妊娠後期の逆子は治せる?逆子の原因と自宅でもできる対処法

妊娠後期の逆子は治せる?逆子の原因と自宅でもできる対処法




妊娠8ヶ月目に入ると、妊娠生活の終盤にあたる妊娠後期へ突入します。

妊娠初期で苦しんだつわりや食欲不振などの症状に再び苦しめられたり、赤ちゃんの成長に合わせるようにお腹も更に大きくなるので、出歩くのも難しくなってきますが、出産を目前に控え、妊娠生活もあと少し、と肩の力が抜けてしまうママもいるかもしれません。

しかし、この時期に入ると突然、担当の医師から逆子であることを告げられることもあります。逆子というと、帝王切開など出産が難しくなるイメージがあります。

そこで今回は、

・妊娠後期に逆子になるの?
・妊娠後期の逆子対策とは?

といった方に、妊娠後期の逆子の原因や、自宅でできる対処法などについて詳しくご紹介します。

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逆子って何なの?

逆子って何なの

逆子とは骨盤位とも呼ばれる、子宮内での赤ちゃんの頭の位置が骨盤のある下ではなく、上を向いてしまっている状態です。

逆子を放っておくと、本来であれば出産時に赤ちゃんは頭から産道を通らなければいけないところを、足から行くことになってしまうので、自然分娩をすることが難しくなります。

また、逆子といっても、体勢には殿位と呼ばれるお尻を下に向けた体勢、膝小僧を下に向けた状態の膝位(しつい)、そして足を下に向けた足位の3つの種類に分けることができます。

この3つから更に片足か両足の状態かで細かく分けられ、その体勢に合わせて分娩時の対処の仕方も変わります。

妊娠初期の頃から逆子になってる赤ちゃんもいる!?

妊娠初期の頃から逆子になってる赤ちゃんもいる

今まで順調だったのに、と思うかもしれませんが、逆子は妊娠後期に入って突然なってしまうわけではありません。

遡れば、妊娠初期や中期から赤ちゃんが逆子になっていることもあります。その確率は妊娠中期のママで30~50%。

しかし、妊娠後期と異なり、初期と中期は子宮内にゆとりがあり、赤ちゃんが動き回れるので、頭が位置は入れ替わりやすいとされています。

そのため、妊娠後期に入る前から逆子だった場合でも、妊娠32週目くらいまでは、たとえ頭が上を向いていたとしても逆子と言い切れないのが一般的です。

逆子に原因ってあるの?

逆子に原因ってあるの

妊娠初期や中期によく赤ちゃんも妊娠32週目、妊娠後期になる頃には身体も成長して、子宮で動き回るにも窮屈になっていきます。

そして、頭も重くなってくるので妊娠中期まで頭を上にしていた赤ちゃんも、頭位と呼ばれる、自然と頭が下の体勢になります。

しかし、それでも稀に頭が下を向かない赤ちゃんはいて、その状態が出産まで続いてしまう赤ちゃんは3~5%いるとされています。

何故、妊娠後期を迎えても逆子の状態のままでいる赤ちゃんが出てきてしまうのでしょうか。考えられる原因としては次の通りです。

ママの身体に原因が

逆子になる原因として、まず考えられているのが母体に何らかの問題がある場合です。

子宮の内部形状が、一般と異なる子宮筋腫や卵巣嚢腫、子宮の奇形といった子宮の異常、胎盤が正常よりも低い位置にある前置胎盤、子宮口付近に胎盤が付着している状態を指す低置胎盤などの、胎盤に異常がある場合や、骨盤の小ささが原因となる狭骨盤などを挙げることができます。

子宮の形が違うことで、赤ちゃんが引っかかってしまったり、動きの制限や動くスペースを狭くしてしまうからです。

また、お腹の張りだけでなく赤ちゃんの動きを鈍らせ、頭を冷えから守ろうとする理由から、母体の冷えも良くないといわれています。

赤ちゃんに原因があることも

逆子に関しては、母体に原因があるだけでなく赤ちゃんにも原因があると考えられています。

考えられている原因としては低出生体重児、水頭症などの胎児奇形、双子や三つ子を指す多胎妊娠や、赤ちゃんの発育の遅れである子宮内胎児発育遅延が挙げられます。

特に多胎妊娠は、子宮という限られたスペースに2~3人赤ちゃんがいるわけですから、動き回る内に正常の体勢である頭位に戻れなくなる確率が、単体妊娠よりも高くなるとされています。

