赤ちゃんにもニキビができる!?新生児ニキビのケアについて

赤ちゃんにもニキビができる!?新生児ニキビのケアについて



もちもちスベスベの赤ちゃんのお肌は、大人の女性が憧れる理想的な肌です。ママも、その触り心地の良さから頬ずりしてしまう人もいるのではないでしょうか?

そんな赤ちゃんの肌は、肌トラブルと無縁のような気がしてきますが大間違い。むしろ、刺激に弱くちょっとのことで、すぐに荒れてしまうのです。

実際、生まれてすぐに赤ちゃんの肌に赤いポツポツができてしまって慌てるママは多く、赤ちゃんの肌トラブルは珍しいことではありません。

その肌トラブルの1つに挙げられるのがニキビです。

そこで今回は、

・赤ちゃんにニキビができるのはなぜ?
・赤ちゃんにニキビができたらどうすればいい?

といった方に、赤ちゃんのニキビについて詳しくご説明します。

赤ちゃんにできるニキビって何?

赤ちゃんにできるニキビって何

生後28日未満の赤ちゃんを新生児と呼ぶのですが、この時期にも赤ちゃんの肌トラブルは起こります。

この時期に起こる肌トラブルは、新生児ニキビや乳児湿疹と呼ばれ、ママから移行したホルモンや過剰な皮脂分泌が主な原因となります。

とくに新生児ニキビはできてからの進行が早いのが特徴で、1つできると、そこからあっという間に広がってしまうことから驚いてしまうママも多くいます。

どうして赤ちゃんにニキビができるの?

どうして赤ちゃんにニキビができるの

思春期や大人ならまだしも、赤ちゃんにニキビというのはあまりイメージが湧きませんが、できるからには必ず原因があります。

思春期や大人の場合には、皮脂の毛穴詰まりやアクネ菌などの雑菌が肌に繁殖してしまう、などの原因が挙げられますが、赤ちゃんの場合にはどのような原因が考えられるのでしょうか。

原因がわからなければ対策を取りようがないので、ママはもしもの時のために知っておくことが大切です。赤ちゃんにニキビができてしまう原因については、以下の通りになります。

毛穴詰まり、外部の刺激

先に触れたように、毛穴に皮脂が詰まってしまったり、雑菌などが肌に繁殖してしまうなどを原因に、肌に炎症が起きてしまうのが思春期や大人のニキビの代表的な原因に挙げられますが、新生児ニキビにも同様のことがいえます。

むしろ、赤ちゃんは新陳代謝が良いので汗をかきやすく、毛穴自体が小さいため皮脂が詰まりやすいのです。

更に、赤ちゃんの肌は大人に比べてすごくデリケートで、皮脂つまりが起きると肌に触れる衣類や寝具などが刺激となって強い炎症を起こし、赤く大きなニキビができてしまうことも少なくありません。

ママのホルモンの影響

新生児ニキビの一番の原因に挙げられるのが、お腹にいる時に受け継いだママのホルモンの影響です。

受け継いだホルモンというのは、男性ホルモンのことなのですが、このホルモンは皮脂の分泌を促す働きがあります。

赤ちゃんの肌が弱いというのは前述でも述べましたが、同時に赤ちゃんは毛穴も未発の状態です。

そのため、皮脂や汚れを毛穴に停滞させてしまうことでニキビができやすくなるのです。

つまり、毛穴詰まりを起こしやすく、それが皮脂腺を刺激してニキビになってしまいます。

新生児ニキビの症状について

新生児ニキビの症状について

新生児ニキビの症状として挙げられるのが、1つできると広がるスピードが速いということです。

ただし、新生児ニキビの場合、数が増えるといっても顔が中心で、頬やおでこ、頭皮にまで広がる以外にはあまりできません。

また、赤いブツブツ、白い芯があるもの、膿を持ったものなど、痒そうな見た目に反して、赤ちゃん本人が痒がらない、むずがらないことも特徴に挙げられます。

新生児ニキビは自然に治まる

新生児ニキビは自然に治まる

ニキビと聞くと、頑固で治りにくいイメージがありますが、新生児ニキビに関してはママのホルモン遺伝が原因である場合が多いことから、生後3ヶ月以降には治まっていることがほとんどです。

これは、遺伝したホルモンが少しずつ薄まってくるという理由や、身体が発達してくると共にホルモンに順応できるようになることが挙げられます。

ただし、新生児ニキビの原因は、寝具など肌に触れる物の汚れといった、ホルモンの影響だけではありません。

他に原因があれば治っても再発してしまう可能性もありますので気を付けましょう。

新生児ニキビでないことも

生後2~3ヶ月を過ぎると、新生児ニキビだけでなく、乳児湿疹や脂漏性湿疹など他の肌トラブルが起きる可能性もあります。

見分けるのは難しいですが、生後3ヶ月を過ぎても治る様子がなかったり、顔以外に湿疹ができたり、赤ちゃんが痒がる、水泡ができているなど、新生児ニキビの特徴に見られない症状があるようなら、その他の肌トラブルも疑いましょう。

また、新生児ニキビでできた傷口から菌が侵入して、他の症状を誘発する重症化する恐れもあるので注意して下さい。

赤ちゃんのニキビに市販薬の使用はNG?

