これから言葉を覚えていく赤ちゃんにとって、読み聞かせは大切なコミュニケーションの一つです。
お母さんの読んでくれる本を見ながら、心も大きく成長していきます。ですが、本屋さんに行っても絵本はたくさん並んでいて、どれを買ったらいいのか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、
・赤ちゃんにどんな絵本を選べばいいの?
・おすすめの読み聞かせ絵本が知りたい!
といった方に、読み聞かせのこの時期にはどんな本を選んであげればいいのか、おすすめの読み聞かせ絵本をご紹介します。
この記事の目次
読み聞かせ絵本を選ぶポイント
赤ちゃんのために購入する読み聞かせ絵本を選ぶポイントは、絵が大きく、カラフルで楽しめるものを選ぶことです。
まだ文字の読めない赤ちゃんにとって、興味のポイントはそこに書かれている絵です。
はっきりしたラインで、大きくデザインが施されているカラフルなものをチョイスしてみましょう。
絵を見ながら「きれい!」「真っ赤だね」「面白いね」「大きい!」などとお母さんと赤ちゃんで話ができるものを選んでみましょう。
また、赤ちゃんが聞いて楽しめる絵本を選ぶことも大切です。内容が分からない赤ちゃんにとって、言葉の響きはとても重要です。
ガタゴト、ブクブク、シュシュッポッポ、ザーザーなど擬音や擬態、また促音と呼ばれる詰まる音が入る絵本が、赤ちゃんはとても大好きです。
ぜひ、赤ちゃんが喜ぶ絵本を選んでみてください。
読んであげたい!赤ちゃんが喜ぶ絵本ベスト10
それでは、赤ちゃんが喜ぶ、読み聞かせにぴったりの絵本をご紹介していきます。
いないいないばあ (松谷 みよ子)
ご家庭で赤ちゃんをあやすために「いないいないばあ」をしているお母さんも多いはずです。
そんな身近な言葉を繰り返すこの絵本は、40年間変わらず、お母さんたちに愛されています。
優しいタッチの絵と、ページごとに驚きのあるイラストは、赤ちゃんの五感を刺激してくれますので、スタートブックにおすすめです。
読み方を工夫して何度も楽しめる絵本ですので、きっと赤ちゃんのお気に入りの一冊になってくれます。
じゃあじゃあびりびり (まつい のりこ)
赤ちゃんの擬音好きを満たしてくれる絵本です。
水は「じゃあじゃあ」、紙は「びりびり」、犬は「わんわん」、踏切は「カンカン」という楽しいフレーズが、赤ちゃんの笑顔を引き出してくれます。
カラフルさとシンプルにこだわったイラスト、ページごとに工夫された文字の配置が赤ちゃんを夢中にさせてくれる秘密。
お出かけにも赤ちゃんの手にもぴったりな、14㎝四方の小さめサイズと丈夫なボードブック素材でできている点も、お母さんたちに人気のポイントです。
くっついた (三浦 太郎)
動物さんたちの口や鼻、手などが色々くっついてしまう絵本です。
「くっついた」の繰り返しで構成されている絵本ですが、「今度は何がくっつくかな?」「次は?あれあれ・・・」などの声掛けもしやすく、赤ちゃんとのコミュニケーションが深まります。
最後は、お父さんもお母さんも赤ちゃんも皆でくっついてしまうので、絵本を読みながら赤ちゃんとお母さんの頬を寄せれば、楽しさも2倍。
赤ちゃんとの遊びが苦手なお父さんにも、ぜひ読んでもらいたい絵本となっています。
がたん ごとん がたん ごとん (安西 水丸)
がたん ごとんと進む列車が駅に到着するたびに、「のせてください」と声が聞こえてきます。
何と駅で乗車を待っているのは、哺乳瓶やコップにスプーン、リンゴにバナナと赤ちゃんにとって身近なものばかり。
