出産後の車の運転、いつから平気?ママの体験談を交えて解説!

出産後の車の運転、いつから平気?ママの体験談を交えて解説!




出産を終えた直後のママは、愛しい我が子が無事産まれてきてくれたことに対する感動と、赤ちゃんとの新生活に対する希望や理想で幸せいっぱいな時期でしょう。

ですがその反面、長い妊婦生活と出産を終えてすぐの新生活に、気付かないうちに心身ともに疲れていたり、出産の後の傷が癒えていなかったりと大変な時期でもあります。

そして、段々と子育てをしながら家事をしたりおでかけしたりと、元の生活に戻っていく段階で、問題になってくることのひとつが「運転」です。

実家や家でゆっくりできたり、全てが徒歩圏内で済む環境にいる場合以外だと運転が必要になってくるママも多いのではないでしょうか。

そこで今回は、

・出産後、いつから運転して大丈夫なの?
・産後の運転でなにか決まり事ってあるの?
・普通出産と帝王切開での出産、運転再開で違いはあるの?

といった方に、「産後の運転」について、先輩ママの体験談を交えながら詳しくご説明します。

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出産後すぐの運転はなんでダメなの?

出産後すぐの運転はなんでダメなの

「出産後すぐに運転はしてはいけない」のは知っていても、どんな理由でダメなのかまでは知らないママさんが多いのではないでしょうか。

きちんと知らずに軽い気持ちで運転を再開して、後から大変な事態を引き起こしてしまっては危険です。まずは、どうして出産後の運転がいけないのかを説明していきます。

会陰切開の傷に影響を与えてしまう

出産の時にはほとんどの女性が会陰切開をしているか、切開をしていなかったとしても会陰が裂けてしまっていて、傷口を縫合している場合が多いです。

もちろん病院でしっかりと縫合されているので、簡単に傷口が開く心配はほとんどありませんが、早い段階で運転を行ってしまうことで負担をあたえ、傷の治りが遅れてしまったり傷口に違和感を感じてしまう可能性があります。

会陰の傷を早く直す方法は清潔な状態に保ち刺激を与えないことのため、産後の早い段階での運転はオススメできません。

子宮復古が遅れてしまう

ママの子宮は妊娠中10ヶ月かけて赤ちゃんのために大きくなり、出産した後は6週間程度で段々と妊娠前の大きさに戻っていきます。

そして、子宮が収縮していく際に出産時の出血の残りであったり、胎児の卵膜などが排出される「悪露(おろ)」が出ます。

この間は、ママの子宮がまだ元の大きさに戻っていないだけではなく、完全に回復できていない証です。

悪露が出ている時期に動きすぎたり運転で負担を与えてしまうと、悪露が増えて子宮の回復が遅れてしまったり、感染症にかかりやすくなったり高いリスクがあるため用心が必要です。

骨盤に悪い影響を与えてしまう

ママの体内では妊娠している間出産に向けて骨盤を広げていくために、「リラキシン」というホルモンが分泌されています。このリラキシンが分泌されている間は骨盤がゆるみやすい状態です。

骨盤の開きは出産の時が最大の状態になっていて、産後少しずつ元の状態に戻りますが、このリラキシンというホルモンは出産の後も2ヶ月程度分泌され続けているため、その間は骨盤が不安定で緩みやすい状態が続いています

その状態で運転を再開してしまうと、車を運転させるための体勢や振動で、負荷がかかり、産後歪みやすい骨盤や恥骨結合部に、影響を及ぼし傾いたり歪んだり開いたりする恐れがあります。

この歪みは恥骨痛や腰痛、肥満や肩こりなどの不調にも繋がり、一度歪んでしまうと骨盤を元の正しい位置や状態に戻すことは困難なため、産後しばらくの間は、骨盤に負担を与えない生活を心がけましょう。

出産の後はママの体の回復期

既に出産したママはご存知かもしれませんが、出産は思っている以上に心身ともに大変です。

肉体的にも精神的にも疲弊していますが、出産の後はママの身体が、本来の妊娠前の状態に身体を戻そうと体内でめまぐるしい変化が起こっています。

表面的には元気であったとしても体力は著しく低下しており、体の色んな部分にダメージを受けていたり貧血が見られたり、新しい生活や子育て、環境の変化により無意識にストレスがかかっています。

さらにホルモンバランスが激しく変化する時期でもあるため、さまざまな不調や不快な症状が現れやすくなっています。

そのため、出産後すぐの運転は、身体に大きな負担をあたえてしまったり、突然起きる体調の不調により事故などのアクシデントを起こしてしまう危険が高いので控える必要があります。

