新生児のでべそは自然に治る

新生児のでべそは自然に治る?新生児のでべその原因と対処法



へその緒が乾いて取れた!と思ったら、我が子のおへそが思いのほか「でべそ」でビックリした、というママは少なくありません。

「一生このままなのかな?」「普通じゃないのかな?」と、親としては心配になるものです。

そこで今回は、

・新生児のでべその種類を知りたい!
・赤ちゃんにでべそは多い?
・新生児のでべそは手術したほうがいいの?

といった方に、新生児のでべそについて、その原因と対処法など詳しくご説明します。

でべそって何?

でべそって何

新生児のでべそというのは、特に珍しい話ではありません。しかし、自分を含め周りの大人にでべそを見たことがない人が多いことから、我が子のおへそが出ているという状態にママもパパも驚いてしまいます。

でべそというのは、その名のとおり、通常凹んでいるおへそが、逆に突起して飛び出ているという状態です。

でべその種類

でべそには2種類あります。それぞれについて見てみましょう。

臍(さい)ヘルニア

赤ちゃんが泣いたりしてお腹に力が入ることによって腸がおへそを押し上げて突出した状態になりますが、指で押さえてやるとすぐに引っ込みます

一般的に新生児のでべその多くはこの臍ヘルニアです。

臍突出症(さいとっしゅつしょう)

おへその皮膚自体が押し上げられて出ているものを臍突出症といい、指で押しても凹みません。おへそ周囲の皮膚が余ったり、おへその下に皮下組織や何らかの瘢痕組織が溜まることが原因となります。

この二つの種類の大きな違いは、お腹の中に通じる穴が空いているかどうかになります。空いているタイプが臍ヘルニア、穴は閉じているが臍のみ膨らんでいるタイプが臍突出症です。

デリケートな新生児のおへそ

デリケートな新生児のおへそ

生まれたばかりの赤ちゃんのおへそは非常にデリケートです。ママのお腹の中にいるときは、赤ちゃんのおへそとママのへその緒はつながっていますが、生まれてすぐにそのへその緒は切られて役目を終えます。

切断されてすぐのへその緒は湿っていますが、1週間ほどで残っている部分のへその緒は乾いて取れて、おへそがあらわれます。

へその緒があるときには、赤ちゃんのお腹の腹筋と腹筋の間に臍輪(さいりん)という穴がありますが、へその緒が取れると徐々に臍輪はなくなって閉じていきます。

しかし、新生児はまだまだおへそ周囲の皮膚が余ったり、おへその下に皮下組織や何らかの瘢痕組織が溜まることが原因となります、おへそ周辺の皮膚もまだしっかりしていませんので本来閉じるはずの臍輪が閉じなかったり、啼泣などによってお腹に力が入ると閉じかけた臍輪が緩んでしまったりすることもあるのです

新生児が臍ヘルニアになるきっかけ

臍ヘルニアになるきっかけは、赤ちゃんが泣いたりウンチをする時にいきんだりしてお腹に圧力がかかると、閉じていない臍輪からお腹の中の腸がおへその方向に飛び出すからです。

昔は、へその緒の切り方が悪いとその後にでべそになるといわれましたが、科学的根拠はありませんので安心してください。

腸が出る!って本当に大丈夫?

腸の一部が飛び出してきて本当に大丈夫なの?と心配になりますが、外部に直接腸が飛び出してくるわけではなく、腸がおへその皮膚を押し破って出血することもありません。

新生児のお腹の皮膚もまだ完全なものではなく、大人に比べて薄くデリケートなものにもかかわらず、新生児の赤ちゃんは全身に力をこめて真っ赤になるまで泣いたり、一生懸命ウンチを出そうとしたりします。

そうすることによって大きなお腹に圧力がかかり、おへその部分に腸が押し上げられてでべそになってしまいます。

小さい新生児の赤ちゃんで大きいでべそだと、ピンポン玉ほどの突起になり、押さえると中でぐちゅとした音がなったりするので見ている大人は驚きますが、外部から押し込んでやると元に戻りますので、心配する必要はありません。

新生児が臍ヘルニアになる割合は?

