、ミルクを飲むことや離乳食を食べるのも難しくなります。

栄養を摂取することができないと心配になってしまいますが、まずは熱が下がってこない限り消化機能にダメージがあるので、下痢と嘔吐を繰り返してしまいます。そのため熱を下げることを最優先に考えていきましょう。

高熱を出しグッタリとしている

大人でも同じことがいえるのですが、高熱が出てしまうと赤ちゃんはグッタリとします。

それまで元気に遊んでいた赤ちゃんが、急にぐったりとしていたり、元気に遊んでいても高熱が出ていて、いつもよりなんとなくパワーが足りないと思うことえがあれば、熱を測ってみましょう。

高熱を出して赤ちゃんがぐったりしている時は、大人でいう関節痛や寒気などを感じています。

また、高熱によって汗をかいていれば、着替えをさせましょう。その上で熱を下げるための対処が必要になります。

呼吸が乱れ辛そうにする

ここでもやはり高熱が関係するのですが、突発性発疹によって高熱が出ていると、赤ちゃんは上手に呼吸することができず、呼吸が乱れてしまうことがあります。

苦しそうにしていたり、普段と違う呼吸方法をとっていると感じられる時には速やかに医療機関を受診してください。

眠っている間にも、高熱によって呼吸が乱れてしまうことがあるので、熱が高いときには定期的に赤ちゃんの様子を確認しましょう。

また、呼吸が乱れることによって喉の乾燥などを引き起こすため、お部屋の湿度に注意しながら乾燥を避けることも大切です。

熱性痙攣が起きる

赤ちゃんは高熱が出てしまうと、熱性痙攣を起こすことがあります。

熱性痙攣は1分から3分程度でほとんど治まりますが、初めて赤ちゃんが熱性痙攣を起こした時はママも慌ててしまいます。しかし、そんな時だからこそママは冷静になりましょう。

1分間程度赤ちゃんの様子をみる

赤ちゃんが熱性痙攣を起こしたときは、口の中を噛まないように丸めたタオルなどを口の中に入れてあげましょう。

また驚いて救急車を呼ぶママもいますが、まずは1分間程度赤ちゃんの様子を見てください。

熱性痙攣といっても、必ずしも同じ症状とは限らず、赤ちゃんによって症状が違います。抱っこしていても全身に力が入っており、まったく反応を示さないというケースや、白目になってしまい名前を呼んでも反応がないというケースもあります。

大きな声で名前を呼ばないこと

熱性痙攣を起こしている時は、大きな声で赤ちゃんの名前を呼ぶのは避けましょう。大きな声で呼びかけてしまうことで、脳が興奮状態となり痙攣が治まるまでの時間も長くなってしまいます

救急病院に連絡する

初めてで対処方法がわからないときには、熱性痙攣だと思った段階で救急病院などに電話をするのも一つの方法です。

あまりにも高熱が出ている時には救急車を要請し、すぐにでも医療機関を受診する、そして治療してもらうことが大切です。

初めての赤ちゃんの場合には、わからないことだらけですので、対処方法がわからず救急車を呼んでしまってもお咎めはありません。赤ちゃんの体を最優先に考え、必要に応じて救急車を呼ぶことも念頭に置きましょう。

突発性発疹の治療法について

治療法

医療機関で突発性発疹だと診断された場合には、どのような治療法があるのでしょうか。治療方法についてご紹介していきましょう。

発疹が出るまでは診断ができない

突発性発疹は、熱が下がり発疹が出てくるまで突発性発疹という診断ができません。発疹が出る前の段階であれば、あくまでも風邪による高熱もしくは突発性発疹の可能性を持った高熱という診断になります。

このような状況の中での治療法は、解熱剤などが処方され、熱を下げていくというものが一般的です。

また、受診した段階ですでに脱水症状などを起こしているようであれば、必要に応じて点滴を行うこともあります。

赤ちゃんは大人に比べると体内の水分含有量が多いため、高熱が続くとすぐに脱水症状を起こしてしまいます。

また、脱水症状が起きた際にはリスクが大きく、命にかかわることもあります。受診の状況に応じてドクターが点滴という治療法を用いることもあります。

解熱剤を用いて熱を下げる

お熱が高い状態であれば、まずは熱を下げることが必要ですので、処方された解熱剤用いて少しでも熱が下がるように治療をしていくことになります。

基本的には解熱剤を服用することによってお熱は下がっていきます。しかし、あまりにも高熱が出ていて赤ちゃんの機嫌が悪い時、または吐き戻しがひどい時は座薬を使います。

発疹への治療は特になし

突発性発疹は、熱が下がり始めるとともに発疹があらわれてきます。しかし、特にこの発疹がひどい状況にならなければ、発疹そのものについての治療というものは行いません。

2日から3日程度で発疹のピークを迎え、その後は自然に治っていくものですから特別な治療を行わなくても大丈夫なのです。

また、ここでの発疹に関しても個人差がありますので、全身に驚くほどたくさんの発疹が出てしまうケースから、お腹や顔などの一部分だけ酷くなり、そのほかの部分はさほど酷くならないというケースまでさまざまです。

全身に発疹が広がってしまうこともあり、突発性発疹ではなくほかの病気ではないかと過剰に心配したり、発疹を気にして何度も触ってしまうようなことは避けましょう。

突発性発疹の原因について

突発性発疹の原因

非常に多くの赤ちゃんが罹患するといわれている突発性発疹ですが、原因はどんなことなのでしょうか?また、ママとして突発性発疹の原因から赤ちゃんを遠ざけることもできるのでしょうか?

