妊娠さんは蟹を食べても大丈夫

妊婦さんは蟹を食べても大丈夫?蟹味噌は?蟹を食べる時の注意点!



妊娠中は、食べ物一つとっても何かと心配してしまいますよね。「赤ちゃんにとって、大丈夫なのか?」「栄養面は?」など、気にしてしまう妊婦さんも少なくありません。

特に魚介類などは、妊娠中、赤ちゃんへの悪影響が時折ささやかれる食べ物。水銀やヨウ素、ヒ素など、毒性のある成分を多く含む食材も多くありますが、蟹についてはどうなのでしょうか。

そこで今回は、

・魚介類の中でも蟹は妊娠中に食べてもいいの?
・蟹にはどんな栄養素があるの?
・妊婦さんが蟹を食べるときの注意点は?

といった方に、妊婦さんは蟹を食べていいのかについて詳しくご紹介します。

冬に欠かすことのできない食材、蟹

冬に欠かすことのできない食材

妊娠中、寒い季節を過ごす妊婦さんもたくさんいます。冬といったら必ずといっていいほど食卓に並ぶのが鍋です。

鍋にはたくさんの魚介類を入れることもあります。特に蟹は、周りの食材まで引き立てる魅力の食材です。

蟹鍋や蟹すきなど、蟹が主役の鍋も美味しいです。また、正月などでも蟹を食べる機会があります。

毛ガニや松葉ガニ、ズワイガニなど、それぞれ風味や味わいも違って、大好きな方も多いのではないでしょうか。

そんな冬を代表する蟹には、妊娠中に摂取した方が良いとされる栄養素もたくさん含まれています。まずは蟹の栄養面のメリットから見てみることにしましょう。

蟹の栄養素

蟹は高たんぱくで低カロリー。葉酸など、妊婦さんにとって必要となる栄養素の多い食材です。

蟹に含まれている主な栄養素と、妊婦さんと赤ちゃんへの効果について見てみましょう。

亜鉛

亜鉛は、赤ちゃんの成長に欠かすことのできない、細胞分裂を助け、骨などの成長を促してくれる栄養素で、またお母さんの免疫力を高めてくれる効果も期待できます。

実は、蟹にはこの亜鉛が豊富に含まれています。妊娠中は一日13㎎の摂取が推進されており、妊娠していない時の約1.3倍の亜鉛を摂ると良いとされていますが、蟹は100g食べると何と3.7㎎もの亜鉛を摂ることができます。

蟹鍋などで食べるとき、一人前の目安は約500gほどですから、十分量の亜鉛を摂ることができ、妊娠中にも良い食材といえます。

カルシウム

骨や筋肉の発育に欠かすことのできない、赤ちゃんにとっても大切なカルシウムですが、このカルシウムも蟹には豊富に含まれています。

妊娠中一日当たり650㎎摂ると良いとされていますが、蟹は100g中に何と120㎎も含まれているため、このカルシウムが豊富な食材です。

お母さんの歯を守るためにも、妊娠後心配となる骨粗しょう症を防ぐためにも蟹は良い食べ物といえます。

ビタミンB群

葉酸などで知られているビタミンB群も蟹に多く含まれている栄養素です。

葉酸は赤ちゃんの先天性のリスクを下げることでも知られており、厚生労働省でも1日400マイクログラムの摂取を推奨しています。

赤ちゃんの骨の形成に欠かすことのできないカルシウムは、その吸収にマグネシウムなども必要となってきますが、マグネシウムを生成するために必ず摂って欲しいのがビタミンB6、B12です。

また、ビタミンB6はつわりを抑える働きがあるとされており、妊娠中毒症の予防にも役立ちます。

妊娠初期から必要となってくるビタミンB群が、蟹を食べることで簡単に摂れるというのですから、特に妊娠中は意識して食べておきたい食材です。

蟹には100g中、銅が0.56mg含まれています。妊娠中、貧血になる妊婦さんも多いですが、実は貧血を予防するためには鉄だけでなく、銅も必要なのです。

銅は、あまり妊娠に必要な栄養素という認識がないのですが、最近の研究では、肝臓に貯蓄されている鉄分を使うためには、銅が必要になってくることがわかってきました。

また、血液中のヘモグロビンと鉄を結び付けるためにも、銅が不可欠なのです。妊娠中は0.8㎎が推奨されていますので、蟹を食べれば十分な量の銅が摂取できます。

また、蟹には鉄も含まれていますので、妊娠貧血を防ぐためにも良い食べ物です。

その他の蟹の主な栄養素

他にも蟹に含まれる栄養素に、タウリン、ビタミンE、ナトリウム、カリウム、マンガン、リンなどがあります。

妊娠中に蟹を食べても大丈夫?

