泣き止まない新生児の赤ちゃんの原因とその対処法とは?!

泣き止まない新生児の赤ちゃんの原因とその対処法とは?!



生後28日未満の赤ちゃんは、母子保健法で新生児と定義されています。

生まれた直後の赤ちゃんは、1日の大半を寝て過ごしますが、生後20日を過ぎたあたりから、赤ちゃんは泣いて意思表示をすることが多くなってきます。
泣き止まない赤ちゃんへの対応に困るママやパパが多いことから、「魔の三週目」という言葉もあるほどです。

言葉を話すこともできなければ、身振り手振りで伝えることもできず、赤ちゃんは泣いて訴えますが、何をしても泣き止まず心配になってしまうことも多いでしょう。

同時に「何で泣き止まないのだろう?」とイライラして余裕がなくなってしまうママも多いです。

そこで今回は、
・新生児が寝たくて泣くのはなぜ?
・暑くて泣く?新生児の快適な室温とは?
・どうやっても泣き止まない赤ちゃん、何が原因かわからない!

といった方に、泣き止まない新生児の原因と、泣き止まない時のための対処法について詳しくご説明します。

新生児の泣きは伝達手段

新生児の泣きは伝達手段

赤ちゃんは泣くのが仕事といわれるように、個人差はあれ基本的によく泣きます。

先に触れたように、この時期の赤ちゃんは、言葉や態度で周囲の大人に意思を伝えることができません。
そのため、自分がして欲しいことや不快に感じることなどを泣いて伝えるしかないのです。

周囲の大人にしてみると、何で泣いてばかりいるのだろうと思ってしまうかもしましません。

しかし、新生児はただママを困らせたいわけではありません。
泣くという行為の中で、必死に何かを伝えようとしているのです。

泣き止まない原因

泣き止まない原因

新生児にとって、泣くという行為は気持ちを伝える唯一の手段といっても過言ではありません。

夜泣きに始まり寝る前にもぐずり、明け方にも泣き、伝えたいことがあれば昼夜問わず泣くのです。

つまり、赤ちゃんを泣き止ませるためには、赤ちゃんのして欲しいこと、不快に思うことを汲み取り、解消するしかありません。

赤ちゃんが泣き止まない原因として考えられることは以下の通りです。泣き止まない原因を知って、対応に役立てましょう。

身体をチェック

新生児が泣き止まない原因の1つに挙げられるのが、身体のどこかに不快さを感じていることです。

目や耳がまだまだ発達途中の新生児期の赤ちゃんは、その代わりに触覚や嗅覚に敏感だとされています。

そのため、見た感じではわからない温度差、肌のかゆみ、鼻詰まりの苦しさに泣くこともあります。

最初のうちは手探りになりますが、泣き止まないようでしたら、身体に不快な部分がないか、確認してあげましょう。

オムツの汚れ

泣き止まない原因に必ず挙げられるのが、オムツが汚れていることです。最近のオムツは吸収率もアップして、蒸れないような工夫がされ、赤ちゃんのお尻がかぶれたりしないように改良がされています。

それでもオムツの中は湿気がこもりやすく、おしっこなどでオムツが汚れてしまうと、湿気がさらに増し、冷たさや気持ち悪さを感じます。

また、オムツが汚れていなくても、新生児を含め赤ちゃんは新陳代謝が良いので、汗をよくかきます。

汗は蒸れの原因にもなり、おしっこなどをしていなくてもオムツが蒸れてしまうこともあると覚えておきましょう。

お腹が空いている

オムツの汚れと共に、泣き止まない原因で挙げられるのが空腹です。
新生児は空腹感を覚えた時も言葉で伝える代わりに泣きます。

新生児は、胃が小さく、母乳やミルクの飲み方も未熟です。
一度にたくさんの哺乳ができない新生児ですが、新陳代謝が活発で多くのエネルギーを消費したり、汗をかいたりします。

