妊娠中期に必要な鉄分!必要な理由と上手く摂取する秘訣とは?

妊娠中期に必要な鉄分!必要な理由と上手く摂取する秘訣とは?




赤ちゃんがお腹にいる妊娠中、ママは気を付けたいことが沢山あります。身体に必要な栄養成分を毎日バランス良く摂取するのも、その1つです。

特に鉄分の摂取は、ママも聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。鉄分は血液を作るのに必要な栄養成分です。

妊娠中期以降は不足しやすいといわれており、必要不可欠な栄養素になります。しかし、妊娠中期に鉄分がそれほどまでに必要になってくるのはどうしてでしょうか?

そこで今回は、

・妊娠中期に鉄分が必要なのはどうして?
・鉄分の働きを知りたい
・効率よく鉄分を摂取するには?

といった方に、妊娠中期に必要な鉄分について、効果的な摂取の仕方を含め詳しくご紹介します。

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鉄分の役割とは?

鉄分の役割とは

鉄分と聞くと、血液を作るのに必要な栄養成分というイメージがあります。

もちろん、そのイメージで間違ってはいないのですが、もっと詳しくいうと血液中の赤血球、その中にある酸素を運ぶ役割を持つ、ヘモグロビンを形作っているのが鉄分です。

ヘモグロビンの中で鉄分は酸素と結びつくことができることから、鉄分は酸素を身体に供給する役割を持っています。

妊娠中期の場合には、赤ちゃんに栄養や酸素を運ぶのも役割の1つです。

妊娠中期に鉄分が必要な理由

妊娠中期に鉄分が必要な理由

鉄分はカルシウムをはじめとするミネラルの1つなので、身体の中で作り出すことができません。

そのため、小まめな摂取が求められるわけですが、妊娠中期になってくると医師から指導が入ることもあるほど、鉄分の摂取が大事になります。

妊娠中期に鉄分が必要になってくる理由は何なのでしょうか。鉄分が必要な理由については以下の通りです。

人は、理由もわからずに行うものほど長続きしないものはありません。鉄分が求められる理由を知って、摂取を継続できるようにしていきましょう。

赤血球が増えるため

妊娠中期に入ると、摂取した酸素や栄養は身体の中でママだけでなく赤ちゃんにも送るようになります。

つまり、今までの赤血球の数では足りなくなってきてしまうのです。そのため、身体は血液の量を増やして、酸素や栄養を優先的に赤ちゃんへ送ろうとするようになります。

鉄分はヘモグロビンの主成分ですが、その前に赤血球を増やすのにも必要な成分です。

先に触れたように、鉄分は身体の中では作ることができない栄養素ですから、妊娠中期は赤血球を増やす為にも今まで以上に摂取が欠かせない成分です。

胎児の成長に必要

酸素や栄養を赤ちゃんに送るだけでなく、鉄分はお腹にいる赤ちゃんの成長にも欠かせません。

そのため、鉄分は赤血球を作るだけでなく、赤ちゃんに栄養素の一部として優先して送られるようにもなります。

基本的に鉄分は肝臓に蓄えられますが、この他にも胎盤や靭帯にも蓄えられることになります。

蓄えられた鉄分は、長くて産後9ヶ月位まで使い続けられることもあります。

赤血球を作る分に加えて、赤ちゃんの栄養の分も鉄分は必要になってくるわけですから、妊娠中期は鉄分の小まめな摂取が必要です。

出産に備える

妊娠中期というと、ちょうど出産まで後半ばという時期ですが、鉄分が必要になる理由として、後々やって来る、出産に備えているのも理由に挙げられます。

出産時に出血は避けられません。特に、出産の時は赤ちゃんだけでなく子宮に張り付いた胎盤も剥がれて出てくることになります。

この剥がれ落ちた部分から大量に出血するので、ママは出産の時、大量の血液を失くしてしまいます。

血液を失くし過ぎると貧血の原因になってしまいますから、それを予防する為に、妊娠中期を含め鉄分を妊娠中に身体に蓄える必要があるので、鉄分の摂取が必要不可欠になります。

急増する鉄分の必要量

急増する鉄分の必要量

妊娠中期は上記のような理由から、特に鉄分の摂取が求められる時期です。その量は妊娠初期が7.5mgなのに対して、妊娠中期以降は18.0mg

つまり、妊娠初期に比べて2倍ほど1日の必要量が増加します。

お腹の中の赤ちゃんもどんどん成長していくわけですから、成長スピードが緩やかだった妊娠初期の量では、全く足りなくなってくることがわかります。

妊娠中期は安定期とも呼ばれるように、妊娠初期症状も落ち着き、食欲が戻ってくる時期でもあります。鉄分のある食品も摂取することを心掛けながら、バランス良く栄養を摂るようにしましょう。

鉄分が不足するとどうなるの?

