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超妊娠初期の重要性と超妊娠初期に葉酸を摂るべき理由




超妊娠初期とは妊娠0週から4週目までのことをいいますが、排卵し、受精、着床、分裂を重ねる大切な期間といえます。

10か月ほどある妊娠期間の中のほんのわずかな間ですが、妊娠のはじまりともいえる役割を担っているのが、この期間です。

誰もが元気な子供を望むと思いますが、超妊娠初期から妊娠を重要視するかどうかで、子供の健康への影響は大きく変化します

胎児が器官形成をはじめるのも、この超妊娠初期です。今回は、超妊娠初期がお腹の赤ちゃんにどういう影響を与えるのか、また、超妊娠初期の葉酸の摂取の重要性と、正しい葉酸の摂り方について紹介します。

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超妊娠初期を知るメリット

超妊娠初期は、一般の妊娠検査薬で確認することのできない時期に当たります。

これは産婦人科を訪れても同じことで、超妊娠初期は神秘の期間といってもいいくらい誰にも判断することのできない期間なのです。

ですが、超妊娠初期にはわずかですが兆候が表れ、日頃から注意することで「妊娠したかも」という判断ができる時期でもあります。

この超妊娠初期を知ることができれば、即座に赤ちゃんに悪い影響を与える薬や食事を改めることもできますし、なんといっても子育てする環境をいち早く整えられるとあってメリットといえます。生まれてくる新しい命のためにも、超妊娠初期から十分に注意を払ってあげたいものです。

超妊娠初期の見分け方についてはこちらの記事でご紹介しています。「超妊娠初期を見分ける10の兆候と超妊娠初期の基礎

超妊娠初期と先天性異常の関係

超妊娠初期が注目を集めているのは、早くから子育てするのに適した環境を作れるというだけではありません。

なんと生まれてくる赤ちゃんの先天的リスクを大きく減らすことができるのです

わが国では、子供の先天性異常について長い年月をかけて研究してきました。

日本産婦人科医会ではモニタリングと称して、全国330か所の病院(大学病院、基幹病院、個人病院など)の協力を得て、全国の出生時の約10%の赤ちゃんを観察し、満22週以上、生後7日以内に先天性異常と判断された赤ちゃんを中心に、妊娠中の服薬やX線被ばくなどあらゆる原因を調査してきました。

しかし、妊婦の過ごす環境はまちまちで、環境因子などの原因要素も多く、すべての先天性異常については原因判明とは未だなってはいません。

ですが、超音波などの検査が進歩することで妊娠期間においても研究がすすめられ、日本に限らず、全世界においても、先天性異常の発症時期や、予防できる術などが少しずつ明確になってきています。

先天性異常の割合

出産を控えている女性なら誰でも心配してやまないのが、この先天性の病気ではないでしょうか?

日本では、出産後の赤ちゃんすべてがこの先天性異常検査を無料で受けられるようになっていますが、新生児の約2%から5%がこの先天性疾病をもって生まれています

先天性疾病の病因は遺伝子や染色体の欠陥であり、これらが原因の場合が20%から30%を占めています

他にも母体側の要因などが関係している(ウイルス感染や薬剤などの物理的要因の影響による)ものが、わずか5%ほどで、残りの60%から70%は原因が明確でないものとなっています。

母体感染などが原因と考えられる先天性異常

母体感染などが原因と考えられる先天性異常の中で、風疹が要因となっている先天性異常には、
・白内障
・心疾患
・難聴

があり、サイトメガロウイルスが要因となっているものには、
・小頭症
・小眼球症

があります。

サイトメガロウイルスに関しては、赤ちゃんが危ない!妊娠中期のサイトメガロウイルスの予防法の記事にて詳しくご紹介しています。

超妊娠初期のウイルス感染が及ぼす先天性異常の危険性

ウイルス感染時期と赤ちゃんの奇形の種類には深い関係性があり、風疹に感染した時期と先天性風疹症候群が発症した割合には、深い関係性が見られます。

・妊娠4週目までに風疹に感染した場合、先天性風疹症候群が発症した割合は50%以上
・妊娠5週目から8週目までは35%、
・妊娠9週目から12週目は15%と徐々に減少、
・妊娠13週目から16週目は8%とかなり少なくなっています。

妊娠8週目までに感染した例では、白内障などの2つ以上の異常が発症する確率が高く、妊娠20週目以降の感染は難聴のみとなっています。

この妊娠1週目から4週目というのは超妊娠初期に当たるため、風疹感染による先天性異常はこの時期が深く関係していることが分かります

外的要因が原因となっている先天性異常

外的要因が原因となっている先天性異常は、主に主要器官が形成される

・受精後3週目から8週目(妊娠5週から10週)

