妊娠中期にやっていいこと悪いこと!安定期でも気を付けよう

妊娠中期にやっていいことと気をつけること!安定期でも油断禁物




妊娠初期を終え、ほっと一息がつける妊娠中期。時期としては妊娠16週目~27週目がこの時期に当たります。妊娠初期に比べると流産の危険性も低くなる安定期と呼ばれる時期のため、気が緩んでしまうママも多くなります。

しかし、いくら安定期とはいえ、妊娠中期もまだまだ油断はできません。妊娠中期にやっていいこと、気をつけることをきちんと理解して、無理をしないことが大切です。

そこで今回は、

・妊娠中期にやっていいことってどんなこと?
・妊娠初期にできなかった運動、中期にしてもいいの?
・安定期だけど気をつけることはあるの?

といった方に、妊娠初期にはできなかった、妊娠中期にやっていいことと、気をつけることについてご紹介します。

関連記事>>妊娠初期には気をつけよう!妊娠初期にやっていいことと悪いこと

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妊娠中期のおさらい

妊娠中期のおさらい

妊娠中期は安定期と呼ばれる通り、つわりなどの妊娠初期症状が落ち着き、妊娠初期では準備中だった胎盤も完成している時期です。

流産のリスクが低くなる上に、心身も安定するので、ママにとって過ごしやすい期間でもあります。また、この時期になると赤ちゃんの五感も発達し、お腹の外の音が聞こえるようになりますから胎教を始めるママも増えてきます。

ママの身体も赤ちゃんの成長に伴いお腹が大きくなるなど、妊婦さんらしい体型になっていきます。

妊娠中期にやっていいこと

妊娠中期にやっていいこと

無理はしないことが大前提ですが、妊娠中期にできることは次の通りになります。全てをご紹介ことはできませんが、妊娠初期にしてはいけないことに該当していたものが、妊娠中期にやっていいことに入る場合もあります。

ただし、やっていいことにも注意事項がありますので確認することが大切です。また、お腹も大きくなり始める時期でもあり普段とは勝手が変わってくるので、何をするにしても自分の身体を第一に考えましょう。

妊娠中期は夫婦のスキンシップもOK

妊娠するとどうしても夫婦間のスキンシップがなくなりがちです。一般的なイメージとして、妊娠すると性行為はできないというイメージがあるからかもしれません。

確かに、妊娠初期は母体も赤ちゃんも不安定な状態のため、気持ちはあってもなるべく避けることが望ましい場合もあります。また、ママにしてみれば気分が優れない時期でもあるのでそんな気分になれないという場合もあるでしょう。

しかし、それも妊娠中期に入ると一変、妊娠初期症状などが落ち着いて気持ちに余裕ができ、ママもスキンシップに前向きになる時期です。

更に妊娠中期は安定期、ママも赤ちゃんも安定している時期で流産の可能性も低くなるので、安心してスキンシップを楽しむことができます。

妊娠中に夫婦間のスキンシップを行う場合の注意点

この時期に行うと、お腹が張るような症状が見られますが、妊娠中に性行為を行うことによる子宮収縮によるもので、赤ちゃんに負担がかかっているためでも、流産のサインでもありません。

ただし、これは妊娠により身体が敏感になっている証拠で、流産の危険がなくても、スキンシップの後はお腹の張り以外にも、ママが酷い腹痛を感じてしまう場合もあります。

それに合わせて体調も悪くなってしまいがちなので、スキンシップをする際にパートナーは普段よりもゆっくりと、浅く行うようにしてもらいましょう。

また、母子の健康を守る為に感染症予防となる避妊具を装着することも大切です。

参考記事
>>妊娠中期の腹痛の原因と予防法と妊娠中期の危険な腹痛とは?
>>妊娠中にお腹が張る時の対処法とお腹の張りやすいタイミング

妊娠中でもスキンシップをとることは夫婦のコミュニケーションをとる上で重要ですが、ママの身体に負担がないというわけではありません。スキンシップはお互いにゆっくり行うことを心掛け、激しい動作も控えましょう。

妊娠中期は適度な運動もOK

妊娠中期は、初期ではウォーキングくらいだった運動がマタニティヨガやマタニティスイミングなど、できる幅が広がる時期です。

また、つわりが落ち着き始める妊娠中期は、妊娠初期で食べられなかった分を取り戻すかのように食欲が旺盛になります。

赤ちゃんが成長していくので、たくさん栄養が必要になるということもあります。同時に、体型が妊婦さんらしくなってくる時期ですが、この時期はママにとって太りやすい時期でもあります。

