赤ちゃんの病気と観察

赤ちゃんのかかりやすい病気と観察の注意点




赤ちゃんがかかる病気というものは意外と多いものです。風邪をはじめ、突発性発疹など赤ちゃんがかかりやすいとされている病気にはさまざまなものがあります。

いざ、かわいい赤ちゃんが、病気にかかった時のことを考え、お母さんが知識をつけておくことは大切なことです。

ここでは、病気を早く見つけるための観察の注意点と、赤ちゃんがかかりやすい病気について詳しくご紹介しています。しっかり把握して、赤ちゃんの変化を敏感に察知できるようにしておきましょう。

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先天性の病気

先天性の病気は、退院前に分かるものもありますが、生後時間が経って分かる病気もあります。幽門狭窄症(ゆうもんきょうさくしょう)や斜頚(しゃけい)、先天性股関節脱臼などがそれに当たります。

幽門狭窄症(ゆうもんきょうさくしょう)は生後2週間から3週間後におっぱいを吐き、嘔吐を繰り返す病気です。胃の出口で十二指腸に繋がる部分を幽門といいますが、この部分が厚くなることでおっぱいの通過がうまく運ばなくなる病気です。

骨盤位分娩(さかご)に多い病気

斜頸とは首が傾いている病気です。正常な位置での運動に支障が生じるもので、およそ1000人に2~3人の割合で発生するといわれています。骨盤位分娩(さかご)に多くみられるのも特徴の先天性の病気です。

先天性股関節脱臼は外傷もないのに股関節が脱臼している病気です。特に女児や骨盤位分娩(さかご)に多く、また冬に出産を迎えた赤ちゃんに多いといわれています。

日本では昔、先天性股関節脱臼が多くみられましたが、検診や予防が徹底して行われるようになったため、おおよそ1000人に1~3人と発症率が減少してきています。日本では1万人に5~7人が発症する病で、決して珍しい病気ではありません。

赤ちゃんに、首の傾きやおむつ替えの足の開き具合、嘔吐などの異常を発見した場合には、早めに専門医に相談するようにしましょう。

お母さんの免疫が期待できる病気と効果が期待できない病気

赤ちゃんは生まれるときに、お母さんから病気に対する免疫をもらって生まれてきます。また、母乳を介して免疫をもらうこともできるため生後6か月ごろまでは、風邪などの病気にかかりにくく守られています。

麻疹、風疹、おたふくかぜなどは、お母さんが免疫を十分持っていることで、赤ちゃんは8か月から10か月までかかりにくいといわれています。

それとは対照的に水痘は生後すぐに免疫が失われるため、生後1か月ごろから感染する可能性があります。また、百日咳、結核はお母さんからの免疫提供がないため、早い段階から注意が必要な病気です。

免疫に守られなくなったら病気は仕方がない

赤ちゃんは、お母さんからもらった免疫がなくなると、自分自身だけの抵抗力だけで外のウイルスなどと戦うことになります。

そのため、どうしても病気になる機会は増えることになるのです。赤ちゃんはとても小さくてデリケートなため、心配するお母さんも多いと思いますが、赤ちゃんは病気に打ち勝つことによって、病気に対する抵抗力を徐々につけていきます。

お母さんからすれば大変心配ですが、抵抗力をつけるためには、病気にかかることは避けて通れないことと言えるでしょう。

病気は赤ちゃんが強く生きていくために必要なものと、冷静にとらえることも大切です。

赤ちゃんの症状を把握する

病気によって赤ちゃんに見られる症状もさまざまですが、赤ちゃんによってその症状のあらわれ方は違ってきます。風邪をひいて熱が出るといった目に見える分かりやすい症状の病気ばかりではありません。

中には分かりにくい症状もあり、病気に素人といえるお母さんがきちんと判断することは難しいといえます。

赤ちゃんは、病気と闘い免疫をつけていきますが、激しい症状を伴う病気の場合、まだ体力のない赤ちゃんは重症化することがあります。

お母さんが的確な判断をし、病院に連れて行くなどの判断をする必要があるのです。そこで大切になってくるのが赤ちゃんの観察です。

赤ちゃんの観察はとても大事

赤ちゃんはまだ話すこともできないため、症状を訴えることができません。そのためにいつもと違っていることがないか観察することが重要になってきます。

おっぱいの飲みが悪い、おしっこの回数が少ない、便がおかしい、いつもと比べて何となく元気がない、呼ぶとくるのに今日はこないなど少しでもおかしいと思ったときには、病気である可能性が考えられます。

