いつからなら自転車は大丈夫なの?産後ママが気を付けること

いつからなら自転車は大丈夫なの?産後ママが気を付けること




出産を終え入院している間は、自分と赤ちゃんのことだけしていれば良かったのが、退院したらそうはいきません。

長く家を留守にしていただけに、あれこれとしなければならないことも溜まり、上の子がいれば赤ちゃんだけをかまってもいられません。

ご飯の用意に掃除に洗濯、時間が惜しいから買い物は自転車で、なんてことしていませんか?

産後すぐのママは動いてはいけません。退院したとはいえ、まだ身体は安静が必要です。

時間を有効に使うには、自転車は便利な乗り物ですが、乗る時期を間違えてしまうと、ママの身体の回復を遅らせる原因になります。

そこで今回は、

・産後の自転車に乗る時期を知りたい!
・産後自転車に乗るとき、骨盤ベルトは装着したほうが良い?
・産後自転車に乗っても大丈夫なチェック方法を教えてほしい!

といった方に、なぜ産後のママが自転車に乗ってはいけないのか、どの時期からなら乗ってもいいのか、無理に乗ったらどうなってしまうのかなどについて詳しくご説明します。

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産後すぐのママが自転車に乗らないほうがいいのはなぜ?

産後すぐのママが自転車に乗らないほうがいいのはなぜ

ママの身体は、10ヶ月ほどの長い時をかけて出産に向けて準備をしてきました。少しずつ少しずつ無事に出産ができるよう作り上げていった身体が、すぐに妊娠前の状態に戻るはずもありません。

それでも1ヶ月ほどで日常生活が送れるぐらいには回復します。約10ヶ月もかけた身体が1ヶ月で回復できるのは、子宮の急激な収縮や、必要なくなったものを排出する悪露など、ママの身体の中でめまぐるしい変化が起きているからです。

痛みや不快感は回復するための過程ともいえます。そういう大事な時期は、絶対に無理をしてはいけません。

妊娠前の身体にちゃんと戻すためには、無理に動かず安静にして、身体が回復しようとしているのを妨げないようにします。

産後すぐのママが、自転車に乗って身体に余計な負担をかけてしまうと、身体の回復を遅らせることに繋がりかねません。大きな仕事をやり遂げた身体をいたわってあげましょう。

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産後のママが自転車に乗るのは「骨盤が元の位置に戻ってから」

ママの身体の中では、妊娠7週目頃からリラキシンというホルモンが分泌され始めます。このホルモンは、出産のときに赤ちゃんが産道を通りやすくなるように、靭帯をゆるませて骨盤を少しずつ開いていく働きがあります。

しかし、リラキシンの分泌は、出産後すぐに収まるわけではありません。少なくとも産後数ヶ月間は、リラキシンの影響を受けて、骨盤の結合がゆるんでいる状態が続いています。

その状態で、妊娠~出産前のいつも通りの生活を繰り返すと、周囲の筋肉が無意識のうちに骨盤に対して負荷をかけ、結果としてさらに骨盤のゆがみ(アンバランス)を助長してしまいます。

つまり、産後の骨盤のゆがみは「出産したから」ではなく「骨盤がゆるんでるときに周囲の筋肉の悪影響をうける」ために生じるのです。

その不安定な状態で自転車に乗ると、 開いて歪んでいる骨盤をさらに歪めることになり、妊娠前の元の位置に戻すことは難しくなります。

骨盤の歪みは、腰痛・恥骨痛・生理痛などの痛みを引き起こすだけでなく、産後太り・肩こり・尿漏れ・冷え・むくみといった症状さえ招いてしまうこともあります。

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一度歪んでしまった骨盤は正しい位置に戻すことが難しくなるので、できればリラキシンというホルモンの影響が続いている産後数ヶ月は我慢して、それほど自転車に乗る必要がなければ産後6ヶ月間は控えましょう。

産後のママが自転車に乗るのは「会陰切開や帝王切開でできた傷が完治してから」

出産の際に会陰切開をしたママはとても多く、中には会陰裂傷で裂けてしまったママもいるでしょう。そして帝王切開でお腹を切って赤ちゃんを取り出してもらったママも少なくありません。

どのケースであっても、縫合して抜糸してと大きなケガをした状態と変わらないのです。たとえ傷口はふさがっても、完全に治っているとは言い切れません。

表面上は皮膚もくっついているので傷口が開いてしまうということはないでしょうが、完治していない傷口にはまだまだ注意しなければなりません。

とくに会陰切開の場合は、傷口の場所からも自転車のサドルが当たって刺激を与えてしまうこともあります。傷口を早くしっかり治すためには、清潔にすることと刺激を与えないことが大前提です。

