妊娠検査薬

妊娠検査薬で妊娠がわかるのはなぜ?その仕組みと正しい使い方




街のドラッグストアに行けば、色々な種類の妊娠検査薬が売られています。

昔は妊娠したかな?と思ったら、産婦人科に行って尿検査などをしないとはっきり妊娠を調べることができませんでしたが、今では誰でもどこでも簡単に妊娠検査薬を買って、自分ひとりで検査して妊娠しているかどうか調べることができますし、ものによってはかなり早い段階から検査できるものもあります。

そこで今回は、

・妊娠検査薬でなぜ妊娠がわかるのか知りたい
・妊娠検査薬でより正確に検査するためにはどうすればいいのか?

といった方に、妊娠検査薬について詳しくご紹介します。

手軽になった妊娠検査薬ですが、正確に検査するためには色々と守らなければならないことがあります。正しい使い方で正確な結果を調べましょう。

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ほとんどの人が妊娠検査薬を使用する

妊娠するということは、人生において一大イベントです。妊娠を望んでいる人にとってみては一刻も早く妊娠したいものです。

また、妊娠を望んでいないにしても、自分の体に起こっている現実を受け止める心の準備が必要です。どちらにしても妊娠を疑う人のほとんどは、病院に行く以前に妊娠検査薬で検査しています。

結果を見て、喜ぶ人、泣く人、青ざめる人、笑う人・・・色々な反応がありますが、妊娠をある程度確信して病院を受診する方が安心できるといえるでしょう。

妊娠検査薬が陽性でも冷静に

自宅で行う妊娠検査薬も、病院で行う妊娠検査も同様に、尿による検査です。病院でも妊娠検査薬のようなキットに、患者の尿を入れて測定するのでさほどの差はありません。

自宅での検査薬を使った検査は試験薬の反応だけを見るものですが、病院での検査では、もう少し週数がたつ必要がありますが、エコー検査なども行われます。妊娠検査薬での検査が陽性でも正常な妊娠であるとは言い切れないので、きちんと専門医の診断を受けるようにしましょう。

妊娠検査薬の結果だけで周囲を振り回すことのないように落ち着くことが大切です。妊娠検査薬はあくまで妊娠反応があるかないかというだけのものですので、妊娠検査薬で調べても結局は病院で正式に妊娠を確認する必要があります。

病院での検査について詳しくは、はじめての妊娠検査と妊婦健診の費用と内容!持ち物や服装は?を参考にしてください。

妊娠検査薬はどうやって妊娠を判断する?

受精卵が子宮内膜に着床すると妊娠が確定します。受精卵が子宮内膜に着床することによって数日間に絨毛という、後に胎盤の元となるものが生えてきます。

その絨毛からヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)というホルモンが分泌され、このヒト絨毛性ゴナドトロピンが尿の中に出るようになります。つまり、妊娠検査薬はヒト絨毛性ゴナドトロピンを検出し反応することによって陽性反応を示すようにできています。

このホルモンは妊娠超初期では少量ですが、その後一気に急増し、妊娠3ヶ月ごろピークを迎えますが、妊娠している期間はずっと分泌されます。ヒト絨毛性ゴナドトロピンは胎児を守り、黄体ホルモンと卵胞ホルモンの分泌を保ちながら胎盤の成長を助ける働きをします。

妊娠検査薬はいつから使える?

妊娠したかなと疑って妊娠検査薬を使用して妊娠を知るタイミングで一番多いのは妊娠3週目、ついで妊娠4週目と続き、この妊娠3~4週間の時期に9割近くの人が自分は妊娠したという結果を知ります。

妊娠検査薬は、受精卵が子宮内膜に着床し、それとともに分泌されるヒト絨毛性ゴナドトロピンが尿中で検出することによって妊娠の陽性反応としています。現在、市販されている妊娠検査薬にはヒト絨毛性ゴナドトロピンが50mU/mLから反応する一般的なものと、もっと少量の25mU/mLで反応する早期妊娠検査薬があります。

早期妊娠検査薬などは非常に微量のホルモンを検出するので、受精卵が着床して2~4日後から反応します。普通の妊娠検査薬を使用する場合でも排卵日から9日後くらいから反応します。

個人差はありますが、普通の妊娠検査薬でも妊娠3~4週目に陽性反応が出ることになりますので、現実に妊娠3~4週の超初期段階で妊娠をある程度確認することができます。排卵日が分からない場合は、次回生理予定日から14日前を排卵日と考えましょう。

一般的な妊娠検査薬は次回生理予定日の一週間後から判定可能としているものが多いですが、妊娠している場合、一般的な検査薬でも生理予定日あたりで陽性反応がくっきり出ることも多いです。

妊娠検査薬の使い方

市販されている一般的な妊娠検査薬は、付随している説明書をよく読んで使用しましょう。ほとんどの検査薬はスティックになっていて、スティックの先の検査薬がついている部分に尿をかけたり、コップに採った尿にスティックをつけます。

その後スティックを平らなところに数分置いて検査が終了します。陽性反応ならば赤い線や青い線がくっきり浮びあがります。

陽性反応が薄い場合はどうしたらいい?