鉄分が不足するとどうなるの

鉄分が求められる理由や、必要摂取量からもわかるように、鉄分は妊娠中期になるべく取っておきたい栄養素です。

しかし、毎日鉄分摂取を考えるのは大変です。元々、貧血持ちの人だったりすると鉄分が身体に少ないのは当たり前というママもいるかもしれません。

ただ、鉄分が不足し過ぎてしまうとママの身体や赤ちゃんに悪影響が出てしまう恐れがあります。

考えられる悪影響としては以下の通りです。体調が安定している妊娠中期ですが、鉄分の摂取は欠かさないようにしましょう。

鉄欠乏性貧血

その名の通り、鉄分が不足することで発症する貧血です。

貧血のうち約9割がこの鉄欠乏性貧血といわれており、妊娠中のママの場合には約3~4割が発症するといわれています。

主な症状としては、鉄分が不足することにより、ママの身体に酸素が行き渡らなくなることで、心臓、肺が活発になってしまうことによる心拍数の増加や動悸、息切れをはじめ、倦怠感といった症状を代表に、顔色が悪くなってしまったり、狭心症のような胸の痛みがある場合もあります。

症状が進行してくると、爪の反り返りや抜け毛が増える、肌の乾燥などが出てしまうことがあり、最悪の場合、氷や土を食べたくなってしまう異食症になってしまうこともあるので注意が必要です。

参考記事>>妊娠後期に陥りやすい氷食症!氷が無性に食べたくなったら要注意

出産時の影響

鉄分は出産時の出血に備えて鉄分を蓄えている場合もあります。

そのため、鉄分が不足したまま出産に臨むと、体力も低下しているので、弱い陣痛である微弱陣痛が長引き、出産時間が伸びて赤ちゃんに影響を与えてしまう可能性があります。

更に、出産後には子宮が強く収縮して、出血が止まるところを血が止まりにくくなってしまい、分娩時異常出血と呼ばれる大量出血に繋がってしまう恐れがあります。

こうなってしまうと輸血の必要や、最悪、子宮摘出をすることもあります。

母体が弱っていて抵抗力も低いことから、産褥熱にもかかりやすいとされており、産後、38℃以上の高熱に苦しめられてしまうこともあります。

赤ちゃんの発育が遅れる

重度の鉄分不足に陥ると、赤ちゃんにも影響が出てくる場合があります。

鉄分が不足するということは、赤ちゃんに十分な酸素や栄養が送れなくなることになってしまうので、未熟児や虚弱児になってしまう可能性があります。

また、成長していくために妊娠中期以降は、赤ちゃんも鉄分を身体の中に蓄えていきます。

鉄分には脳に必要不可欠な栄養素なので、妊娠中に鉄分をあまり得ることができないと、赤ちゃんの精神や運動に僅かながら発育の遅れがみられることも考えられます。

生後鉄欠乏性貧血と呼ばれる、赤ちゃんが貧血になってしまうこともあります。

鉄分の過剰摂取にも注意!

鉄分の過剰摂取にも注意!

不足すると良くない鉄分ですが、必要量以上に摂取してしまっても身体に悪影響を与えてしまいます。

妊娠中期は鉄分を摂取しても、そのほとんどを赤血球や赤ちゃんに優先して回してしまうことになるのですが、鉄分を多く摂り過ぎるといらない分は肝臓や腎臓、心臓などの組織に沈着することになります。

この鉄分が、沈着した臓器にさまざまな障害を起こしてしまう恐れがあります。

摂り過ぎた鉄分によって起こされる障害は鉄過剰症と呼ばれ、重度の場合には肝硬変などの障害を引き起こしてしまうこともあるので注意が必要です。

鉄分の種類について

鉄分の種類について

妊娠中期から大事になってくる鉄分には種類があります。それが、ヘム鉄と非ヘム鉄です。

ヘム鉄は肉や魚などの動物性食品に含まれており、非ヘム鉄の場合には海藻類や野菜などに含まれています。

これらの鉄分は同じ仲間ではあるものの、摂取しやすい食材が異なるだけでなく、それぞれに特徴があります。

妊娠中期、鉄分を摂取するにあたり、食事で摂取するママが多いと思いますが、ここでヘム鉄と非ヘム鉄の特徴を知って、効率よく摂取するのに役立てましょう。

ヘム鉄

ヘム鉄は、非ヘム鉄に比べて身体に吸収されやすい鉄分といわれています。

この鉄分を多く含む食材の代表格としては、やはりレバー。この他に、かきやあさり、牛や豚の赤身などが挙げられます。

しかし注意したいのは、レバーには鉄分以外にビタミンAも多く含まれていること。

そのため、鉄分摂取に良いからといって、週に何度も食べてしまうとビタミンAの過剰摂取になり、ママに悪影響が出るだけでなく、赤ちゃんも水頭症や口蓋裂などの奇形のリスクが高くなる場合があるので、他の食事とバランスよく摂ることが大切になります。