毎日が忙しくて少しの時間でも短縮したいと思うこともあるでしょうが、ここで無理をすると後々まで響くことにもなりかねません。今は我慢のしどころと考えて、完治するまでは自転車に乗らないようにしましょう。

産後のママが自転車に乗るのは「子宮が完全に回復してから」

ママのお腹の中で赤ちゃんを育んでいた子宮は、産後すぐから回復しようと頑張っています。赤ちゃんが外に出やすいように下に下がっていたため、約1ヶ月かけて妊娠前の位置へ戻ろうとします。

赤ちゃんを包むために大きくなっていたので、6週間ほどかけて妊娠前の大きさに戻ろうとします。約10ヶ月もかけて少しずつ変化してきた子宮は、出産を終えるとそれほど急激に回復しようとします。

そのため、子宮の収縮とともに痛みがあり、出産時の出血の残りや胎児の卵膜などが悪露として排出されます。

悪露が出ているということは、まだ排出するべきものがあるということです。子宮はまだ回復している最中です。

子宮は目に見えないため、回復しているかどうか確かめることはできませんが、それだけに大事をとって安静にする必要があります。

子宮が治りきっていない状態では体調が万全とはいえません。無理をすると回復が遅れて、悪露が増える原因にもなりかねません。

また、そのような状態で外に出れば、感染症にかかることも考えられます。ママの健康あってこその子育てですから、無理はしないようにしましょう。

産後の自転車は、せめて1ヶ月検診を済ませてからにしましょう

産後の自転車は、せめて1ヶ月検診を済ませてからにしましょう

産後の回復力は個人差があります。もちろん年齢も関係してきますが、痛みもそれほどなく産後すぐから動けるママ、悪露も多く痛みもあって動くのが辛いママ、痛みはないけど身体がダルくて動けないママ、本当に人それぞれです。

けれど、痛みやダルさがないからといって、身体が回復しきったのかというとそうではありません。

ママの身体の中では、万全な体調に戻すべく色んな場所が頑張っています。子宮も骨盤も傷口も、元の状態に戻りつつあります。

そして、どのぐらい回復しているかを判断してもらうのが産後の1ヶ月検診です。体調がいいからと自己判断せず、時間がないから仕方ないと無理をせず、医師の「もう大丈夫」という診断をもらうまでは安静を心がけましょう。

将来のことを考えるなら産後6ヶ月までは自転車を封印したほうがいい?

上の子の送り迎えもある、買い物に行くのも便利、歩くと時間がかかってしまう、重い荷物を運ぶのに楽、など自転車を利用するのにはさまざまな理由があります。

たしかに運転免許もいらない自転車は、ちょっと乗るのには最適な乗り物です。ですが、産後のママの身体には、かなりの負担がかかることを頭に入れておきましょう。

赤ちゃんを生むために大きく開いた骨盤は、産後6ヶ月でもまだ完全に元の状態に戻っているとはいえません。それは骨盤を支える靭帯が安定していないからです。

自転車は人の力で動きます。自転車をこぐたびに、ママの身体は右へ左へと揺れることになり、その揺れは振動となって骨盤に負担を与えることになります。

まだ安定しきっていない骨盤に与える負担は、股関節や恥骨周囲にも悪影響を与えて痛みを引き起こします。骨盤は身体の要ともいえる部位で、歪みやズレがあると腰や背中や足などにも支障がおきます。

将来「慢性の腰痛で困っている」なんてことにならないよう、まずは骨盤を元に戻すことに専念して、赤ちゃんが座れるようになった産後6ヶ月頃に自転車の封印を解きましょう。

産後のママが自転車に乗るときの注意点は?

産後のママが自転車に乗るときの注意点は

産後のママには、せめて1ヶ月検診を受けて「もう大丈夫」とお墨付きをもらってから自転車に乗りましょう。

そして、必要がなければ、6ヶ月ほどは自転車を利用しないようにしましょう。

また、自転車に乗るときは、自分の体調がどうなのかをしっかり確認してからにします。産後1ヶ月でもなんともないママもいれば、産後6ヶ月でも体調が良くないママもいます。

