妊娠中期の貧血は酸欠が原因!?対策や予防策ってあるの?

妊娠中期の貧血は酸欠が原因!?対策や予防策ってあるの?




胎盤がしっかりして、母体も安定してくる妊娠中期でも、少ないとはいえ貧血やイライラ、倦怠感などの症状に見舞われてしまうことがあります。

むしろ、貧血に関しては妊娠初期よりも妊娠中期から後期にかけて注意が必要です。

理由としては、赤ちゃんの成長のために、酸素や栄養を優先して身体は送るようになるので、ママの身体に必要な鉄分などの栄養が不足してしまうことが挙げられます。

更に、妊娠中のママの貧血の原因として考えられているのが、酸欠です。

そこで今回は、

・妊娠中期に酸欠になりやすいのはなぜ?
・妊娠中期に貧血にならないためには?

といった方に、息苦しいわけでもないのに妊娠中に何故、酸欠が起こってしまうのか、貧血の対策や予防策にはどんなものがあるか詳しくご説明します。

関連記事>>妊婦さんと貧血の関係と妊娠中の貧血への対処法

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酸欠って何?

酸欠って何

酸欠とは、正式には酸素欠乏症と呼ばれるもので、文字通り身体に酸素が不足した状態を指します。

通常は、酸素濃度が18%未満の環境に置かれた人にあらわれる症状といわれており、高い山での登山、閉めきった室内や満員電車など、酸素が薄い場所で起こりやすくなります。

また、このような場所に行っていなかったとしても、先に触れた酸欠が原因で起こる貧血や浅い呼吸を繰り返していたり、一酸化炭素を身体に取り込んでしまう喫煙などの生活習慣による影響でも、身体は酸欠に陥りやすいとされています。

どうして妊娠中期に酸欠になってしまうの?

どうして妊娠中期に酸欠になってしまうの

酸素の薄い場所に行っていないにも関わらず妊娠中のママが酸欠になってしまうのは、酸素や栄養を運ぶ赤血球が赤ちゃんに優先され、また赤血球を作る材料となる鉄分が赤ちゃんの血液を作るのに使用されてしまうことにより、母体の赤血球濃度が低下してしまうことが挙げられます。

赤血球濃度が低くなってしまうと、赤血球中にある酸素を運搬する作用を持つヘモグロビンも少なくなってしまうので、身体に酸素が行き渡らず、ママの身体は酸欠状態になってしまいます。

赤ちゃんの成長に伴って、赤血球の濃度は更に低下してしまうことが考えられますから、妊娠中期から後期は特に酸欠になりやすいといえます。

酸欠が原因で起こる症状は貧血だけではない!?

酸欠が原因で起こる症状は貧血だけではない

身体が酸欠状態になることで起こりやすい症状として挙げられるのは貧血ですが、酸欠状態になると、貧血以外にも身体に症状があらわれます。

症状を知っておくことによって、身体のどの場所が酸欠になっているかを知ることができますし、身体が酸欠状態であることを把握することにも繋がります。

酸欠状態になってしまうことで、起こるとされる症状は以下の通りです。酸欠によってあらわれる症状を知ることは、貧血を早めに発見する目安にもなりますので覚えておきましょう。

動悸や息切れ、酸欠特有の息苦しさ

高い山などにいると、酸素の薄さから息切れがしやすくなったり、動悸、息苦しさを感じますが、妊娠中の酸欠にも同じような症状を感じやすいです。

このような症状があらわれる場合、身体に酸素が行き届いていないだけでなく、心臓が酸欠状態になっている場合が多いとされています。

妊娠中期に以上のような症状を感じる場合には、ストレスや妊娠による母体の変化なども原因に挙げられるので、必ずしも酸欠が原因とは限らず、動悸や息切れの症状は時に別の病気が原因の場合もあるので注意しましょう。

参考記事>>妊娠中の動悸や息切れなど、息苦しく感じる原因と対処法

立ちくらみ、眩暈などの症状

座った状態から急に立ち上がったりすると起こりやすい立ちくらみや、眩暈などの症状も酸欠による症状の1つです。

息切れや動悸が心臓なのに対し、これらの症状は脳が酸欠になると起きやすく、酷い場合には立っていられなくなったり、失神してしまうこともあります。

この症状は貧血だけでなく脳貧血と呼ばれる、脳にだけ血液が回っていない可能性も考えられます。その場合、妊婦健診で貧血と診断されていないにも関わらず、立ちくらみなどの症状があらわれることもあります。

だるさ、肩こりなど身体が疲れやすくなる

身体が疲れやすくなったり、だるさが抜けないといった倦怠感などの肉体的な疲労も、身体が酸欠状態になることで起こります。

この場合、筋肉が酸欠になっていることが多いです。妊娠中期はお腹も大きくなってきて、妊娠前に比べると身体を動かしにくくなりますが、酷い場合には身体を動かしているわけでもないのに、激しい眠気に襲われてしまうこともあります。

この他にも、筋肉が酸欠状態にある分、肩こりや冷え性などの不調も出やすいので注意をする必要があります。

関連記事>>妊娠中の肩こりは早めに対処を!妊娠中の肩こりの原因と対処法

酸欠の症状を放っておくとどうなるの?