赤ちゃんのニキビに市販薬の使用はNG

赤ちゃんが痒がってはいないにしても、見ているママとしては何とかしてあげたいと思ってしまうのが親心です。

だからといって、市販で販売されているニキビ用の外用薬や、汗疹用の塗り薬などを赤ちゃんに使用するのは絶対に止めましょう

汗疹用は、まず使用する症状からして違います。そして、何よりこういった市販薬は新生児用に作られていませんので、赤ちゃんに使用すると刺激が強すぎることが多いからです。

中にはかえって症状がひどくなる場合もありますので、くれぐれも自己判断で使用しないようにしましょう。

新生児ニキビをケアするには

新生児ニキビをケアするには

基本的に新生児ニキビは、できたばかりの白い状態であるうちは、痒みはほとんど感じないといわれていますが、膿がでてきたり、赤く腫れてくるなど悪化してくると、赤ちゃんも痒みを感じてしまいます。

また、新生児ニキビから他の皮膚炎を併発してしまう可能性も高くなります。そのため、生後3ヶ月もすれば自然に治まってくるといわれている新生児ニキビですが、ニキビができてしまった時点で、症状が悪化する前に改善してあげることが大切です。

自宅でもできる、新生児ニキビのケアは以下の通りになります。

汗を小まめに拭く

赤ちゃんは大人に比べて、かなり汗っかきです。これは新陳代謝が良い他、汗を出す汗腺の数が大人とほとんど変わらないことが理由に挙げられます。

大人と変わらない数の汗腺が小さい身体に詰まっているわけですから、汗の量もすごいわけです。

実は、この汗を放置していると肌に雑菌を繁殖させ、ニキビを作る原因になります。

また、すでにニキビができている場合には、拭かないでいると悪化してしまいますので、柔らかい清潔な生活なガーゼなど赤ちゃんの肌に優しいものを使用して、小まめに汗を拭くようにしてあげて下さい。

沐浴で汚れを落とす

原因でも触れたように、新生児の時期は男性ホルモンの影響などから皮脂の分泌が多く、毛穴詰まりをしやすいといわれています。

そのため、沐浴時に赤ちゃん石鹸を1日に1回は使用して綺麗に身体を洗い、皮脂を取り除いてあげることが大切です。

特に、首や耳の裏、手首や首などのシワが深い部分、新生児ニキビができやすい顔には皮脂が沢山分泌されますので、意識して洗ってあげるようにしましょう。

沐浴できちんと皮脂を洗い流してあげることで、新生児ニキビの予防にもなります。

沐浴をする時の注意

赤ちゃんの肌は、大人に比べて皮膚が非常に薄いため、しっかり皮脂や汚れを落とそうと強くこすり過ぎると、ニキビが悪化したり、肌に傷をつけてしまう恐れがあります。

沐浴を行う際には、しっかりと石鹸を泡立てた上で、優しく撫でるように洗ってあげるようにして下さい。

また、石鹸を洗い流す際にも洗い残しのないように流してあげることが大切です。

石鹸を流し損ねると、そこから雑菌が繁殖してしまいニキビが酷くなってしまう肌に炎症を起こしたり、雑菌増殖の温床となってしまう可能性があるので注意して下さい。

赤ちゃんに優しいせっけんを使う

沐浴の際にはしっかりと石鹸を泡立てて、優しく洗ってあげることが大切ですが、せっけんも無添加で、赤ちゃんのお肌に優しい、赤ちゃん用のものを使ってあげるようにしましょう。

シャボン玉せっけん

ふわふわの無添加泡が赤ちゃんの肌を健やかに守ってくれる、高保湿・無添加のせっけんです。

保湿性に優れたアボカドオイルを利用し、余計なものは一切入れずに無添加にこだわって作られている低刺激のせっけんのため、赤ちゃんはもちろんのこと、乾燥肌や敏感肌の大人でも使うことができます。

ポンプ式のベビーソープ泡タイプは、泡立てる必要がないので、片手で赤ちゃんを抱っこしながら、ふわふわの泡で赤ちゃんを優しく洗ってあげることができます。

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沐浴後は保湿!