そのため、体重管理という面から見ても、なるべく運動をするようにしましょう。

また、適度な運動は、血行も良くなるのでむくみの改善や腰痛、便秘にも効果があるので身体の健康の為にも効果的です。

軽くであればジョギングを行っても構いませんので、妊娠中期は是非、自分に合った運動を取り入れてみてください。

関連記事
>>運動不足の妊婦さんにおすすめの簡単運動法
>>妊娠初期の運動!おすすめウォーキングと気を付けるポイント

妊娠中に運動する場合の注意点

身体が安定していて、運動による流産や早産の心配も少ないとはいえ、妊娠中期でも運動をしてはいけないと医師から指示される場合もあります。

特に妊娠中毒症や貧血気味であったり、前置胎盤、多胎妊娠のママは運動を控えるよう指示が出る場合が多くなります。その場合には必ずその指示に従うようにしましょう。

また、できる運動のレパートリーが増えますが、避けた方が良い運動もあります。身体をひねる動作のあるゴルフやテニスなどの運動や、ママさんバレーなどの球技は誰かとの衝突や転倒してしまう可能性があるので止めましょう。

お腹に負担のかかる力みやすい運動も避けるようにして下さい。行う場所はなるべく平坦な場所を選び、時間も最大で1時間程度。

ウォーキングのように30分行って休憩を挟むなど、小まめに水分補給、身体を休める時間を作りましょう。

妊娠中期は心身が安定しているとはいえ、お腹が徐々に大きくなっていく時期です。その為、あまり無理をせず、体調が優れない場合には運動を控えることも大切です。万が一、運動中や運動後にお腹の張り、出血が起きた場合にはすぐに運動を中止し、病院を受診して下さい。

妊娠中期は歯医者に行くこともOK

虫歯や歯周病などから歯を守るため、歯科検診や治療は欠かせません。しかし、その中にはX線撮影や局部麻酔などもあって、ママにしてみると治療とはいえ、赤ちゃんに影響がないのか心配になる項目もあります。

あるアンケート結果では妊娠中に歯の治療をしたママは42%、これに対してしなかったママは58%と半分以上もいて、歯の健康の為とはいえ意見が分かれてしまっていることがわかります。

実際には、原則的に妊婦さんが歯科治療をしてはいけないという時期は決まっていません。ただ、流産のリスクが高い妊娠初期や出産が近い妊娠後期は身体のことを考えて治療はせず応急処置で留める場合が多くなります。

やりやすい時期はやはり妊娠中期。ママの健康状態にもよりますが安定期に入っているので一般的な治療であれば問題なくできます。むしろ、妊娠中は虫歯などができやすく、それらは赤ちゃんにも感染する恐れがあります。

重い歯周病菌を放っておくと早産の原因にもなり治療をしないと危険なので、赤ちゃんの為にも妊娠中期の間に治療や検診を受けるようにしましょう。

詳しくは、妊娠中でも歯医者に行くべき?妊婦さんの虫歯予防と治療の記事でもご説明しています。

妊娠中に行う治療についての補足

局部麻酔やX線が気になりますが、麻酔は無痛分娩でも使用されるものであり、通常の量では母子ともに影響はないとされており、X線にしてもパノラマ写真を含め防護エプロンをつけ、医師の指示、注意事項をきちんと守れば赤ちゃんへの影響はまずありません。

最近では、デジタルレントゲンと呼ばれる、X線の線量がX線撮影よりも1/10程度で済む機械も登場しているので、治療前に確認してみても良いでしょう。

妊娠中に歯科治療を行う場合の注意点

妊娠中期でも、抜歯や外科的な処置など避けた方がよい治療もあります。治療中は血が出てしまうので貧血気味のママには好ましくありません。

また、この治療の後は腫れや痛みが起きやすく、また感染症を予防するために抗生物質を飲用しなくてはいけなくなるからです。妊娠中は赤ちゃんへの影響も考慮し、我慢できない痛みで赤ちゃんへ悪影響を与えてしまう場合を除き、投薬制限が設けられています。

万が一、薬を出された場合でも赤ちゃんに影響のないものが選ばれていますが、医師とよく相談した上でママも気を付けるようにしましょう。

また、長時間の治療もできる時期とはいえ、場合によってはトイレが近くなったり、嘔吐反射や立ちくらみなどが起きたりします。

治療中は楽な体勢で、治療後はゆっくり立ち上がるようにして下さい。一般的な治療であれば、妊娠中期は問題ありませんが、治療前には妊娠中である旨をきちんと伝えることも大切です。

妊娠中期に気をつけること

妊娠中期にやってはいけないこと

安定期とはいえ、妊娠中期でも避けた方がよいことはあります。安定しているからといって、気を緩め過ぎないことも大切です。

仰向けで寝るのは気をつけよう

徐々にお腹が目立ち始める妊娠中期は、そろそろ寝る姿勢も気になってきます。お腹にいる赤ちゃんのことを考えると、うつ伏せは避けた方が良いのかな?と思う人も多いことでしょう。

しかし、妊娠中期以降に気を付けて欲しいのはむしろ、うつ伏せではなく仰向けです。この時期から仰向けで寝ていると、お腹が張りやすくなったり、息苦しさや動悸などを感じやすくなることが多くなります。