今の体調で自転車に乗っても大丈夫か、ママ自身が自分の身体を冷静にチェックしてから乗るようにしましょう。

自転車に乗るためのチェック「悪露は落ち着いているか」

ほとんどのママが、産後1ヶ月もすれば悪露は落ち着いてきます。ですが個人差もあり、無理をすれば長引くこともあります。

悪露が出ている間は子宮が回復しようとしている最中ですから、逆にいえば、まだ回復しきっていないということです。

もし、悪露が落ち着いておらずダラダラと続いているなら、自転車には乗らないようにしましょう。

また、落ち着いたと思ってすぐに乗ると、また悪露が出てくることがありますので、しばらくは控えてください。悪露は子宮の回復具合を知るバロメーターでもあります。

自転車に乗って量が増えたり塊が出たら、すぐに乗るのをやめましょう。まだ、自転車に乗れる状態ではないということなので、もっと回復してから、悪露を気にせず乗れるようになるまで、待つことをオススメします。

自転車に乗るためのチェック「乗ったとき足・腰・傷口に痛みがないか」

骨盤が正しい位置に戻っていないと、自転車をこぐ動作が足腰に負担となります。骨盤が歪んだままの状態では左右のバランスが悪いため、本来なら使わない筋肉を使うことになり痛みが生じます。

また、骨盤のズレや筋肉のコリは血行不良を引き起こすので、腰痛・しびれ・むくみ・肩こりなどの原因にもなりかねません。

足や腰に痛みを感じたら、骨盤が歪んでいることが考えられます。産後体操などで、骨盤を正しい位置に戻すようにしましょう。

そして、日常生活ではまったく気にならない会陰切開や帝王切開の傷口も、自転車に乗ることで痛みを感じる場合もあります。

とくに会陰切開ではサドルに傷口が当たることもあり、自転車をこぐことで刺激を与えてしまいます。

まずは自転車にまたがってみて、止まったままで少しこいでみましょう。その時に痛みがあるようなら、自転車に乗るのはやめて、痛みがなく乗れるようになるまで待ちましょう。

自転車に乗るためのチェック「貧血やめまいはないか」

産後のママの身体は疲れきっています。出産で入院していたのも束の間、家に帰ったら昼も夜も関係ない赤ちゃんのお世話、数時間おきの授乳で、まとまった睡眠時間もとれません。

家事が思うようにできないストレス、産後すぐには感じなかった疲れも、数ヵ月すると溜まってきて、貧血やめまいなどの症状としてあらわれる場合があります。

自分では大丈夫だと思っていても、貧血やめまいは突然やってきます。もし自転車に乗っているときに貧血やめまいに襲われたら、と考えただけでもゾッとします。

少しでもそんな不安があれば、自転車に乗ることはやめましょう。充分な睡眠をとって身体を休ませて、体調が安定してから自転車に乗るのが一番です。

骨盤ベルトを使用して自転車に乗りましょう

骨盤ベルトを使用して自転車に乗りましょう

産後に自転車に乗るときは、骨盤ベルトで骨盤をサポートしましょう。骨盤ベルトを使用することで、骨盤まわりをしっかり支えて固定することができます。

骨盤のゆるみも矯正することができ、腰の負担も和らげてくれます。

また、骨盤ベルトを装着すると安定感があり、自転車に乗っているうちに無理な姿勢になることもありません。

産後は日常的に使用してほしい骨盤ベルトですが、いつも着けているのはイヤだというママも、自転車に乗るときだけでも使用をおススメします。

なお、骨盤ベルトは、正しい方法で装着しないと効果が半減してしまいます、正しい使用方法をよく理解してから使いましょう。

参考記事
>>>>妊娠後期の骨盤サポート!トコちゃんベルトの効果、徹底解説

先輩ママの自転車にまつわる体験談

先輩ママの自転車にまつわる体験談

産後のママが自転車に乗るのは、身体が完全に回復してからというのが理想ですが、そうはいっていられない事情があるのも事実です。

ですが、出産という大仕事をやり終えた身体に、無理は禁物というのもまた事実です。

では、自転車に乗るのが少し早すぎたかもしれない、先輩ママのお話をご紹介します。

・上の子の送迎があるので、産後1ヶ月の検診のあと自転車に乗りました。それが原因だったのか、腰痛がひどくなり骨盤がガタガタしているような感じがあり、悪露も2ヶ月ほど続きました。

産後6ヶ月頃から整体に通いはじめて腰痛は少し改善されましたが、やはり産後に無理するのは厳禁です。

・帝王切開で産み、事情があって退院して2週間で自転車に乗りました。1ヶ月検診では傷口にも子宮にも問題はなかったのですが、悪露はいつまでもダラダラと続いて貧血もありました。

その後、一旦自転車に乗るのをやめて、産後6ヶ月ぐらいまでは様子を見て乗るのを我慢してました。

産後のママの身体はとてもデリケートです。個人差があるためまちまちですが、自転車を利用するときは、くれぐれも体調と相談して、決して無理をしないようにしましょう。

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