更年期への影響の危険も

出産後の女性の身体は、骨盤が開いている状態です。これは時間をかけて段々もとの形に戻っていくのですが、戻っていない状態で運転をするのは骨盤に負荷を与えすぎてしまう危険があります。

いくら産後の調子が良くても、自分の判断で動きすぎたり運転をしたりすると骨盤が歪んでしまったり、骨盤低筋の回復が遅れ、緩んだままの状態になってしまう恐れがあります。

この骨盤低筋というのは、子宮や膀胱などを支える役目を果たしているため、骨盤が歪んだり骨盤低筋が緩んだ状態のまま更年期を迎えてしまうと身体にも良くありません。

子宮脱をおこしたり尿漏れなどの辛い症状がでたり、将来的にも悪い影響を及ぼしてしまう可能性が高いのです。

出産の直後の運転はダメ、小さい文字を見るのもダメ、あまり動きすぎたり携帯を使うのもダメなど、今まで日常的に行っていたことを控えるようにいわれて困惑したりストレスを感じることもあるでしょう。

しかし、これらを禁止することにはしっかりとした根拠や裏づけがあってのことです。その時の体調だけを見るのではなく、将来的な影響を考えた上で行動していきましょう。

出産後いつからなら運転しても大丈夫?

出産後いつからなら運転しても大丈夫
日常生活を送るのにもやはり車がないと不便なこともたくさんあります。では実際にいつ頃から運転が可能なのかを、運転を再開したママの体験談を交えて説明していきます。

先輩ママの体験談

出産後運転した、5人のママのそれぞれの体験談を見てみましょう。

出産後10日で運転したママ

退院後すぐにはなるべく運転しないようにと言われていたけど、出産後10日で運転して出かけたらめまいを起こしてしまった。

産後2週間で運転したママ

産後2週間くらいの時にそんな遠くないところだからと運転したけど、フワンフワンと何だか変な感じがして気分が悪くなった。

退院して1週間くらいで運転したママ

退院して1週間くらいの時に、上の子のお迎えで保育園まで運転。注意力散漫になっていたのか飛び出してくる自転車に気付かず事故にあいかけた。

産後1ヶ月過ぎたころ運転のママ

産後1ヶ月過ぎたくらいに運転した。2ヶ月ぶりの運転だったからか少し勘がにぶっていたみたいで運転しづらかった。

出産して6日目で運転したママ

病院と家の距離が遠く、頼める人もいなかったから出産して6日目で運転したけど特に問題なし。

お医者さんや看護婦さんには良い顔をされなかったけど、仕方ないですねって特に怒られはしなかった。

出産後すぐに運転しても特に問題なかったママさんもいますが、あまり早い段階での運転はやはりいつもと違う感じがしたり、体調が悪くなってしまった、という人も多くいます。

運転再開の目安は産後1ヶ月を目安に

実際にいつから運転を再開して良いのかという具体的なルールは存在していません。ですが一般的な目安としては「1ヶ月検診」が運転を再開しても良い頃であるとされています。

これは個人差はありますが、産後1ヶ月程で体の状態は悪露なども終わり妊娠前に近い状態に戻ってくるためです。

ただし人によっては、まだ回復しきっておらず体調が思わしくない場合もあるので、1ヶ月検診の際に医師に相談してみて、許可を得てから運転再開しましょう。

本格的な運転の再開は6ヶ月を目安に

1カ月は運転再開の目安ではありますが、あくまで最低ラインです。たまにや近距離の運転は大丈夫ですが、長距離や赤ちゃんを乗せての運転などを行う場合は生後6ヶ月くらいを目安にしましょう。

その頃にはママの身体もだいぶ回復し、赤ちゃんの首なども据わってくる頃なので安心です。

帝王切開の場合の運転再開はいつから?