また、ご機嫌などもバロメーターとなります。いつもは笑ったりするのに、朝からずっとグズグズしている時は、赤ちゃんが病気の症状を訴えているのかも知れません。

いつも一緒のお母さんしかわからない些細な部分が病気のサインのこともあるため、普段から赤ちゃんの変化には注意しておきましょう。

赤ちゃんが主にかかりやすい病気

産後間もない赤ちゃんが、かかりやすい病気がいくつかあります。かかりやすい病気の特徴と対策を把握しておくことはとても重要です。

お母さんの対応によって病気の進行や後遺症の有無にも関わってきますので、充分な知識をつけておきましょう。知っておくことで予防できたり症状の悪化を抑えることは可能です。

風邪

病気の代表といってもいい風邪ですが、赤ちゃんにとって風邪といえども甘く考えることは危険です。風邪はウイルスに感染することで起こる病気です。

風邪といっても、38.0度程度の熱や鼻水・咳など辛い症状に見舞われることも多いため、まだ体力がない赤ちゃんにとって負担の大きい病です。ウイルスの種類によっては下痢などのひどい症状を伴います。

発熱時、下痢などがある場合には、水分の補給はまめにおこないましょう。また、鼻水などで苦しそうな時には、鼻水を取り除いてあげるグッズを利用してみるのもいい方法です。

熱が高い場合にはおでこだけを冷やすのではなく、脇や足の付け根などを冷やして効率よく熱を下げてあげることも必要です。薄着にさせてあげたり、クーラーをつけたり、赤ちゃんにとって楽な方法を選択してあげましょう。

風邪の長期化には注意

体の中で免疫が付くことで、3日から4日程度で症状は改善していきます。症状が穏やかなうちに病院を受診するのが一番ですが、熱が3日下がらない場合、咳がひどく苦しそうな場合、鼻水が喉に入ってしまい苦しそうな場合には、早めに受診し薬で症状を和らげてあげましょう。

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ウイルスが原因の病気ですので、薬で完治とはいきませんが、こうした症状は改善することができますので、薬を上手に取り入れて回復をサポートすることがベストといえるでしょう。

突発性発疹

ほとんどの赤ちゃんが発症する病気といわれていますが、特に目立った症状はなく、38.0以上40.0ぐらいの高熱を伴います。

熱は3、4日で下がり、体中に赤い小さな発疹ができます。生後4か月から12か月にかかる赤ちゃんが多くなっています。はじめての発熱がこの突発性発疹というケースも多いため、慌てず対処してあげましょう。

高熱のわりには、機嫌がよい、元気というのもこの病気の特徴になります。一度発症すると再び感染することはありませんが、高熱のため、熱性けいれんを起こすこともあり注意が必要です。中には、中耳炎や下痢も併発するため、注意深い観察が大切です。

ウイルスを確定するには発疹が出るまで待つことになりますので、熱が高いという時点では他の病気の可能性もあります。高熱だから突発性発疹と素人判断せずに一度は受診することが大切です。

受診しても薬などを処方されないことも多い病気ですが、熱を伴うため必ず水分だけは小まめに与えてあげましょう。

急性中耳炎

風邪をひいたときに起こりやすい病気ですが、他にもインフルエンザやHib、肺炎球菌によって発症することも多い病です。鼓膜の内側の中耳が炎症を起こし、発熱などを伴います。

赤ちゃんや子供の耳管は大人と違い、太く短いために炎症を起こしやすく、生後6か月から2歳ごろに発症しやすいといわれています。耳に痛みを感じるため、赤ちゃんは手で耳を触ったり、激しく泣くことがあります。

寝ている態勢をとるとより痛みを感じるため、態勢を高くする、抱っこをしてあげるといいでしょう。鼓膜を観察することで簡単に判断できる病気ですので、疑わしい場合には、必ず病院を受診しましょう。

抗生物質の処方で改善が見られることが多く、症状の状態により耳から膿を出す処置をされる場合もあります。

湿疹

生後間もないうちからみられる病気の一つです。赤ちゃんは皮膚のバリア機能も弱く、さまざまな肌トラブルが見られます。

湿疹にはいろいろなタイプがあり、赤いプチプチができることもあれば、カサカサした皮膚が剥がれ落ちるタイプもあります。

乳児湿疹として代表的なものとして、乳児脂漏性湿疹やあせも、アトピー性皮膚炎、アレルギーによるものなどいろいろなものがありますが、一般的に肌を清潔に保ち、症状に応じた薬をぬることで改善が見られます。

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薬局で売られている薬も多くありますが、湿疹には種類も多く、判断が難しいため、病院で受診する方が安心です。

