全身がかゆい!妊娠後期に起こりやすいかゆみの原因と予防策

全身がかゆい!妊娠後期に起こりやすいかゆみの原因と予防策




妊娠後期になると「なんだか全身かゆいなぁ」と感じる妊婦さんが増え、この時期はさまざまなかゆみが起きやすくなります。

そこで今回は

・妊娠後期に起こる痒みの原因は?
・妊娠後期にできた湿疹に市販薬をぬっても大丈夫?
・妊娠後期の痒みを予防できる方法を教えてほしい!

といった方に、妊娠後期に増える我慢できない体のかゆみはどうして起きるのか、自宅で予防はできるのか、受診したほうが良いのかなどについて詳しくご説明します。

Kirala Kirala

妊娠後期のかゆみの原因

妊娠後期のかゆみの原因

妊娠後期に起こる痒みの原因はいくつか挙げられます。

・妊娠性痒疹(にんしんせいようしん)
・妊娠性掻痒(にんしんせいそうよう)
・ホルモンバランスの変化
・代謝が良くなっているため
・妊娠線ができた影響 

など、いずれもかゆみは全身にあらわれます。

これらは妊娠することで起こるかゆみですが、妊娠性のかゆみは「なぜその症状があらわれるのか」については原因がわかっておらず、症状を発症したときは、対処療法でかゆみを抑えます。

何をするのも手につかないほど、非常に強いかゆみが起こるケースも多いので、症状があらわれたときにはよく観察して、早めに病院へ行くことをおすすめします。

妊娠性痒疹とは?

妊娠性痒疹とは

妊娠性痒疹(にんしんせいようしん)は、全身に強いかゆみを伴う発疹ができる皮膚疾患です。皮膚が直径1センチほど盛り上がったり、小さな湿疹もできます。

さらに、手足にできた発疹から徐々に体全体へと広がり、腕や脚、背中やお腹、胸など全身に発疹ができます。

妊娠性痒疹の症状や特徴は?

妊娠性痒疹の症状があわられるのは、妊娠中期から妊娠後期にかけてが多いですが、症状が早くあらわれる方だと妊娠初期の後半から出ます。

蕁麻疹の症状によく似ていますが、蕁麻疹と異なるのは、妊娠性痒疹は、妊娠中の期間ずっと症状が出続けるということです。

夜眠れなくなるほど強いのかゆみのため、掻きむしってしまい、皮膚がただれ炎症を起こします。

また、初産の妊婦さんより経産婦の方で起こりやすく、一度発症すると次の妊娠時にも発症します。

妊娠性痒疹が起こる原因は?

妊娠性痒疹が起こる明確な原因はまだわかっていません。妊娠での、ホルモンバランスの変化が影響している、との説もありますが、他にもアレルギーの影響などいくつかの説があり、はっきりしていません。

妊娠すると肌が乾燥するので、乾燥していること自体も、かゆみを増長させる原因になる場合もあります。

発疹自体も毛細血管が開くことであらわれるので、血行が良くなるとかゆみが強くなる傾向にあります。そのため症状を抑えるには、かゆみが強くならないようケアをすることです。

妊娠性掻痒とは?

妊娠性掻痒とは

妊娠性掻痒(にんしんせいそうよう)は別名「妊娠性皮膚掻痒症(にんしんせいひふそうようしょう)」とも呼ばれます。

妊娠性掻痒は先にご紹介した妊娠性痒疹と間違えられやすいですが、妊娠性痒疹と違って患部に発疹がでません

ムズムズして、我慢できないかゆみやチクチクと刺されるようなかゆみの症状が、頭皮や肛門周りにまで及んで全身にあらわれますが、見た目には肌に変化が認められません。

そのため、かゆみのあるところを手当たり次第に掻きむしってしまい、それが原因で発疹が出たり色素沈着などが起こり、重症化していきます。

妊娠性掻痒の症状や特徴は?

妊娠性掻痒が起こりやすいのも、妊娠中期から妊娠後期にかけてです。やはり早めに発症する方もいるため、妊娠初期から妊娠掻痒に悩まされる妊婦さんも多いです。

しかし、症状が軽ければ自然に治り、妊娠中に症状を発症している方でも、出産後は24時間以内に症状がなくなってしまうことが一般的です。

個人差があり、出産後もかゆみが続く方もいますが稀です。そして、初産の場合よりも、経産婦の方が発症する確率が高いです。

また一度発症すると、次回の妊娠のときにも発症しやすくなります。

妊娠性掻痒の原因は?

