産後のガルガル期って何

産後のガルガル期はいつまで?6つの原因と産後ママの乗り越え方



産後のガルガル期って聞いたことがありますか?

ガルガル期を知らなくても、その内容を知った途端に、「わかる!」って思うお母さんは多くいます。それだけ、誰しもが多かれ少なかれ経験しているということです。

産後のガルガル期は、自分以外の人が赤ちゃんに触れることに対して嫌な気分になったり、イライラする時期のことです。

見ず知らずの人が赤ちゃんに触るのは嫌だという人は珍しくありませんが、酷い人は旦那さんに赤ちゃんを触られることさえ、耐えられないという人もいます。

そこで今回は、

・産後のガルガル期とは?
・どうしてガルガル期になるの?
・産後のガルガル期を乗る超えるには?

といった方に、産後のガルガル期とは一体どのようなものなのか、原因や対策について詳しくご紹介します。

産後のガルガル期とは?

産後のガルガル期とは

自分の大切な赤ちゃんを、自分以外の人が触ると嫌な気分になるということはありませんか?

散歩途中で知らない人が、自分の赤ちゃんの頭をいきなりなでたり、頬を触ったり、手を握ったりすると、「その手は綺麗ですか?汚い手で触らないでください!」という気持ちになることがあります。

見ず知らずの他人ならまだ分かりますが、義母や義父、実父や実母にでもそのような気持ちになってしまったり、赤ちゃんの実の父親である旦那さんが赤ちゃんを触るだけでも、「汚い手で触らないで!」と声を荒立てる人もいます。

これは出産をした女性なら誰でも経験する感情で、産後のガルガル期といわれるものです。

特に出産直後の女性は、赤ちゃんを守ろうとする本能が強く働いているので、他人が赤ちゃんを触ろうとすることにイライラしたり、嫌悪感を持ちます。

ガルガル期はお母さん自身が悪いわけではなく、人間の母性本能がそのような気持ちにさせているのです。

個人差がありますのでまったく感じない人もいますが、強く気持ちが出てしまう人もいます。

ガルガル期はどうして起こるの?

それでは、産後のガルガル期はどうして起こるのでしょうか。

女性ホルモンのバランスや量の変化

妊娠して出産すると、女性ホルモンのバランスが大きく変化します。

妊娠中は通常よりも女性ホルモンの分泌量が増えるので、体に大きな変化が出るだけでなく、精神面や性格にも影響が大きく出ます。

また、出産後は妊娠中に多量に分泌されていた女性ホルモンが激減するため、ホルモンバランスの乱れから精神状態が不安定になりやすくなります。

急に不安になって悲しくなったり、ちょっとしたことでイライラしたり、涙が溢れてきたりして周囲に驚かれることもあるでしょう。

これは出産後の女性には誰にでもある症状で、一般的に「マタニティーブルー」と呼ばれるものです。
妊娠中や産後はホルモンバランスの変化から情緒不安定になるのはある意味当然のことなのです。

オキシトシンの過剰分泌

オキシトシンというホルモンは、別名「幸せホルモン」や「愛情ホルモン」ともいわれているホルモンです。

このオキシトシンは、妊娠、出産、子育て時期の哺乳類には欠かせないホルモンで、陣痛を起こしたり、母乳を出したりする作用を持ちます。

また、オキシトシンには赤ちゃんを守ろうとする本能を目覚めさせる作用もあると考えられています。
このため、オキシトシンが過剰に分泌されてしまうと、赤ちゃんを攻撃する相手から守る、攻撃してくる相手を許さないという強い気持ちを作ります。

赤ちゃんを守ろうとする気持ちが大きくなるゆえに、赤ちゃんに攻撃する可能性のある人を強く嫌悪するようになるということです。

オキシトシンの過剰分泌によって、他人への攻撃性を高めてイライラしてしまうので、イライラしているお母さんが悪いわけではないということを周囲が知っておくことが大切です。

甲状腺機能異常

産後に一時的に甲状腺機能の異常を起こすことは良くあります。

甲状腺機能の異常が生じると甲状腺ホルモンの分泌量が変化します。
甲状腺ホルモンは、多すぎると甲状腺機能亢進症(バセドウ病)、少なすぎると甲状腺機能低下症(橋本病)などを引き起こします。

