shutterstock_433837699

産後は腱鞘炎になりやすい?産後ママの腱鞘炎、原因と対処法




出産後は、赤ちゃんのお世話が始まります。それに加えて、家事も行っていくわけですから、慣れるまでママは大変です。

さらに、身体は妊娠前の状態に戻ろうと回復している途中のため、体調不良になってしまうことも多々あります。

手首に痛みを感じるのも、産後のトラブルの1つです。この症状は腱鞘炎から来るもので、酷い場合には赤ちゃんを抱っこできないほどの痛みになるときがあります。

しかし、腱鞘炎の主な原因としては手を酷使し過ぎること。赤ちゃんとの生活に慣れていないとはいえ、普段通りに過ごしているはずなのに何故、と首を傾げるママも多いはずです。

そこで今回は、

・産後の腱鞘炎はどういうもの?
・どうして産後に腱鞘炎になるの?
・産後に腱鞘炎にならない方法を知りたい

といった方に、産後に腱鞘炎になってしまう原因や対策を詳しくご説明します。

関連記事
>>肩コリと腰痛に悩む子育てママへ!肩コリと腰痛の原因と対処法

スポンサードリンク

腱鞘炎ってどんな症状?

腱鞘炎ってどんな症状

腱鞘炎の症状としてまず挙げられるのが手首の痛みです。これは手首の腱とその周囲を覆っている腱鞘という部位が炎症を起こしている状態を指します。

初期症状としては、炎症している部位の痛み、慢性的なダルさが挙げられますが酷くなると、少し動かしただけで電流が走るような痛みを感じるといわれています。

この事から通常は執筆活動に携わる人や、重い物を持つ仕事が多く、その持ち方が手首に負担をかける場合、最近ではパソコンの長時間操作による手首の酷使が原因に挙げられます。

また、手首に負担をかけてしまうことが原因に挙げられることから、男性に比べて、筋力の少ない女性がなりやすい症状です。

どうして産後に腱鞘炎になってしまうの?

どうして産後に腱鞘炎になってしまうの

産後は仕事を再開するということもなければ、手首を酷使してしまうようなケースは日常生活において、あまりないのが普通です。

しかし、産後に手首の痛みを訴えるママは多く、特に経産婦よりも初産のママに多いことがわかっています。

何故、産後のママが腱鞘炎になってしまうのでしょうか。考えられる原因としては以下の通りです。妊娠中のママや、腱鞘炎になっていない産後のママも腱鞘炎の原因を知り、予防に役立てましょう。

慣れない抱っこ

産後は体力だけでなく筋肉量も衰えているというのに加えて、初めての出産に赤ちゃんを抱っこするのに慣れていないというのが原因に挙げられます。

赤ちゃんは平均3kg前後はあり、また生後3ヶ月くらいまで1日に体重が25~30gほど増えていきます。そんな赤ちゃんを毎日抱っこしていれば、自然と手首に負担がかかります。

また、慣れないうちは赤ちゃんを落とさないように無意識に肩や手首に力を入れてしまっていることが多いので結果、腱鞘炎になりやすくなります。

意外と手首を酷使している育児

産後は手首に負担をかけるようなことは少ないように見えますが、さり気なく手首を使っている場面が沢山あります。

抱っこを始め、赤ちゃんの入浴や授乳では赤ちゃんの頭を手首で支えていますし、毎日のおむつ替えもあります。

それら1つ1つは小さな作業ですが、毎日行うとなるとじわじわと手首に負担をかけることになるのです。また、産後の育児と家事には仕事のように休みがありませんから、ママは手首に痛みを感じ始めても安静にすることもできず、悪化してしまうことも多いです。

女性ホルモンの影響も?

手首に集中して負担をかけてしまっているだけでなく、産後のママ特有の原因として、女性ホルモンの影響が考えられます。

産後は妊娠中に増加傾向にあったエストロゲンの分泌が減少し、代わりにもう1つの女性ホルモンであるプロゲステロンが多く分泌されるようになります。

このホルモンには、出産で開いてしまった子宮や骨盤の収縮を促すなどの作用があり、産後のママの身体に必要なホルモンなのですが、その収縮作用は腱鞘炎の原因である腱鞘も狭くしてしまうので、炎症を起こしやすくなっています。

産後の腱鞘炎はいつまで続くの?

産後の腱鞘炎はいつまで続くの

抜け毛や腰痛など産後のトラブルの主な原因には、女性ホルモンが関係していることがほとんどなので、ホルモンバランスが落ち着いてくると共に、症状も落ち着いてくる場合が多いです。

そのため、腱鞘炎も自然に治っていきそうなイメージがあります。しかし、残念ながら腱鞘炎は自然治癒するものではありません

ママによっては、気付いたら治っていたこともありますが、それは自然に治ったのではなく、無意識に手首の使い方を変え、負担を減らした結果が大きいです。

ですので、いつ治るという期限は決まっておらず、抱っこの仕方やクセなどを治すことで、数日で回復する場合もあれば、1度痛みが治まってもまた痛みがぶり返してしまうこともあり、個人差があるとされています。

産後の腱鞘炎、病院には行くべき?

