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妊娠初期のエコー検査なぜやるの?検査の大切さとわかること




お腹の中の赤ちゃんの様子や成長がわかるエコー(超音波)検査

妊娠がわかるとママは妊婦健診を受けることになるのですが、エコー検査はその健診の中で受ける検査の1つです。先輩ママの中には、エコー検査で映された赤ちゃんの写真を大切に残している方も多くいます。

しかし、実際のところエコー検査を受けるとはわかっていても、何のために行う検査で、仕組みはどうなっているのかなど、よくわからないままに受けている方も多いでしょう。

そこで今回は、

・エコー検査で何がわかるの?
・エコー検査を受けるタイミングは?
・エコー検査で行う膜性診断ってなに?

といった方に、妊娠初期から行うエコー検査について詳しくまとめました。妊娠を機会にエコー検査の大切さを知っておきましょう。

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エコーって何なの?

エコーって何なの

エコー検査とは超音波検査とも呼ばれ、超音波を発信する機械(超音波断層撮影装置)をママの身体にあて、超音波を流し、返ってきた反射波(エコー)をコンピューターで画像処理してモニターに移します。

その画像をもとに診断が行われます。X線撮影やCTなどとは異なり放射線による医療被ばくの危険がないため、ママも安心して受けられる検査です。

超音波検査のやり方としては2種類あり、

お腹の表面に器具を当てる経腹超音波検査
・経膣プローブと呼ばれるスティック状の器具を膣内に挿入する経膣超音波検査

があります。

妊娠初期にあたる妊娠2ヶ月~4ヶ月までは、お腹の赤ちゃんがまだ小さくはっきり捉えにくいため、プローブを用いた赤ちゃんにより近い位置で検査を行えるエコー検査になる場合が多くなります。

経膣超音波ってこんなもの!

経膣超音波検診で使用するプローブは直径約2cmほどの白く細い棒のような形をしています。

子宮のすぐ近くまで届き、高い周波数の超音波が使用されるので精密な画像を映し出すことができるのが特徴です。ただし、観察範囲は狭く使用できても妊娠11~12週までというのが一般的です。

このエコーは日本の産婦人科医が最初に研究・開発をした方法としても知られており、その甲斐あって普及も早かったため、日本では経膣超音波検査を初診で行うのが一般的です。

また、この検査ではお腹の赤ちゃんと対面できるだけでなく妊娠週数まで正確にわかるので、分娩予定日も知ることができます。

エコー検査を行う目的

エコーを行う目的

エコーと聞くと、赤ちゃんの様子や発育状況を画像で見られるというイメージが強いのですが、行うからにはきちんと検査目的があります。

特に妊娠初期にエコー検査を行うことは非常に重要で、エコーで映し出された画像を見ながら、次のようなことがチェックされています。

胎嚢(たいのう)があるかどうか

胎芽(赤ちゃん)が入っている袋のことで、超音波検査で最初に見えるものといわれています。胎嚢は、早ければ妊娠4~5週目くらいには確認でき、エコーではこれが正常に子宮内に着床しているか確認をします。

子宮の中に胎芽があれば正常妊娠と呼ばれ、ひとまず心配はないのですが、まれに胎嚢が卵管などの子宮外に妊娠してしまうことがあります。

そうなると子宮外妊娠といって、気付かず放置していると卵管破裂を起こすなどママにとっても赤ちゃんにとっても危険な状態です。

胎嚢は着床したら、どんどん成長をしていくので子宮内に着床しているか妊娠初期のエコー検査では必ず確認することになります。

関連記事>>子宮外妊娠とは?子宮外妊娠について知っておこう

心拍が確認できるかどうか

胎嚢が子宮内にきちんと着床していることがわかっても、赤ちゃんが成長できているかは心拍の確認ができるまでわかりません。

また、確認できたとしても急に心拍が消えてしまうこともあるので、特に妊娠初期では重要視される項目です。

エコー検査では、赤ちゃんの心拍もばっちり確認することができるので、妊娠6~7週目くらいに規則的にチカチカするものがエコーの画像で確認することができれば赤ちゃんは元気に育っているといえます。

胎盤の位置

妊娠初期のエコー検査では、赤ちゃんを支える胎盤が正常な位置にあるかどうかも確認します。胎盤は通常、子宮の上部にあるものなのですが、時に低い位置に形成され、子宮口を塞いでしまう位置にできる場合があります。

