妊娠中期の腹痛

妊娠中期の腹痛の原因と予防法と妊娠中期の危険な腹痛とは?




妊娠中期は妊婦さんにとって、身体も気持ちもやっと妊婦生活に慣れてきた頃で、妊娠中の一番落ち着いた、過ごしやすい期間です。

お腹も少しずつ大きくなってきて、お腹の赤ちゃんの成長も感じられるので幸せを噛みしめている方も多いのではないでしょうか。

しかし、落ち着いている体調であるにも関わらず、何だか最近お腹が痛いな・・・と不安を感じる人も少なくありません。

妊娠中期に腹痛を感じる場合、何が原因で、どう対処すればいいのでしょうか。

今回は、危険な腹痛と安心な腹痛の見分け方や、子宮収縮の症状など、妊娠中期に起こり得る腹痛について詳しくご紹介していきます。

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妊娠中期に特に問題のない腹痛

妊娠中期にお腹が痛いとなると、すぐに連想するのが切迫流産や切迫早産です。

確かに切迫早産や流産にも同じような症状として腹痛がありますが、便秘や生理的な腹痛とは症状が全く違います。

便秘のために起こる腹痛は、まさに便が腸にたまっているために起こるので下腹部が張ってきて重い感じがします。子宮の成長や前駆陣痛の場合、腹痛が不規則ですし、痛みを感じる場所が限られています。