これは、お腹が大きくなることで子宮が下大静脈を圧迫されて血流が妨げられ、血圧が下がってしまうことが原因に挙げられます。

仰臥位低血圧症候群(ぎょうがいていけつあつしょうこうぐん)とも呼ばれ、酷い場合には失神してしまうこともあります。羊水に守られている赤ちゃんへの悪影響は低いといわれていますが、血行が悪くなることで赤ちゃんも低酸素状態に陥る可能性があります。

ママが苦しいことにも変わりないので、妊娠中期以降は仰向けよりも左側を下にして横向きになるなど圧迫しない姿勢を心掛けて寝るようにしましょう。

仰向けでないと眠れない場合には、背中にクッションやタオルなど柔らかいものを下に敷いて角度をつけてあげると、仰臥位低血圧症候群の予防になります。

また、抱き枕を使うのもおススメです、抱き枕で安眠!お腹が大きくなった妊婦さんの抱き枕の選び方の記事で詳しくご紹介しています。

しかし、中には、臨月まで「仰向けが楽」と言うママもいるくらいで、その場合、ママが苦しくないのであれば気にする必要もないといわれています。

ただし、苦しくなくてもお腹が張ったりしてしまう可能性もあるので、妊娠中期以降は寝る姿勢は気に掛けるようにしましょう。

腹帯を毎日まくのは気をつけよう

妊娠中期に入ると日本では風習の1つとして、妊娠5ヶ月目に入った最初の戌の日に妊婦さんが腹帯を巻いて安産祈願のお参りをします。

参考記事>>戌の日と腹帯|はじめての安産祈願で知っておきたい基礎知識

風習という以外にも、腹帯を普段から巻いていることで寒さからくる冷えからお腹を守り、腰痛への効果や姿勢が悪くなるのを防いでくれます。

腹帯をつけることで、腹帯が骨盤と大きくなるお腹を支え、腹圧も高まるので身体のバランスが上手くとれるともいわれています。

しかし、中には、この腹帯を勧めない医師もいます

理由としては、腹帯やガードルといった物でおへその上までしっかり締めてしまうことにより、赤ちゃんがママの背骨に押しつけられる形になるので、その結果、大動脈が圧迫され静脈流や足がむくむなどの妊娠高血圧症候群になることが多く、赤ちゃんも栄養不足になるなどデメリットがあるからです。

また、冬はともかく夏といった暑い時につけることであせもになりやすく、肌荒れも起きやすいので、腹帯は戌の日に合わせて1日限定でつける、もしくは毎日巻くのは避けた方が良いという意見もあります。

腹帯は賛否両論ではありますが、メリットがあるのも事実です。

中には、つけている方が楽という人もいます。そういった場合には、寝る時間は外すなど1日の中で腹帯を外す時間も作りましょう。

また、腹帯にも種類やサイズ、素材もさまざまなので自分に合ったものを選び、また着圧ソックスのようにシーンに合わせて使い分けることも大切です。

巻く時は、正しい巻き方を知り強く締め過ぎないこともポイントです。ただし、腹帯の利用は医師によって意見が分かれてしまうので、不安な人は使用する前に担当の医師に相談してみましょう。

妊娠中にライブへ行くのは気をつけよう

好きなアーティストのライブはストレス発散も兼ねて是非とも行きたいと思うものです。しかし、安定している妊娠中期であってもライブの種類によっては控えた方がよいでしょう。

特に注意したいのが飛んだり跳ねたりするロック系などの激しいものや、人がギュウギュウに押し込まれたライブです。体調が落ち着いていても、人と衝突して転倒してしまう可能性がありますし、密集した場所はお腹を含め身体を圧迫されやすいからです。

また立ちっぱなしの状態は血行不良にも陥りやすく、むくみなどの心配も出てくるのでスタンディングライブも控えましょう。

とはいえ、ライブ会場に椅子が設置されている、観客が座って聴くライブなどライブの種類によっては行くことが可能な場合もあります。

ただし、100%安心というわけではないので自己責任のもと、お腹が張っているように感じたら自分で座ったり水分補給をするなどして休憩を挟んだり、ファンが密集した前方ではなく後方の席を選ぶなどママ本人も気を付けることが大切です。

また、混雑に巻き込まれないように入退場は時間をずらしたりするなど、安全第一を心掛けましょう。胎教的にライブ特有の大音量に不安もあると思いますが、ママがストレスを感じないのであれば胎教に良いですし、羊水の中にいる赤ちゃんにはくぐもって聞こえるので心配はありません。

ただし、赤ちゃんへ影響がないとはいえライブへ行く際には自己判断せず、事前に担当医に相談するようにしましょう。

参考記事>>胎教にロックやR&Bはあり?妊娠中のリラックスと胎教に良い音楽

妊娠中期はやっていいことの範囲が広がりますが、どちらにしても、一番の方法は何かする前に医師に相談すること。自己判断をしないことが大切です。やっていいことでもご自身の体調を最優先にして、判断するようにしましょう。

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