感染力は弱いが注意する

突発性発疹はうつるのかと心配するママはたくさんいます。突発性発疹は感染力こそ弱いものの、感染することも珍しくありません。

ヒトヘルペスウイルスが原因

突発性発疹はヒトヘルペスウイルスというものが原因で、このヒトヘルペスウイルスはママをはじめご家族などからの感染がほとんどです。

ヒトヘルペスウイルスには2つの種類があり、6型と7型で、突発性発疹に感染することがわかっています。

1度感染したら2度と感染しない?

突発性発疹には、1度罹患すればその後は2度と罹患しません

ただし、ヒトヘルペスウイルスは6型と7型があり、例えば6型の突発性発疹を罹患した後に、7型の突発性発疹になってしまうことがあります。

つまり、それぞれのヒトヘルペスウイルスで突発性発疹に感染してしまうため、中には2度突発性発疹を経験する赤ちゃんもいます

感染経路は複数あります

突発性発疹の感染経路についてですが、基本的には飛沫感染経口感染になります。

飛沫感染というのは、せきやくしゃみなどによる、唾液の飛散によって感染してしまうことです。

経口感染については、食べ物の口移しや同じ食器を使ったときに感染します。多くの赤ちゃんが突発性発疹を経験するのは、このような感染経路によって大人が持っているウィルスに感染してしまうことがほとんどです。

突発性発疹の時の対処法

対処法

赤ちゃんが突発性発疹に感染してしまったときは、どのような対処をすれば良いのでしょう。心配であたふたしてしまうのではなく、正しい対処方法で少しでも赤ちゃんが楽に過ごせるように工夫することが大切です。

水分補給をこまめに行う

突発性発疹は高熱が出てしまいますので、赤ちゃんは水分不足になってしまうケースがほとんどです。

また、吐き戻してしまう場合にはミルクなどを飲むことができませんので、ここでもやはり水分不足のリスクが高くなります。

そのため1度にたくさんの量ではなく、本当にごくわずかな量で構いませんので、こまめな水分補給を行ってください。

赤ちゃん専用のイオン飲料などを小量ずつ摂取させることによって、水分不足による脱水症状を防いであげることができます。

掻き崩して傷になったら軟膏で対応することもできる

突発性発疹によって全身に発疹が広がってしまうと、熱によって体温が高くなり、発疹が刺激されて痒みを帯びることがあります。そうなると赤ちゃんが発疹を掻き崩してしまうこともあります。

また、自分の体を見て赤くポツポツとできている発疹が気になり、これを触って引っ掻いてしまうこともあります。

あまりにも発疹を掻き崩してしまい酷くなるようであれば、病院を受診して軟膏を処方してもらいましょう。

軟膏を塗ることで傷の治りが早くなり、ジュクジュクと化膿してしまうことも防げます。

特に夏場などは、掻き崩した傷から細菌が入り込み化膿したり、酷く炎症を起こすことがありますので、ジクジクした患部が見られるようであれば、受診した方が良いです。

熱を下げるためにクーリングをする

熱が出ている間は、クーリングをして少しでも赤ちゃんの体から熱を取り除いてあげましょう。

市販されている赤ちゃん用の冷却シートを使う方法や、小さな保冷剤にタオルを巻き、これを脇の下や膝の後ろ側に当てると効果的です。

このような部位をクーリングすると熱が少しずつ下がり、急激に下げるといった状態を防ぐことができます。

首の後ろなどは急激に冷やしてしまうと血流に大きな影響を与えてしまいますので、ゆっくりと熱を下げる方法にしましょう。

また、熱が下がるとともに汗が出てくることがあるため、汗をかいたらこまめに着替えをさせる必要があります。

高熱が出ている間は入浴させない

熱が下がるまでの間はたくさんの汗をかいたり、発疹ができて泣いてしまうため、お風呂に入れてあげたい気持ちになります。

しかしお風呂に入れてしまうと、さらに熱が高くなったり、症状がひどくなることがあるので、熱が下がるまでは入浴を避けてください。

ただし、衛生面を考えると、赤ちゃんの体を清潔に保ってあげることが大切です。ですから、こまめな着替えをするとともに、ホットタオルを使って体をしっかりと拭いてあげましょう。

冬場などは室温に気をつけながら、寒すぎる環境を避け赤ちゃんの体が冷えないように注意することも大切です。

突発性発疹を乗り越えるとママも一安心

ママも一安心

突発性発疹は赤ちゃんにとってとてもつらい症状です。またつらそうな赤ちゃんを見ていれば、ママも当然つらくなってしまいます。

ですが、正しい対処法で乗り切ることで赤ちゃんには今まで以上に免疫力がつき、ママも一安心するのではないでしょうか。

小さな赤ちゃんは突発性発疹のように、必ず一度罹患するといわれている症状がたくさんあります。

突発性発疹に関して詳しい知識を持ち、適切な対処方法を取り、治癒までの経過をしっかりと見守ることを心がけましょう。

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