酸欠の症状を放っておくとどうなるの

身体が酸欠状態になると、前述にあるようなさまざまな不調があらわれますが、これらの症状があらわれている場合にはすでに貧血になっている可能性も高いです。

特に妊娠中期を含めた妊娠中の貧血は鉄欠乏性貧血になっている場合が多く、貧血だからと軽く見ていると、ママだけでなく赤ちゃんへ悪影響を与えてしまう恐れがあります。

考えられる影響については以下の通り。貧血かな、と感じた場合には重症化する前に対策を行うようにしましょう。

出血多量など出産・産後に影響が

貧血の状態を放っておくことで、出産に悪影響を及ぼしてしまうことが考えられます。出産には出血がつきものですが、ママが貧血の状態であると血圧が下がりやすくなり、出血量も増えてしまいます。

大量出血を起こしてしまうと輸血が必要になりますし、貧血のままだと陣痛が微弱陣痛になってしまい出産に時間がかかってしまうこともあります。

出産後においては出血量が増えてしまうことから身体の回復が遅れてしまったり、母乳の出を悪くしてしまうこともあります。

赤ちゃんへのリスク

妊娠中期以降の貧血は、赤ちゃんへのリスクも高くなります。妊娠初期であれば奇形児が危ぶまれますが、中期からは低体重出生時や未熟児になってしまう危険性が考えられます。

また、ママが貧血になってしまうことで、血液を通して酸素や栄養が赤ちゃんへ上手く行き渡らなくなってしまうことから、お腹の中の赤ちゃんも酸素・栄養不足になってしまいやすくなります。

その影響で、赤ちゃんが貧血になってしまうリスクも高くなるとされているので貧血には注意する必要があります。

酸欠の原因がもたらす影響はリスクだけではない!?

酸欠の原因がもたらす影響はリスクだけではない

妊娠中期に入り酸欠になりやすくなる主な理由は、赤ちゃんの成長に伴い栄養や酸素が赤ちゃん優先で送られてしまうことが挙げられます。

しかし身体は、ママの身体にも酸素などを回さなくてはならないため、血液量が増加します。血液が増えても酸素を送る作用のある赤血球が増えるわけではないので、酸欠をもたらし、赤血球を作ろうと鉄分を更に必要とするために貧血になりやすくなるのですが、悪影響だけではありません。

水のようにサラサラになるので、赤ちゃんへ栄養などを送りやすくなり、出産の際に出血しても母体へのダメージが少なくて済むというメリットがあります。

つまり、酸欠の原因が与える影響は、リスクだけではないのです。

貧血検査について

貧血検査について

ママにも赤ちゃんにも酸素や栄養を行き渡らせる必要性から、血液量が増えるだけでなく、赤ちゃんが血液を自分で作り始め、鉄分など血液を作る栄養素が必要になるので、妊娠中期から身体は酸欠状態になりやすいといえます。

血液量が増えることはメリットもあるとはいえ、身体が貧血になっていることが考えられ、出産や赤ちゃんへの影響もあるので無視するわけにはいきません。

そのため、妊娠中の貧血検査は必須項目。妊娠初期~妊娠30週頃まで検査は行われ、妊娠中期の場合には妊娠20週頃が目安とされています。

この貧血検査でヘモグロビンが10.5~11.0g/dl以下であれば貧血、9.5g/dl以下であれば重度の貧血となり、早めの改善が求められます。

貧血の対策、予防策はあるの?