妊娠検査薬の使用上の注意を守り、時期の使用も間違いないにも関わらず、判定確認の色よりも薄い色の線が浮び上がることがあります(時には一度薄く出た反応が消える場合も)。陽性反応が薄いということには色々な原因があります。

ほとんどの場合妊娠しているのですが、これは本来分泌されるであろう、生理予定日から一週間ほどたった場合のヒト絨毛性ゴナトトロピンが、基準よりも下回っている場合に起きます。つまり、妊娠していても基準値よりもヒト絨毛性ゴナドトロピンの分泌が少なかったことが考えられます。

また、水分などを多く取った後の尿は濃度が薄まっているので十分なヒト絨毛性ゴナドトロピンを検出できなかったということがあります。尿が薄まるのを避けるためには朝一番の薄まっていない尿を使う方が良いでしょう。

また、ヒト絨毛性ゴナドトロピンの分泌が多すぎると陰性反応がでることがあります。一般的な妊娠検査薬は妊娠4~5週目に使用するということを想定して作られているにも関わらず、ヒト絨毛性ゴナドトロピンの分泌が最大になる妊娠10週ほどで使用すると妊娠検査薬の上限を超えて測定できないことがあります。

また、多胎の場合もヒト絨毛性ゴナドトロピンの分泌が反応の上限を超えるために陰性反応を起こすことがあります。妊娠していると確信しているにも関わらず、検査薬で微妙な反応をする時は、3日以上間をあけて再検査してみましょう。

いずれにせよ、専門の産婦人科できちんと妊娠検査をしてもらうことが大切です。なお、一度薄い陽性の線が浮かび上がってからしばらくすると線が消える場合は、陽性でない場合が多いです。

凝縮された尿の成分が妊娠検査薬上に残ったり、他の成分に誤反応した場合はメーカーによってはうっすらと蒸発線が出ます。しかし、蒸発線の場合は時間が経つと消える場合が多いです。

妊娠検査薬の陽性反応で化学流産を知ることもある

妊娠検査薬は、子宮内膜に受精卵が着床することによってヒト絨毛性ゴナドトロピンが分泌されることを利用して、妊娠を知ります。しかし、受精卵が子宮内膜に着床したからといって安心できるわけではありません。

着床はしてもその後に赤ちゃんが入る袋である胎嚢や後に胎児といわれる赤ちゃんの始まりである胎芽が確認されないまま流れてしまう化学流産になることもあります。受精卵となっても着床しないまま受精卵が死ぬ確率は10~15パーセント、着床しても妊娠に気がつく前に受精卵が死んでしまう確率は33~42パーセントもあります。

これは非常に高い確率で化学流産が起こるということの表れです。妊娠検査薬を一般的に使用しない時代はこの化学流産が起こっていても気がつかない人が多かったのですが、微量のホルモンの検出を利用して行う妊娠検査薬が出回る現在では、超早期に妊娠が自分で分かることによって化学流産に気がついてしまうことが多くあります。

化学流産というと強い腹痛や出血などがあるのかと想像しますが、ほとんど自覚症状がなく、出血しても次回の生理が来たと勘違いする程度のものです。特に病院に行って処置することがなくても問題がないというものですし、それだけ誰にでも良く起こることなのですが、妊娠を知ってしまった場合、化学流産したことによってひどく落ち込んだり、悩んだりする人も増えました。

化学流産することは、珍しいことでもありませんし、妊婦さんの責任で起こるわけではありません。元気な受精卵ならば強い生命力があるのでしっかり着床し続けることができるのですが、生命体的に染色体の異常があったり、弱かったりするために受精卵が死んでしまうのです。

