ママとの会話が大切

ママとの会話が大切!赤ちゃんの言葉の発育と成長の目安



赤ちゃんが「お語り」を始めると、ますます可愛らしさが増すというママやパパも多いでしょう。

赤ちゃんの言葉の発育はとても個人差が大きいといわれていますが、どのように言葉を習得していくのでしょうか?

また、ママや周りの語りかけで、赤ちゃんの反応や発育が変わるともいわれることがありますが、本当なのでしょうか?

そこで今回は、

・赤ちゃんの言葉の発育について知りたい!
・赤ちゃんとの言葉のコミュニケーションはどうすればいいの?
・赤ちゃんの言葉の発達は心の発達と関係ある?

といった方に、赤ちゃんの言葉の発育や、月齢別の発育の目安、まだお話しのできない赤ちゃんとママの言葉でのコミュニケーションのとり方について詳しくご紹介していきます。

赤ちゃんの言葉の発育

赤ちゃんは、周囲の環境の中で話される言葉を聞きながら、言葉を習得していきます。

つまり、アメリカの赤ちゃんが英語を自然に覚えるように、日本の赤ちゃんは日本語を話すようになるのです。

まだ言葉を話せない赤ちゃんだからといって、話しかけないのではなく、赤ちゃんの言葉の発達を促すにはきれいな言葉をたくさん話しかけてあげることが大切です。

言葉は、「言霊(ことだま)」といわれることもありますが、赤ちゃんにとって身近な人の肉声は、心にも届いているはずです。

CDなど機械的なものではなく、顔を見合わせて丁寧に言葉をかけてあげることで、コミュニケーションが深まりますし、言葉の発育と共に、心の発育にもつながっていくのです。

月齢別言葉の発達の目安

赤ちゃんの言葉の発達は、月齢によっても大きく異なります。それぞれの月齢に応じた一般的な発達を、参考までに見てみましょう。

生後2ヶ月~生後4ヶ月頃

赤ちゃんの初めての発声は、「あーあ」や「まんま」でしょう。ママにとっても意味の分からない言葉のように感じてしまいますが、赤ちゃんはご機嫌が良い時に発している「プレジャーサイン」であることが多くなっています。

このプレジャーサインは言葉かけのチャンスです。サインを見逃すことなく、顔を見て目を合わせながら、たくさん話しかけてみましょう。

ママとの対話の体験は、赤ちゃんにとっても嬉しい体験となり、言葉が発達していく手助けとなります。

生後4ヶ月~生後5ヶ月頃

この頃になると、喃語(なんご)が活発に出始めてきます。はじめのうちは聞きとりにくい発生に感じますが、次第にはっきりと聞き取りやすい母音に変わっていきます。その後、「ぶー」や「ばー」などのような子音も増えてきます。

喃語(なんご)とは、意味のない発生を指します。

生後6ヶ月~生後7ヶ月頃

この頃になると、喃語がつながり「まんままんま」や「ぶーぶぶーぶ」などと言えるようになってきます。しかし、口や声帯の使い方を習得していませんので、聞き取りにくくもあります。

この時期には、離乳食も始まりますが、離乳食を食べることで咀嚼(そしゃく)が増えますので、言葉を発することに関連する筋肉や声帯なども鍛えられていきます。

生後8ヶ月~生後10ヶ月頃

この頃になると、子音や撥音もしっかり出せるようになってきますので、聞き取りやすくもなります。「わんわん」「みゃーみゃー」などの反復音も上手に言えるようになってきます。

生後10ヶ月~

この頃になると喃語の数も減り、しっかりと目的を持った言葉を発せられるようになってきます。自分の意思も徐々に表現できるようになる頃ですので、少しずつではありますが、コミュニケーションもとれるようになってきます。聴力の発達と共に、周囲の音にも反応した言葉を発せられるようになってきます。

一般的には、女の子の方が男の子に比べて、言葉の発達が早いとされています。この時期は、言葉の発育にも徐々に個人差が生じてきます。

他所の赤ちゃんが単語を話せるようになったからといって我が子と比較し、不安に思うのではなく、言葉の発達には個人差があることを肝に銘じて赤ちゃんの反応を確認しながら、言葉かけを続けていきましょう。

2才は言葉の爆発期?

2才にもなると、こんなに小さな子供のどこに、こんなにもたくさんの言葉が詰まっていたのかと驚くほど、毎日たくさんの言葉が次々に飛び出してくるようになります。

時には、あれほど早くおしゃべりして欲しいと思っていたにも関わらず、にぎやか過ぎると感じてしまうほどです。

この頃になると、言葉の響きやそれに対する周りの反応を感じ取り、言葉で遊ぶことも始めます。間違った言葉の使い方をしていることも多くなりますが、

遊びの一環として大らかに捉え、あまり叱らず、丁寧に正しい言葉遣いを教えてあげましょう。

赤ちゃんとの言葉のコミュニケーション

赤ちゃんの言葉の発達には、「身近な人の語りかけ」が大きく影響するといわれています。

赤ちゃんが何かを声にした時や、注目した時に、まずはきちんと聞いて、そして、反応し丁寧に声掛けをしてあげることが大切です。小さいながら赤ちゃんにも、自分に反応し声をかけてくれる人の存在や、感覚、感情は伝わっています。

丁寧に1つ1つ対応していくことで、赤ちゃんにとっても、コミュニケーションをとることが喜びになっていきます。次第に、こちらからの一方通行の声掛けにも、赤ちゃんが反応し応えてくるようになってきます。

挨拶は小さな時から始めよう

また、食事や外出の際にも、赤ちゃんが話せないからといってあいさつをしないのではなく、例え赤ちゃんと2人きりであっても、「いってきます」や「ただいま」「いただきます」「ごちそうさま」など、基本的なあいさつから声に出していくことが大切です。

たくさん語りかけてあげよう

「あーあー」や「まんま」などの他に、なかなか言葉が単語にならないこともあります。ママやご家族の方は、早くおしゃべりして欲しいと思う人も多く、健診などで会った周りの赤ちゃんと比べて、言葉の発育が遅いのではないかと心配になることがあるでしょう。

1才を過ぎるようになってくると、何よりも、「人に伝えたい気持ち」を持っていることが大切です。また、ママや周囲の人の言うことに興味や関心を持ち、反応することが何より大切なのです。

赤ちゃんは言葉が出なくても、指差しなどをして、気持ちを伝えようとしていることも多いはずです。この時期には周囲の人が、1つ1つの行動や反応などに対して、丁寧な言葉でたくさん語りかけてあげましょう。

赤ちゃんの気持ちを言葉にしてあげよう

小さな赤ちゃん欲求に対しては、「~したいのね」や、「~欲しいのね」などというように、赤ちゃんの気持ちを言葉にして言い変えてみましょう。

声掛けしているうちに、赤ちゃんも自分の気持ちや行動と言葉が、つながっていくようになってきます。そうすることで、気持ちを表現できるようになってくるのです。

心配なケース

赤ちゃんの言葉の発育には個人差がありますので、早ければ優秀という訳では決してありません。赤ちゃんの発育には目安はあるものの、正解はないのです。

しかし、1歳半の健診を過ぎた頃になっても、周囲の人の声掛けにも反応が薄く、言葉を発しないようでしたら、言葉だけではなく、耳の聞こえ方が影響している場合もあります。その場合は、一度専門医に相談した方が良いかもしれません。

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監修:成田 亜希子(医師)

プロフィール:弘前大学卒業後、内科医として地域医療に従事。その傍ら、保健所勤務経験もあり、国立保健医療科学院での研修も積む。感染症や医療行政にも精通している。プライベートでは二児の母。

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