生まれて間もない新生児のおへそは非常にデリケートなことから、臍ヘルニアというでべその状態になる赤ちゃんは比較的多くなります。

その割合は10パーセントから20パーセント。実に5人から10人に1人の割合で存在します。

ですので、新生児の赤ちゃんにとって、でべそは決して珍しいことではありません。

また、通常よりも低体重で生まれてきた赤ちゃんは、腹筋の力がさらに弱いのでそれよりも高い確率ででべそになるとされており、また、通常よりも低体重で生まれてきた赤ちゃんは、腹筋の力が更に弱いのでそれよりも高い確率ででべそになるとされています。

でべその赤ちゃんは、一生でべそ?

生後4ヶ月くらいまでの赤ちゃんは、まだまだ体が不完全で皮膚も筋肉も弱いです。

そのため、お腹の中からの圧力に負けてでべそになってしまいますが、徐々に体が成長していき、体の器官も発達していきます。

首が据わり、寝返りやハイハイができるようになると、全身の筋肉も強くなってきます。筋肉が強くなるにしたがって内臓を支えられるようになるので、徐々に腸が飛び出るというでべその状態が減ります。

1歳を過ぎるころには、赤ちゃんの9割以上が自然に治ります。1歳を過ぎてもでべそが治らずに焦るママもいますが、小学校の入学前までには徐々に治ることがほとんどです。

でべそが原因で病院に行くのは?

病院に行くのは

でべそはほとんどが自然治癒で治りますので、特に気にする必要はありません。

ですが、どうしてもでべそが気になるなら、生まれた頃からお世話になっている助産師さんに相談したり、健診などで小児科の先生を受診する機会があれば、専門家に相談しましょう。

ほとんどの専門家は、自然治癒するので特に心配はいらないとアドバイスしますが、小児科の医師に定期的にでべその経過観察をしてもらうのも方法のひとつです。

でべそが大きく、飛び出した腸が臍輪に締め付けられて痛みを生じる、などの症状がある場合を除いて治療の必要はまずありませんが、1歳をすぎてもでべそが治らない場合は手術などの治療方法を相談することもできます。

新生児のでべその治療はあるの?

でべそであることで小児科を受診しても、見た目以外に症状がない場合は特別な治療が必要となることはほとんどありません。赤ちゃんのでべその多くは自然治癒を見込めると専門医が考えているからです。

一昔前は、でべそを治療するためにガーゼを丸めて、でべそ部分に当ててテーピングをして押さえたり、5円玉をおへそに貼り付けたりと、民間療法のような方法がありました。

ですが、今では皮膚や筋肉、突出した腸管を傷つける恐れもあるため良くない方法だということで推奨はしていません。

テーピングしたり、絆創膏で貼り付けることで、でべそは抑えられますが、デリケートな赤ちゃんの皮膚がテーピングのテープにかぶれて赤くなったり湿疹ができることがあります。

また、長時間押さえることで皮膚が蒸れたり、周辺に雑菌が繁殖してしまうことで皮膚炎になることもありますので、自己判断で民間療法を行わないようにしましょう

治療よりも大切なことは

でべそが気になるママは多くいますが、基本的に赤ちゃんが痛がったりすることはありません。

でべその治療よりも、おへそ周辺を清潔に保ち赤ちゃんが気にして触ったり、引っかいて傷を作らないように気をつけることのほうが大切です。

赤ちゃんによっては、でべその部分が産着(うぶぎ)などですれて赤くなり、痛がったり、かゆがったりすることがあります。

その時も専門の医師などに相談して、新生児の皮膚にも使える塗り薬を処方してもらったり、かぶれにくいテープなどを用いてケアし、正しく治療したほうが安全です。

ママが自己流で新生児の皮膚にいろいろ塗ったり押さえたりせず、専門家に相談して治療し経過観察しましょう。

臍ヘルニア治すには運動させるのが効果的

赤ちゃんの臍ヘルニアは、手突出した腸管が締め付けられて壊死するなど早急な治療を必要とする場合を除いて、特に治療が必要とならないケースがほとんどです。また、明確なエビデンスが確立された治療法もありません。

臍ヘルニアの原因として赤ちゃんの腹筋の弱さなどが考えられます。

腹筋が強くなり腹筋と腹筋の間の臍輪がなくなることで、臍ヘルニアが治ります。

このことからも臍ヘルニアのでべそを積極的に治したいと考えるママは、赤ちゃんにしっかり運動をさせましょう。普段からできるだけ赤ちゃんが安全に動くことができる環境を整えるのが大切です。

1歳を過ぎてもでべそが治らない場合は手術?