妊娠を継続できなかったことを悔いる気持ちは分かりますが、必要以上に気落ちすることのないようにしましょう。

関連記事>>これって着床出血!?妊娠超初期の様々な出血の原因と見分け方

妊娠検査薬と基礎体温

妊娠を期待している人にとっては1日でも早く妊娠している事実を知りたいと思います。その為に、価格が高めでも早期妊娠検査薬を購入する人が多くいます。

しかし、妊娠検査薬は妊娠することによって分泌される、ヒト絨毛性ゴナドトロピンを検出することによって反応を見ますので、妊娠検査薬の精度が上がっているとはいえ個人差があるために、確実な判断はできません。

そこで、基礎体温を日頃から記録している人は基礎体温と妊娠検査薬を組み合わせて判断することによって、より正確に、より早く妊娠を確認することができます。基礎体温は排卵日に一旦下がりますが、妊娠すると体温を上げるプロゲステロンが分泌され続けるので基礎体温の高温期が続きます。

次回生理予定日までの2週間ずっと高温期が続き、そのまま3週間以上高温期が続けば妊娠している可能性が高いです。妊娠していない場合は、次回生理が開始する直前に体温が下がります。このような法則を利用しながら妊娠検査薬を利用するとよいわけです。

普通の妊娠検査薬は次回生理予定日から一週間後くらいのものが多いのですが、早期妊娠検査薬は次回生理予定日前に検査が可能です。基礎体温の高温期が2週間ほど続き、体が何となくほてっていたり、だるかったり、早い人ではつわりの症状が出る人がいます。

このような場合は早期妊娠検査薬を使用して総合的に判断するとより正確な判断材料になります。ホルモンの分泌などは個人差がありますので、基礎体温などのデータを利用するとよいですね。

基礎体温については、基礎体温の計り方と妊娠超初期の基礎体温の変化に詳しくご紹介していますので、あわせてお読みください。

妊娠検査薬で自己判断してはいけない

妊娠検査薬で陽性反応がでたからといって、必ずしも正常な妊娠をしたとは限りません。次に挙げるような場合でも陽性反応が出ることがありますので、早めに産婦人科で受診しましょう。

子宮外妊娠

受精卵は卵管を通り子宮の内膜に着床するはずが、卵巣に着床したり、卵管に着床したり、筋肉に着床してしまう(間質部妊娠)場合があります。このような妊娠を子宮外妊娠といいますが、子宮外妊娠した場合でも妊娠検査薬の反応が出ます。

しかし、これは正常な妊娠ではありませんし、出産まで妊娠を継続できない状態です。子宮外妊娠を放置する着床している組織が破裂して大量出血し、場合によっては死にいたることもあります。

関連記事
>>子宮外妊娠とは?子宮外妊娠について知っておこう

妊娠検査薬で陽性反応が出ても正常な妊娠でない場合はありますので、できるだけすみやかに専門機関で正式な検査を受けましょう。

胞状奇胎

胎盤の元となる絨毛の組織が異常に増殖してしまう異常妊娠を、胞状奇胎と言います。妊娠しても胎児がそのまま育つことはできませんのでその組織を取り除く必要があります。

この妊娠の場合も産婦人科を早急に受診し、組織を早く外に出さなければいけません。

放置すると大量出血になったり、場合によっては後遺症が残ることもあります。

流産

化学流産はよくあることです。妊娠に気がつかずにそのままにしているという場合も多く、それでも問題がないケースも多いのですが、中には子宮の中に胎盤などが残ってしまって陽性反応が出る場合もあります。

通常、化学流産は胎盤などが自然に体の外に出て行くのですが、子宮の中に胎盤が残ってしまう場合は、産婦人科できちんと処置してもらう必要があります。

必ず産婦人科で妊娠を確認しましょう

市販の妊娠検査薬は精度も高くなっていますし、信頼性があるものがほとんどです。使用上の注意どおりに使ってみて陽性反応がある場合はほぼ妊娠していることに間違いはないと言ってもよいでしょう。

妊娠検査薬で陽性が出ても正常な妊娠であるという確信はありません。正常な妊娠とは、超音波で子宮の中に赤ちゃんの袋を確認し、赤ちゃんの心臓の音を確認した時に初めて正常妊娠といえるのです。

赤ちゃんの袋が確認できるのは妊娠4~5週、心臓の音は妊娠6週ごろです。子宮外妊娠とは妊娠5週目ほどでも危険な状態になるという場合もありますので、妊娠検査薬で陽性反応があった場合は、産婦人科での受診を先延ばしせずになるべく早めに受診しましょう。

産婦人科の医師から「妊娠です、おめでとうございます。」という言葉を聞いて妊娠を喜びましょう。

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