このため、お腹が空いたり喉が渇いたりするまでの時間が短く、一般的には3時間おきの授乳が必要とされています。

ママとしてはたくさんの母乳やミルクを飲ませていたつもりでも、赤ちゃんにしてみれば長い時間空腹が満たされる量を飲めていないのです。

上手く眠れない、眠い

泣くのが赤ちゃんの仕事、というフレーズと同じくらいよく聞くのが、新生児期はよく寝ているという話です。しかし、実際には上手に眠れない赤ちゃんも多いのです。

眠いんだけど眠れないという状況、眠気を感じている時は赤ちゃんだけでなく、大人だってイライラします。こんな時、大人であれば自分で眠気に対処するところですが新生児期を含め、赤ちゃんにはそれができません。

いわゆる、寝ぐずりと呼ばれるものなのですが、眠い時や上手く眠れない時も赤ちゃんは不快を感じ取り、泣くといわれています。眠れない不快感をママに訴えているわけです。

環境に慣れない、暑い寒い

新生児は、ほんの少し前まではママのお腹の中にいたので、いってしまえば外の環境に慣れていません。

そのため、病院から自宅へ、里帰りをしてから自宅へと環境が変わる度に、その変化を敏感に感じ取って不安を覚え、泣くことも珍しくありません。

また、新生児は体温調節がまだ上手くできないので、ちょっとした気温の変化にも敏感です。

大人が感じない暑さや寒さ、微妙に気温が変化するだけでも不快感を覚えそれが泣きに繋がります。

お腹の張り

赤ちゃんは母乳やミルクを飲むときに空気も一緒に飲み込んでいます。

新生児の頃は体温調節だけでなく、オナラやゲップも上手くできないので、ママが意識的にゲップをさせてあげて、お腹にガスが溜まらないようにして会挙げる必要があります。

しかし、ゲップをさせていたつもりでも、上手く出せていないことはよくあり、ガスが溜まっているとお腹が張り、その気持ち悪さに赤ちゃんは泣くこともあります。

構って欲しい、ご機嫌が斜めな場合も

上記のような肉体的な不快だけでなく、赤ちゃんはママやパパに構って欲しかったり、甘えたかったりする場合にも泣くことがあります。

新生児は視力が未熟で、しっかり周りを見ることはできません。

しかし、ニオイなどからママやパパを認識しているとされています。

そのニオイや抱っこされたときのぬくもりなどで新生児は安心すると考えられています。
このため、長時間ママやパパがいないと不愉快になって「構って」と泣いてサインを出すことがあるのです。

どうやって対処していくべき?

どうやって対処していくべき

新生児が泣き止まない原因を見てわかるように、赤ちゃんは泣くことでさまざまなことをママに伝えようとします。

そのため、慣れないうちは大変かもしれませんが、原因は何か1つ1つ確認していくことが大切です。

まずは、よく様子を確認することから始めてみましょう。
最初のうちはわからなくても、新生児はちょっとした仕草などで不快に思っていること、して欲しいことを伝えようとしていますので、見極めてあげることもポイントです。

できる対処法については以下の通りになります。

授乳をしよう

赤ちゃんが空腹を感じていることが泣き止まない原因であれば、授乳をしましょう。

見極め方としては、赤ちゃんの口元がもぐもぐとおっぱいを飲むように動いている場合や、唇や口の中が乾いている場合。

また、授乳を最後にした時間を覚えておくようにしましょう

この際、お腹が空いてしまうことで不快さを感じているわけですから、赤ちゃんが欲しがる分だけ飲ませてあげることが大切ですが、飲ませ過ぎてもお腹が張ってしまったり、吐き戻しをしてしまったりすることもあるので上手く調節することが必要です。

母乳の代わりに粉ミルクを与えている場合には、月齢に応じた適量を飲ませてあげましょう。

赤ちゃんが過ごしやすい環境を整える

ママの胸や布団に顔をこすりつける仕草を見せたら寝ぐずりや、暑い寒いといった環境的な不快感が原因の可能性があります。

その場合、新生児の赤ちゃんが過ごしやすいように環境を整えてあげることが大切です。

上手く眠れるように照明を消してみたり、ゆったりとした音楽をかける、背中をトントンとしてあげるなどの方法も効果が期待できます。

また、室温を赤ちゃんが過ごしやすい温度と湿度にしてあげることも対処法の1つです。夏場であれば25~27℃前後、冬は22~25℃前後で湿度は50~60%位を目安にすると良いとされています。