貧血の対策、予防策はあるの

ヘモグロビンの量が10.0g/dl以下の貧血は、早産や常位胎盤早期剥離の危険性も出てくるので注意が必要です。

そのため、原因に基づいて対策をしっかりとる必要があります。妊娠中期に入ると赤ちゃんの成長も著しくなり、また、出産への身体への負担を軽減するなどの理由から血液量は増えるので、ママが貧血になってしまうのは避けられませんが、貧血になる前から対策をきちんと取っておくことで、貧血は予防することができます。

更に、貧血になってしまっても改善をすることは可能です。貧血への予防策、対策は以下の通り。自分のできる対策を行い、血液の酸欠状態から脱出しましょう。

食材で鉄分補給

妊娠中は貧血の中でも、鉄欠乏性貧血になりやすいので鉄分の補給が重要になります。補給する目安としては妊娠中期以降であれば1日21mg位で、参考までに挙げると妊娠初期の場合には8.5mgは鉄分を摂れているのが理想です。

妊娠中に鉄分を補給するもっとも簡単な方法としては、やはり日々の食事です。鉄分が豊富な食材としては、ひじきやワカメ、海苔などの海草類を初め、レバーやほうれん草、きくらげなどがです。

これらの食材は鉄分が豊富なだけでなく、酸素を運ぶのに必要なヘモグロビンの成分にもなるので妊娠中期以降は特に取り入れたいところです。

サプリメントを活用する

栄養はなるべく食事で補いたいところですが、妊娠中のママが毎日献立を考えるのは大変です。また、食材の中には、妊娠中は控えた方が良い栄養素が含まれていることもあるので、鉄分が豊富とはいえ、選ばない方が良い食材もあります。

妊娠中期に入ると落ち着いてくる場合が多いですが、つわりなどの症状で食事ができないということもあります。そんな時に活用したいのがサプリメント。

食材を摂取するよりも、鉄分などの栄養素を手っ取り早く摂取することができます。

ただし、サプリメントを活用する際に注意して欲しいのが用法用量です。サプリメントには1日に飲用する量が決められています。

過剰摂取し過ぎると、副作用が出てしまうなど身体に悪影響を及ぼすので注意が必要です。また、ママによっては体質に合わないこともあります。

サプリメントは市販でも簡単に購入することができますが、決して自己判断せず、活用する前に1度、医師に相談するようにして下さい。飲用して不調が出てしまう場合には、すぐに使用を止めましょう。

他の栄養素もバランス良く補給しよう

貧血だけでなく、身体を酸欠状態にしないためには、ヘモグロビンを増やすことが大切ですが、その場合、鉄分だけでは足りません。

ヘモグロビンは鉄分だけでなくたんぱく質と結びつくことでできるからです。そのため、貧血などを防止するには鉄分だけでなく、他の栄養素もバランスよく摂る必要があります。

前述にあるように豆腐や鶏肉などに含まれるたんぱく質はもちろんのこと、鉄分を身体に吸収しやすくしてくれるビタミンCも摂取することも大切です。

ビタミンCに関してはピーマンや鉄分も含まれているほうれん草、イチゴやレモンなどの果物類に多く含まれています。これらの栄養素も、食事にバランス良く取り入れていきましょう。

病院での治療

食事やサプリメントなどで対策を行っても貧血が治らない場合には、鉄剤が病院から処方されます。

鉄剤は妊娠中期に処方される場合が多く、それでも治らない場合には妊娠後期から臨月を目安に点滴を行うこともあります。

鉄剤に関しては、鉄分を補充するためのもので、お腹の中の赤ちゃんへの影響はほとんどないといわれていますが、ママによっては胃痛や便秘、吐き気や嘔吐などの副作用が出てしまうこともあります。

そのため、ママの様子を見ながら使用することになりますので、なるべく食事などで鉄分を小まめに補給できるようにしましょう。

貧血の一番の対策は無理をしないこと!

貧血の一番の対策は無理をしないこと

上記からわかるように、貧血へのオススメの対策は食事療法を取り入れることのようです。

しかし、食事に気を遣い過ぎると食べるのが楽しくなくなってしまいますし、気に病むあまり食事を作ること、食べること自体がストレスになってしまうこともあります。

バランス良く栄養を取り入れて、貧血を予防できるのがベストとはいえ、ストレスを感じてしまうと、食欲不振や胃腸の機能低下にも繋がってしまいますので、自宅で食事療法などを行う際には、無理しない程度に行うようにしましょう。

貧血の原因は、母体の酸欠が原因ですが貧血になってしまった時点で、酸欠が起こってしまっていると考えられます。

つまり、貧血になる前から対策を行っていれば、貧血を防げるだけでなく同時に身体の酸欠も防ぐことに繋がります。

自分のできる範囲からで構いませんので、貧血を予防していきましょう。ただし、対策をとっていても効果には個人差があります。

きちんと食事療法などをしているにも関わらず、貧血が治らないという場合には、我慢せずに病院を受診することも大切です。貧血対策を行いながら、酸欠も解消していきましょう。

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