水ぼうそう

水ぼうそうは感染力が強いため、兄弟間などでは高い確率で感染が見られます。高い熱が出る場合もあり、でないこともあります。

はじめは赤い米粒大の湿疹が一つ二つでき、その後体中にあっという間に広がります。できた湿疹はやがて水泡に変わり、強いかゆみを伴います。4日程度で水泡が黒く変わりかさぶたになってくれば、感染の心配は必要ありません。

水ぼうそうは、気づいた時点で診察を受けるようにしましょう。その際には必ず受付に水ぼうそうの疑いがあることを告げましょう。

かゆみを抑える薬や二次感染を防ぐ薬が処方されます。かゆがる場合でも爪などでかきむしることはしないでください。冷やしてかゆみを和らげるなどの処置をしてあげましょう。

百日咳

百日咳菌というウイルスに感染しておこる病気です。百日咳は、はじめ軽い咳からはじまり、その後時間が経過するとともに激しい咳に変わります。

発作性けいれん性咳そうという息を吸い込むときにヒューヒューとした音が鳴るのが特徴です。1歳未満の乳児に多く発症します。乳幼児の場合、肺炎や脳症などの合併症を併発するため注意が必要です。

治療方法としてはマクロライド系抗生物質が有効です。咳が続く場合には、小児科などを受診しましょう。

また、予防法として四種混合ワクチンで予防できますので、3か月を過ぎたらなるべく早めに摂取するよう心がけましょう。

ロタウイルス下痢症

ロタウイルスという非常に感染力の強い細菌が原因の病気で、免疫力のない生後6か月から2歳ぐらいまでに必ず発症する病気といわれています。

便の色が白くなることから、白色便性下痢などと呼ばれており、おう吐を繰り返すため嘔吐下痢症などとも呼ばれることがあります。秋から冬にかけての発症が多く、赤ちゃん下痢の原因の約80%がこのロタウイルスといわれています。

ロタウイルスに下痢止めは危険

唾液や便などに菌が含まれているため、1週間はおむつの処理に注意が必要です。ウイルスが原因のため特別な治療法はありませんが、下痢止めは使用してはいけません。

脱水症状などを起こしやすく、また電解質も失われる危険性があるため、イオン飲料などの水分を小まめに飲ませることが大切です。嘔吐を伴うため、水分や食事も少量ずつ与えるようにしましょう。

合併症がなければ、嘔吐は2日程度、下痢は1週間程度で収まります。

脱水症状は命を脅かすこともあるので、吐き気で水分摂取が思わしくない時には点滴などの処置を小児科でおこなってもらいましょう。

器官支炎・肺炎

器官や肺に細菌が入り込んで炎症を起こす病気です。赤ちゃんはかせをこじらした場合などに喉を超えて気管支や肺に細菌感染が移行してしますことがあります。

乾いた咳から痰が絡んだ咳に変わった場合には気管支炎の疑いがあります。ヒューヒューやゼーゼーといった音が聞こえるようなら肺炎の症状を疑いましょう。早めの受診が必要です。

ウイルスですので特別な特効薬はなく、二次感染を防ぎ、症状の悪化を予防する治療が行われます。

肺炎と診断された場合には、症状が急激に悪化する可能性があるため、入院治療が必要です。

結膜炎

結膜に炎症を伴うと結膜炎と診断されます。原因はさまざまでウイルス感染やアレルギーなどが考えられます。細菌性結膜炎やアレルギー性結膜炎を筆頭に、咽頭結膜炎(プール熱)や流行性角結膜炎(はやり目)、急性出血性結膜炎などがあります。

白目が充血し、目やにが大量に出るため、塊となって開けられなくなることがあります。赤ちゃんの場合、目が痛むためご機嫌が悪くなることも多くなります。

判断が難しく、重症化してしまうこともあるため注意が必要であり、早めの受診をおすすめします。原因にあわせた抗生物質や点眼薬が処方されますので、医師に指導された期間を守って使用しましょう。

数日から3週間程度で完治します。ウイルス性の結膜炎は、感染力が強いためうつることがあります。

点眼後などは、赤ちゃんもお母さんも手を石鹸で十分洗うことが大切です。

緊急かどうかの判断も大切

赤ちゃんは特に病気に対する抵抗力がないため、時間の経過とともに症状が急激に悪化することがあります。病院の診療時間外や休日などに、具合が悪くなることも多いものです。

赤ちゃんの様子がぐったりしている、明らかに辛そうな場合には、緊急処置が必要なこともあります。夜間休日診察可能な病院に連れて行く、救急車を呼ぶといった対応も時には大切です。

判断が難しい時には、お住いの地域の相談窓口に繋がる小児救急電話相談(#8000)を利用してみるといいでしょう。

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