ただし、適温には個人差がありますので、エアコンを上手に使おう!新生児の赤ちゃんが快適な室温は?を参考に、赤ちゃんの様子を見ながら微調整をしましょう。

お腹のマッサージ

お腹の張りは、そうならないように事前に対処することが大切です。

授乳後は無理にとはいいませんが、なるべくゲップを出してあげるようにしたり、授乳前や入浴後に「の」の字をお腹に書くようなマッサージや、足の体操をしてあげたりするのも良いです。

おむつの交換

思い出したように突然泣き始める仕草が見られるようなら、オムツを交換して欲しい赤ちゃんからの合図の可能性が高いです。

この場合には、すぐにオムツを交換したあげることが何よりの対策です。

最近のオムツは、長時間履いていても赤ちゃんがあまり泣かないといわれており、気付かないママも多いですが、おしっこなどには雑菌やアンモニアといった赤ちゃんの肌に良くないものが満載です。

蒸れを含めて肌への刺激から、かゆみやかぶれができてしまうと、赤ちゃんもつらい思いをしますので、小まめに交換してあげるようにしましょう。

着替えも小まめにしよう

新生児を含め新陳代謝が良い赤ちゃんは基本的に汗っかきです。そのため、オムツだけでなく着ている服が汗で蒸れてしまうことで不快さを感じて、泣くこともあります。

放置した汗は雑菌が湧きやすく、赤ちゃんの肌が荒れる原因になります。

また、汗はきちんと拭きとらないと肌の皮脂などと混ざって嫌な匂いを発するので、赤ちゃんが汗をかいていたら、服を小まめに取り替えてあげるようにしましょう。

病気が疑われることも

寝やすいように環境を整え、オムツも確認済み、お腹もいっぱいなのにも関わらず、それでも泣き止まないようであれば、赤ちゃんが身体の不調を訴えている可能性があります。

発熱や嘔吐、あせもなどの症状が見られたり、機嫌がずっと悪かったり激しく泣くなどいつもと明らかに違った様子があれば、風邪など他の病気が疑われます。

できるだけ早く病院を受診しましょう。

イライラしていませんか?

イライラしていませんか

不思議なもので赤ちゃんは周囲の大人のメンタルにも敏感に反応します。ママが落ち着いていれば、赤ちゃんも、すぐに泣き止むとの意見もあります。

一方、ママがイライラしていると赤ちゃんもそれを感じ取って、余計に泣き止まなくなったり、ぐずりやすくなったりするとの意見も…。初産のママやパパだと、最初のうちは何もかもが手探り状態です。

家事と両立しなくてはいけなく、赤ちゃんに付きっきりというわけにはいかないこともあります。

そんな時に赤ちゃんが泣き止まないとイライラしますが、先に触れたように赤ちゃんが泣き止まないのには、何か必ず理由があります。

イライラしそうになっても、深呼吸をするなど心を落ち着けて対応することが大切です。

赤ちゃんが泣き止まないあまり、放っておいて泣き止むのを待っていることもあります。5~30分あれば赤ちゃんも泣き疲れて眠ってしまうこともあります。

しかし、放っておくことで必要な時に赤ちゃんが、泣かなくなる恐れがあります。
新生児とはいえ赤ちゃんも放置されていること、泣いても周囲の大人に構ってもらえないことがわかるのです。

このような赤ちゃんを「サイレントベビー」と呼び、近年大きな問題になっています。

将来的な情緒の発達に影響することもありますので、赤ちゃんの気持ちをできるだけ汲み取って、ママやパパにできる対応をしていきましょう。

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監修:成田 亜希子(医師)

プロフィール:弘前大学卒業後、内科医として地域医療に従事。その傍ら、保健所勤務経験もあり、国立保健医療科学院での研修も積む。感染症や医療行政にも精通している。プライベートでは二児の母。

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