このような場合を前置胎盤と呼び、放っておくと妊娠中大量出血のリスクを招くなど、赤ちゃんにとってもママにとっても良くありません。

ただし、妊娠初期の時点では前置胎盤と診断されても、赤ちゃんの成長と共に正常な位置へ上がってくることがあるため妊娠31週目までは「疑いアリ」という扱いで経過観察になります。

しかし、母子の健康の為にも早期発見が大切なことなので重要なチェック項目といえます。

胎児の数

妊娠初期のエコーでは胎児の数の確認も重要な目的の1つになります。

胎児の数が2人以上になると双子や三つ子といった多胎妊娠になりますが、その場合、単胎妊娠と違って早産や妊娠高血圧症候群のリスクが高くなり、ママの身体にも負担が大きくなります。

通常であれば、平均で妊娠5~6週目までには双子であるかどうかがわかり、ほとんどの場合、遅くても8週目頃までには確認できます。

参考までに挙げると双子の場合には、二卵性であれば妊娠5~6週目、一卵性になると胎嚢が1つになるので心音が2人分確認できる妊娠6~7週目あたりで判明します。

多胎妊娠と判明したら

多胎妊娠と判明したら

多胎妊娠であると判明した場合は、膜性診断といわれる赤ちゃんを包む羊膜と胎盤をエコーで診断します。この診断をすることで、多胎妊娠であった場合に起こりうるリスクを膜性の種類で評価することができるのです。

今後の検診やママの体調管理の方針を決めていくことにもなるので、妊娠初期のできるだけ早い時期(妊娠7~12週目までの間)に診断を受けることになります。

妊娠12週目以降に受けるのは、膜性を確認することが難しくなるのでオススメできません。赤ちゃんも関わってくることですから、面倒くさがらずに早めに受けるようにしましょう。

参考記事
>>双子など多胎児妊娠がわかったら気を付けること
>>双子を妊娠しやすいケースと双子が欲しいときにできることとは?

膜性診断で診断するポイント

膜性診断では、赤ちゃんを包んでいる外側の絨毛膜と内側の羊膜の状態がポイントになります。

絨毛膜は赤ちゃんがいる部屋の仕切り、壁のようなものでこの壁が1つなら一絨毛膜性(一卵性)を指し、2つあれば二絨毛膜性(二卵性)になります。

一絨毛膜一羊膜

一絨毛膜性のため、2人で1つの胎盤を共有している上に、2人が1つの羊膜に包まれていて、2人を隔てる壁がない状態になります。

MM双胎とも呼ばれ、1つの胎盤、羊膜を2人で共有しているわけですから、どちらか一方に成長が偏ってしまうケースや、隔てる壁がないことで頭をぶつけてしまったり、お互いのヘソが絡まってしまうなど多胎妊娠の中でも、経過観察や母体管理がもっとも注意が必要です。

膜性診断の中ではもっともリスクの高い状態で、一卵性双生児の1%がこの状態に当てはまります。単胎妊娠と比較するとそのリスクは100倍です。

一絨毛膜二羊膜

1つの胎盤を共有していますが、羊膜は別々という状態です。MD双胎と呼ばれ、一卵性双生児であれば75%はこの状態に当てはまるとされています。

2人を隔てる壁はあるので頭をぶつけあうなどの心配はないものの、胎盤は1つしかない状態なので、ママから栄養分や酸素をもらう際には胎盤1つで維持していくことになります。

そのため、一絨毛膜一羊膜に比べるとリスクは低くなりますが、それでもリスクは2番目に高く、どちらか一方の赤ちゃんの成長が遅れてしまったり、成長の状態が偏ってしまうことでもう一方の赤ちゃんの状態も悪くなるなどの影響が心配されます。

そのリスクは単胎妊娠の10倍はあるといわれ、要経過観察が必要になってきます。

二絨毛膜二羊膜

赤ちゃんに合わせて、胎盤も羊膜も2つずつある状態になります。DD双胎と呼ばれるもので、一卵性双生児であれば25%がこの状態に当てはまり、二卵性も同じくらいの確率です。

先に挙げた2つの状態とは異なり、赤ちゃん1人1人に羊膜も胎盤もある状態なので、へその緒が絡まってしまうなどの危険性や、どちらか一方に成長が偏る心配がないので、膜性診断の中ではリスクが低い状態です。

ただし、この状態はまれに胎盤が1つになってしまうことがあります。これは癒合胎盤と呼ばれ、妊娠週数が進むにつれて最初は2つあった胎盤がくっついてしまうケースを指します。

この場合には、1つにくっついてしまったとしても内部の血管は交わることなく、きちんとそれぞれの赤ちゃんに均等に届くように分れているので、栄養や酸素が偏る心配もなく、ママや赤ちゃんへのリスクが変わる心配もありません。