妊娠性搔痒の原因も、現段階ではまだ解明されていません。

妊娠によって、ホルモンバランスが変化することから、皮膚にも影響はあります。また、子宮が赤ちゃんの成長によって大きくなり、肝臓を圧迫することで起こるともいわれています。

一般的には血中の免疫細胞が、皮膚近くのタンパク質と反応することで発症する、妊娠が原因で起こるアレルギー反応の一種と考えられています。

しかし、出産をすると症状がなくなることから、妊娠後に起こる環境の変化や皮膚の乾燥が原因ともいわれています。

妊娠性痒疹・妊娠性掻痒とわかったら早めの受診を!

妊娠性のかゆみがあらわれる症状は、悪化する前に病院を受診しましょう。

症状を発症した大半の方は、我慢できないほどのかゆみで夜眠れなくなったり、かゆみよるストレスを抱えることになります。

妊娠中で薬を使えないと思っていても赤ちゃんに影響の少ない薬もありますので、全身がかゆくなる前に皮膚科へ行くことをおすすめします。

本来自然と消えるはずの発疹も、かゆみのあまり掻きむしってしまい皮膚がただれることで傷口が化膿し、産後も痕が残ってしまう恐れがあります。

また、かゆみでストレスを溜めてしまうと、赤ちゃんの発育に影響がでる場合もあります。どの皮膚科を受診すればいいか迷うときには、かかりつけの産婦人科や病院で相談してみましょう。

妊娠痒疹に対する治療方法は?

妊娠痒疹に対する治療方法は

妊娠性痒疹は放置することでかゆみが強くなります。虫さされのような小さな発疹や湿疹ができて、それが数日たって全身に広がるようであれば、妊娠性痒疹の可能性が高いため皮膚科を受診しましょう。

妊娠性痒疹は原因に対する治療が行えないため、症状に対する対処療法が行われます。

通常はステロイド系の軟膏や内服薬を処方されるか、かゆみの強さに応じて抗ヒスタミン薬や保湿剤を処方されます。

妊娠期間中の受診は必ず母子手帳を持参し、妊娠中であることを伝えて、赤ちゃんに影響の少ない薬を処方してもらいましょう。

妊娠性掻痒は隠れている病気に注意

妊娠性掻痒も妊娠性痒疹場合と同じです。かゆみを抑えるために掻きむしってしまい、傷口から雑菌が入り化膿する場合があります。

全身にかゆみを感じるときには、早めに皮膚科を受診しましょう。

妊娠性掻痒もその原因は不明ですが、慢性腎不全、肝疾患、糖尿病、悪性リンパ腫、精神神経疾患などの特定の病気が隠れている可能性も指摘されています。

たかがかゆみと軽視せず、かゆみを発症する原因がわからないからこそ、いろいろな可能性が考えられることを覚えておきましょう。

ホルモンの変化が影響でかゆくなる?

かゆみの程度が軽い場合は、「妊娠性痒疹」や「妊娠性掻痒」ではなく妊娠の影響で、一時的にホルモンバランスが崩れて起こっている可能性があります。

妊娠して黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が増加すると、かゆみを発症します。毎月の生理の前に肌トラブルが起きやすくなるのも同じ原理です。黄体ホルモンが影響して肌荒れやむくみがあらわれます。

他には、妊娠週数が進み赤ちゃんが成長してくると子宮が大きくなり、胆嚢を圧迫して胆汁酸の分泌が悪くなるだけでなく、肝臓に負担もかかります。

肌のかゆみは、胆汁から生成されるビリルビン酸などの物質が皮膚に溜まることで引き起こされるため、肝機能が低下し胆汁の分泌が滞ると、強いかゆみを感じるのです。

妊娠すると体は想像以上に大きな変化をします。妊婦さんの体にどんな変化が起こり、何が原因でどんな症状があらわれるかは実際にはわからないことも多いです。

些細なことでも体の状態で気になることがあれば、かかりつけの医師や定期健診のときに相談するように習慣づけておきましょう。

代謝が良くなるとかゆくなる?

妊娠すると体温が上がりますので、妊婦さんは汗をかきやすくなります。妊娠中の基礎代謝は妊娠前と比較すると5〜15%も上がります。

胎盤を通して赤ちゃんへ栄養や酸素を送るため、血液量も増えていることも影響して汗や皮脂の分泌は多くなっています。

そうすると毛穴もつまりやすくなり、つまった毛穴から細菌が繁殖して炎症を起こしている可能性もあります。

ニキビ、湿疹、あせも、膿などができやすく皮膚にもかゆみがあらわれるので、汗をかいたら丁寧にぬぐい、肌は常に清潔を保つように心がけましょう。

妊娠線ができるとかゆくなる?

