妊娠中期に咳が止まらないのは病気なの!?咳の原因と対処法

妊娠中期に咳が止まらないのは病気なの!?咳の原因と対処法




妊娠すると体調を崩してしまうのは珍しいことではありません。そんな中で、比較的容体が安定し始める妊娠中期は、ママが息抜きできる貴重な時期です。

しかし、妊娠初期や後期に比べて体調が落ち着いているというだけであり、必ずしも体調を崩さないというわけではありません。

咳の症状もその1つで、咳が止まらずに悩むママも多くいます。

そこで今回は、

・妊娠中期に風邪?咳が止まらない、病院行ったほうがいいの?
・咳をし過ぎだから?尿漏れするようになってしまった!
・妊娠中期に咳が出ないようにする予防法を教えてほしい

といった方に、せっかく羽が伸ばせる妊娠中期に咳が起きてしまう原因や効果的な対処法、予防法を詳しくご紹介します。

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妊娠中期に出る咳の主な原因は風邪!

妊娠中期に出る咳の主な原因は風邪

妊娠中期の咳はなかなか、止まらない上に酷い場合には眠れないほど、凄く苦しい咳になる時があります。お腹の中の赤ちゃんへの影響も心配になり、長引く症状ほど不安なものはありません。

この咳の原因となるのが、風邪。しかも、妊娠中は身体が赤ちゃんを異物として認識し、排除しようと早産や流産に繋がることがないように免疫力を弱めてしまっているので、普段なら何ともない病気にもかかりやすくなります。

そのため、たとえ風邪であったとしても治りにくく、咳の症状が続いてしまうのです。

気管支の病気の場合も

そもそも、咳が起こるのは主な原因でもある風邪が挙げられるように、気道に入ってしまったウイルスや埃などの異物を排出する時や、アレルギーや気道に炎症ができている場合です。

もしくは、飲み物や食べ物によって気道に刺激を受けた時に、咽頭・気管が反射運動を行うからです。そのため、風邪以外にも十分に原因は考えられます。

特に、風邪が完治したにも関わらず、数週間にわたって咳が続いている時は、咳喘息という気管支の病気の可能性も高いので、我慢せずかかりつけの医師に相談しましょう。

咳による赤ちゃんへの影響は?

妊娠前であれば咳が出ても、放っておいてしまうママもいるかもしれません。しかし、妊娠中となると話は別で、咳1つとってもお腹の中の赤ちゃんへの影響が心配です。

実際に、咳が長引くと赤ちゃんにも影響が出るとされています。それは、胎盤がしっかりして容体が安定する妊娠中期でも同じことがいえます。咳の症状を放っておいてしまうことで、赤ちゃんに及ぼす影響は以下の通りです。

早産、流産の恐れ

咳をし過ぎて、お腹に痛みを感じたことはありませんか。実は、咳はクセになりやすい上に、腹筋を酷使します。そのため、咳が続いてしまうと腹筋が筋肉痛のようになります。

また、腹筋を使用するので、ママが咳をする度にお腹の中の赤ちゃんには、腹圧がかかります。

この腹圧が赤ちゃんにかかり過ぎると、子宮頸部が短くなってしまたり、早産や流産に繋がってしまう恐れもあります。

特に、子宮頸部が短くなってしまうと、赤ちゃんが体外に出てしまう切迫早産のリスクも高くなるので、咳が続くようであれば、早めの対処が必要になってきます。

酸欠状態になってしまうことも

咳が止まらなくて、頭がぼうっとしてしまった経験はないでしょうか。これは、咳をし過ぎたことで、呼吸がままならなくなり、身体に必要な酸素が不足して起こります。

これは、ママだけでなく赤ちゃんにも同じことがいえます。赤ちゃんは血液を通してママから酸素をもらっているので、ママに酸素が不足すると、赤ちゃんに十分な酸素が回らなくなります。

つまり、咳を放っておくと赤ちゃんが酸欠状態になる心配があり、また、その状態になることで奇形児、脳に障害が出てしまう恐れもあるので注意が必要になります。

咳だけじゃない、注意したい風邪の症状

妊娠中に起こる風邪の症状は咳だけではありません。ママによっては発熱したり、下痢になるママもいます。

40度以上の高熱が2~3日続いたり、水のような下痢が長引くこともなければ、基本的には発熱も下痢も赤ちゃんへの影響は心配しなくて良いとされてますが、症状が軽いうちに対処をすることが重要です。

特に40度以上の高熱や水のような下痢は、赤ちゃんへ悪影響を与えるとされていますので、そのような症状の場合には、早めに病院を受診しましょう。

関連記事>>妊娠中期に高熱は危険?赤ちゃんへの影響と薬に頼らない風邪対策

咳で尿漏れ!?