こうして見ると、膜性診断を受けることはリスクを認識してしまい、不安が大きくなるような気がします。

しかし、妊娠初期にエコーでこの診断を早めに受けておくことで赤ちゃんの状況を早めに把握することができ、後々の健康管理など大切なことに繋がっていきます。

リスクが高い結果が出てしまっても無事に産めないというわけではありません。医師も今後のことをきちんと説明してくれますから、ママも赤ちゃんも元気な状態で出産できるように担当の医師の指示に従って、生活するようにしましょう。

その他、エコー検査でわかること

その他、エコー検査でわかること

赤ちゃんの心拍確認や胎盤の位置などの他に、どういったものがエコー検査で確認できるのか見ていきましょう。

子宮、卵巣の確認

妊娠できたとしても、ママの中には子宮筋腫や卵巣腫瘍といった「できもの」ができてしまっていることがあります。特に子宮筋腫は100人に2~3人の確率で妊娠中のママでも発見されるものです。

基本的にはどちらも良性の可能性が高く、赤ちゃんの成長や分娩に影響がなく、悪性でもなければほとんどの場合、経過観察になります。

ただし放っておくのではなく、エコーの数は頻繁になりますし、大きさの推移観察は必須になります。万が一、悪性の可能性がある場合には手術も考慮されます。

妊娠したママの多くは婦人科検診を受けずに妊娠する場合が多いため、この項目もエコーでは必ず確認する項目です。

妊娠週数の確認、修正

妊娠しても自覚症状がほとんどないことからもわかるように、妊娠したことがわかっても妊娠何週目にあたるのか正確にわかるママはいません。そのため、エコー検査を妊娠初期に行うことで妊娠週数の確認をします。

この時の判断基準になるのが胎芽(妊娠初期における胎児のこと)。妊娠初期は胎芽の成長に個人差があまりないことから予想をしやすく、これで出産予定日を予測することができます。

ただし、はじめから正確な妊娠週数や予定日がわかるわけではなく、妊娠9週目前後に胎芽の頭からお尻までの長さを測り、その次に妊娠12~13週目頃に胎児の頭の横幅を測って予定日の修正が行われます。

関連記事>>妊娠中のお腹の大きさと胎児の大きさ!月齢別に見てみよう!

エコーにかかる費用

エコーにかかる費用

超音波検査でかかる費用は、受診する病院やクリニックによって異なります。

参考までに挙げると、平均額として1回あたり個人病院・クリニックであれば2,400円前後、私立の大学病院で3,300円前後、公立で3,200円前後になり、私立の総合病院で2,600円前後、公立で2,800円前後になります。

妊娠初期に行うエコー検査は、ママが妊娠の兆しに気付いて始めて病院を受診した時と、妊娠9~11週目までの間に1回と合計2回。

もしくは妊娠週数が早すぎて、胎嚢が確認できなかった場合には1週間後にもう1回受診するケースもあるので、その場合には3回ほど受けることになります。

また、転院をした場合も念のためエコー検査を行うことがあります。

妊婦健診は健康保険が適用されないので、費用は実費になります。そのため、妊娠初期の時点でエコー検査にかかる費用は1万円はいかないものの、それなりに負担がかかります。

自治体によっては、その負担の軽減もかねて、検診補助券を発行しているところもあるので予め調べておくと良いでしょう。

参考記事
>>意外と高い出産費用!病院別比較と出産に伴う費用や補助制度
>>出産費用がない?お金が無くても安心して出産する方法

受診の際の注意点

受診の際の注意点

妊娠11週目くらいまでのエコー検査はプローブを使用した経膣超音波になるので内診台に乗って行うことになります。

検査内容を考えると、エコーを受診される日の服装の注意として、ズボンよりもスカートの方が着替えに手間もかからず受診しやすいでしょう。

また、プローブを膣内に挿入するため、衛生面も考慮しコンドームをかぶせ、ゼリーを塗って滑りやすいようにしていますが人によっては器具の固さゆえに痛みを感じてしまう場合もあります。

その場合には、口をすぼめながら息を吐くなど身体に余計な力が入らないようにしましょう。

まとめ

まとめ

妊娠初期のエコー検査は、赤ちゃんの様子を見ることができる嬉しさと、何をするのかわからない不安でストレスを感じてしまうこともあります。

しかし、医師も説明を求めればきちんと答えてくれるので、不安が残る場合には話を詳しく聞いておきましょう。

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