妊娠中に蟹を食べても大丈夫

妊婦さんに必要な栄養素を多く含む蟹ですが、妊娠中に食べてもいいのでしょうか?結論からいうと、妊娠中に蟹を食べることは悪いことではありません。

マグロなど水銀含有量の多い魚類は、妊娠中食べることを控えるようにいわれていますが、蟹に関してはそうした赤ちゃんへ影響するものもあまりなく、妊娠に良いとされる栄養も豊富ですので、むしろ食べた方が良い食材といえます。

ただし、食べ方など気を付けるべきこともたくさんあります。次からは妊娠中の蟹の食べ方、注意点などについて解説していくことにしましょう。

生で食べないこと

食品の鮮度などにより、ウイルスや菌が繁殖することで起こる食中毒ですが、蟹で食中毒を起こすこともゼロとはいえません。

蟹に見られる食中毒の原因となる細菌には、激しい嘔吐や腹痛を起こす「腸炎ビブリオ菌」や胃痛、胃腸炎を引き起こす「ナグビブリオ菌」などがあり、蟹を食べる時にも注意が必要となります。

妊娠していなくても、体に重篤な症状を起こす食中毒は、妊娠中は特に気を付けたいものです。

食中毒になった場合、必ずしも赤ちゃんに影響を及ぼすわけではありませんが、細菌の中には胎盤を通じて赤ちゃんに感染してしまうものもあり、流産や早産、死産を引き起こすものもあります。

妊娠中は特に体調不良が続き、免疫力が衰えることもありますので、やはり生で食べることは控えましょう。

基本的にこれらの菌は火を通すことで死滅させることができますので、蟹刺しや半生になりがちな、蟹すきなどは避けましょう。

甲殻アレルギー

妊娠すると、体調や体質などが変化することがあります。もともとアレルギーがなかった方でも、妊娠中突然アレルギーになった方もいますので、やはり蟹でも注意して欲しい所です。

蟹に見られるアレルギーは、甲殻アレルギーというものです。エビやシャコなどでも見られるアレルギーなのですが、筋原線維たんぱく質であるトロポミオシンがアレルゲンとなります。

食べたあと1時間以内に蕁麻疹や皮膚の腫れが見られ、唇やのど、目や耳などにも症状があらわれます。

食べた量などによっては、呼吸器症状を伴うアナフィラキシーショックに陥ってしまうこともあります。

小さなころは食べられていた方が、大きくなってから発症することの多いアレルギーとなっていますので、妊娠月齢にかかわらず、年齢に関係なく、蟹を食べた時には注意が必要です。

もともと蟹を食べると喉にかゆみを覚えたり、お腹が緩くなるなどの症状がみられる方は、甲殻アレルギーの可能性が極めて高いため、妊娠中は避けるようにしましょう。

ですが、この甲殻アレルギーの特徴として挙げられるのが、えびせんなどでは症状が見られることが少ない点です。

高温で調理することで、アレルゲンが壊されるためです。妊娠中蟹を食べる際には、食中毒の予防も兼ねて、火を通したものを食べるようにしましょう。

蟹味噌は食べない

ひと昔前のニュースで、蟹味噌から基準値を超える毒が検出されたという話題が取り上げられていたことがあるのをご存知の方もいることでしょう。

蟹は貝を捕食しますが、その貝はプランクトンを食べて大きくなります。実はこのプランクトンには毒性を持っているものがいて、それを食べた貝も、プランクトンの持っている毒を溜め込んでしまっているのです。

蟹味噌は中腸線という内臓でもあるため、貝に含まれていた毒素が味噌に蓄積されてしまいますので、妊娠中は赤ちゃんのことを考えても、できるだけ蟹味噌を食べることは避けましょう。

また、蟹味噌には人体に有害である重金属のカドミウムも多く含まれているといわれています。

カドミウムは胎盤をほとんど通さないため、胎児には影響もないとされていますが、やはり有毒な発がん性が危惧されている物質ですので、妊娠中に蟹を食べるときは蟹味噌を避けた方が安心です。

蟹は体を冷やす食べ物?

