赤ちゃんは敏感

赤ちゃんは敏感!背中スイッチ対策と布団に寝かしつける方法



ママの抱っこの姿勢からようやく眠ってくれた赤ちゃん。

「やっと眠った…」と安心したのも束の間、布団やベビーベッドに下ろした瞬間、赤ちゃんの「背中スイッチ」に触れてしまい、またまた火がついたように泣き出す、なんていう経験はありませんか?

実は赤ちゃんの背中スイッチが入る理由と、上手な下ろし方にはコツがあったのです。

そこで今回は、

・赤ちゃんの背中スイッチとは?
・赤ちゃんの寝かしつけがうまくいかない!
・赤ちゃんの背中スイッチを押さない方法は?

といった方に、赤ちゃんの背中スイッチが発動する理由や対策などについて、詳しくご紹介します。

赤ちゃんの背中スイッチは高性能!

赤ちゃんの背中スイッチは高性能

ママの腕の中でぐっすり眠ったかのように見える赤ちゃん。

それなのに、布団やベビーベッドに下ろそうとすると、どんなにそーっと下ろしたとしても、背中にまるでセンサーがついているかのように敏感に反応して泣き出してしまうこの現象を、「背中スイッチ」と呼ぶことがあります。

ママなら一度は経験があるのではないでしょうか。どんなに静かに下ろしたとしても、なぜか気づかれてしまう赤ちゃんの背中スイッチはとっても高性能で、感心してしまいます。

でも、赤ちゃんが起きている間はなかなか他のことができなくて、家事や仕事はますます溜まっていく一方。

背中スイッチが高性能すぎるのは、ママにとっては悩みの種ではないでしょうか。

寝かしつけた赤ちゃんが起きてしまう理由は?

それでは、なぜママが頑張って寝かしつけたのに、布団やベビーベッドに下ろそうとすると赤ちゃんは起きてしまうのでしょう。

落下の危険を感じる

赤ちゃんは「自分の身におこる危険」に対してとっても敏感。それまでママとくっついていた赤ちゃんは、眠っていながらもママの体温や心拍数を感じています

ですが、ママが赤ちゃんを下ろそうとするとき、赤ちゃんの体がまだ布団やベッドに着地していない段階でママから離れてしまうと、瞬間的に体がどこにも「くっついていない」ことを感じ取り、「落下の危険」を予測し、心拍数が上がって目を覚ますのではないかと考えられています。

「落ちるかもしれない」という命の危険を敏感に察知しているとすれば、背中スイッチ改め、全身スイッチともいえます。

温度や感触の違い

赤ちゃんの眠りは基本的浅いです。特にまだ小さい赤ちゃんは短い睡眠と授乳を繰り返して、大人のように熟睡することはありません。

そのため、ママの体温の中で眠った場合、急に冷たい布団やベッドに移動させられると、その温度の違いを絶妙に感じ取って「ここはママの腕の中じゃない(安全な場所ではない)」と思い目が覚めてしまうのです。

それまでの体勢と変わってしまう

先ほど赤ちゃんの眠りは浅いとお伝えしましたが、もともと眠り込まないのであれば、眠っているときの体勢が変わればその刺激で起きてしまいます

特にママが抱っこして寝かしつけているときは、赤ちゃんの体は丸まった状態です。そこから布団やベッドに移動させると、必然的に背中や股関節が伸びることになるので、体の変化で目が覚めてしまいやすくなるのです。

ママと離れたことを眠っていながらに察知する赤ちゃんであれば、体勢が変わるほど大きな変化にはすぐに気がついてしまうのも当然といえます。

赤ちゃんの本能

やはり小さな赤ちゃんにとって、ママやパパと離れることには不安に感じるものです。

ママからすれば「いい子でお布団で眠っていてね」と、その間に家事や仕事などの用事を済ませておきたい気持ちでいますが、赤ちゃんからするとその行動は「一人にされてしまう!」と感じてしまうのです。

一人になることへの不安を、ママの体温が離れていく感覚や、体の向きや体勢が変わったことから瞬間的に感じ取り、一人になってしまう不安を本能的に嗅ぎ取って訴えているとも考えられます。

赤ちゃんの背中スイッチを押さない方法は?

