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妊娠は奇跡の積み重ね

妊娠は奇跡の連続によってもたらされる幸運!妊娠の仕組み



小さな女の子はよく「大きくなったら結婚して可愛い赤ちゃんを産むの」と無邪気にいいますが、実際には結婚したからといって必ずしも妊娠するとは限りません。

また、妊娠したからといって皆が母子ともに健康な出産ができるとも限りません。今の世の中、結婚をしていない男女がたくさんいます。

生涯独身で生きるという信念をもっている場合は別ですが、なかなか良縁に恵まれない方も多いのです。

ということは、数多の異性の中から、結婚しようと思える相手に巡り会えた時点ですでに奇跡なのかもしれません。

しかし妊娠は、さらなる奇跡の連続からもたらされるのです。

そこで今回は、

・いつかは子どもが欲しい!
・妊活中だけどなかなか妊娠できない!
・妊娠の仕組みを知りたい!

といった方に、妊娠の奇跡について詳しくご説明します。

卵子と精子

妊活ってなに

まずは、卵子と精子について見ていきましょう。

卵子について

卵子は、女性がお母さんのお腹の中にいる時につくられ、生まれた後はどんどん数が減っていきます。

出生時には卵子の元となる細胞が約200~300万個もありますが、生理(月経)が始まる頃には約20~30万個に減り、その後は生理のたびに約1000個もの数が失われていきます。

そして精子のように新たに作られることはありません。卵子は、多くの場合が生理の1周期につき1個排卵され、その卵子が精子と出会って着床すれば妊娠となります。

ですが、何らかの原因で2個排卵され、どちらも受精して着床することもあり、この場合は「二卵性双生児」となります。遺伝子は同じではなく、顔も性別も違うケースが多くなっています。

また、1個の卵子が受精してそれが2つに分かれ、2人の胎児に成長した場合は「一卵性双生児」となり、遺伝子が同じであるため性別も一緒で、姿形もそっくりになります。

卵子は年齢とともに減少するだけでなく、実際の年齢と同じく年をとって質が低下していきます。

年を重ねるごとに妊娠しにくくなったり、染色体異常などが起きやすくなったり、流産の可能性が高くなってしまいます。

受精が可能な時間

卵子の寿命は排卵から約24~48時間、つまり1~2日間です。しかも、その期間内であっても受精が可能な時間は、排卵から約6~8時間ほどしかありません。

この限られた時間内に精子と出会って受精しなければ、その周期での妊娠はほぼ無いということになってしまいます。

妊娠という奇跡を起こすには、卵子の数の減少と質の低下の問題、受精可能な時間の短さも考えなければならないのです。

精子

精子は、射精した時から受精能力があるわけではなく、子宮へと進んでいくうちに受精する力を身に付けていきます。

受精可能になるのは射精してから約5~6時間後で、約36時間ほどは受精能力が維持されます。

しかし、射精された時点では数千万~3億個ほどもいた精子は、卵子がいる卵管に到着する頃には約200個までに減っており、その中でも無事に受精することができるのはたったの1個だけです。

一番乗りできた精子のみが、受精してすぐに作られる卵子の保護膜に包まれ、めでたく受精卵となれるのです。

この数億分の1という天文学的な数字が、ある意味もっとも奇跡なのかもしれません。精子の寿命は平均で2~3日、長くても1週間だとされています。

卵子には数に限りがありますが、精子は基本的には作り続けることが可能で数の制限はありません

ただし、持って生まれた体質や生活習慣の乱れ、精神的なストレスなどによって精巣の機能が衰えることがあります。

精巣がちゃんと機能しなくなると、新しく精子を作ることが難しくなったり、作れても数が極端に少なかったり、精子に卵管まで辿り着けるほどの元気がなかったりします。

妊娠に至るまでの流れ

妊娠するまでにはいくつかクリアしなければならないステップがあり、どれも簡単ではありません。それらすべてを順にクリアして初めて妊娠となり、待望の赤ちゃんを授かることができるのです。

排卵(生理から約14日後)