昔から蟹は体を冷やす食べ物といわれています。体を冷やす食べ物には、夏野菜など色々なものがありますが、体が冷えてしまうと、筋肉の動きが悪くなってしまいます。

筋肉が萎縮してしまうと、その中を流れる血管も収縮してしまい、血行が悪くなってしまいます。血行不良は体の不調を招くだけとは限りません。

妊娠中は赤ちゃんに十分な栄養を与える必要がありますので、血液の流れが悪くなることは決して良いこととはいえません。

蟹を食べる際には温かい鍋にしたりして、体を温める調理法でいただくようにしましょう。

大量に食べない

蟹味噌でも前述した通り、仮に毒素を食べてしまった場合、その量によっても重篤かどうかは変わってきます。

甲殻アレルギーの症状が出る場合でも、食べた量が症状に深く関係してきますし、蟹は体を冷やすことから、大量に食べることはあまり良いこととはいえません。

塩分の摂りすぎに注意

蟹は茹でたり、下処理する時に、どうしても塩をたくさん使って調理します。海水の塩分度数に近づけて調理することで、蟹のうまみを逃さないためですが、妊娠中は妊娠高血圧症候群などにならないためにも、塩分を控えるようにいわれる時期でもあります。

蟹を食べると、調理中に使った塩分をどうしても食べてしまうことになりますので、食べすぎ、調理法などにも注意してみましょう。

蟹はぜひ鍋で!

上記の注意点などを踏まえて食べるようにすれば、妊娠中でも問題なく蟹を食べることができます。

アレルギーが疑われる場合は無理なこともありますが、妊娠中にもっとも適した食べ方はやはり鍋といえます。

鍋は十分火を通すことができますし、妊娠中に食べない方が良いとされる蟹味噌も入れずに、蟹足など身の部分を中心にいただくことができます。

また、妊娠中はバランスよく色々な食材を食べることも大切なので、鍋はもってこいの食べ方といえます。

野菜や他の魚介類なども一緒に摂ることができます。また、鍋は低カロリーなことでも知られています。

油など使うことなく調理できるため、体重を気にしなくてはならない妊婦さんには最高のご馳走です。

蟹のエキスと栄養をたっぷり吸った美味しい野菜もたくさん食べるようにして下さい。ぜひ、蟹鍋を作ってみましょう。

蟹鍋の美味しい楽しみ方

蟹の身はお肉よりさっぱり食べることができるので、つわりなどで食欲があまりない時にもおすすめの料理です。

まずは、シンプルなポン酢でいただく蟹鍋とその作り方を紹介していくことにしましょう。

蟹鍋2人前の材料

具材
・蟹    お好みで
・白菜   6分の1株
・ネギ   1本 
・春菊   4分の1袋
・シイタケ 3個
・エノキ  2分の1束
・葛切り  適量
・豆腐   2分の1丁

お好みで、三つ葉やマイタケ、しめじ、にんじん、大根、タケノコ、水菜、白滝などを加えても美味しくでき上がります。

出汁
昆布適量と水

お好みで少量の塩、酒を入れてみてもOKです。

付けダレ
ポン酢、しょうゆを混ぜた付けダレを用意しましょう。お好みで、もみじおろし、小口ネギ、柚子胡椒などを用意してもOK。

作り方
1.昆布を入れた水を火にかけ、沸騰する前に昆布を取り出します。
2.蟹に続き、適当な大きさに切った具材を火の通りにくい順に入れ、火が通ればでき上がりです。

簡単にできますので、ぜひ夕飯のメニューにしてみてください。蟹の味を生かすためにも、妊娠中の塩分を控えるためにも、濃い味付けは避けるようにしましょう。

蟹だけ先に味わってから、野菜を入れるとより蟹の風味が楽しめます。また、寄せ鍋風に、ホタテ、牡蠣、タラなど他の魚介類などを入れ、少し、しょうゆやみそで味を付けて食べてみるのもおすすめです。

鍋のしめといえば、やはり雑炊ですが、妊娠後期などで体重が気になる方などは、こんにゃく麺などを使ってみるのも。

蟹のエキスをたくさん吸ってくれるので、美味しくいただけます。蟹鍋が残ったら、翌日その残り汁をそのまま使って、お味噌汁にしてみるといいでしょう。

蟹の栄養をたっぷり美味しく頂き、ぜひ健やかな妊娠期を過ごしてくださいね。

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