子どもの認知届の重要性

「ママと離れるのが寂しい!不安!」という赤ちゃんの気持ちは、とっても愛らしくてかわいいですが、そうはいっても毎日続いてしまうとママも困ってしまいます。

背中スイッチを押さずに寝かしつけた赤ちゃんを、布団やベッドに下ろすにはどうしたら良いのでしょうか。

赤ちゃんを頭から下ろす

背中スイッチに阻まれ「1日に何度も赤ちゃんが起きてしまう」と悩むママがいますが、普段眠った赤ちゃんを下ろすとき、背中やお尻側から下ろそうとしていないでしょうか。

実は、眠った赤ちゃんを下ろすときはお尻側からではなく、頭から下ろす必要があったのです。

・眠った赤ちゃんのお尻をそーっと布団につける
・お尻から背中、頭の順番で下ろそうとする
・最後にママが手を離す

というのが一般的な下ろし方かもしれませんが、このような下ろし方では赤ちゃんが起きてしまうのです。

正しい下ろし方は以下の通りです。
・最初に赤ちゃんの頭を布団に静かに近づける
・頭をつけたら、首から背中の順番で少しずつ布団に下ろしていく
・首や背中に添えている方の手は、赤ちゃんが布団の上に降りたらそっと離す
・もう片方の手は赤ちゃんのお尻に添えたままにしておくことがポイント
・最後にお尻を着地させて、手をゆっくりと引き抜く

実は、赤ちゃんを下ろすときはお尻側からではなく、頭側からだったのです。これは目からウロコのママも多いのではないでしょうか。

赤ちゃんを布団へ下ろすときに考えるのは「安定感」。多くのママは「お尻側を先に着地させた方が安定感がある」と考えて、お尻から布団につけています。

しかし実際には、頭を先に着地させることで、布団に着地させるときの刺激を減らすことができるのです。

たしかにイメージしてみると、まだしっかりと首がすわっていない赤ちゃんの頭には結構な重さがかかります。

首がすわった赤ちゃんでも、やはり頭は多少グラグラとして、胴体に比べて安定感がありません。

つまり、一番安定感のない頭の位置を先に決めて下ろしてあげることで、結果的に体全体にかかる負荷や衝撃が緩和されるということなのです。

これまでは、赤ちゃんを起こしてしまいやすい下ろし方をしていた場合、これからは背中スイッチが始動することがグンと減るかもしれません。

頭側から下ろしても目覚めやすい赤ちゃんは、布団に下ろした後もしばらくはお尻の下に手を置いたままにしてあげましょう。

赤ちゃんにとってはお尻が最大の安心ポイント。お尻にママの手があることで赤ちゃんは「ママが守ってくれているぞ」と感じて、眠りから覚めにくくなります。

ぐっすり眠ったのを確認してから、手を引き抜けば「背中スイッチ」を押さずに寝かしつけができます。

赤ちゃんが眠ったかをよく確認する

赤ちゃんはもともと眠りが浅い方。通常大人の睡眠では、浅い眠りのレム睡眠と深い眠りのノンレム睡眠を規則的に繰り返しているのですが、赤ちゃんの場合は、この深い眠りのノンレム睡眠が短く、逆に浅い眠りのレム睡眠が長いといわれています。

まだ体力がなくて長い眠りにつきにくく、頻繁に母乳を飲んで成長している最中なので、深くぐっすりと眠ってもらうためには、時間がかかったりコツが必要となってくるのです。

特にレム睡眠の間は、体は活動していませんが脳は起きているため、少しの刺激でもすぐに目が覚めてしまう状態です。

ママは早く用事を済ませたいのと、赤ちゃんもそれまで元気に起きていたから「疲れてようやく眠った」と思って油断しているかもしれませんが、それはまだレム睡眠の状態で、深い眠りのノンレム睡眠にまでは達していないことを覚えておきましょう。

赤ちゃんが静かになったからといってすぐに布団へ移動させてしまうと、実はいつでも目が覚める状態で、背中スイッチで気づかれてしまう、ということを繰り返すことになります。

赤ちゃんをおくるみでくるむ

赤ちゃんが布団やベッドへ移動したことに敏感なのは、モロー反射のせいもあります。

モロー反射とは新生児の赤ちゃんによく見られる反応で、ママが抱っこしようとしたり、大きな音がしたときなどに、ビクッとして両腕を広げたりする動きのことです。

モロー反射をはじめて見るママやパパはびっくりすることが多いですが、赤ちゃんが生まれつき持っている原始的な反射なので、病気などではありません。

モロー反射は刺激によって起こる反応なので、眠ったばかりのレム睡眠で、赤ちゃんの脳が完全に寝ていないと、外部から受ける刺激によって反射が起こり、目覚めてしまうことがあります。

