妊婦さんが明太子を食べると

妊婦が明太子を食べると胎児に悪影響?食事で注意したい食品と菌



妊娠すると、赤ちゃんの成長のために積極的に食べたいものと、気をつけなければいけないものと、食事にさまざまな制限が出てきます。

注意の必要な食べ物はたくさんありますが、「妊婦さんは明太子を食べてはいけない」という話を聞いたことがあるでしょうか?

一見、栄養も多く含まれていそうな明太子ですが、食べてはいけない理由はなんでしょう。

そこで今回は、

・妊娠中に注意すべき食べ物は?
・妊婦さんは明太子を食べてはいけないの?
・妊婦さんが明太子を食べるときに注意するポイントは?

といった方に、妊婦さんが注意しなければいけない食品や菌、妊娠中は明太子を避けた方がいい理由や、口にすることで赤ちゃんへどのような影響があるのかなどについて、詳しくご紹介します。

明太子は食べすぎると高血圧や肥満になる?

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一昔前までは「赤ちゃんがいるのだから2人分食べないとだめ」と言われることが多く、妊婦さんの食事についてはたくさん食べることを良しとされていましたが、最近では「妊婦さんは体重を増やさないようにしないといけない」というのが現代の考え方です。

妊娠すると、体重管理について産院などでも厳しい指導が行われますが、体重管理をしないといけない理由はさまざまです。

明太子は思いのほか、塩分とカロリーが高いのをご存知ですか?
ご飯のお供に…と食べているとついつい箸が進んでしまうものですが、食べすぎは高血圧や肥満を招くことになります。

妊娠中の高血圧や肥満は次のような病気を引き起こすことがあるので注意しましょう。

妊娠高血圧症候群

妊婦さんが気をつけないといけない妊娠中の病気の一つに「妊娠高血圧症候群」があります。

かつては「妊娠中毒症」と言われていた病気です。
妊娠20週以降、分娩12週間以内に高血圧は発症する病気で、他にも腎機能や肝機能などの悪化、血液凝固障害(血が固まりにくくなる)などの症状が見られます。

重症な場合では妊婦さんの脳内出血や常位胎盤早期剥離などを引き起こし、母子ともに非常に危険な状態になることも少なくありません。

妊娠高血圧症候群の発症リスクはさまざまですが、元々肥満だった人や妊娠中の過度な体重増加もその一つとして考えられています。

妊娠糖尿病

妊娠糖尿病は妊娠中に発症する糖尿病のことです。
元から糖尿病を患っていたというケースは含めません。

糖尿病は血糖値が症状する病気ですが、妊娠中に高血糖状態が続くと赤ちゃんが巨大児(4500g以上)となって難産になるリスクが高くなります。

また、妊娠高血圧症候群を発症リスクにもなることから、妊娠中は厳密な血糖管理が望ましいと考えられているのです。
妊娠糖尿病は、高齢に妊婦さん、家族に糖尿患者がいる妊婦さんに多く見られますが、妊娠中の過度な体重増加も原因となります。

明太子は食中毒を引き起こす?

妊娠中は体重の増えすぎに気をつけなければいけないこともありますが、それだけでなく、食べるものにも注意が必要になります。

赤ちゃんの体や健康状態は、妊婦さんが食べたものがダイレクトに影響することも少なくありません。妊娠前には何気なく食べていたものも、胎児にとっては悪影響となることがあるのです。

食べてはいけないものの中には「これも!?」と驚くようなものもありますので、うっかり食べてしまうのを防ぐためには、食べてはいけないものをきちんと把握しておく必要があります。

一般的に体に良いとされているものでも、妊娠中に摂りすぎると赤ちゃんに悪影響があるものもあります。明太子の食べすぎが妊婦さんに良くない理由を見てみましょう。

明太子はリステリア菌を多く含む

妊婦さんが気をつけたい食品の感染として、リステリア菌を紹介しましたが、明太子はリステリア菌を多く含む食品の一つです。

リステリア菌は加熱することで死滅しますが、低温でも増殖するため、冷蔵庫で保管していても菌が生きている可能性があります。

食品を買った後、加熱せずに食べるスモークサーモンや燻製、チーズや生野菜のサラダなどで食中毒を起こす確率が高いのです。

リステリア菌とは?