ホルモンの変化が影響でかゆくなる

妊娠線とは、お腹やバストが大きくなることによってできる、いわゆる「肉割れ」のことです。

急激に大きくなるので、皮膚が思うように伸びず真皮にある弾性繊維が避けてしまい、表面から見るとミミズ腫れのような赤い線ができます。

妊娠線はお腹、胸、お尻、太ももにできやすく、予防するには血行を良くすることが重要です。

妊娠線が原因で、かゆみが発生する場合もあるので、お尻や太ももなど見えにくいところがかゆいときには、姿見で確認してみましょう。

かゆみに対する自宅でのケアは?

かゆみに対する自宅でのケアは

では、自宅ではどのようなケアができるでしょう。かゆみを抑えるためのケアをいくつかご紹介します。

肌を保湿する

肌は乾燥しているとかゆみが発生しますので、保湿剤や乳液などを使ってお手入れをすることがかゆみを防ぐ第一歩です。お風呂に入って肌の汚れが落ちた後に保湿することで効果が高まります。

また保湿は妊娠線の予防にもなるので、かゆみがなくても全身を保湿ケアしてあげると良いでしょう。

刺激の少ないボディケア用品を使う

肌が荒れるとかゆみを引き起こす原因となります。体を洗うボディタオルやブラシは、柔らかい素材のものを選ぶようにし、こすりすぎに注意しましょう。

石鹸やボディソープも添加物で刺激物の入っていないものを使うとより効果的です。妊娠中の肌はデリケートなので、洗顔のときも気をつけましょう。

汗をかいたら着替える習慣を

汗がかゆみの原因となっている可能性もあるので、汗をかいたら丁寧にぬぐい着替える習慣をつけましょう。汗は塩分を含んでいるのでそのまま放置していると肌へ負担がかかります。

この負担は、妊娠性掻痒のかゆみを引き起こす可能性があります。常に清潔な下着やインナーを身につけることは、肌への負担も減ります。洗濯もこまめにしましょう。

化学繊維を控える

普段何気なく着ている洋服が、肌への刺激になっていることがあります。化学繊維製の衣類を着て、肌がチカチカした経験がある方もいるかもしれません。

今持っている衣類を全てを入れ替えるのは難しいでしょうが、肌に直接触れる下着類は、コットン100%のものに変えてみましょう。

実際に手に触れて肌触りが良いものを選ぶと失敗が少ないです。

洗濯時はよくすすぎ、柔軟剤は控えめに

洗濯時に使用している洗剤や柔軟剤が、残っていると肌へのダメージとなります。肌はダメージを受けたところから刺激に弱くなり、妊娠性のかゆみの原因につながります。

妊婦さんは汗をかきやすいので、着替えに伴って洗濯回数も増えるかと思いますが、念入りにすすぐようにし、柔軟剤の使用量も加減しましょう。

温度変化に注意する

血行が良くなり毛細血管が広がると、かゆみは増長します。ですので、妊娠性のかゆみが強いときに、入浴すると血行が良くなりかゆみが強くなります。

また、血行が良くなると胆汁の生成物の動きも活発になるので、余計にかゆみが増します。かゆみを抑えるには、体温を急激に上げることは避けましょう。

入浴時はお風呂の温度をぬるめに設定して、温度差で血行が良くなりすぎることのないように工夫します。

温めるとかゆみは増し、冷やすとかゆみは治りますが、冷やしすぎると体が生命に危険を感じて体温を上げようとするので、アイスノンや保冷剤で急激に冷やすと、かゆみには逆効果です。

かゆみがストレスにならないように

妊娠中は免疫力や抵抗力が落ち、体が刺激に敏感になっている状態です。妊娠性のかゆみも、体が敏感になっていることでよりかゆさを感じているかもしれません。

人間の体は、痛みよりもかゆみの方がダメージを受けやすので、妊娠性痒疹や妊娠性掻痒の症状は、強いストレスとなります。

かゆみを気にしすぎていると、余計にかゆいような気になってくるので、趣味などで気分を紛らわせられるのが一番です。

かゆいのを我慢し過ぎないで

かゆいのを我慢し過ぎないで

妊娠後期は、妊婦さんが思っている以上に体力を消耗しやすく、体も疲れやすくなっています。

自覚していませんが疲労が溜まっていて、出産が近づくこの頃に風邪をひいたり何かしらのトラブルが発生したりということは少なくありません。

休息を十分にとってストレスを溜めないようにし、あと少しのマタニティライフを楽しく過ごしましょう。

そのためにも妊娠性のかゆみがあらわれたときには、我慢し過ぎずに早めに病院を受診しましょう。

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