妊娠中期に気を付けたいカンジダ膣炎!赤ちゃんへの影響は?

妊娠中期に気を付けたいカンジダ膣炎!赤ちゃんへの影響は?




妊娠中には、さまざまな感染症や、病気などにもかからないように気をつけたいものですが、妊娠中にかかると、産まれてくる赤ちゃんにも影響を及ぼしてしまう危険のあるものも多くあります。

その中でも、比較的よく名前を聞く“カンジダ膣炎”とはどのような病気なのでしょうか。

そこで今回は、

・カンジタ膣炎って誰でもなる病気なの?
・カンジタ膣炎にならないためには、どうすればいいか教えて!
・出産する時、赤ちゃんに影響があるの?

といった方に、カンジタ膣炎の症状や原因、予防の方法、また、おなかの赤ちゃんにどんな影響があるかなどについて詳しくご説明します。

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カンジダ膣炎ってどんな病気?

カンジダ膣炎ってどんな病気

カンジダ膣炎とは、カンジダ真菌が招き、おりものに異常を起こす感染症です。

この感染症は、性交渉によって感染するものではなく、自分自身が保有している膣内の常在菌である“カンジダ真菌“に、カビなどの雑菌が増殖して起きるものです。

そのため、性感染症とは異なります。カンジダ自体は、空気中にも存在するカビの一種ですので、誰にでも起こり得るのです。

カンジダ膣炎は女性の病ですが、カンジダ自体は女性だけのものではなく、男性性器が発症すると、皮膚炎としてかゆみや赤みが出るもので、よく耳にする“インキンタムシ”と同じ状態のことをいいます。

カンジダ膣炎は、出産時にかかっていると、産まれてくる赤ちゃんにも影響を及ぼしてしまう病気ですので、早めに治療をして、出産時には遅くても治っているようにしなければならない、妊婦さんにとって注意が必要な感染症の1つです。



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カンジダ膣炎の症状は?

カンジダ膣炎にかかると、まず、おりものに変化が出てきます。

これは、カンジダ膣炎が、読んで字のごとく“膣の中の炎症”のことだからです。一番良くあらわれる症状では、カッテージチーズや酒粕のような、ボソボソした状態で、白色や黄緑色がかったおりものが出ます。

おりものの色が変化する他にも、外陰部にかゆみを感じたり、発疹が出たり、赤くはれて痛みを感じたりします。また、排尿をする際にも、痛みを感じる方もいます。

妊娠中にかかりやすいって本当?

カンジダ膣炎は、体力や免疫力の低下、妊娠中、その他に、抗生物質を服用している方に発症しやすい感染症です。

もともと膣内には、弱い雑菌が侵入してしまっても自浄作用がありますので、軽い症状なら気付くことなく治癒してしまうことも多い傾向にあります。

しかし、妊娠中は、ホルモンのバランスも崩れやすくなっていて、抵抗力も落ちていますので、カンジダ膣炎を発症してしまう方は、けっして少なくありません。

通常膣内は“酸性”に保たれており、外部からの雑菌の侵入を防いでいますが、妊娠中のようにホルモンのバランスが崩れてしまうと、膣内のpHが変化し中性に傾いてしまうために、カンジダ真菌が繁殖しやすくなります。

おりものに気になる症状がみられた場合には、妊婦健診の日にかかわらず、早めに担当の医師に相談しましょう。



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カンジダ膣炎の治療方法

カンジダ膣炎の治療方法

カンジダ膣炎を発症している時は、外陰部や膣内が炎症を起こしている状態ですので、不潔にすることはもちろん厳禁ですが、膣内の炎症を悪化させないためにも、性交渉も控えましょう。

カンジダ膣炎の治療方法は、炎症を起こしている膣内を洗浄し、カンジダ真菌の繁殖を抑える“抗真菌薬”の膣剤を膣内に挿入します。これは、真菌効果を発揮する抗真菌剤で、風邪などのウイルスに対する抗生剤とは異なるものです。

内服薬での抗真菌剤もあり、最近ではドラッグストアなどでも、再発したカンジダ膣炎を治療する薬も販売されています。

しかし、あくまでも市販薬は、カンジダ膣炎を再発した人向けの抗真菌剤です。妊娠中は妊婦健診で産婦人科をたびたび訪れていますので、自己判断はせずに、かかりつけの医師に相談しましょう。

カンジダ膣炎は、再発しやすい?