が異常の発症する時期が大多数となっており、それ以外の期間では、発症の数値が少なくなっています。

各器官ごとに詳しく見てみると、

・脳への異常は妊娠4週目から13週目までが最も多く、
・目や心臓への異常は妊娠5週目から9週、
・聴覚においては妊娠9週目から妊娠19週目

となっていて、これもまた、超妊娠初期、もしくは妊娠初期に発症することが分かってきています。

こうした先天性異常の発症する期間と割合をみても分かる通り、超妊娠初期もしくは妊娠が発覚する前の期間が重要であることが分かります。超妊娠初期などの兆候を踏まえて、妊娠していることをいち早く受け止め、妊婦の体調管理などに重点を置き、リスクを減らしていくことで先天性異常の発症数が大きく変わることになるのです。

葉酸摂取と二分脊椎症

先天性異常の中で、二分脊椎症という病気があります。二分脊椎症などの神経管閉鎖症は、欧米を中心に疫学研究がすすめられた結果、ビタミンBの一種である葉酸を摂取することで、リスクを軽減されることが明らかとなっています。

諸外国では、妊娠可能な女性に対し葉酸の摂取を推進してきましたが、日本では今までこの葉酸摂取推進の対応をしていませんでした。

ですが、諸外国での実績データや我が国での食の多様化が進んだ背景もあり、葉酸摂取の推進を検討する必要性に迫られたことから、ようやく2000年に労働省は妊娠する可能性のある女性に対し、葉酸の摂取を医療機関を通して呼びかけることとなったのです。

葉酸を十分に摂取することによって、二分脊椎症などの神経管閉鎖障害のリスクは70%軽減するとしています

二分脊椎症とは

二分脊椎症とは、脊椎骨の形成不全となることで発症する病の一つですが、胎児が母体にいる間に何らかの原因によって変形し、本来脊椎の管の中にある神経が、脊髄や脊椎の外に出てしまうことで起きる神経管閉鎖障害です。

二分脊椎症には症状の軽いものもありますが、ひどい場合は
・足の麻痺や変形
・または、膀胱や直腸に影響を及ぼし、
・排泄障害を引き起こします。

また、二分脊椎症は半数以上が水頭症を合併することでも知られています。

水頭症とは脳脊髄液が生産、循環、吸収のいずれかで異常をきたすことで、
・脳脊髄液の循環が滞り、
・脳室に蓄積され、
・大きく膨らんでしまう病です。

脳が脳脊髄液で圧迫されることで、脳障害を引き起こし、体の機能に大きな影響を及ぼします。

こうした合併症などを引き起こしかねない二分脊椎症の主な原因は、抗てんかん剤や精神安定剤などのバルプロ酸、もしくはビタミンAの過剰摂取で、奇形が発症するといわれています。

治療法としては、主に脳神経外科もしくは小児外科による手術しか方法がありません。

現在1万人の出生時に対し、6人がこの病を発症するといわれています。日本ではまだ大幅な減少が認められていませんが、海外などでは、患者数が確実に減少しています。この減少には理由があります。諸外国では、適切な時期に、必要な葉酸を摂取を推進することで、二分脊椎症の減少に成功しているのです。

葉酸の役割

葉酸は、細胞を増殖させるときに必要なDNA合成の過程で必要な物質です。また、アミノ酸の一種であるホモシステインという物質が、タンパク質形成に必要となる必須アミノ酸、メチオニンに形を変える際に必要になってきます。

超妊娠初期や妊娠初期は、特にこの細胞分裂が活発におこなわれるため、この時期に一定量の葉酸の摂取ができないと胎児に神経管閉鎖症のリスクが高くなってしまうのです。

神経管閉鎖症の中でも、日本では二分脊椎症で引き起こされるものが大半を占めています。

葉酸の摂り方はサプリメントがおすすめ

葉酸は、もちろん食事からもとることができます。

主に野菜や柑橘類、レバーなどに含まれており、これらの食事をとることで葉酸を摂取することができます。私たちの小腸では葉酸はモノグルタミン酸として吸収されます。

その一方、食品に含まれている葉酸の多くがポリグルタミン酸です。

これを体の中で変化させ吸収するわけですが、代謝過程や水溶性ということから調理方法などにより、食品に含まれる葉酸のうち実際に体内に取り込まれるのは約半分の量といわれています。