また、痛いな・・と感じたとしても、気がついたら治っていたという場合は、切迫流産や早産の疑いによる腹痛ではないので問題ありません。

気になるようでしたら、担当の専門医に診察してもらって気分を落ち着けましょう。

妊娠中期に特に問題のない腹痛が起こる原因

妊娠中期に腹痛が起こる原因として以下のものが挙げられます。

・子宮が大きくなる
・前駆陣痛による痛み
・便秘による痛み

それぞれみていきましょう。

子宮が大きくなる

妊娠中期は、子宮低長の長さが11センチほどから、大きくなる人で26センチまでぐんと伸びることになります。

人によっては30センチほどにも達します。

胎児の体重も5ヶ月に入ったばかりのころは、80グラムほどであったのが、妊娠7ヶ月ころには大きい胎児で1300グラムほどに急成長します。

これほどまでに子宮やその中の胎児が一気に大きくなるため、お腹の中はぐいぐいと皮を伸ばすように子宮が引き伸ばされます。

子宮が大きくなると必然的にお腹の皮も引き伸ばされるのですが、その時にお腹の皮膚にかかる力でお腹が痛くなるという妊婦さんは多くいます。

お腹の中でも特に下腹部に痛みがあり、腹痛に伴って、腰の周り、足の付け根辺りの皮膚が引っ張られるので下半身が痛いと感じる人もいます。

いずれにしても、子宮や胎児の成長に伴って起こる問題ですので、妊娠生活にとっては問題ありませんので、安心してゆっくり過ごしましょう。

前駆陣痛による痛み

陣痛というとびっくりするかもしれませんが、もちろん本当の出産にいたる陣痛ではありません。

陣痛というのは妊娠後期の出産間近に起こるものだというイメージがありますが、妊娠中期に起こる前駆陣痛というものもあります。

この時期の起こる前駆陣痛は出産には全く関係ありません。

関係ないと言っても妊婦に起こる陣痛なのですから、出産の前段階での予行演習を生理的に行っているようなもので、まさに出産に向けての練習です。

妊娠中期で、お腹の下腹部が急にキューっと締め付けられるような痛みを感じたら、それは前駆陣痛かもしれません。

キューっとした痛みの感覚は不規則で、陣痛のように規則的ではありません。

絶えられないほどの痛みでもありませんので、ほとんどの場合が知らず知らずのうちに痛みが引いて治ってしまいます

子宮口が開いているわけではなく、固く閉じている時の前駆陣痛は出産には至りません。

痛みが治まらない、耐えられない痛みに変わってくるなどの変化があれば、かかりつけ医に相談しましょう。

便秘による痛み

妊娠中期に入ると子宮が大きくなり、子宮のまわりの臓器を圧迫します。

腸などは子宮に非常に近いところにあるために影響を受けやすく、便秘の症状が出る場合があります。

妊婦さんと便秘は切っても切れない間柄で妊娠中期から妊娠後期にいたっては多くの人が便秘に悩まされます。

便か長期間、腸の中に溜まったままになっていると、お腹が張ってきますし、下腹部に違和感を感じたり、時にはぐっとねじれるような痛みを感じます。

子宮と腸の場所が非常に近いことで、その痛みを子宮の痛みであると不安を持つ人が多いのですが、自分が便秘になっていないかということを一度確認してみましょう。

最近便通がないな・・・と感じたら、それは便秘による腹痛かもしれません。

そんなときは、オリゴ糖を摂取するようにしましょう。オリゴ糖で腸内環境を整えることで、便通の改善や便秘の予防に効果的です。

詳しくは、妊婦さんの便秘や下痢にオリゴ糖が良い理由とおすすめのオリゴ糖でご紹介しています。

妊娠中期に心配な腹痛

妊娠中期に起こる腹痛のほとんどは、先ほどご紹介した特に問題のない腹痛が多いのですが、中には緊急に対応をしなければならない腹痛もあります。

子宮収縮による腹痛

妊娠中期でも最近は仕事を続けるという人は多くいます。家でのんびり過ごす妊婦生活もよいですが、仕事を出産後も続けたいと考えている人は、妊娠中期で産休を取ることは出来ない場合が多いです。

お腹が大きくなってくる妊娠中期にも関わらず、いつもと同じ仕事をこなし、通勤電車に揺られ、家事までこなすとなると今まで以上に肉体的疲労や精神的ストレスが大きくなります。

そのようなことが引き金となって、子宮収縮が起こり、切迫早産などを引き起こす腹痛が生じる場合がありますので注意しましょう。

まだまだ出産なんて先の話だと思うかもしれませんが、身体や精神が悲鳴を上げている場合があります。

今まで以上に体調を考え、身体を大切にしなければいけません。以前と同じように仕事をしなければいけないという思いは理解できますが、焦らず、ちょっとブレーキをかけて生活することを考えましょう。

子宮収縮による腹痛があるにもかかわらず、あまりにも仕事などが忙しいと、その痛みを感じないという人もいます。少しの痛みでも問題のある腹痛か、問題のない腹痛かよく考えてみましょう。

子宮頸管無力症

子宮から膣にいたる道を子宮頸管といいますが、いわゆる産道となる部分です。子宮頸管には筋肉があるのですが、体質上、筋肉がゆるむ状態の人がいます。

体質ですから、予防することは出来ませんが、子宮頸管周辺の筋肉がゆるみ、子宮口が開きやすくなる病気を子宮頚管無力症と言います。

この病気は子宮口が開いてきても全く痛みがないまま、どんどん子宮口が開き、妊娠中期でまだ胎児が充分育っていないにもかかわらず出産に至ってしまう状態を引き起こします。

筋肉がゆるんで子宮口がある程度開いているにもかかわらず、痛みがないので自覚症状がありません。子宮口がある程度開くと、本格的な陣痛を引き起こすので早産になってしまう可能性があります。

定期的に妊婦検診を受けていると発見される場合が多いのですが、知らず知らずのうちに陣痛になってしまいお腹に痛みを感じます。

子宮頸管無力症だと診断されると、胎児が子宮から降りてこないように子宮頸管を糸で縛る手術を行います。

産道を閉じて流産しないように処置するのですが、術後はお腹の張りや子宮頸管の状態によっては妊娠中期から出産まで入院生活を送る必要がある人もいれば、通院で様子を見ながら出産まで過ごす人もいます。