帝王切開の場合の運転再開はいつから

通常の運転再開期間については上記で説明しましたが、帝王切開など特殊な出産をしたママの場合は運転が再開できるのは体調や体の状態で大幅に変わってきます。

先輩ママの体験談

さまざまな状態から帝王切開になるママがいますが、帝王切開後に運転した3人のママの体験談を見てみましょう。

産後3ヶ月くらいで運転したママ

産後3ヶ月くらいの頃に乗りました。2ヶ月くらいまでは会陰が裂けていたところが痛かったので怖かったですが、友人の結婚式に出席するため自動車で移動してみた所、特に変わりなく体調も大丈夫でした。

それ以降は普通に運転していますが特に問題ありません。

急遽帝王切開で出産、2週間後に運転したママ

分娩の時に、赤ちゃんの首にへその緒が巻き付いていたため、急遽帝王切開で出産しました。その後2週間後くらいから運転を再開。

1ヶ月検診では傷の治りや体調に特に異常はなくすみましたが、やはりあまり良くなかったのか長期間悪露が続いてしまい、貧血も起こしてしまいました。

帝王切開で3ヶ月後ピッタリに運転したママ

出産は帝王切開でしたが傷の治りも早かったようで、退院するときには既にかなり元気な状態でした。でも病院で3ヶ月は運転を控えるようにといわれたため我慢して、3ヶ月ピッタリまってから運転を再開。

特に問題もなく普通に運転できました。ですが同じように帝王切開で出産した友人は4ヶ月たってから運転しても恥骨が痛かったそうです。

帝王切開で出産したママの場合は体調の個人差が激しいため、同じ期間であっても症状の差がかなりあります。

運転再開の目安は3ヶ月~半年

帝王切開で出産した場合の運転再開は、あらかじめ予定されていた帝王切開なのか、緊急的に行われた物なのかや、産後のママの体の状態によってかなり差があり、個人の体力による影響もで大きいため明確な見極めは難しいです。

ですが一応の目安としては産後3ヶ月~半年とされています。出産の際には医師や看護師さんから「産後○ヶ月程度は安静にするように」など目安を伝えてもらえる場合も多いです。

自分の回復の状態と照らし合わせたり、検診の際に相談したりしながら、再開時期を見極めましょう。あきらかに違和感を持っている状態での運転の再開は大変危険です。

運転を開始する時の見極めポイント

運転を開始する時の見極めポイント

産後一定の期間が経ち運転を再開する時には、「産後○ヶ月立ったから大丈夫」というのももちろん大事ですが、そのときのママの体の状態はどうなのかを自分自身でもしっかり把握して、大丈夫だと思うようになってから再開させましょう。

痛みはないか

普通に歩いたり家で簡単な家事をする時は平気でも、いざ車にのって運転する体勢をとってみると、身体が痛むこともあるので必ず確認してみましょう。

運転の体制は、健康な時にはあまり気にならないかもしれませんが、意外と負荷のかかる体勢です。会陰や帝王切開の傷、腰などに痛みを感じた場合は、まだ運転の再開は控えましょう。

悪露の状態は?

悪露は子宮がどのくらい回復してきているかを教えてくれるサインです。

大体1ヶ月程度で悪露は落ちきますが、運転を再開しようとした時にもまだ悪露が続いていれば、まだ身体が万全の状態に戻っていない証拠なので運転は控えましょう。

また悪露が終わっていたり、ほぼ終わりかけで運転を再開した場合、身体に負担がかかっていると悪露が再開したり量が増えたりする場合があります。

悪露の状態が悪いほうに変化してしまった場合は、運転の再開は一度中断してまた体調が戻ってから、改めてチャレンジしましょう。

めまいや貧血は起きていないか

長期の妊娠生活からの出産、慣れない子育てや新生活により産後のママの身体は思っているよりもダメージを受けています。

ホルモンの変化や栄養不足、赤ちゃんへの授乳のために睡眠不足になっていたり、無意識でも疲れやストレスが溜まっていき貧血やめまいなどの症状が見られる場合があります。

一時的なものだろうと安心して運転を再開したときに、めまいや貧血を起こすと注意力が散漫になったり、ケガや事故などの危険な事態を引き起こす原因となります。

万が一の事態が起きてしまっては取り返しがつきません。少しでも体調が優れない自覚症状を感じる場合は、運転をするのは控えましょう。

自分の体調や環境にあわせた運転の再開を

自分の体調や環境にあわせた運転の再開を

出産後の運転は、いつから大丈夫なのかについてお話させていただきましたが、実際にこの日にちが正解という明確なルールはありません。

しかし、出産後のママの身体がいかに疲弊しているのかや、早い段階で運転再開した場合の危険などについて、少しはおわかりいただけたのではないでしょうか。

やはり車の運転ができないと、日常生活が不便な場合も多いですが、目先の便利さだけではなく、将来のことまで良く考えて行動しましょう。

工夫したり周りの協力を得ながら、産後はできるだけゆっくりと休息できる環境を整え、しっかり自分の体調と相談しながら、運転を徐々に再開させていきましょう。

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