そんなわけから、葉酸摂取には、その葉酸の形状や安定性、吸収といった面からサプリメントが推奨されています

リスク軽減という意味からも食事での摂取はもちろんのこと、葉酸を確実に摂取できるよう栄養補助食品、サプリメントをうまく活用しましょう。

厚生省は葉酸の含まれたものを特定保健用食品と定めています。

どんな葉酸サプリメントを選べばいいかわからない場合は、葉酸サプリの正しい選び方とおすすめの葉酸サプリランキングの記事を参考にしてみて下さい。

葉酸摂取量と摂取時期

厚生省の提供情報によると、リスクを軽減させるために必要な葉酸摂取量や摂取時期は以下のようになっています。

1)通常の食事に加え、栄養補助食品等から毎日0.4mg(400μg)の葉酸を摂取すること。
2)妊娠を計画している場合、よりリスクを軽減させるために妊娠の1か月以上前から妊娠3か月までの間、葉酸を適量摂取し、他にもビタミンなどの栄養のバランスのとれた食事をとること。
3)神経管閉鎖症障害児の妊娠歴のある女性は、妊娠1か月以上前から妊娠3か月の間、医師管理のもとで葉酸の摂取が必要である。
4)栄養補助食品は、簡単に摂取できるため過剰摂取するケースに注意すること。一日あたり1mg(1000μg)を超えることはしない。

先天異常の大半は、妊娠直後からおよそ妊娠10週以前に発症が認められています。

その中でも中枢神経系は、妊娠7週前に発症されることが知られています。ですが妊娠全体のうち、計画的な妊娠は約50%に満たないといわれています。

そのため、妊娠前から葉酸を摂取することは容易なことではありません。

妊娠を疑い産婦人科を訪れる女性は、生理が遅れてはじめて診察に訪れることから、早くてもすでに妊娠5週以上の女性となります。この時期を過ぎてからの葉酸摂取では遅いと考えられることから、

妊娠する可能性のある女性は常に葉酸を摂取しておく必要があることになります

ここで薦めている葉酸摂取は妊娠1か月以上前からとなっていますが、諸外国の調査では超妊娠初期、妊娠初期からの摂取でも効果があったとの報告もあります。

超妊娠初期の兆候が表れてからの葉酸摂取でも、リスクを軽減できる可能性はあるのです。もちろん、それ以前からの葉酸摂取がリスクを下げるためには効果的ですが、超妊娠初期からでも葉酸の摂取は意識的におこなっていくことが大切です。

葉酸摂取で気を付けたいこと

葉酸の摂取が、神経管閉鎖症のリスクを下げると紹介してきましたが、葉酸摂取はサプリメントなど簡易的なもので摂取することが推進されているため、摂取量などは十分注意を払う必要があります。

葉酸サプリの正しい選び方とおすすめの葉酸サプリランキングでは、甘い宣伝広告にダマされない、正しい葉酸サプリメントを選ぶコツについてご紹介しています。あまり効果の期待できないサプリメントも出回っていますので、ぜひご一読下さい。

免疫学研究において、一日0.36mgから0.5㎎の範囲で葉酸を摂取することでリスクが軽減されることが明らかとなっています。

欧米などの主要国では、葉酸摂取量は一日0.4mgから0.5mgと推進されており、日本よりわずかですが薦める摂取量が多くなっています。

しかし、摂取する量が多いからといって免疫研究の研究結果では、リスクがより大きく軽減することは認められていません。量を多く摂取したからといってリスクをより軽減できるわけではないのです。

また、葉酸の過剰摂取はビタミンB12欠乏症の診断をしにくくするといわれています。

妊娠においてビタミンB12は必要な栄養素の一つです。ビタミンB12は主に肉や鶏卵、チーズ、ミルクなどに含まれていますが、細胞内でホモシステインからメチオニン形成の過程で必要不可欠要素な栄養素となっています。

ビタミンB12の欠乏はホモシステインを増加させることになるため、いわゆる胎児の心血管疾患の発症リスクを高めることになってしまいます。

葉酸の過剰摂取はビタミンB12欠乏症の診断をしにくくしてしまうことから、厚生省でも一日1mgを超える摂取はしないよう注意を促しています。すべての栄養素に共通していえることですが、多く摂取したからといってよい結果を得ることはできません。あくまでも、一日の容量、用法を守って栄養補助食品(サプリメント)を利用することが大切です。

まとめ

妊娠して、子供を出産している方でも、こうしたリスクやリスク軽減法を知らないまま子育てしている方は少なくありません。

超妊娠初期は胎児の器官形成にとってもっとも大切な時期であり、妊婦の体調や日常生活といったものが大きく影響することになります。

知識として覚えておくだけで、胎児の健康を守ることにつながるのです。

超妊娠初期から、できれば妊娠計画のなるべく早い段階から、子供を作る、妊娠するという意識を持つことはその後重要な役割を成します。

今この時からでも、注意、ケアしていくことはできますので、生まれてくる新しい命のためにも、超妊娠時期から妊娠前から、少しずつ母体のケアも心がけるようにしましょう。

photo credit: DRACINC. PHOTOGRAPHER / DONN THOMPSON via photopin cc




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