リステリア菌は、牛や豚などの飼育動物だけでなく、野生動物、魚類、土壌、河川・下水、昆虫中にも存在する細菌です。

その範囲があまりに広いため、あらゆる食品での汚染が見受けられます。特に乳製品や食肉などの、動物性食品への汚染が多いのが特徴的です。

リステリア菌の発育温度は-0.4~45℃と広域で、37℃前後が一番増殖します。

また通常は塩分濃度が高いと菌は生息できませんが、10%以上と高い塩分濃度でも増殖する非常に強い菌です。

免疫力が低下している妊娠期間中だからこそ感染しやすい食中毒の一つです。

通常は軽症で済むことが多いですが、妊婦さんが感染すると髄膜炎、敗血症、流産を引き起こす危険性があります。

また、妊婦さんだけでなく新生児や乳幼児の頃も感染すると重症化しやすいため、授乳期間中や離乳食が始まっても注意が必要です。

リステリア菌の感染の可能性が高い食品

・乳、乳製品
 特にナチュラルチーズ、未殺菌乳といった未加熱の乳製品
・食肉加工品、魚介類加工品
 生ハム、肉や魚のパテなど
・サラダ
 生食で未加熱のためよく洗うなど注意が必要
・ready-to-eat食品
 市販の弁当、惣菜など未加熱の調理済み食品

保管方法や食べ方に注意する

リステリア菌は熱を加えると死滅するので、一番の予防は食品を未加熱で食べないことです。

明太子は火を通さず、購入後はそのまま生で食べることが一般的ですが、どうしても食べたい場合には、加熱して中まで火を通すようにしましょう。

製造過程では塩漬けされていたとしても、リステリア菌は10%以上の塩分濃度でも死なず増殖することができるので、「すでに加工されている食品だから」といって安心しないようにすることが感染を防ぐための方法です。

また、-4℃の低温でも増殖可能なリステリア菌は、冷蔵庫でも繁殖します。

冷蔵保存では菌が増殖しますので、明太子は購入後すぐに食べない場合は中までしっかり加熱してから冷凍保存しましょう。

生のまま冷凍保存すると鮮度や品質はやや落ちますが、一度加熱することで劣化度合いも減らすことができます。

ただし、加熱したものであっても、冷凍後に美味しく食べられるのはせいぜい1ヶ月ほどなので長期保存には向かないと考えましょう。

明太子を食べてしまった時の対応方法

リステリア菌に感染した場合、症状がでるまでに9時間~数週間の潜伏期間があります。

症状があらわれるまでにかなり時間がかかることがあるので、まずはかかりつけの医師に相談してください。

その時、いつ、どのくらいの量を食べたのかなど、食べた時の状況をメモしておきましょう。

明太子や魚卵類のすべてがリステリア菌に感染しているわけではありませんので、うっかり生食してしまっても慌てずに、医師に相談しましょう。

明太子は加熱したものを少量なら問題はない

妊婦さんは「絶対に明太子を食べてはいけない」ということではありません。

明太子にはビタミンとミネラルも多く、水分排出を助けてくれるカリウムの含有量も多いので、適正量であれば摂取したい食品でもあります。

少量をしっかり加熱して食べる分には、栄養源としても大変優れた食品です。

加熱することを前提に明太子を食べる場合は、加工品なのでできるだけ無添加のものを選ぶように気をつけましょう。

明太子は着色料を使って赤くしていることが多いので、無着色の、甘味料で味付けされていない商品を選択するとより良いですね。

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監修:成田 亜希子(医師)

プロフィール:弘前大学卒業後、内科医として地域医療に従事。その傍ら、保健所勤務経験もあり、国立保健医療科学院での研修も積む。感染症や医療行政にも精通している。プライベートでは二児の母。

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