沐浴後、拭き残しのないように柔らかいタオルで拭いてあげたら、大人のように赤ちゃんの肌にも保湿ケアをしてあげるのも、新生児ニキビの対策になります。

保湿しないでいると、今度は皮脂が不足してしまい、皮脂の過剰分泌を引き起こす原因になってしまいますので注意が必要です。

大人が使用している保湿化粧品では赤ちゃんの肌に刺激が強すぎるので、低刺激のクリームやベビーローションを使ってあげるようにして下さい。

塗る際には、沐浴の時と同様に擦り過ぎず、手で温めて、赤ちゃんの肌を刺激しない程度におさえるようにして塗ってあげましょう。

清潔な環境を心掛ける

赤ちゃんに触れるものが汚れていると、ニキビを悪化させてしまう原因になります。

最悪の場合には膿ができてしまい、それを引っ掻いてニキビが飛び火してしまうこともあります。

そのため、赤ちゃんがいる環境を清潔に保つことも新生児ニキビの対策になります。

特に赤ちゃんに触れる機会の多い布団などの寝具や、靴下を含む服、口元を拭ったりする際に使用するガーゼなどは小まめに取り替え、清潔に保つようにしましょう。

かさぶたを剥がさない

新生児ニキビは治まってくると、かさぶたになっていきます。そういうのを見ると、ついとってしまいたくなるところですが、かさぶたは自然に剥がれるのを待つのが大切です。

ニキビだけでなく、どんな傷でもそうですが無理にかさぶたを取ろうとすると、まだできていない新しい皮膚がかさぶたに引っ張られて、傷が悪化したり、痕が残ってしまうこともあります。

赤ちゃんの皮膚は大人に比べて弱くて薄いので、これ以上、患部が酷くならないよう自然に取れるまでそっとしておいて下さい。

赤ちゃんの身の回りのお手入れ

赤ちゃんの身の回りをお手入れしてあげることも、新生児ニキビの対策に重要です。

その1つが、爪です。悪化する前に対策をとれば痒くないとされる新生児ニキビですが、やはり何かの拍子に赤ちゃんがニキビを引っ掻いてしまうことがあります。

そのため、患部を傷付けることがないように、爪は常に短く切っておくことが大切です。

また、赤ちゃんが顔を良く触ってしまうようなら、柔らかく肌にも優しいミトンで手をカバーするのもポイントです。

ただし、ミトンを使用する際には、よだれなどで汚れてしまいますので、小まめに取り替えてあげて下さい。

ママの身の回りも整えよう

赤ちゃんだけでなく、ママも身の回りには気を遣う必要があります。

赤ちゃんと同様に爪の長さはもちろんのこと、髪も長いようであれば、赤ちゃんを抱っこしたり授乳したりする前に、髪が邪魔にならないように束ねることが大切です。

また、着用する服の素材も気を付ける必要があります。授乳の際など、赤ちゃんも触れる機会が多いからです。少しの刺激で肌が荒れてしまう赤ちゃんのことを考えて、肌に刺激の少ない素材を選び、身の回りを清潔に保ちましょう。

赤ちゃんのニキビ、病院に行っても良い?

赤ちゃんのニキビ、病院に行っても良い

基本的に新生児ニキビは、上記のような対策をきちんと行っていれば、それほど症状も悪化することがないといわれています。

そのため、ニキビが赤ちゃんにできてしまったとしても、自宅でケアをしてあげることが大切になるのですが、生後2ヶ月以降も治る気配がない、膿が出ていたり赤く腫れてしまっているなど症状が悪化しているようであれば、他の皮膚炎になっている可能性も高いので、皮膚科か小児科を受診するようにしましょう。

症状によっては、薬に頼らない方向で、ケアを中心にしながら経過観察をすることになりますが、酷い場合には薬も処方してもらえます。

赤ちゃんにニキビができているのを見てしまうと、焦ってしまうママも多いですが、新生児ニキビは珍しくありません。

これ以上、悪化することのないように、きちんと対策をとるようにすれば、自然に治っていく場合がほとんどなので、焦らずに自宅でできる対策を小まめに実践していきましょう。

ただし、効果には個人差があります。対策をとっていれば絶対に治るというわけではありませんので、症状が酷い場合や治りが遅いようであれば、病院を受診するようにして下さい。

あまり神経質になり過ぎないように、ニキビケアを行っていきましょう。

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監修:成田 亜希子(医師)

プロフィール:弘前大学卒業後、内科医として地域医療に従事。その傍ら、保健所勤務経験もあり、国立保健医療科学院での研修も積む。感染症や医療行政にも精通している。プライベートでは二児の母。

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