逆子の原因ははっきりとは解明されていない

ママ側にも赤ちゃん側にも原因が考えられるとはいえ、現段階では逆子になってしまう原因は医学的に解明されていません。

また、羊水過多や臍帯(さいたい)が極端に長かったり短かったりするなど、母子側に問題がないケースが逆子の原因になることもあります。

そのため、逆子になってしまう原因はママによって分かれてくると言わざるを得ません。以上の原因に当てはまらないにも関わらず、お腹の中の赤ちゃんが逆子になってしまう可能性もないとは言い切れませんので注意しましょう。

逆子は事前にわからないもの?

逆子は事前にわからないもの

妊娠後期に入り、医師に逆子と指摘されて初めて逆子と知るママも多いですが、それよりも前に逆子かどうかを知ることができないかといえば、そんなことはありません。

先に触れたように、基本的には妊娠32週目頃まで赤ちゃんはお腹の中で活発に動き回っているため、様子見という形を取らざるを得ないだけで、医師に指摘される前に逆子と気付くママもいます。

実は、逆子には自覚症状があり、その症状を察知することによって赤ちゃんが逆子かどうかを知ることができるのです。

症状には個人差があり、ママによっては自覚症状がないこともありますが、逆子を確認する目安にもなりますので参考までに覚えておきましょう。

胎動が違う

妊娠19週目、遅くても21週目頃から始まる胎動は、通常であれば足や手による動きの激しい胎動やモゴモゴとした動きが挙げられます。

感じる位置としては、おヘソから上の辺り、または胃の下あたりで感じるのが一般的です。

赤ちゃんの成長と共に小さくなっていく胎動ですが、妊娠後期に入っても妊娠10ヶ月くらいまでは子宮の中をぐるりと回ったりしています。

妊娠後期はこの胎動によって、赤ちゃんが逆子だと気付くママは多くいます。逆子の場合に感じる胎動の特徴としては以下の通りです。

おヘソより低い位置

おヘソやおヘソの下あたりの胎動であれば、あまり心配する必要はないとされていますが、それ以上低い位置で胎動を感じるようであれば、逆子の可能性が高くなります。

赤ちゃんの足が骨盤側を向いていることが考えられるからです。こうなるとお腹が張りやすくなりますし、胎動で逆子だと気付いたママの体験談によると、おヘソの下あたりに胎動を感じるだけでなく膀胱や直腸、肛門あたりに、胎動というよりはドカッとした衝撃が走るといった話があります。

あばらや胃をぐっと押される

膀胱など下腹部に衝撃を感じるだけでなく、逆子だと気付く症状としてあばら骨や胃の近くを押されているような感覚を覚えるママもいます。

衝撃というよりはグッと押されるような感覚で、特に妊娠後期に感じやすいといわれています。

キックされているような感じもしないことから、赤ちゃんのお尻と勘違いするママも多いですが、この感覚を覚えた場合にも、逆子の可能性が考えられます。

お尻ではなく、頭があばらのあたりに来ていることが考えられるからです。調べてみないことには、はっきりとは言い切れませんが、気になる場合には医師に調べてもらうことが大切です。

お手洗いが近くなる

逆子になると膀胱の辺りに足が届きますから、赤ちゃんに膀胱をキックされてしまうことが多々あります。

そのため、膀胱に痛みや衝撃を感じやすいだけでなく、トイレが近くなってしまうこともあります。膀胱を勢いよく蹴られることで、尿意を感じやすくなり、頻尿になってしまったり残尿感を覚えることもあります。

この症状は胎動と同時に起こることが多く、酷い場合には寝付けなくなってしまうママもいます。

逆子と診断されたら帝王切開になるの?

逆子と診断されたら帝王切開になるの

妊娠後期に逆子になってしまったからといって、出産方法が帝王切開と決まってしまうわけではありません。

逆子もいくつか種類があり、そのリスクは殿位→膝位→足位の順に高くなってきます。

そのため、逆子とはいえリスクが低ければ自然分娩が行われるケースもあります。また、一般的には妊娠30~35週目くらいまで、逆子を治す方法が行われていきます。

その期間で逆子が元の体勢に戻る可能性もあるのです。その間に戻らなければ帝王切開が検討されることになります。

妊娠後期でも逆子は治せる?