体調が悪くなるだけでなく、精神的にもイライラしたり、脱力感や倦怠感が強くなります

産後にイライラしているだけかなと思っていたら、実は甲状腺機能の異常が関係していることもありので、気になるようでしたら早めに医療機関を受診するようにしましょう。

産後の寝不足や疲れ

産後は夜中の授乳があったり、夜泣きをされたりすることでお母さんは熟睡することができません。

慢性的に寝不足状態が続くので、疲れがどんどん溜まって、体や脳は疲れているのに眠れないといった不眠症状が現れることもあります。

特に出産直後は、体調が悪い上に睡眠が取れず、精神状態がかなり不安定になり、イライラしたり、突然大声で泣き出してしまったり、自分でも感情のコントロールができなくなることも少なくありません。

可愛いはずの赤ちゃんが可愛く感じられない自分に、嫌悪感を持つこともあります。

ある意味育児ノイローゼの状態ですので、真面目な人ほど赤ちゃんに対して責任感を強く抱き、赤ちゃんに触れようとするすべてのものから、赤ちゃんを守ろうという感情が芽生えてしまうこともあります。

周りのサポートが充分にない場合は、寝不足や疲れがたたって精神的に追い詰められてしまうこともあります。

初めての子育てで余裕がない

何人も子供を育てて、育児経験が豊富な人ほどガルガル期は少ないといわれています。

育児経験があるということで気持ちに余裕があり、ちょっとくらい手を抜いても赤ちゃんは大丈夫という自信もあるので、他人の手助けにも寛大になれますし、助けてくれてありがたいとも感じます。

しかし、初めて出産をして子育てをするという人は、どのように育児をすればいいのか分からず、すべてが手探りで神経質になっています。

育児マニュアルに書かれてあることしか信じられない状態になっていると、無神経に赤ちゃんを触ろうとする人は許せないという感情が起こります。

気持ちに余裕がないので過剰な神経質になり、ガルガル期の状態になってしまいます。

ガルガル期を乗り切る方法は?

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では、どうしたらガルガル期を乗り越えられるのでしょうか、その対策についてご紹介していきます。

まずはホルモンバランスが整うのを待つ

出産すると女性ホルモンの分泌が急激に減り、しばらくはホルモンバランスの乱れが続きます。

回復が早い人は、半年ほどでホルモンバランスが整いますが、遅い人は出産後2年ほどホルモンバランスが整わないという人もいます。

女性ホルモンのバランスは外から見ては分かりませんが、一般的に、産後に月経が回復したら女性ホルモンのバランスが整ってきているという目安になります。

時間はかかるかもしれませんが、徐々に女性ホルモンのバランスは整ってきますので、心配する必要はありません。

しかし、肉体的に疲れていると回復も遅くなりますので、ゆっくりと体を休めることが大切です。

子育てをしていると、なかなか自分の健康管理など余裕がありませんが、自分がイライラしてガルガル期であるという自覚がある人は、まずは身体を休めて気持ちを落ち着かせるようにしましょう。

赤ちゃんと一緒に寝る

出産後すぐは、赤ちゃんが小刻みに寝たり起きたりを繰り返しているので、お母さんはゆっくり眠ることができません。

人間は眠らないと、精神状態が不安定になるのでイライラしたり、不安になったりします。長時間まとめて寝るということができないお母さんは、とにかく赤ちゃんが寝ている時は一緒に寝るということを心がけましょう。

朝でも昼でも、赤ちゃんが静かに眠っているならば安心して自分も眠れます。

赤ちゃんが寝ている間に家事を終わらせたいと思うかもしれませんが、イライラしているガルガル期には家事の手を抜いてたくさん眠りましょう

ストレスを溜めないように

産後に育児だけでなく、家事や人間関係でストレスをさらに溜め込む人がいます。

ストレスは身体や精神に良い影響は与えません。できるだけストレスが掛からないようにすることが大切です。

自分を甘やかしたり、優しくする、嫌なことは無理にしない、疲れているときは休むということはもちろんですが、自分だけの時間を持ったり、好きなことをする時間を持つことでストレスが軽減します。

