双子

双子など多胎児妊娠がわかったら気を付けること




待望の赤ちゃんを授かり、期待に胸が躍ります。しかし、多胎児妊娠が分かった時には、多かれ少なかれ、誰しも不安がよぎるものです。

多胎児妊娠は、単胎児妊娠の場合と、何がどのように違うのでしょうか?
妊娠中に特に何に気を付ければ良いのでしょうか?

今回は、多胎児妊娠について、妊娠中の注意点や気を付けることについて、詳しくご紹介します。

スポンサードリンク

多胎児妊娠はどういうもの?

多胎児妊娠は、大きく「一卵性」と「他排卵性」とに分けられます。また、稀ではありますが、一卵性多胎児が誕生する場合もあります。

一卵性の多くは一卵性双子で、1つの受精卵が2つに分離してできるもので、性別は同じものになります。一方、他排卵性では、別々の精子と卵子が受精してできた受精卵が、同じ子宮内で誕生したものです。この場合、異性の場合もあります。

妊娠8週目頃には、多胎児妊娠の診断ができます。近年では、排卵誘発剤の使用や生殖補助技術の利用の増加などにより、多胎児妊娠をする割合も随分増えています。

日本での多胎児の割合は?

日本での双児の出産割合は、母親1000対6回(一卵性:1000対4回、二卵性1000対2回)程度になっています。近年では、不妊治療の影響を受け、異性双子の数が20年で4倍近くに増加してはいるものの、まだまだ日本は国際的に見ても、多胎児の出産の割合は決して多い方ではありません。

多胎児妊娠の母体や胎児に与える影響

多胎児妊娠は、母体に与える影響や負担も非常に大きくなります。様々なリスクを事前に知っておくことで、備えられることや予防できることもあるものです。ここでは、多胎児妊娠で想定できる危険性や影響をまとめてみます。

妊娠高血圧症候群

妊娠高血圧症候群は、いわゆる「妊娠中毒症」といわれるものの一種ですが、妊娠20週以降で分娩後12週までに高血圧やタンパク尿の症状が見られるものです。単胎児妊娠者に比べ、多胎児妊娠をしている方は、3倍以上もの発症のリスクがあるとも言われています。

妊娠高血圧症候群は、32週以降に発症する場合が多いものですが、それ以前に発症した場合には、重症になる割合も増えますので、特に注意が必要です。重症になった場合の母体や胎児への影響は、母体の子癇発作(けいれん)や高血圧脳症の発症、また、常位胎盤早期剥離の場合には、胎児の早産や胎児死亡、新生児仮死や死産などの危険も想定されます。妊娠高血圧症候群の場合、母児共に危険な場合が多いのです。

妊娠高血圧症候群の主な予防方法は、食事面や生活面の改善になりますが、症状によっては、薬物療法を行う場合もあります。また、場合によっては母体への過度な影響を考慮し、妊娠自体を継続できなくなってしまうこともあります。

早産の危険や帝王切開の必要性増加

多胎児妊娠の場合には、子宮が急速に大きくなり、お腹も張りやすくなります。また、切迫早産や早産の危険も高まりますので、早期に入院、出産しなければならないこともあります。妊婦健診の頻度も、単胎児妊娠の方に比べると、多くなる病院がほとんどです。

また、管理入院など、妊娠の状態や母体の症状によっては入院の必要性も高まります。単胎児の妊娠期間は、一般的に「十月十日(とつきとおか)」とも言われますが、多胎児妊娠の場合には、妊娠期間が短くなる場合が多くなります。また、通常分娩が困難になる場合も多く、帝王切開の必要性も増えます。

帝王切開になる可能性が高い妊娠は、

・胎児が頭位であること。
・妊娠32週以降であること。
・両児共に推定体重が、各産院の一定の体重を超えている場合

などがあります。

他の臓器や子宮への負担

多胎児妊娠の場合には、急速なお腹のふくらみが、子宮への負担はもちろんのことですが、他の臓器を圧迫することがあります。また、益々必要になる血液量を賄うために、様々な器官や血管への負担も大きくなります。

分娩後に、大量の出血を起こしてしまうこともあります。これは、多胎児を妊娠中に伸びてしまった子宮の、収縮する力が衰えてしまうことによります。最悪の場合には、輸血の必要も出てきます。

胎児の生育環境

多胎児妊娠の場合、母体での子宮内生育環境は、単胎児妊娠よりも狭い空間にならざるをえませんので、胎児の栄養面や発育面でも制約されてしまうことも多くなります。そのため、出生体重が低めになってしまうことも多くなります。

低出生体重児の割合は、単胎児妊娠では全体の約1割程度ですが、多胎児妊娠では、約7割もの赤ちゃんに低体重が見られるとのデータもあります。低出生体重児の場合には、出生後にNICU(新生児集中治療室)やMFICU(母体胎児集中治療室)でのケアが必要になってくることも考えられますので、NICUなどのある病院を選ぶか、もしくは、NICUなどのある病院との連携が可能な病院を選ぶようにしましょう。

一卵性の多胎児の場合には、1対の胎盤を2人以上で共有することになります。そのために、血流のバランスが崩れることもあり、一方に発育不全などの症状が出てしまう場合もあります。