産後の腱鞘炎、病院には行くべき

初期症状のうちは、腱鞘炎を放置してしまいがちですが腱鞘炎と思ったら、早めに病院を受診することが大切です。

前述にもあるように自然治癒はほぼありませんから、放置していると、どんどん痛みが酷くなることが予想されます。育児や家事に支障が出てしまうこともあるので注意が必要です。

産後のトラブルと考えると、産婦人科を考えるママもいると思いますが、腱鞘炎に関しては整形外科を受診しましょう。痛みの程度によって、治療が行われることになります。

腱鞘炎はどんな治療をするの?

腱鞘炎はどんな治療をするの

病院での腱鞘炎の治療は、始めにレントゲン検査と問診などで診断を行います。その結果を踏まえた上で、痛みによって治療法が分かれます。

痛みが軽度~中度程度であればボルタレンクリーム、ロキソニンテープを処方され、それをつけて安静にすることになります。

痛みが重症と診断された場合には、痛みを感じる部分に直接ステロイド注射を打ったり、腱鞘切開手術を行うなどの処置が取られます。自分に合った治療法で、腱鞘炎を治していきましょう。

ステロイド注射や腱鞘切開手術について

痛みが重症の際に行われるステロイド注射や腱鞘切開手術は安易には勧められない方法とされています。

ステロイド注射の場合は効果がありながら、その分、副作用も大きく、注射針が確実に腱と腱鞘の間に入らないことには望む効果を得られないといった、医師の技術に左右されます。

そのため、技術力の高い医師が必要な理由から病院によって、ステロイド注射は賛否が分かれてくるので、この治療を受ける際には医師と良く話し合うことが大切です。

また、腱鞘切開手術も腱鞘という腱の動きをスムーズにするカバー材を切ってしまうということになります。

腱鞘は1度切ってしまうと治ることはないので、ステロイド注射と同様、治療する際にはよく話し合って決めて下さい。

ドケルバン病に注意!

ドケルバン病に注意

産後のママに多い腱鞘炎の一種として、ドケルバン病というものがあります。狭窄性腱鞘炎とも呼ばれ、症状としては親指から手首にかけての痛み、親指を動かすだけで、親指と手首に強い痛みが出てしまいます。

また、手首の親指側の痛み、腫れてしまうこともあります。原因としては通常の腱鞘炎と同様に抱っこする際の癖や指の酷使、産後のホルモンバランスの乱れも影響します。

この腱鞘炎の場合も、自然治癒は見込めませんので、完治させる場合には、手術や親指を中心に手を3週間ほど使用しないことが求められます。

ドケルバン病を治療するには?

腱鞘炎と同様に、ドケルバン病の治療は痛みの具合によって治療法が分かれてきます。

軽症であれば親指や手首を極力使用しないように、テーピングや治療用サポーターで固定する他に、医師や薬剤師に相談の要相談の上ではありますが、湿布薬の使用、塗り薬を処方されることもあります。

また、直接的な治療効果はないとはいえ、マッサージなどで血液の循環を良くし痛みの改善を図ることもあります。

ただし、親指や手首の腫れ、痛みが強く重症と診断された場合には、投薬やステロイド注射で痛みや腫れを抑えることになります。

完治させるには切開手術

ただし、上記の治療法は痛みの改善に重点が置かれているため、痛みが引いても完治したわけではありません。

そのため、再発してしまう場合や痛みの改善が何年経っても見込めない場合には、腱鞘切開手術を行うことになります。

治療時間は5分ほどで、特殊な細いメスを使用することから手術時の傷はほんの小さな穴が残る程度で縫う必要もないとされています。

短時間で終わることから、入院することなく当日帰宅もできるようです。ただし、切って広げた部分は二度と戻らないので、医師とよく話し合って決めましょう。

自宅でできる腱鞘炎の対処法

自宅でできる腱鞘炎の対処法

病院で治療ができるとわかっていても、産後の育児で病院に行く時間も惜しいというママもいるかもしれません。

もしくは、そんな時間があるならお昼寝したり、休憩したいというママもいるでしょう。痛みがあまりにも酷い場合には、自宅での対処だけでは困難なので、すぐにでも病院を受診して欲しいところですが、初期症状であれば自宅でも痛みを軽減できる対処法はあります。

その方法については以下の通りです。効果には個人差があり、この対処法で腱鞘炎やドケルバン病が完治するわけでは決してないので、痛みが引いたとしても無理はしないようにして下さい。