赤ちゃんを旦那さんや両親に少しの間見てもらって、髪を切りに行ったり、食事に出かけたり、映画を観るなど楽しいこと、ワクワクすることを増やすことも大切です。

お母さんにストレスがなく、精神的に落ち着いていることが、結果的には、赤ちゃんのためになるということを認識しましょう。

旦那さんに理解してもらおう

出産して無事に赤ちゃんが生まれてとても幸せなはずなのに、ずっと奥さんがイライラしている、いつも怒っている、自分のことを気にかけてくれないと思っている旦那さんは多いものです。

旦那さんは出産したわけではありませんし、多くの場合、昼間は仕事に行って社会との繋がりも今まで通りなので、出産後のママの体力的な問題、精神的な負担、社会からの孤立感などは、まったく理解していないといっても過言ではありません

このような自覚のない旦那さんにいくらイライラしても理解されないことが多く、この時期に夫婦不和になって、離婚してしまうという夫婦も少なくありません。いわゆる「産後クライシス」と呼ばれる状態です。

旦那さんは悪気があるわけではなく、奥さんがどうしてイライラしているのか分かっていないので、夫婦間でしっかり話し合いをして理解してもらいましょう。

イクメンを自称している旦那さんでも、奥さんのガルガル期に理解がない人もいます。

奥さんがガルガル期でも、旦那さんが毎日じっくり話を聞いてくれたり、赤ちゃんをお風呂に入れてくれたり、家事を変わってくれたり、夜中にミルクを飲ませてくれるだけで、夫婦の信頼関係を崩すことなく、ガルガル期を乗り越えることができます。

黙っていても本当の気持ちは伝わっていません。はっきりと自分の状態、気持ち、要望を伝えてみることが大切です。

義母の存在が苦手な人は

ガルガル期でイライラしていると、気持ちに余裕がありません。特に、義母や義父との関係は難しいものです。

実の両親には本音を言えても、義理の両親にはなかなか言えないという人がほとんどです。

義母は子育ての先輩でもありますが、余程気兼ねなく何でも打ち明けることができる関係でないと、時代錯誤な意見や、子育てをされると通常以上にイライラしたり、嫌悪感を持ちます。

赤ちゃんを抱っこされているだけで、自分の赤ちゃんを取られるような気持ちになります。

義母や義父との関係は、通常でも難しいものですが、精神状態が不安的なガルガル期の些細な言動の行き違いで、人間関係がもつれることもあります。

相手が自覚のない様子だと余計にイライラするので、旦那さんに自分がどうしてイライラするのかを説明してもらって、直接旦那さんから、義父母にそっとしてもらえるように働きかけてもらうようにしましょう。

サービスに頼る

日中、赤ちゃんとお母さんが、家の中でべったりと向き合って過ごしていることが多いと、どんなに赤ちゃんが好きでも、どんなに可愛いと思っていても息苦しさを感じることもあります。

他の人と話したい、大人と普通の話がしたい、美味しいものを落ち着いて座って食べたい、ゆっくりとお茶を飲みたい、というようなほんの些細な希望もなかなか叶いません。

希望が叶わないどころか、赤ちゃんに振り回されて、家の中の掃除や食事作りもできていないとお母さんは追い詰められる一方です。

旦那さんや両親に助けてもらうことができる人はまだしも、まったく誰にも頼ることができない場合、ガルガル期の子育ては精神的につらいものになるでしょう。

このような場合は、旦那さんにも状態を理解してもらい、ベビーシッターやファミリーサポートに子育てや家事を助けてもらいましょう。

家事をお願いしたり、赤ちゃんを見てもらうことも可能です。信頼できる人にお願いできればお母さんも安心して過ごせるようになります。

心配な時は専門の病院へ

ガルガル期だということは分かっていても、イライラした気持ちや嫌悪感、不安、心配、産後うつによる症状であるケースもあります。

自分ではなかなかコントロールできないと感じたら、早めに専門の医療機関を受診しましょう。

ガルガル期に苦しむお母さんはたくさんいます。早めに治療を行うことで症状も、軽くすみます。我慢せずに医師や助産師さんに相談してみましょう。

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監修:成田 亜希子(医師)

プロフィール:弘前大学卒業後、内科医として地域医療に従事。その傍ら、保健所勤務経験もあり、国立保健医療科学院での研修も積む。感染症や医療行政にも精通している。プライベートでは二児の母。

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