個人差はあるものの、妊娠中期から後期にかけて咳やくしゃみをするだけで、尿漏れをしてしまうママも珍しくありません。

赤ちゃんの成長と共に子宮が大きくなることで、膀胱が圧迫されたり、咳などによる腹圧、女性ホルモンの1つであるプロゲステロンの影響で膀胱の筋肉が緩んでしまうなど原因はさまざまです。

尿漏れが長く続くと不安になると思いますが、妊娠中期におけるママの尿漏れはほぼ生理的なものです。出産後には落ち着いてくるので、尿漏れパッドを使用するなど、上手く対処するようにしましょう。

ほとんどの場合、前述にあるように妊娠中期の尿漏れは生理的ものが原因ですが、ママによっては尿路感染症など別の病気のサインである場合もあります。

尿漏れがあまりにも頻繁で、量が多いなど気になる症状が続く場合には、かかりつけの産院を受診することが大切です。妊娠中は妊婦健診もありますから、尿漏れだけで病院に行くのに抵抗がある場合には、健診の時に相談しましょう。

妊娠中期に薬は飲んで良いの?

妊娠中期に薬は飲んで良いの

原因が風邪であれば、風邪薬、咳止めなどを飲んで安静にしていたいところですが、妊娠中期を含む妊娠中に自己判断で市販薬を飲用するのはお勧めできません。

ママが摂取したものは、赤ちゃんにも血液を通して届くことになるので、薬の成分も同じことが起きます。

市販薬の中には、お腹の中の赤ちゃんにとって良くない影響を与える成分が含まれていることもあるので、妊娠中に薬を安易に服用するのは危険です。

詳しくは、妊娠中の風邪薬の関係と妊娠週数毎の胎児への影響の記事でもご説明しています。

風邪を引いた場合は、酷くなる前に薬に頼らない対処をすることが大切です。ただし、自宅での対処にも限界があるので、症状が辛い場合には、かかりつけの産院を受診しましょう。

診断の上で妊娠中のママでも使用できる、赤ちゃんに影響の少ない薬を処方してもらえます。

薬に頼らない対処法

妊娠前だったら薬で対処していたところでも、妊娠すると抵抗感があるママは多いです。しかし、咳を放っておくとママが辛いだけでなく赤ちゃんにも悪影響が出てしまいます。

咳を放っておくと最初は軽い咳で済んでいても、酷くなると夜寝付くことができなくなってしまいます。長い場合には2週間~1ヶ月ほど咳が止まらないこともあります。

そのため、咳は軽いうちに対処することが大切です。薬に頼らない対処法は以下の通りです。酷くなる前に、是非、実践してみましょう。

喉に優しいドリンクを飲む

喉に優しく、殺菌作用のある飲み物は咳を止める対策になります。代表的なのハチミツレモンなどの蜂蜜を使用したドリンクや生姜湯、民間伝承である大根あめもおススメです。

ハチミツに含まれる過酸化水素は抗菌作用が高く、ハチミツレモンのレモン、大根あめの大根にはビタミンCが含まれているので風邪にも効果があります。

生姜は身体を温めて、喉の炎症を抑える効果が期待できます。また、大根のピリッとした辛味の成分は細菌の力を弱めてくれるとされています。

さらに、温かい飲み物は身体を芯から温め、刺激も少ないので喉に良いとされています。飲む際には、一気に飲まずに湯気を吸うようにゆっくりと味わいましょう。

刺激のあるものを避ける

喉に温かい物が良いように、冷たい飲み物などは身体を冷やすだけでなく、喉に刺激を与えてしまいます。そのため、妊娠中期に咳の症状が出た場合には、喉に刺激のあるものは避けましょう

その他、喉に刺激を与えてしまう物としては、チョコレート、炭酸飲料、香辛料、カフェインの影響も心配されるコーヒーなどが挙げられます。

刺激のある物は喉を荒らしてしまうとされていますので、咳に悩まされているママは気を付けるようにしましょう。

パイナップルに効果あり!?