赤ちゃんによって個人差はありますが、そんな刺激に敏感な赤ちゃんは、おくるみでくるんであげましょう。

おくるみでくるむと手足に刺激が伝わりにくくなるので、反射が起こることはほとんどありません。

また、おくるみはママのお腹の中にいたときの感覚と似ているため、赤ちゃんが安心して休むことができるという効果もあります。

おくるみ以外にも、バスタオルを利用しても良いので、赤ちゃんの肌にあったものを季節や気温に合わせて使い分けてあげるようにしましょう。

クッションを利用する

赤ちゃんの背中スイッチ対策として、クッションを活用しているママも多くいます。

赤ちゃんを抱っこするときは、いつも使っているブランケットやクッションごと抱き上げて寝かしつけ、赤ちゃんが眠りについたらそのブランケットやクッションのまま布団の下ろすという方法です。

この方法を使えば、赤ちゃんの背中スイッチを刺激することもなく布団に下ろすことができます。

クッションごと抱っこすることに、はじめはママも赤ちゃんも違和感があるかもしれませんが、慣れてしまえば楽な方法です。

ママは、赤ちゃんがクッションの間を滑り落ちてしまわないように抱っこする工夫が必要ですが、この方法で赤ちゃんを起こすことなくスムーズに布団へ下ろせるのなら、背中スイッチのやりとりに時間をとられることもありません。

事前に布団を温めておく

赤ちゃんは、ママの体温が離れていくことに不安を感じます。

体勢が変わったり、体が急に冷える感覚から、敏感にその違いに気がついて目が覚めてしまうので、赤ちゃんを下ろす布団をはじめから温めておくという方法も効果的です。

特に、夏場よりも冬場はその違いが顕著にあらわれるので、布団乾燥機や湯たんぽなどを使って、赤ちゃんを抱っこから下ろす場所を、人の温もりが感じられる程度に、少しだけ温めておくと安心してくれます。

布団を温めるための特別な道具がない場合でも、濡らしたタオルを電子レンジで温めて蒸しタオルを作れば、即席湯たんぽの完成です。

ほかにもホット専用のペットボトルであれば直接お湯を注ぐことができるので、温かいドリンクを飲み終わった後のペットボトルを捨てずに残しておくと便利です。

冷たい飲み物用のペットボトルは、高い温度に対応するような作りにはなっていないので、必ずホットドリンクが入っていたペットボトルを利用するように注意してください。

実は一番楽な方法?最初から布団やベッドで寝かしつける

ママも赤ちゃんも一緒に休めて一石二鳥なのは、抱っこからの寝かしつけではなく、最初から添い寝の状態で寝かしつけること。

この方法なら「背中スイッチを押してしまうかも」と心配する必要もありません。

ママが隣にいることがわかれば赤ちゃんは安心して眠れる上、眠った後の移動もないので、そのまま熟睡モードに入ってくれます。

赤ちゃんが完全に寝たら、ママはそっとそばを離れて、家事や仕事に専念することができます。

慣れないうちはなかなか寝てくれないなどの苦労がありますが、ママが赤ちゃんにぴったりと寄り添って、体温が伝わるように密着するところから添い寝をはじめてあげましょう。

優しく触ってあげたり、手足を握ったり撫でてあげたりしてスキンシップを繰り返しながら「ママはここにいるよー」と安心させてあげます。

寝るときは部屋の温度に注意して、肌寒ければブランケットやタオルケットなどをかけて温度調節をしてあげましょう。

お昼に添い寝ができるようになれば、ママも睡眠不足のときには一緒にお昼寝することができ、そのまま授乳することもできます。

ちょっとした小休止でも、ママも一緒に休息できれば、産後の体力も回復していくのでおすすめです。

赤ちゃんを安心させることがポイント

赤ちゃんはママから離れることに不安を感じて目を覚ましているので、背中スイッチを入れないためには、その不安をできるだけ取り除いてあげることが重要です。

安心感が得られれば、まだぐっすりとまでは眠っていなくても、ママの手を離れてくれることも。

逆にどんなに赤ちゃんに触れてあげていたとしても、まったく眠らないときもあります。連日眠ってくれない日が続くようであればさすがにママも疲れてしまうので、そんなときはパパにお願いしてみるのも一つの手段です。

一人で背負わずに、ぜひ協力して乗り切ってくださいね!

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