カンジダ膣炎は、外陰部や膣内の環境によって再発しやすくもなり、しにくくもなります。

要は、カンジダ真菌が増殖しやすい環境を作らないことが大切で、一番の予防になります。カビの繁殖には、食品に生えるカビも同様ですが、“適度な温度と湿度、養分”が条件です。

糖尿病を患っている方も、カンジダ膣炎を発症しやすいとされています。また、ナプキンなどを使用している場合には、こまめに取り替えて常に清潔にしていないと、外陰部で雑菌が増殖しやすくなりますので気を付けましょう。

早めの治療が肝心

万が一、おりものに異変を感じたり、外陰部にかゆみや痛みなどの違和感を持った時には、早めに専門の医師に相談しましょう。妊娠中には妊婦健診などで、定期的に産婦人科でも行っていますので不安な時は直ぐにでも診てもらいましょう。



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カンジダ膣炎にならないための予防

カンジダ膣炎にならないための予防

カンジダ膣炎にならないために、どんなことに気を付ければいいのでしょう。自分で防げる簡単なことがありますのでいくつかあげてみましょう。

清潔で通気性の良い下着を身に着けよう

下着はおしゃれに着用したいところですが、カンジダ膣炎を予防するためには、綿素材など通気性の良い下着を身に着けることがおすすめです。

また、常に清潔な状態にしておくことが大切です。ナプキンやおりものシートなどを使用する場合には、こまめに取り替えましょう。

しかし、通気性の面から考えると、必要以外の時には、ナプキンやおりものシートはあまり使用しない方が良いと考えられます。

とくに妊娠中には、マタニティーショーツを着用しますが、おりものなどの分泌物も出やすく、下着が汚れてしまうことも多くなります。

また、汗もかきやすくなっていますので、こまめに下着を取り替えるなり、汗をかいた後は、シャワーを浴びるなどの対策をとるのが一番です。

自浄作用も大切にしよう

もともと膣内には自浄作用が働いていますので、余計な菌が侵入しても、大した感染にはならないようになっています。

しかし、体力や免疫力の低下、抗生物質の服用、妊娠中などのように、抵抗力が衰えている時には、上手く作用しないこともあります。

陰部を清潔に保つことはもちろん大切ですが、あまり抗菌作用の強いせっけんなどで洗い過ぎてしまうと、せっけんの成分で中性に傾き、膣内のpHバランスが崩れ、自浄作用が効かなる場合があります。

毎日適度に清潔を心がける程度に留めておきましょう。



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規則正しい生活を心がけましょう

カンジダ膣炎の感染予防には、清潔や通気性を良くするなどのほかにも、適度な睡眠時間の確保やストレスの回避なども、効果があります。

不規則な生活や、睡眠不足が続いてしまうと、どうしても体調を崩しやすく、ホルモンのバランスや抵抗力も低下してしまいます。なるべく規則正しい生活を送るように心がけましょう。

また、毎日の食生活もとても大切です。糖尿病の方は、カンジダ膣炎になりやすいともいわれますが、甘い物の摂り過ぎにも気をつけ、糖質や脂質の摂り過ぎにも、普段から心がけましょう。

さらに、発酵食品などの、腸内環境を整える食品を多く摂り入れた、バランスの良い食事を心がけるようにしましょう。

腸内環境を整えるにはオリゴ糖も有効です、妊婦さんの便秘や下痢にオリゴ糖が良い理由とおすすめのオリゴ糖にて詳しくご紹介しています。

また、オリゴ糖で便秘解消!!子供も飲めるオリゴ糖の効果効能ではアトピー性皮膚炎の原因となる腸内カンジダ菌を抑制する働きのあるオリゴ糖をご紹介していますので参考にしてください。

カンジダ膣炎は、赤ちゃんに影響を及ぼす?

カンジダ膣炎は、赤ちゃんに影響を及ぼす

カンジダ膣炎は、デリケートな部分の症状なだけに、なかなか医師にも相談しにくいものです。

妊娠中にかかったカンジダ膣炎は、直接おなかの赤ちゃんに影響を及ぼすことは、ほとんどないとされています。

しかし、出産時にカンジダ膣炎を発症している場合には、別問題です。

妊婦健診の中でも、カンジダ膣炎の検査はします。もちろんのこと、出産間際にも再度検査をおこなうことになっています。

なぜなら、出産時にママがカンジダ膣炎にかかっていると、ママご自身よりも、赤ちゃんに悪い影響が出てしまうからです。帝王切開術での出産の方を除けば、どの赤ちゃんも産道を通って産まれてきます。

その際に、カンジダ膣炎にかかったママの場合には、当然のことながら、感染して炎症している産道を赤ちゃんが通ってくるので、カンジダ真菌に感染してしまう可能性があります。

妊娠中には、赤ちゃんに悪影響を及ぼすことのなかったカンジダ膣炎も、そのままにしておくことは危険です。

ママが出産時にカンジダ膣炎を発症している場合、万が一そのままで出産してしまうと、産道を通る時にカンジダ真菌に感染してしまい、“カンジダ皮膚炎”や“鵞口瘡(がこうそう)”などを発症します。

カンジダ皮膚炎とは?