生理が始まる頃になると、卵巣の中で「卵胞(1つの未熟な卵子が入った袋のようなもの)」が排卵に向けて成長しはじめます。

毎月、左右どちらかの卵巣の中で15~20個ほどの卵胞が同時に成長しはじめますが、すべての卵胞が大きくなるわけではありません。

その中でもっともエストロゲンを多く作ることができる、優秀で大きな卵胞が主席卵胞となり、卵巣から卵管へと飛び出すのです。

残りの卵胞は成長を止め、選ばれし卵胞の栄養となって発育を促し、やがて自然消滅していきます。

未熟だった卵子も、卵胞とともに成長して排卵を迎えます。そして卵子は卵管で精子との出会いを待つことになります。

受精(排卵から6~8時間以内)

精子は男性の精巣で作られ、性的な興奮が高まると精管を通って前立腺まで運ばれ、精嚢(せいのう)の分泌液と混ぜられて精液となり、体外に放出されます。

射精された精子は、1分間に2~3mmという速度で膣から子宮頸管を通り、子宮内部へと入り、さらに卵管へと進んで卵子と出会う場所である、卵管膨大部(卵管の一番大きい部分)を目指します。

しかし精子には酸に弱いという性質があるため、強い酸性という過酷な環境である膣内で多くの精子が脱落していくのです。

その上やっと辿り着いた子宮内部は、0.05~0.06mmというとても小さな精子には広すぎる空間です。

泳ぎ切って卵管まで行き着くことができずに力尽きてしまう精子も多く、最終目的地である卵管膨大部へは200個ほどしか到達できません。

その中でも最初に卵子に出会えた精子、数億個もの精子の中で一番元気な精子だけが受精卵となれるのです。

一番乗りした精子は、卵子の透明膜を破って卵子の中に入り、その瞬間に卵子は他の精子が入ってこられないように透明膜をバリアへと変化させます。

こうして卵子と精子が結びついた瞬間が「受精」です。ですが卵子の受精可能時間は、排卵されてから24時間のうち約6~8時間ほどしかありません。

つまり、精子の寿命の平均である2~3日のうちに、受精可能な卵子に辿り着けなければ受精はできないということです。

射精されてから卵管へ行くまでの間に精子の数が激減すること、卵子の受精可能な時間と精子の寿命がマッチしなければならないことを考え合わせると、卵子と精子が無事に受精して一つの命が授かるということはまさに奇跡的な確率だといえます。

受精卵の移動

卵子と精子が受精して生まれた受精卵は、子宮内部の子宮内膜に着床するために、5日ほどかけて細胞分裂を繰り返しながら、子宮まで移動することになります。

排卵してから6~7日目ぐらいに受精卵は着床を始めるのですが、しっかり着床するにはタイミングが重要になります。

子宮内膜は、排卵した5~7日後にホルモンの働きによって厚みを増し、ふかふかの着床しやすい状態になるため、受精卵が子宮に来るのが早過ぎても遅過ぎてもうまく着床できないのです。

通常であれば、排卵後から約6~7日目に着床が始まって、約12~13日で着床が済みます。妊娠反応は、着床が完了してから約10日ほどであらわれます。

しかしながら、奇跡のような確率で出会えて受精卵となっても、着床するために子宮へ移動する途中で何らかの原因によって進めなくなり、移動途中の卵管で止まってしまったままということもあります。

子宮まで確実に、そしてタイミング良く到着する、たとえ受精に成功してもこの難題をクリアしなければ次のステップには進めないのです。

着床

子宮内部に到着した受精卵は、子宮内膜が厚くふかふかで着床に適した状態になると、子宮内膜にもぐり込んで根をおろします。これが「着床」です。

そして着床した状態を「妊娠」といい、妊娠に至るまでのすべてのステップを見事クリアしたことになります。

着床までこぎつけた受精卵は、お母さんの血管から赤ちゃんの成長に必要な栄養や酸素を受け取るようになり、さらに細胞分裂を繰り返していきます。

また、着床すると同時にHCGと呼ばれる女性ホルモンが分泌され、赤ちゃんの発育の要である胎盤も作られていきます。

受精から約3週間もすると、超音波検査で胎嚢が確認できますので、妊娠したという実感がわくことのもこの頃です。

とはいえ、子宮内膜が着床しづらい状態であったため、着床に至らなかったということもあり、さらに「子宮外妊娠」という、卵管の中や腹腔内など子宮内膜のない場所に着床してしまうケースがあるのも事実です。

ちなみに、受精卵の着床で妊娠となりますが、妊娠週数は最終生理の初日がスタートで「妊娠0週0日目」と数えます。

ですから、着床して妊娠に成功した時にはすでに妊娠3週目となっています。この先、お母さんとなった女性の身体にはさまざまな変化が訪れ、生命の神秘や愛しさ、そしてさらなる奇跡を体験することとなります。

妊娠できる確率は?