感染症からの腹痛

細菌やウィルスに感染症が原因で腹痛を起こし、早産となる場合があります。

初期の段階ではなかなか自覚できないために、気づかないまま炎症が子宮や羊水にまで達し重症化します。

進行が進んでくると、おりものの状態がいつもと違うので、おかしいと思ったら専門の医師を受診しましょう

子宮に感染が広がると子宮収縮が始まり切迫早産になる可能性があります。

ストレスによる腹痛

妊婦さんの場合、基本的にストレスは体によくありません。

最近では産休までは、しっかり仕事をするという女性も増えてきました。体力を使う仕事だけでなく、ストレスを感じる仕事をすると子宮収縮が起こり切迫早産になります。

中途半端に仕事ができないのは分かりますが、妊娠する以前と全く同じように出来ることと出来ないことがあります。

不安を抱えたり、ストレスが過度にかかる仕事が続くとお腹が張ってきますので自分でも意識しながら働きましょう。

子宮収縮とは

子宮収縮が続くと出産へ向かっていきます。妊娠37週から出産するのを正期産といいますが、その週までは出来るだけ赤ちゃんをお腹の中で育てる必要があります。

妊娠37週以前に子宮収縮が起きた場合、早急に専門の医師を受診しましょう。

子宮収縮の見分け方

出産をしたことのない人は自分が子宮収縮のための腹痛が起きているということになかなか気づきません。

そのためにも子宮収縮にともなう腹痛の特徴を知っておきましょう。

まず、痛みの範囲は下腹部など部分限定ではなくお腹全体が痛くなります。

キューッとした痛みが長時間続き、15分間隔といったように規則的に襲ってきます。

また、出血があったり、胎児の動きがなくなってくるのも特徴です。

妊娠中期の腹痛を予防しよう

子宮頸管無力症という予防できないものもありますが、自分が工夫すれば避けられる妊娠中期の腹痛もあります。

どのようなことに気をつけて生活すれば、危険な腹痛を避けることが出来るのでしょうか。

無理をしない

妊娠中期はお腹もどんどん大きくなって目立ってきます。

通勤などで電車やバスを利用する場合は満員電車などに無理して乗ることなく、出来るだけ座ってゆっくり移動できるように工夫しましょう。

多少時間がかかっても、交通費がかかっても体に負担をかけない通勤経路や手段を選びましょう。

どうしても長い距離を満員電車などで通勤するならば、妊娠していることを周りに伝えるワッペンなどをカバンにつけて、優先座席付近から乗るようにしましょう。

席を譲られたら、素直に感謝して席に座るようにしましょう。

無理をして我慢していると、お腹が張ってきて腹痛を起こします。

特に体調のすぐれない場合は、外出自体を避けたいところですが、そうもいかない場合は、「体調が優れないので、席を譲っていただけませんか?」と思い切って声をかけるようにしましょう。

また、仕事においても妊娠前のような無理は出来ません。

自分では大丈夫と思っていても体がついていかない場合が多いのです。

妊娠しているということで仕事内容を変えたり、量を減らしたり、周りの助けを得るということは、なかなか精神的に大変だとは思いますが、妊娠しているときはそのことに耐えるということも必要です。

妊娠初期につわりなどで会社に迷惑をかけたと負い目を感じている人は妊娠中期になって体調がよくなるとその分を取り戻そうといつも以上にがんばる人がいますが、体調が良いからと無理をするのはよくありません。

ストレスを溜めない

ストレスを溜めると体調に顕著に現れます。しかし、なかなかストレスの無い生活を送るというのも難しい話です。

出来るだけ心をリラックスさせたり、ストレス発散になるようなことを心がけましょう。

ストレスがたまると病気への抵抗力も落ちます。早産を引き起こす感染症などにもかかりやすくなるのです。

妊娠中期の安定期ですので、ちょっと外を散歩したり、お友達と話をしたり、美味しいものを食べたり、歌ったり・・・と自由な時間を持ちましょう。

お酒などは軽く一杯程度ならよいですが、飲みすぎは胎児に影響があるので避けましょう。

自分なりのストレス発散法があるといいですね。

お腹を支える

妊娠中期は体調が比較的安定しているので体調に対しても油断しがちです。

お腹もあまり大きくありませんが、後期になる前にきちんと腹帯などをを用意してお腹をしっかり支えましょう。

今は腹帯というよりもコルセットのような形態のものが多くあります。

お腹が大きくなることに伴う痛みは問題ありませんが、痛みは少ないに越したことがありません。腹巻のようなものを利用すればお腹や内臓を冷やさないで過ごすことができます。

冷えというものに妊婦さんは敏感になる必要があります。体を冷やすことによって血流が悪くなり、また、体温が下がるとホルモンバランスが崩れます。

ホルモンバランスが崩れると下痢や便秘になるので腹痛を招きます。

また、体を冷やすと筋肉も固くなります。腹痛だけでなく腰痛の原因にもなりますし、筋肉が固いと難産にもつながります。

特に夏などは暑くなりますが、大きくなってきたお腹をカバーすることは重要です。

迷った時はすぐに受診を

腹痛には様々な原因や種類があります。

妊娠中期になってくると、妊娠生活にも慣れてきているので、自分の体に対して過信しているところがあり心配です。

特に体調が今まで非常に良かった人は、楽観的な考えを持っている場合が多いので、深刻な腹痛であることになかなか自分では気づきません。

痛みにも強い人、弱い人と様々ですが、痛みに強い人は少しの腹痛にもなかなか反応しません。

中にはかなりの周期的な子宮収縮にも気づかずに出血して初めて、深刻な腹痛に気がつくケースもあります。

これはいつもと違う、おかしいなと思ったら出来るだけ早急に担当の医師を受診しましょう。

もし旅行など地元の病院に行けない場合であっても、その土地で専門医がいる病院を探して受診するようにしましょう。

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