妊娠後期でも逆子は治せる

妊娠後期の逆子は、赤ちゃん自身ではもう自然に戻ることが少なくなってしまう時期ですが、戻る可能性はあります。

代表的な対策としては医師やプロの人に行ってもらう必要はありますが、お灸や逆子に効くツボ押し、外回転術などが挙げられます。

しかし、これらは整体院に通院しなければいけなかったり、医師の技術に左右されるなどの点から躊躇してしまうママもいます。

特に妊娠後期はお腹の大きさがピークとなり、身体を動かすのも大変な時期です。ここでは、そんな妊娠後期のママが自宅でもできる逆子対策をまとめてみました。

身体を冷やさない

女性にとって大敵である冷えは、妊娠中のママにも良くありません。お腹の張りに繋がるとされていますし、赤ちゃんの動きが鈍くなる原因にもなります。

動きが鈍くなるということは、赤ちゃんが逆子から元の体勢に戻る確率も低くなってしまうことになりますので、妊娠後期も引き続き、身体は冷やさないようにしましょう。

冷たい物はなるべく控え、服装を工夫する他、特に下半身が冷えていると赤ちゃんは冷えから頭を守ろうとして余計に戻りにくくなるといわれていますから、レッグウォーマーや長めの靴下を履いて足元を冷やさないようにするのも大切です。

寝る時に向きを意識する

ママが寝る向きを意識することも、逆子の対策の1つです。逆子の赤ちゃんの向きによってママの寝る向きは変わってくるのですが、基本的には赤ちゃんの背骨が上になるように横になります

例えば、赤ちゃんの背骨がママの左側にある時、ママは右側を下にして横になり、反対に赤ちゃんの背骨がママの右側にあれば、ママは左側を下にして寝ることになります。

これは赤ちゃんの背骨がどちらを向いているかが重要になってくるので、エコーで確認の上、医師の指示に従うことが大切になります。

適度にウォーキングを行う

無理のない範囲で家の近所をお散歩したり、ウォーキングをすることも逆子の対策におすすめです。これは、ママが軽い運動をすることで子宮や羊水に動きができ、赤ちゃんが元の体勢に戻るのをサポートしてくれる効果が期待できます。

ただし、妊娠後期は出産の迫った大切な時期です。ママによっては、身体を動かすのを止められている人もいますで、ウォーキングを行う際には医師に相談の上、無理をしない程度に行うことが大切です。

外出する際には近所でも、携帯電話と保険証、母子手帳など、すぐ病院に行けるように必需品を持って出かけるようにして下さい。

参考記事>>運動不足の妊婦さんにおすすめの簡単運動法

赤ちゃんに言い聞かせてみよう

羊水に包まれている赤ちゃんは外からの声は聞こえないといいますが、ママの声は別。非科学的だと思うかもしれませんがママが「頭はこっちだよ」といった言葉を赤ちゃんに優しく語りかけたり、願うことで赤ちゃんに思いが通じて逆子が治ることがあります。

この対策を行い逆子が治ったというママは多く、ママだけでなくパパや上の子が語りかけて治ったというママもいます。

語りかける回数に決まりはありません。ただし、気持ちが通じてしまいますから、くれぐれも義務にならないように注意しましょう。

自宅でも簡単にできるとはいえ、逆子を治す方法を行う際、自己判断は禁物です。逆子と診断された場合には、医師の指導が必ずありますので、医師の指示に従って行うようにしましょう。もし、自宅でも対策をしておきたいと思ったら、事前にかかりつけの医師に相談し、許可を得てから始めるようにして下さい。

逆子に神経質になり過ぎないこと

逆子に神経質になり過ぎないこと

逆子と指摘されると、さまざまなリスクが頭の中をめぐります。

妊娠中であればお腹が張りやすくなりますから早産の可能性も出てきますし、赤ちゃんの頭が子宮口の辺りにないことから、子宮口に隙間ができ、破水もしやすくなることが考えられます。

出産においては分娩時間が長くなったり、赤ちゃんにヘソの緒が絡んでしまうなど、出産が困難を極めるケースもあります。

しかし、たとえ妊娠後期に逆子といわれても、出産まで続くのは5%と低い確率です。逆子になったからといって、神経質になり過ぎないように気を付けましょう。

たとえ元に戻らなかったとしても帝王切開で無事に出産できますので、ストレスを溜めない程度に、楽しく対策を行いましょう。

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