排卵日前後の性交渉によって受精する確率は約80%といわれていますが、計測しづらい要素が多いため、確実な数字とはいえません。

また、受精する確率がそのまま妊娠する確率とはなりません。たとえ無事に受精したとしても、子宮まで移動して子宮内膜に着床しなければ妊娠には至らないからです。

着床して妊娠できるのは、受精卵のうち約20~30%程度とされています。子宮まで移動できなかったり、受精卵に遺伝子異常や染色体異常などがあって着床できないという場合も多いのです。

この数値には卵子の質も関係しています。たとえば、排卵のタイミングで避妊せずに性交渉した場合、25歳での妊娠可能性は約20~30%、35歳は18%、40歳で5%、45歳では1%となり、年を重ねるごとに可能性が低下しているのが分かります。

ですが卵子だけ質が良くても、精子に元気がなければやはり受精も着床もできず妊娠には至りません。

まずは夫婦ともに卵子や精子の質を高めて、力を合わせて妊娠という奇跡を起こしましょう。

奇跡が起きる確率を上げるために

奇跡が起きる確率を上げる

妊娠の可能性を高めるためには、栄養バランスが整った食事を心掛ける・適度な運動をする・充分な睡眠をとる・ストレスをためない生活を送るなど、基本的なことがとても大事です。

ですが、さらに妊娠の成功率を上げたるためには何をすればいいのでしょう。

サプリメントを活用する

サプリメントは、身体に不足している栄養素を効率的に補えるので、女性の身体を妊娠しやすい状態へと近づけてくれます。

また、妊娠するにしても、妊娠を維持するにしても、健康体であることは不可欠ですので、足りない栄養素や必要となる栄養素はしっかり補うようにしましょう。

葉酸

男女ともに摂取してほしい栄養素です。卵子の老化を遅らせる働きがあり、精子の細胞分裂を促して、正常で元気な精子を作ります。

染色体異常の精子を減少させる効果も期待されています。葉酸のもつ造血作用は、子宮内の血行を良くして、厚みのあるふかふかな子宮内膜を作り、受精卵が着床しやすい環境を整えてくれます。

鉄分

鉄は赤血球のヘモグロビンの主成分であり、酸素と結合して全身に酸素を送る重要な役割をもつ栄養素ですが、吸収率が低く体内で作れないため、不足しがちな栄養素でもあります。

鉄分が不足すると貧血になりやすく、子宮に充分な酸素を送れなければ、受精卵は順調に成長できなくなってしまいます。

また、鉄分には精子の形成を助ける働きがあり、妊娠させる可能性を高めるともいわれていますので、男性にも摂ってもらいたい栄養素です。

亜鉛

男女問わず、生殖機能の維持に欠かせない必須ミネラルです。精子の質を高める働きや、精子の運動率を上げる働きがあります。

また、精力が増強されるため、ED(勃起不全)などの性機能障害にも効果的です。体内で作ることができない栄養素ですから、毎日のサプリメントで効率良く摂取しましょう。

ビタミンE

黄体ホルモンの原料となり、着床しやすい子宮内膜を作ってくれる栄養素で、「子宝ビタミン」といわれています。

男性ホルモンの生成や分泌を活発にしてくれる、大切な栄養素でもありますので、夫婦そろって摂取しましょう。

排卵日を正確に把握する

女性は、自分の身体のリズムを知って、排卵日を正確に把握しておくことも重要です。生理の開始日を記録する、基礎体温を測る、排卵検査薬を使用するなどして、妊娠しやすい日を知っておきましょう。

そして、妊娠の可能性を高めるためには、排卵日前後の夫婦生活が欠かせません。

ですが、毎日射精をする男性の精子は運動率が上がるという研究結果もあり、排卵日前後だけでなく普段から積極的に夫婦生活を営むことで、さらに妊娠する確率が高くなる可能性もあります。

夫婦で協力し、お互いに無理のない計画をたてていきましょう。

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