多胎児妊娠が分かったら気をつけること

母子手帳

妊娠が分かったら、住民票の有る市区町村への届け出をし、「母子手帳」の交付を受けます。その際には、「妊娠届」が必要になりますが、事前に病院での「妊娠証明書」の発行が必要になります。

多胎児妊娠の場合にも、単胎児妊娠の場合と手続きに大きな違いはありませんが、胎児の人数分の母子手帳の交付が必要になりますので、注意しましょう。

もし、妊娠届を提出後に多胎児妊娠であることが判明した場合には、追加で母子手帳を交付してもらわなければなりません。

早めの入院準備と休息

単胎児妊娠に比べ、多胎児妊娠の場合には、母体や胎児へのリスクも多くなりますので、いつ何時状態が変化するか分かりません。そのため、急な入院を余儀なくされることも多くなりますので、妊娠が分かったら、早めに入院準備を整えましょう。

また、仕事をもっている妊婦さんには、産休を取る権利がありますが、単胎児妊娠の方に比べ多胎児妊娠の方は、母体への負担を考慮し、産休期間も長くなっています。さらに、体調によっては、急に入院をしなければならないこともありますので、事務的な手続きも早めに済ませておきましょう。お腹の張りを強く感じる方も多いため、ゆっくり休息できる時間を確保するようにしましょう。

胎児にとって、お母さんのお腹の中での発育が、最も安心で良いものです。多胎児妊娠の場合には、子宮内環境が単胎児妊娠の状態とは異なります。しかし、お母さんのお腹の中で成長出来た方が出生体重も多くなりますし、出生後の健康にもかかわってきます。1日でも長くお母さんのお腹の中にいられるよう、無理は禁物です。

毎日の生活や食事面での注意

多胎児妊娠の場合には、様々な器官や血管などにかかる負担もより多くなります。また、妊娠高血圧症候群になるリスクも高くなってしまいがちです。毎日の生活や食事面に気を付けながら、それらの症状を予防しましょう。

カロリーや塩分、脂肪の取り過ぎには、注意が必要です。体重管理をきちんとしましょう。また、過度なストレスは避け、毎日できる限りゆったりと過ごすようにしましょう。

貧血の予防

多胎児妊娠の場合には、妊娠中にも、単胎児妊娠以上に胎児に多くの血液が必要で、しかも、分娩後の出血も多くなりますので、母体が貧血状態になりやすくなります。食事でカバーできるようにしたいものです。

・大豆
・ほうれん草
・ヒジキ
・シジミ

など、鉄分の多い食品を多く摂り入れるように心がけましょう

また、貧血の症状が思わしくない場合には、内服薬や注射などでの処置も必要になってきます。主治医と相談の上、貧血の改善を心がけましょう。

関連記事>>妊婦さんと貧血の関係と妊娠中の貧血への対処法

費用面での注意

多胎児妊娠の場合には、妊婦健診の回数も頻繁になりますし、妊娠中、産後問わずに、かかる費用も多くなります。また、多胎児妊娠の場合には、管理入院をしなければならない場合も多くなりますので、その分の費用負担も大きくなってくることがあります。事前の心構えが必要でしょう。

産後に受け取れる出産一時金は、多胎児妊娠の場合、人数分受け取ることができます。医療保険も、契約内容によっては、帝王切開などの医療費や入院費用は、保障がつく場合もありますので、事前に保険会社に確認しておきましょう。

無事に多胎児出産、その後は?

多胎児の妊娠には、何かと不安も尽きないものですが、出産後にも不安になってしまうことの1つに、赤ちゃんの「発育状態」があります。一般的な母子手帳に掲載されている「出生体重曲線」は、あくまでも単胎児用のものですので、これを成長のものさしとして比較することはありません。多胎児には、多胎児なりの発育があるからです。出生体重はあくまでも目安とし、その後の成長の度合いに着目し、医師と相談しながら育てていきましょう。

退院時に必要なものの準備もお早めに

多胎児を出産し、退院後自宅に帰宅する際には、人数分のチャイルドシートやベビーカーが必要になってきます。その他にも、ありとあらゆるものも人数分必要になってきます。多胎児妊娠が分かった時点から、徐々に準備を始めていきましょう。

関連記事>>出産までに揃えよう。入院準備用品と新生児用品チェックリスト

この記事が役に立ったらシェアしよう!


はじめての方はこちら!

  • 妊活まとめ
  • 妊娠初期まとめ
  • 妊娠中期まとめ
  • 妊娠後期 産後まとめ
  • 産後ママの悩みまとめ
  • 育児の悩みまとめ

おすすめの葉酸サプリ

妊活中または妊娠の疑いのある場合は、葉酸を摂取するようにしましょう。

米仏でもNo,1獲得!ララリパブリック

  • 注目商品
  • |定期購入 2,980円

100%天然!はぐくみ葉酸

  • No,2
  • |定期購入 3,980円

初めての妊活はこれ!ベジママ

  • No,3
  • |定期購入 2,750円(初回)
葉酸サプリの選び方を見る

妊娠周期ごとのまとめ記事

はじめての妊娠の方に、読んでもらいたい記事をまとめました。周期ごとのママや胎児の様子を把握しておきましょう。



関連するカテゴリの記事一覧を見る
出産妊娠

スポンサードリンク

目次
をみる
関連記事
をみる