乳幼児の心停止

乳幼児の心肺停止の原因と予防策!年齢別の心臓マッサージ




生まれてまだ間もない赤ちゃんや、元気な子供がある日突然心停止が原因で亡くなるということが予想以上に頻繁に起こります。

可愛い我が子が突然そのようなことで亡くなるというようなことは考えたくもありませんが、このような悲劇にならないためにある程度、その原因や予兆、対策などを周りの大人は常に意識する必要があります。

そこで今回は、

・うつぶせ寝が原因と聞いたことがあるけど本当?
・心肺停止したら救急車を呼んだ方がいいの?
・心臓マッサージの基本方法を知りたい!

といった方に、子供の心肺停止の種類や原因と予防策、年齢別の心臓マッサージの基本方法をご紹介します。いざ、という時の為に是非知っておきましょう。

関連記事
>>乳幼児の心肺停止の原因と予防策!いざという時の心臓マッサージ

スポンサードリンク

乳幼児が心停止になる原因

乳幼児の心停止の原因は大人とは違います。大人の心停止の場合、原因のほとんどは心臓が発端となる場合が多いのですが、子供の場合は心臓以外が原因(ショック症状や呼吸不全など)で、結果的に心停止になるものが多くあります。

心停止になる前の状態で周りの大人ができるだけ早く気づき対応することによって、子供の心停止による死亡は未然に防ぐことができます。心停止にいたる色々な兆候を見逃さずに対応するために、大人は予備知識を常に準備しておく必要があります。

乳幼児突然死症候群(SIDS)

乳幼児突然死症候群とは非常に恐ろしいもので、さっきまで全く健康で元気だった赤ちゃんや子供が突然死亡してしまうというものです。

特に生後2ヶ月から半年ほどの赤ちゃんに多く見られるものですが、日本では6000人から7000人の赤ちゃんに一人ほどの確率でこの乳幼児突然死症候群で亡くなる赤ちゃんがいます。

乳幼児突然死症候群(SIDS)の原因

乳幼児突然死症候群の原因は現在の医学でははっきりしていないのですが、眠っている間に赤ちゃんが死んでしまうというものです。

大人の不注意で布団などで窒息したことが原因なのではないか、異物を誤嚥したことが原因ではないかといわれますが、そのような原因がなくても乳幼児突然死症候群は起こります。

とても厄介なことに、全くその兆候というものがないので、対処方法がありません。最近の研究結果では、女児よりも男児の方が乳幼児突然死症候群になる確率が高いとされています。

また、早産で産まれた赤ちゃんや生まれたときの体重が低い赤ちゃんにその症状が多く見られるといわれています。時期的なものは、夏よりも冬に多く、時間帯も朝方から午前中に多く見られます。

乳幼児突然死症候群(SIDS)の予防

乳幼児突然死症候群の予防法はないとされていますが、色々な研究データによって避けたほうが良いことがいくつかあります。

まず、乳幼児突然死症候群は、「うつぶせ寝」をさせているときに起こることが多いとされていますので、特に理由がない限りは赤ちゃんにはできるだけ仰向けで寝させるようにしましょう。また、一人で寝かせている時にはうつぶせになっていないか常に注意するようにしましょう。

日本では赤ちゃんとママが添い寝して寝ているという家庭が多いのですが、親が赤ちゃんの横で寝返りをしたときなどに、無意識に赤ちゃんの顔などに布団がかかったり、鼻や口を親が圧迫してしまう可能性もあるので、できるだけ赤ちゃんはベビーベッドに一人で寝かせて、空間に余裕を持たせるようにしましょう。

布団などが顔にかかって呼吸しにくいという状況の場合、赤ちゃんが自分の手などで布団を退けることができるようになる6ヶ月ごろまでは注意しておきましょう。

また、特に科学的な根拠は不明ですが、人口ミルクで育っている赤ちゃんは、母乳で育っている赤ちゃんよりも乳幼児突然死症候群を起こしている確率が高いとされています。理由は全く不明ですが、母乳の免疫力の高さや赤ちゃんが母乳を飲むにあたって舌やあご、口腔の発達が早いこと、授乳回数が多いので抱っこする回数が多いからではないかとされています。

他にも、両親がタバコを吸っているという赤ちゃんは、全くタバコを吸わないうちの赤ちゃんと比べると乳幼児突然死症候群の発症が約5倍多いとされています。赤ちゃんがいる家庭でタバコを吸う時は赤ちゃんが受動喫煙しないように、別室で吸うなど場所を配慮して吸うことが大切です。

呼吸器疾患など

気管支喘息、冬季に流行するウィルス、誤嚥性肺炎などの呼吸器疾患によって、乳幼児の心停止が起きる場合があります。

呼吸器疾患の原因

呼吸すると、空気は太い気管支を通って、細い気管支に流れていきますが、気管支喘息などで気管の粘膜がはれたり、炎症が起こったり、気管支が詰まってしまうと呼吸ができなくなり、ゼーゼー、ヒューヒューという音を出しながら呼吸をするようになります。

肩を上下させて苦しそうに呼吸して、もっとひどくなるとお腹や肋骨のあたりがぺこぺこと引っ込みます。血液中の酸素濃度が低くなると顔色が紫色になってチアノーゼの状態になりますが、乳児の場合、真っ白な顔面になって呼吸停止になります。

呼吸器疾患の予防法

赤ちゃんのいる家庭では家族全員が帰ってきたら、手洗い、うがいを徹底することです。これによりウィルス性の病気を家庭に持ち込む率が下がります。

また、風邪をひいてしまったのならば赤ちゃんにはなるべく近づかないことです。また、部屋の中の空気をきれいにしましょう。空気清浄機などを常備するのもよいです。

保育園などで集団生活をさせる場合は、ウィルス性の病気の流行がおさまるまでは休むなどの対策をとりましょう。気管支喘息などの症状がある赤ちゃんなどは日頃から状態をよく把握して、少し調子が悪いなと感じたら早め早めに専門医を受診し、病気が重症化しないように気をつけましょう。

乳幼児に限らず高齢者にも良くありますが、食べ物や飲み物を上手く飲み込むことが出来ずに気道に異物が入ってしまったことで起こる肺炎にも気をつけましょう。

気道閉塞(異物などの誤飲を含む)

赤ちゃんは目の前にあるものを何でもさわって口に入れて、そのモノを確かめようとします。モノが食べものなのか、そうでないのかという判断がつきませんし、何でも口に入れてしまうので、ちょっと目を離した隙に誤飲しています。

飲み込んだものにもよりますが、モノによっては非常に危険なものもあります。また、大きさがある程度あると、その異物によって気道がふさがれてしまって呼吸困難になってしまいます。

気道閉塞の予防法

できるだけ赤ちゃんから目を離さないようにしましょう。赤ちゃんがまだ一人で動けないうちは、手の届く範囲に口に入る大きさのものを放置しないようにしましょう。

動ける赤ちゃんや幼児にはもっと厳重な対策が必要です。動いて取りにいける範囲に口に入れるようなものを置かないようにしましょう。

赤ちゃんの場合、昨日届かなかったところでも、今日届くようになっていることがありますので、日々赤ちゃんの様子を観察して気を付ける必要があります。

また、万一異物を飲み込んでしまった場合、飲み込んだ後に咳をするようになったり、呼吸の様子が苦しそうになったり、顔色が紫色や白色になったり、具合が悪そうな時は至急病院へ行って異物を取り除いてもらいましょう。

家で異物を取り出すときは、まず口に指を入れてみて取れるかどうか確かめましょう。奥に入っているために取れない場合は、大人が赤ちゃんを抱きかかえて、頭を下にし背中を叩いて異物を出す努力をしましょう。異物も取れず、呼吸も出来ないような場合は、救急車を呼びましょう

関連記事
>>乳幼児の心肺停止の原因と予防策!いざという時の心臓マッサージ

水際での事故による溺水

プールや海水浴、入浴での溺水というのは本当によく起こる事故です。水の事故の場合は水が気管や気管支を通って肺に水が入ってしまうと、肺の中で酸素と二酸化炭素の交換ができなくなってしまい、呼吸困難に陥ります。

そのほとんどのケースが大人が目を離したすきに起こるので、水遊びをしている時は、大人は乳幼児から片時も目を離してはいけません。

また、水がないところでも乾燥溺死という現象があります。この乾燥溺死というのは、水遊びをしている間に少しの水を飲んでしまって、その水で気管の入り口が痙攣を引き起こし、声門を閉ざし、低酸素状態になって心停止するというものです。

水際での事故の予防法

子供が水遊びをする時は注意深く子供を見守る必要があります。また、乾燥溺死という危険もあります。プールなどの後に子供がお昼寝をする時は、突然呼吸の状態が変わる恐れがありますので、一人で寝かすことなくきちんと大人の目の届くところで寝かしましょう。

水遊び後に起こることなので、大人は子どもの具合が悪くなる原因がよくわかりませんが、いつも元気な子供がぐったりしていたり、極度に眠たがったり、呼吸が苦しそうなときは至急病院へ連れて行きましょう。

家にいる間に様子が急変した場合は人口呼吸をして心停止しないようにしましょう。

火災

赤ちゃんのいる家庭で火事が起こると、煙などが原因で呼吸困難になり心停止します。
赤ちゃんに限らず、家事が起こると熱で死亡するよりも、まず呼吸ができないことが死亡原因になります。

火災の予防法

赤ちゃんが寝ているのは、ほとんどの場合が自宅です。自宅ですので、古い家などではスプリンクラー機能などがありませんし、家の素材も燃えやすい建材が使われていることがあります。

それに比べて、新しい家は燃えにくい建材を使っていますので、火の手が上がっても燃え広がりません。消火機能も整っているのでできるだけ火事が広がらない環境を整えることも大切です。

そして、よくニュースなどになるのは、親が留守にしている間に子供が火遊びをして火事になったり、暖房器具の火が親のいない間に他のものに引火して火事になったというものです。

火事は子供が防げるものではありません。その全てが親の責任です。子供だけを残して外出したりしてはいけません。

もし子供が心停止した場合

もし自分の子どもが心停止するような事態になった場合、どうしたらよいのでしょうか?乳幼児の場合の心停止は心臓が原因しているものよりも、呼吸できないことに原因している場合が圧倒的に多いのです。

心停止した乳幼児に対して119番通報で救急車を呼ぶことも必要ですが、自分で心肺蘇生術を行うことができれば、救われる命の可能性が高まります。

自分の子どものためだけでなく、周りの子供や大人のために、心肺蘇生術を日頃から身につけているだけで救われる命があります。

周りの人たちが協力してなるべく早い段階で心肺蘇生術を行い、救急車が来るまで適切な処置を行うことができれば、何の後遺症も残らず、後の生活を元気に過ごすことができるのです。

心肺蘇生術やAEDの活用を全ての人ができるようになるのが理想ですが、一度や二度の訓練ではなかなか的確な処置が出来ないのが当たり前です。

しかし、乳幼児の場合、心停止になるまでに呼吸が止まってしまう場合が非常に多いので、人工呼吸を行いながら、心臓が止まらないように胸を押し続けることが大切です。

乳幼児の場合、人工呼吸の方法が年齢ごとに違うので難しいのですが、自分の頬を乳幼児の口や鼻に近づけて充分な呼吸ができているかをよく確認し、できていなければ、顎を少し上げて気道を確保してから鼻をふさいで人口呼吸をし、胸が膨らんでいるか確認しましょう。

人工呼吸と心臓マッサージを組み合わせるのがベストです。救急車が到着するまで人工呼吸と心臓マッサージを繰り返しし続けることが大切です。

しっかりした心肺蘇生術を身につけるためにも消防署主催の教室などに積極的に参加していざという時に備えましょう。救急車を待つ間、呼吸もしていない、心臓も動いていないという場合、何も分からなくてもとにかく胸を押し続けることが大切です。

心臓マッサージの基本方法

大人の心臓マッサージの場合は、ある程度力をこめて体重をかけながら行いますが、体の小さい赤ちゃんに対してはどの程度の力で胸を押すのかということがよくわかりません。

ここでは赤ちゃんの心臓マッサージの基本にだけ触れておきます。

関連記事
>>乳幼児の心肺停止の原因と予防策!いざという時の心臓マッサージ

新生児の場合

胸の乳首の高さよりも指一本分の太さだけ下の位置を押します。押す指は中指と薬指で赤ちゃんの胸の厚みの三分の1までの深さがくぼむほどの強さで押します。毎分120回という早い速度で押し続けることが大切です。

1歳未満の乳児の場合

新生児と同じく、乳首の高さよりも指1本分の太さだけ下を、中指と薬指の日本で胸の厚みの三分の1ほどがくぼむぐらいの強さで押し続けます。速度は新生児よりも少し遅めの毎分100回ほどの速さで押し続けるとよいでしょう。

1歳以上8歳未満の子供の場合

胸骨の下半分の部分を片方の手のひらの付け根あたりで押します。胸の厚さが三分の1ほどくぼむくらいの強さで、毎分100回の速さで押し続けます。

何か事故が起こってからでは遅いので、自宅で人形などを使って一度体験をしてみることがいざという時に役に立ちます。是非実践してみましょう。

この記事が役に立ったらシェアしよう!


はじめての方はこちら!

  • 妊活まとめ
  • 妊娠初期まとめ
  • 妊娠中期まとめ
  • 妊娠後期 産後まとめ
  • 産後ママの悩みまとめ
  • 育児の悩みまとめ

おすすめの葉酸サプリ

妊活中または妊娠の疑いのある場合は、葉酸を摂取するようにしましょう。

米仏でもNo,1獲得!ララリパブリック

  • 注目商品
  • |定期購入 2,980円

100%天然!はぐくみ葉酸

  • No,2
  • |定期購入 3,980円

初めての妊活はこれ!ベジママ

  • No,3
  • |定期購入 2,750円(初回)
葉酸サプリの選び方を見る

関連するカテゴリの記事一覧を見る
育児

スポンサードリンク

目次
をみる
関連記事
をみる