黒い汽車が色々なお客さんたちを乗せて終点につくと、そこには・・・!繰り返しのリズムと不思議な世界感が赤ちゃんを釘づけにさせてくれるだけでなく、驚きと楽しみが待っているストーリー仕立ての絵本です。
もう一度読んでと、おねだりが止まらないかもしれません。
いろ(赤ちゃんの脳を育てるBABY TOUCH)
赤ちゃんの脳を育てるBABY TOUCHシリーズの中で、今一番売れている「いろ」。
BABY TOUCHシリーズは五感を意識して作られた絵本で、「くいつきが違う」「ほかの絵本では見られない反応がある」と、お母さんの間でも評判の絵本です。
鮮やかな色使いとキュートな動物の絵に加え、触って楽しめる点も赤ちゃんを刺激してくれる仕掛けの一つ。
簡単な英語表記もあるので、0歳から知育を始めたいと思っているお母さんには、ぴったりの絵本といえます。
しー (たしろ ちさと)
色々な動物さんが出てきて「しー」と繰り返す絵本です。
最後には、どうして「しー」なのか、その理由が明らかになるというお話。
まだ話のできない赤ちゃんにとってベビーサインは覚えやすく、お母さんとの会話の手助けとなってくれるものですが、この絵本をきっかけに覚えてくれる子も多くいます。
「しー」と唇の前に指を立てるしぐさを実演しながら、赤ちゃんと一緒に読んでみるのもいいですね。優しい気持ちになれる、そんな絵本です。
しましまぐるぐる (柏原 晃夫)
赤ちゃんは、コントラストのはっきりした色に反応し、顔の目に注目することで知られていますが、そんな赤ちゃんの特性をしっかりとらえた「いっしょにあそぼ」シリーズの絵本です。
まだ視力の弱い6か月前の赤ちゃんにとって、絵本の小さな絵に集中することは難しいといわれていますが、この本はそんな月齢の低い赤ちゃんも夢中にさせてくれます。
「本を見せたら、赤ちゃんが泣き止んだ!」という喜びの声もたくさんあるようで、早くから本に触れさせてあげたいお母さん、お父さんに、ぜひおすすめの絵本です。
ちゅっちゅっ(MAYA MAXX)
パンダさんをはじめ、ネコやイヌ、ウサギにゾウさんが「ちゅっちゅっ」する絵本です。
可愛い赤ちゃんに思わず「ちゅっちゅっ」してしまう母さんも多いとですが、絵本の最後にも赤ちゃんとお母さんが「ちゅっちゅっ」する場面が描かれており、親子のスキンシップを楽しみながら読むことができます。
使われている色はパステル調の赤のみ。
CD、CMに引っ張りだこで、ポンキッキーズなどにも出演経験のある、世界的にマルチに活躍を見せる芸術家MAYA MAXXさんのセンスが盛り込まれた絵本となっています。
がおー(La ZOO)
世界中のお母さんたちに愛されているSassyの絵本シリーズの中でも、一番人気があるのがこの「がおー」です。
「がおー」のほかに「ぱおーん」「ぐわっぐわっ」など、色鮮やかな動物さんたちが鳴き声をあげます。
赤ちゃんは動物の名前よりも先に、鳴き声を覚えます。そんな赤ちゃんの発育心理学をもとに作られた絵本です。
カラフルな配色が脳に刺激を与え、鳴き声のトーンを変えて読むことで、脳の発育を促してくれます。生まれてすぐから読むことができる本というのも嬉しいです。
ぎゅう ぎゅう ぎゅう (おーなり 由子、はた こうしろう)
この本の著者である、はたさんとおーなりさんの子育て体験から生まれた絵本です。
赤ちゃんが初めに覚えるスキンシップは、やはりお母さんの手の中で「ぎゅう」と抱きしめられること。
絵本の中にはそんなたくさんの「ぎゅう」が出てきます。
大好きなぬいぐるみへの「ぎゅう」やお布団への「ぎゅう」、そんな大切と思える身近なものへの「ぎゅう」の楽しさが描かれています。
一緒に絵本を読みながら、肌と肌が触れ合う愛情たっぷりの時間を味わってみてください。