治らない場合は手術

新生児に起こりやすい「臍ヘルニア」は、成長することで徐々に自然に治癒していくため、小児科などの医師も積極的に治療することはありません。

実際に就学前の子供がでべそでも、その後に自然治癒する場合もあるので、手術などの外科的な治療はしないとしている病院も少なくありません。

しかし、一般的に1歳を過ぎると、ほとんどの赤ちゃんのでべそが治るにも関わらず、我が子のでべそが治らずにママが悩んだり、赤ちゃんが痛がったりする場合は治療を考えることもあります。

でべその手術方法とは

でべその治療は、でべそにならないようにメスを入れる外科的な手術が一般的です。

手術方法としては、へそ付近を切開し、中の腸が外に出てこないように腹筋と腹筋と間の臍輪を縫って穴を閉じて、出ているへそ部分の皮膚を外に出ないように縫って固定します。

手術後しばらくは、へそ部分が出てこないように柔らかい綿で固定し、凹んだおへそを維持します。

でべそ手術は危険?

1歳を過ぎたとはいえ、まだ小さい我が子に手術を受けさせることには大きな不安を持つママも多いでしょう。

でべその手術は一般的には2泊3日ほどの入院で済む手術ですが、全身麻酔をして行います。

入院中は動きたい盛りの赤ちゃんにも安静を求められますので、手術よりも術後の方が非常に辛い時間になるかもしれません。

また、術後2~3日は徐々に痛みも出てきますので、赤ちゃんの機嫌も悪くなりがちです

傷を保護するためにも、赤ちゃんが傷を触ったりしないように看護する必要があります。

赤ちゃんで、まだ自分のことが何にも分からないという状態で手術することにメリットもありますが、それなりにデメリットもあるということを考えて手術を受ける事が大切です。

でべそで手術を受ける場合は、赤ちゃんに対するメリットやデメリット、親御さんの負担なども視野に入れて、専門の医師とよく相談して受けることをおすすめします。

でべそ手術は保険適用になる?

保険適用になる

人によってでべその形は違い、真ん中だけが膨らんだり、臍の周りだけが飛び出しているものもあります。しかし、手術をするとしたら臍ヘルニア・臍突出症は保険適用になるのでしょうか?

臍ヘルニアの場合

臍ヘルニアの手術は、臍ヘルニアという病名があり健康保険適用の手術となります。

このため、手術の医療費は3割負担で受けることができます。3割負担の臍ヘルニアの医療費は5~7万円ほどです。

また自治体によっては乳幼児医療証などで、小さい子供への医療費が無料になるケースもあります。

医療費はお住まいの自治体の医療制度にもよりますので、詳しくは自治体の窓口か医療機関に問い合わせてみましょう。

臍突出症の場合

臍突出症は赤ちゃんの健康や成長には特に問題はなく、見た目がでべそであるということだけです。

問題視しなければ特に治療する必要はありませんが、気になる場合は形成外科などの専門医に相談して手術などの対処となります。

臍ヘルニアの場合は健康保険の適用がありますが、臍突出症は美容上の観点で問題となることはありますが、何らかの不快な症状を引き起こすことはありません。

見た目だけの問題ということで健康保険の適用はありませんので医療費はすべて実費となります。

自由診療になりますので、医療機関によって手術代も異なります。費用などは事前に手術を受ける病院で確認しておきましょう。

しかし、大きくなってからの手術でも問題ありませんので、焦って赤ちゃんの時に手術する必要もありません。

まとめ

まとめ

新生児のでべそはほとんどの場合、1歳になるころには自然治癒しますので、それほど心配する必要はありません。

どうしても心配な場合はかかりつけの小児科医などに相談して、どうするか判断していきましょう。

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監修:成田 亜希子(医師)

プロフィール:弘前大学卒業後、内科医として地域医療に従事。その傍ら、保健所勤務経験もあり、国立保健医療科学院での研修も積む。感染症や医療行政にも精通している。プライベートでは二児の母。

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