赤ちゃんが癇癪

赤ちゃんが癇癪(かんしゃく)を起こす原因と対処法について



赤ちゃんは言葉を話すことができません。そのため、自分の思い通りにならなかったり、不快感を覚えたときは、激しく泣いて癇癪(かんしゃく)を起こすことがあります。

癇癪は、月齢や年齢が上がるとともにひどくなる場合があります。また我が子が癇癪持ちだと、このまま治らなかったらどうしようと不安になるママも少なくありません。

そこで今回は、

・赤ちゃんはみんな癇癪を起こすの?
・夜泣きと癇癪は違うの?
・癇癪とは病気なの?

といった方に、赤ちゃんの癇癪とはどのような状態なのか、癇癪の原因と対処法を詳しくご説明します。

赤ちゃんの癇癪とはどんな状態?

どんな状態

言葉で自分の感情や要求を現すことができない赤ちゃんは、泣くことで周囲に思いを伝えようとします。赤ちゃんはときに癇癪と捉えられるほど激しく泣いて、何をしても泣き止まないこともありますが、

これは自分の思いを上手く使えられないために生じるものと考えられます。

赤ちゃんが癇癪を起こしたとき、具体的にはどんな状態になるのでしょうか。

ご機嫌に遊んでいたのに突然不機嫌になる

今までご機嫌に遊んでいた赤ちゃんが癇癪を起すと、突然不機嫌になります。手に持っていたおもちゃをどこかに投げてしまったり、自分の頭や顔などにぶつけてしまうこともあります。

また、ママの体におもちゃをぶつけたり、手に持っているおもちゃでママを叩いてしまうこともあります。

さらには、赤ちゃん自身が床に寝転がって手足をばたつかせ、大きな声を出したりするのも癇癪であらわれる症状のひとつです。

癇癪で物に当たる赤ちゃんもいる

癇癪を起こしたときに物に当たってしまう赤ちゃんもいます。例えば、近くにあるおもちゃや家具などを叩く蹴るといった癇癪や、自分の頭を壁や家具などにぶつけるといった癇癪もあります。

さらには、物を投げるといった場合もあり、症状はさまざまですが、癇癪を起こしたときは明らかに不機嫌で、原因がはっきり分からないことも多々ありますが、頭ごなしに叱らずに赤ちゃんの思いや要求を探して解決するようにしましょう。

就学後も続くケースがある

赤ちゃんの癇癪というのは、それぞれの場面や月齢、さらには年齢によって症状が違ってきます。また、個人的な性格によっても癇癪の程度には違いがあります。

赤ちゃんのときだけでなく就学前まで続いたり、就学後も続く場合もあります。さまざまな原因を考えながら、癇癪を起こしたときには優しく対応してください。

考えられる原因

赤ちゃんや小さな子どもが癇癪を起こす際に考えられる原因は、ひとつだけではなく複数考えられるので、その子がどのような状況にあるのかを察知してあげることが重要です。

自分の感情を上手にコントロールできず、自我が芽生えて自分のやりたいことや、言いたいことを伝えられないイライラから癇癪を起こしています。

まずはこれが基本だということをしっかりと踏まえておきましょう。

単に気が強い

癇癪を起こしてしまう赤ちゃんは、単純に気が強いだけという場合もあります。思い通りにならないとすぐ不機嫌になり、自分の気が済むまでは泣き続ける、または大きな声を出し続けるという状況になります。

このように気が強く癇癪を起こしてしまう赤ちゃんは、年齢を重ねるに従って症状が治まることもありますが、対応を間違えてしまうと癇癪がひどくなるので注意が必要です。

赤ちゃんが癇癪を起こしたからといって、大きな声で叱りつけることや無視はしないで下さい

驚いたことがあって癇癪を起こす

夜眠っている時間帯に頻繁に強い癇癪を起こす赤ちