幼児教育

幼児教育の理想と弊害|早期の幼児教育が子供に幸せをもたらすのか?




幼児教育に今熱い視線が注がれています。

幼児教育とは小学校に入学する前の子供に対する教育です。今の幼児のお父さん、お母さん世代が子供のころは、小学校に入学する前にさほど熱心に教育をしていた親は少なかったはずです。

ちょっとひらがなが読めたり、自分の名前が書けたり、数を理解する程度の理解力と無心に公園で遊ぶというレベルが一般的だったのではないでしょうか。

しかし、今の幼児教育は小学校に入る前から色々な経験をさせたり、いわゆるお勉強をさせたり、語学を習わせたり、水泳教室に行ったり・・・と、一般的経済レベルの家庭でも、様々な幼児教育をさせているという家庭が多くなっています。

家庭により様々な考え方があるとは思いますが、幼児教育を行うことによって、子供の運命が左右されるほどの違いが生まれるのでしょうか?

今回は、幼児教育のあるべき姿や、理想像や弊害についてのお話しです。

この機会に、「子供にとっての本当の幸せとは何なのか?」「我が子がどんな大人に育って欲しいのか」今一度、考えていただけたり、ご夫婦で話し合うきっかけになると幸いです。

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幼児の脳の発達

三つ子の魂百までという言葉は、幼児教育の世界では良く聞きます。

人間の脳は生まれてかものすごいスピードで発達していきます。人間の脳細胞は140億個ほどありますが、脳細胞同士をつなげるシナプスという連絡回路が多いほど、頭の回転が速いとされています。

この連絡回路は、どのように増やすかということが大切になってくるわけですが、連絡回路は乳児期から幼児期において外部から受ける刺激によってある程度量が決まってしまいます。

外部刺激を与えないで乳幼児期を過ごした子供と、音楽や言葉、絵本、風景、きれいなもの、人とのコミュニケーションを多くして乳幼児期を過ごした子供とでは、明らかに刺激を与えて過ごした子供の方が脳の発達が著しいという研究結果まであります

脳の発達は4~5歳の頃までに成人の80パーセントほどが完成し、その後17歳くらいでほとんどが完成します。

5歳くらいまでに脳の発達がスムーズに進んだ子供は、その後の発達もスムーズに進みますが、5歳くらいまでに発達の低かった子供は、その後の発達において発達カーブを高めるために大きな努力を必要とするということです。

三つ子の魂百までとは、少し言いすぎなところもありますが、まんざらウソでもなさそうですね。

幼児教育って何?

幼児教育の定義って何でしょう?一般的には小学校に通う前の子供たちに文字の読み書き、計算、外国語などの教育をすることです。

一般的には、市販の教材や幼児教室などで暗記した知識、いわゆるパターン型の教育を指しますが、日常生活の実体験を通して自然に覚える文字や数の概念の重要性も注目されています。

幼児教育の中でも、特に幼児教室などで文字、漢字、言葉、外国語、数、図形、フラッシュカードなどの教材を使って行う学習のことを早期教育と呼びますが、このように幼児期に行う知的教育については色々な意見があります。

早期教育のメリット

親は誰しもわが子の幸せを願って一生懸命育てています。特に幼児期からいわゆるお勉強といわれる知的教育を行うことに対するメリットとは何でしょう。

まず、物心もつかない早い時期に文字を教え、本を読ませ、外国語を習わせ、計算をさせるということで、何も特別なことをしていない子供に比べて基礎学力というものが早くつきます。

子供は何事も成長が早いので大人も驚くような計算が出来たり、すらすらと難しい文章が読めたり、英会話が出来るようになります。

このことは、特に小学校の中学年ぐらいまでは確実に他の子供よりも学力面で優位に立つことができると言えます。

また、外国語などは普通の環境ではなかなか習得できませんが、早期に始めることによって発音や聞き取りの面では非常にネイティブに近いことを習得できる可能性があります。

他にもピアノやヴァイオリンなどの楽器や、水泳、体操などの運動機能なども出来るだけ幼い時期に専門教育を受けることによって、後々につながる専門的な技術が体得できると考えられます。

就学する前の時期ですので、時間的ゆとりもあるので本人が好きなこと、興味のあることを充分時間をかけて学ばせることが可能です。

何より、好きなことが得意になるという傾向がありますので、出来るだけ早いうちに出来ることを自分の自信に変えて自力で進んでいく力を伸ばすチャンスが広がります。

早い時期に教育しないと賢くならないの?

そもそも賢いってどういう意味でしょうか?計算が速いということ?難しい言葉を知っているということでしょうか?

人間の脳は神経細胞から成り立ちますが、この神経をつなぎ合わせている部分、シナプスが多いほど運動能力、記憶力、創造力、理解力が高くなると言われています。

これらの能力が高いと一般的に優秀である、賢いと言われることが多いのですが、シナプスは小学校卒業時点でほぼ完成しているという説があります。

シナプスを出来るだけ増やすことができた子供は優秀であるといえるのであれば、出来るだけシナプスを増やす必要があります。

では、シナプスはどうやって増やすことが出来るのでしょうか?

お受験勉強ではシナプスが増えない?

シナプスは良質の外部刺激を与えることによって増えるとされていますが、良質の刺激をある1つの神経細胞に与えた場合、30,000個のシナプスができるとされています。

シナプスを増やす「良質の刺激」とはどのような刺激なのでしょう?

これには色々な考え方がありますが、最近の研究では、いわゆるお受験のための勉強のような外部刺激は、あまり有効ではないという説があります。

知識の詰め込みやパターン学習では、シナプスを増やす良質の刺激といえないとする考え方が主流です

賢いという定義が難しいのですが、脳神経を増やすという意味では、特に早期に詰め込み教育は必要ないのかもしれません。

シナプスを増やす刺激とは?

シナプスが多いということが優秀であるということにつながるとするならば、シナプスを出来るだけ増やすことに注目する必要があります。

シナプスを増やすためには、その子供が興味をもったこと、好奇心がある分野を無視せずに思いっきりさせることが一番大切です

具体的には、1つの遊びに興味を持ったときは親が積極的にサポートして体験させたり、外へ出て季節を感じたり、植物や動物、昆虫などに実際に触れたりと、様々なことを体感させることです。

また、会話が成り立たない時期からでも積極的に話しかけたり、絵本を読み聞かせたり、音楽を聴いたりという五感を使った遊びをするのもよいですし、家族や同じ年代の子供たちと出来るだけ交流させるということも大切です。

また、シナプスを増やすためには、ストレスは大敵です。出来るだけストレスがかからないように自由にすることや規則正しい生活をすること、朝の日光を浴び、夜は静かに過ごすというメリハリのある生活も大事です。

お勉強が出来ることで運命は変わる?

今の日本において勉強が出来ることで運命が変わるでしょうか?

答えはイエスでもあり、ノーでもあるでしょう。

勉強が人よりも出来る

偏差値が高いと難関大学に入学できる

難関大学から一流企業に入社する

医学部に入学できて将来は医者になれる・・・

という構図が今だなお、実際に存在するので日本において受験戦争は、この少子化社会でも起こることでしょう。

一流企業に入ったり、医者になるということが、ある程度の経済的安定と社会的ステイタスをその子供に与える、と考える親が多いので、子供に、1日でも早く多くの勉強をさせることを強いるのでしょう。

確かに、生きていく上で、経済的に安定していることは生活の安定に直結するので、安心して暮らしていくことが出来る、ゆとりのある生活を送ることが出来るという意味では、「幸せ」と言えるでしょう。

勉強が出来ることにより、職業の選択肢も増えるということもありますので、運命が変わると言えなくもありません。

では、勉強が出来ないことは幸せではないのでしょうか?

世の中には、子供の時に学校の成績が悪かったという人でも、色々な分野で活躍し、幸せを感じている人たちも多くいます。

その反面、勉強が出来なかったことで職業の選択が出来ずに、自分のなりたい職業に付けず、経済的にも不安定で小さい時から勉強しなかったことを悔いる人もいます。

しかし、またその反面、小さいときから熱心に教育されて、自分の意志とは無関係に勉強をさせられてきた人の中には、社会的に地位ある職業に就けても幸せを感じられないという人もいるのです。

このことからも、幼児教育が、子供の運命を必ずしもプラス方向に作用させる訳ではありません

しかし、「子供にとって、何が幸せなのか」という、それぞれの親の価値観の違いによっては、子供の運命は大きく左右されると言えるでしょう

親の価値観が子どもを左右する

親は、子供が将来、不自由することなく生きていけるように、幸せになりますように・・と、色々考えて幼いときからありとあらゆるしつけや教育をします。

親は、自分が今まで生きてきて良かったと思うことは子供にさせようとしますし、後悔していることはその教訓を生かして子育てをします。

ですから、それぞれの親の考えによって、その家庭ごとに子供の幸せや教育に対する考え方が違ってくるのは当然です。

同じ子供でも、どのような考え方の親を持つかということによって、その後の価値観や幸せに対する考え方が変わってくるといえるでしょう。

特に幼少期の子供には物事に対する決定権はありませんし、その子供の親の意見や価値観は絶対的なものですから、親がどのように子供に接するか、どのような教育方針を立てるかということは、その子供の運命を左右するほど非常に重要です

自主性を大切にした幼児教育

小さい時から勉強ができるということは、その子供の、将来の職業選択の幅が広がるということは実際にあるでしょう。

だからといって、その子供の意志や興味を全く無視して勉強を強いたり、無理やり押し付けるというのはあまり感心できないことなのかもしれません。

小さい頃から多様な教育をすることに少なからず意味はあるでしょう。しかし、親のエゴで物事を押し付けるだけでは、様々な弊害が生じる可能性も理解しておくべきでしょう。

子供の興味が全くない分野であるにも関わらずに、親が良かれと思って様々なことをさせるということに全く意味がないというわけではありません。

小さい時から意識的に何かを習得させると吸収力もいいですし、結果もある程度出ます。

しかし、その子供が本当にやりたいことでない限り、時間と共に成長に伸びしろがなくなってきます。

好きこそものの上手なれという言葉がありますが、子供は特に好きなことでない限り「やらされている」感が常にあるわけですから、「本当に自分からしたいと思わない」ということになります。

勉強はやらされている、ママが勉強していると喜ぶからという自発的な動機がないものになってしまうことが、もっとも心配です

勉強は「無理やりやらされているもの」という意識を、できるだけ植え付けないことが、幼児教育を行う上で大切ではないでしょうか。

あくまでも楽しいからする、自分が好きだからやっているという意識が子供にあるとないとでは大違いです。

自主性がある活動については子供はいつまでも飽きずに楽しく取り組めますが、親が押し付けたことは、子供が大きくなるにつれ、いつしか受け入れなくなります。

自主性がないのに無理やり押し付けて、一時的に幼児教育が成功したかに見えても、その後の人生において、何も自分で決められない、自分からやりたいことがないということになりかねません。

親がある程度方向付けをする必要はあるかもしれませんが、命令したり、無理やりさせるのではなく、できるだけ興味を持たせたり、さりげなく誘導して教育するという姿勢が大切なのかもしれません。

適切な時期に適切な教育を

人間の成長において、その時期にしか出来ないこと、その時期を過ぎると習得するのに困難なこと、その時期はできなくて当たり前・・・というように、あることをさせるにあたって適切な時期というものがあります。

例えば、語学習得については、発音は6歳ごろまでに学習を始めないと、ネイティブ並みの発音はその後習得が難しいとされていますし、文法では16歳までに学習を始めないと、ネイティブ並みの文法力を容易に体得できないとする臨界期説があります。

運動機能については、走ったり、ジャンプしたりできるようになる2歳ぐらいの時期に積極的に体を動かすと運動神経が発達し易いとされていたり、小学校2年生くらいまでは特定の競技をさせるのではなく色々な運動経験を積ませることが大切とされています。

それぞれ年齢に応じて適切な教育があるので、そういったことを意識した教育というのもまた重要かもしれません。

まとめ

子育ての方針や幼児教育は、万人に共通する正解はありませんが、子供の健やかな成長、そして、子供に幸せになって欲しいという思いは、万人に共通しているはずです。

この記事を読んで、子育ての方針や幼児教育について、今一度ご夫婦で話しをされ、ご夫婦の子育てや教育に関する価値観のすり合わせができたり、家族の絆が深まるきっかけになればと思います。

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