サポーターやテーピングの使用

病院で痛みが軽度~中度の場合に使用されるサポーターやテーピングは、自宅での対処法として活用することができます。

腱鞘炎は親指や手首などの疲労、集中して関節を動かし過ぎることによる疾患なので、テーピングやサポーターで痛む部分を固定することで、その部分を動かせないようにし、痛みを軽減させます。

産後は安静に、といわれても休めない状態が続きますから、あえて患部を固定することで無意識に使用することがないように、患部を守ることにも繋がります。

ただし、がっちり固定してしまうことになるので、お皿洗いなど家事の一部に支障が出るなどの欠点があります。

手首に負担をかけないアイテムの活用

腱鞘炎やドケルバン病には痛む部分を日常生活でなるべく使用せず、安静にすることが一番の対策です。しかし、育児や家事など作業をする上で手を使うことはほぼ避けられません。

そんな産後に腱鞘炎対策としておススメしたいのがベビーカーや抱っこ紐、授乳クッションの活用です。

外出する時はベビーカーを活用することで長時間抱っこすることを避けることができ、抱っこ紐を使用することで手首だけで赤ちゃんの体重を支えることがなくなるので、負担を減らし、痛みの改善に繋がります。

また、赤ちゃんに授乳する際、首のすわっていない赤ちゃんの頭を支えることも手首には負担になっているようですから、授乳クッションを上手く活用して手首などを休ませてあげて下さい。

参考記事
>>赤ちゃんとのお出かけ必需品と抱っこ紐とベビーカーの使い分け
>>妊娠中の上の子の抱っこにエルゴが良い?妊娠中の抱っこの注意点

患部をアイシング、マッサージ

腱鞘炎は、患部に炎症が起こっている状態なので熱を持っています。そのため、熱と痛みがある部分をアイシングすることも、痛みの軽減に効果的です。

数日間はアイスノン、ビニールなどに入れた氷水などで痛む所を冷やしてみましょう。痛みが引いて、熱っぽさもなくなってきたら、アイシングを止め、患部を温めながらマッサージするようにして下さい。

ただし、マッサージに関しては直接患部にすると悪化してしまう恐れがあるので、患部は避けてマッサージするようにしましょう。

治癒効果はないものの、炎症して血行が悪くなっている部分を改善し、治りが早くなります。手のひらや指、腕だけでなく、首や肩にかけてもマッサージするようにして下さい。

産後の腱鞘炎は予防できる?

産後の腱鞘炎は予防できる

抱っこの癖など育児が原因になっている場合もあることを考えると、腱鞘炎やドケルバン病は予防できないような気がしてきますが、字を書かないようにしたり、スマホや携帯電話を親指でいじらない、重い物を極力持たないようにするなど、ちょっとしたポイントを押さえることで予防することができます。

また、料理をする時は手にあまり力を入れる必要のないピーラーを使用するようにしたり、食事でもお箸よりスプーンやフォークを使うようにすると効果的です。

家族のサポートも腱鞘炎の予防に繋がる!

家族のサポートも腱鞘炎の予防に繋がる

パパなど家族のサポートも腱鞘炎の予防策になります。ついママだけで家事も育児もこなそうとしてしまいますが、産後のママはまだ身体も本調子ではありません。

パパも仕事でお疲れですが、お皿洗いや洗濯物などを手伝ってあげるだけでも、ママの腱鞘炎の予防に繋がります。

家族が身近に住んでいなかったり、パパが単身赴任でサポートしてもらうことが困難な場合には、ヘルパーさんなど家事代行サービスを一時利用するのも視野に入れてみましょう。

腱鞘炎やドケルバン病は1度痛み始めてしまうと、個人差はあれ治すのに時間がかかります。病院で治療することもできますが、育児をしている時はその時間を作るのも難しいところです。

そのため、痛み始める前から手首などに負担をかけないアイテムを活用したり、育児の合間にスマホをいじり過ぎないようにするといった自分で意識できることから予防を始めてみましょう。

産後の腱鞘炎を予防して、赤ちゃんの成長を直に触れながら楽しみたいですね。

この記事が役に立ったらシェアしよう!


はじめての方はこちら!

  • 妊活まとめ
  • 妊娠初期まとめ
  • 妊娠中期まとめ
  • 妊娠後期 産後まとめ
  • 産後ママの悩みまとめ
  • 育児の悩みまとめ

おすすめの葉酸サプリ

妊活中または妊娠の疑いのある場合は、葉酸を摂取するようにしましょう。

米仏でもNo,1獲得!ララリパブリック

  • 注目商品
  • |定期購入 2,980円

100%天然!はぐくみ葉酸

  • No,2
  • |定期購入 3,980円

初めての妊活はこれ!ベジママ

  • No,3
  • |定期購入 2,750円(初回)
葉酸サプリの選び方を見る

関連するカテゴリの記事一覧を見る
産後

スポンサードリンク

目次
をみる
関連記事
をみる