カンジダ真菌というカビの一種が、ママから感染して発症した皮膚炎のことです。産まれて間もない赤ちゃんは、抵抗力も弱く、産道を通った時に感染してしまいます。

体温が比較的高めで、手首や足の付け根などの関節のくびれや、あごと首の境目、わきの下、寝ていることが多いために背中など、適度に湿っていて、しかも体温が高めになっているところに発症しやすくなります。

とくに、赤ちゃんのおむつの中は、常に温かく湿った状態になっていますので、発症しやすいです。おむつかぶれの原因になることが多く、赤くただれてしまうと、水泡のようなものができます。

おむつかぶれがおむつの接している部分にできるのに対して、カンジダ皮膚炎は、お尻の割れ目や股の部分、足の付け根、あごの下などにできやすく、しかも、しわの内部にまで炎症が広がってくる特徴があります。

カンジダ皮膚炎のおもなケア

カンジダ皮膚炎は関節の内側やしわの内部にまで炎症が広がり赤くなっていますが、おむつかぶれとは処方される薬も異なりますので、専門医を受診するようにしましょう。

皮膚炎が湿気により起こるものですので、シャワーなどで清潔にした後には、よく水分を取り乾燥させることが大切です。カンジダ皮膚炎には“抗真菌剤“の塗り薬が処方されます。

おむつかぶれに処方される薬は“ステロイド剤“ですので、誤って使用してしまうと逆に悪化させてしまうので、細心の注意が必要になります。

おむつはこまめに取り替え、清潔な状態をできるだけ保ちましょう。また、たまにはおむつを外して、日陰で乾燥させるのも良いでしょう。

市販されているベビーパウダーを使用すると、かえって刺激になってしまうこともありますので、使用は控え、専門医の指示に従うようにしましょう。

鵞口瘡(がこうそう)とは?

“口腔鵞口瘡“(こうくうごこうそう)とも呼ばれている病気です。カンジダ真菌が原因で発症する病気で、赤ちゃんの舌に白い斑点のようなカビ“白苔(はくたい)”が発生します。

多くの場合には、出産時の産道で感染したカンジダ真菌によって発症しますが、産後も、手指や乳首、哺乳瓶などにカンジダ真菌が付着したまま授乳してしまうと、鵞口瘡になります。

鵞口瘡を発症すると、口の粘膜や舌にミルクかすのようなカビが付着し、擦ってもなかなか取れなくなります。痛みが出ることは少ないものの、無理に取ろうとしてこすったりすると、出血したり、炎症を起こしたりもします。

口腔鵞口瘡のおもなケア

軽症の場合には、特別な治療はせずに、自然に治癒するのを待ちます。

しかし、炎症がひどい時には“ファンギソンシロップ”を塗布します。授乳の際など、赤ちゃんのケアをおこなう時には、手指をよく石鹸で洗ったり、乳頭や哺乳瓶の消毒もしっかりおこなったりするように心がけましょう。

また、口から浸入したカンジダ真菌が便と一緒に排出されると、カンジダ真菌がお尻にも付着し、おむつの中の湿気や温かさも手伝って、お尻がカンジダ皮膚炎に感染します。

痛みは少ない鵞口瘡ですが、母乳やミルクの飲みが悪くなったり、機嫌が悪い状態が続く時には、鵞口瘡専用の抗真菌剤を塗布しましょう。

カンジダ膣炎は、恥ずかしい病気ではありません

カンジダ膣炎は、恥ずかしい病気ではありません

カンジダ膣炎は、女性ならば誰もがかかってしまう可能性のある病気です。

けっして発症してしまっても恥ずかしい病気ではありません。むしろ、恥ずかしがっているよりも、おなかの赤ちゃんのためにも早く治した方が良い病気です。

もともと人間のからだには自浄作用があるので、軽い症状の場合には、自然に治ることも多いです。

妊娠中は抵抗力も落ちており、治りにくくなっていますので、なるべく専門医を受診するようにしましょう。

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