生姜や蜂蜜を使った温かい飲み物や大根あめだけでなく、咳止めに良いとされているのがパイナップルです。

パイナップルにはビタミンCが含まれているので風邪にも良いのですが、それだけでなく、プロメラインと呼ばれる喉の痛みや炎症を抑えてくれる成分も含まれ、喉にとても良いです。

また、止まらない咳にありがちな痰を排出しやすくもなります。生で食べても効果的なパイナップルですが、オススメはジュース。

飲みやすいのはもちろんのこと、甘くて美味しいので子供の風邪の対処法でも紹介されています。

首を温める

喉に良いとされる物を食べたり飲んだりするだけでなく、首元を温めるのも咳の対策の1つです。マフラーで首元を温かくすることを意識するだけで、喉にいる風邪菌などのウイルスが増殖するのを防いでくれます。

また、首元を温めることで喉もポカポカしてくるので、咳も出にくくなるとされています。

さすがに、夏の暑い季節にマフラーをするのは難しいので、代わりにスカーフで首元を温めたり、秋冬が近くなってきたら早めにVネックを着るなどして、首元を守るのもおススメです。

ただし、首元を温め過ぎて汗をかくと身体を冷やしてしまうので、暑くならない程度に対処したいものです。

ツボ押しをしてみる

さまざまな症状に悩まされる、妊娠中にお馴染みの対処法として挙げられるのが、ツボ押しです。

どちらかというと、血行を良くしたり、身体の一部が痛い場合などにツボを活用するイメージがありますが、その中には咳を静めてくれるツボも存在します。

代表的なものが尺沢(しゃくたく)と天突(てんとつ)です。尺沢は肘の内側にあるツボで、肘を軽く曲げた時に皺(しわ)ができる部分の親指側にあり、天突は、鎖骨と鎖骨の間にある胸骨のくぼみの部分です。

咳が止まらないな、と思った時は、それらのツボを押してみましょう。

ただし、妊娠中期で胎盤も母体も安定している時期であっても、ツボに関しては押す位置を間違えたり、ツボを押す力加減によって効果が半減、もしくは逆効果になってしまうこともあるとされています。

ツボ押しを実践する場合には、専門のお店に行くとしても自己判断せず、かかりつけの産院に相談してから行うようにしましょう。

医師から許可が出ても、施術をしてもらうお店側にきちんと妊娠中である旨を伝えることも大切です。万が一、ツボを押していて不調を感じるようであれば、すぐに中止して下さい。

妊娠中期の咳は早めに予防を!

妊娠中期の咳は早めに予防を

妊娠中期の咳は、上記のように早め早めに対処をするだけでなく、予防を行うことが大切になります。

妊娠中は免疫力が下がっていますから、普段ならかからない病気にもかかりやすく、また赤ちゃんへの影響も心配されますから薬を安易に使用できない状況です。

対処法で咳を止めることができても、風邪など原因を正さなければ再発する可能性も否定できません。咳が出てしまう前に予防をしっかり行いましょう。自宅でも簡単にできる予防法は次の通りです。

手洗いうがいをする

やはり、病気の予防には手洗いうがいが基本です。外出した後に、きちんと行うことで風邪を予防することができます。さらに、インフルエンザ予防にもなります。

また、うがいをする時におススメなのが紅茶です。紅茶に含まれるテアフラビンという成分が強い殺菌成分を持っており、風邪だけでなくインフルエンザにも効果的です。同じような理由で、塩水も良いです。

ただし、うがいをする際に飲み込んでしまうことはあまりありませんが、紅茶にはカフェインが含まれているので、妊娠中のママは飲むのは控えた方が良いとされています。

飲まない限りはカフェインによる身体への影響はありませんが、心配なようであれば、妊娠中のママでも飲める紅茶を活用しましょう。

参考記事
>>妊娠中期のコーヒーは安全?妊娠中に気を付けたいカフェイン
>>妊娠中のお茶はこれで決まり!ココマガおすすめ厳選9種!

菌や埃を避け、喉を乾燥させない

風邪菌などのウイルスは、人が密集した場所や、電車など空気が滞ってしまう所に多いです。なので、妊娠中はそういった場所をなるべく避けるようにすることも、咳の予防になります。

また、喉を乾燥させないことも大切で、のど飴を舐めたり小まめに水分補給を行って、喉を乾燥させないようにしましょう。菌をブロックできる、喉を乾燥させないということで、外出時にマスクをするのもおススメです。

また、咳に関してはウイルスだけでなく、アレルギーが原因で咳込んでしまうこともあります。できるだけ自宅にいる時は掃除を行い、埃を取るようにすることも咳を予防するポイントです。

妊娠中は免疫力が下がっている理由から、食事と睡眠を十分に摂ることも、病気に対抗できる身体を作り、咳の予防になります。また、喉に乾燥は大敵ですから加湿器を活用して室内の湿度を保つことも大切です。

予防だけでなく対策についてもいくつか挙げましたが、対策を行ったからといって、必ず効果があるとは限りません。効果には個人差があることを踏まえ、それでも咳が止まらない場合には病院に相談しましょう。

妊娠中期は胎盤も母体も安定し、過ごしやすい時期です。予防、対策をしっかり行って、妊娠中期を快適に過ごしましょう。

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