ビタミンAの摂取については、妊娠中はうなぎはダメなの!?妊娠中のビタミンAの摂取法の記事にて詳しくご説明しています。

非ヘム鉄

非ヘム鉄が多く含まれている食材とされているのが、小松菜やほうれん草、納豆や高野豆腐などの野菜です。

ヘム鉄に比べて、あっさりした食材が多いので、妊娠中のママにとって摂取しやすいといえますが、非ヘム鉄は吸収率が悪い鉄分といわれています。

ですので、非ヘム鉄だけで鉄分を摂取するのは難しくなります。

ただし、納豆を代表に、鉄分を摂取できるだけではなく他の栄養も多く含まれていたり、高野豆腐など副菜にできる物が多いので、他の食材と合わせて摂取しましょう。

関連記事>>妊婦さんにも納豆は栄養満点?納豆の特徴と食べ過ぎの注意点

鉄分を上手く摂取するには

鉄分を上手く摂取するには

2種類の鉄分の特徴からわかるように、鉄分はただ食事で摂取すれば間に合うというものではありません。

上手く、食事のバランスを考えて身体に取り入れていく必要があります。また、妊娠中期は食欲も戻ってきているとはいえ、毎回、鉄分を考えた献立を考えるのは結構大変です。

食事以外の方法でも上手く鉄分を摂取していく必要があります。妊娠中期における、鉄分を上手く取り鉄分を上手く摂取するには入れる方法は以下の通りです。

ただし、人によって効果には個人差があります。この方法を行ったからといって鉄分が不足しないとは限らないので注意しましょう。

他の栄養素と合わせて鉄分摂取

鉄分の種類にもあるように、ヘム鉄と非ヘム鉄にはそれぞれメリットとデメリットがあります。

特に非ヘム鉄は吸収率が弱いため、単品で食べるのには向きません。しかし、体重管理も行わなくてはいけない妊娠中、肉や魚が中心となるヘム鉄を毎日というわけにはいきません。

鉄分を上手く摂取するには、タンパク質やビタミンCを含んだ食材と一緒に食べると良いといわれています。

たんぱく質であればいわしの丸干しやシラス干し、お豆腐、ビタミンCであればレモンやブロッコリー、ピーマンなどがおすすめです。

これらの食材をバランスよく取り入れて、鉄分を効率よく摂取しましょう。

生活の改善

鉄分が不足してしまうのは、必要な鉄分を摂取できていないことが挙げられますが、食事だけでなく、生活習慣にも原因があることが考えられます。

妊娠中期に入ると、お腹が大きくなることもあって、妊娠前より身体を上手く動かすことができなくなってしまうことも挙げられるのですが、それで運動をあまりしなくなってしまうのも良ありません。

妊娠中期は比較的体調が安定している為、生活習慣も乱れがちですが、適度に運動を行い、睡眠もしっかりとって、健康的に過ごしましょう。

参考記事>>運動不足の妊婦さんにおすすめの簡単運動法

サプリメントの活用

鉄分の多い食材を摂取することで、鉄分を補うことができますが、食事だけでは足りない場合もあります。

また、臨月まで仕事を続けるママになってくると忙しさから、食事を毎日考えるのも難しいというママもいるでしょう。

そんな時に、効率的に鉄分を摂れるのがサプリメントです。ただし、サプリメントで鉄分を摂取する際には用法用量を守って取り入れることが大切です。

サプリメントは1粒に付き配合されている鉄分の量が決まっているからです。そのため、自己判断で摂取すると過剰摂取に繋がってしまう恐れもありますので、活用する際には量に注意するようにしましょう。

サプリメントに関しては、他の栄養素も配合されているとはいえ鉄分の塊を直接摂取することになることから、人によっては体質的に合わない場合も考えられます。

飲用後、副作用が出てしまう恐れもあるので、サプリメントを活用して体調が悪くなるようであれば、すぐに飲用を中止し、悪化する傾向があるようなら病院へすぐに相談するようにして下さい。

病院にも相談しよう

病院にも相談しよう

食事などで鉄分を上手く取り入れていくことが大切ですが、対策を取っているにも関わらず、貧血の症状があったり体調が優れないようであれば、我慢せず病院に相談することも大切です。

また、妊娠中は妊婦健診がありますので、その際に鉄分不足の傾向があれば、医師から鉄剤の処方、もしくは指導を受けることもあります。

軽い貧血であれば、赤ちゃんに影響はないといわれていますが、鉄分が不足しないことに越したことはありません。鉄分を小まめに摂取して、妊娠中期を楽しく過ごしたいですね。

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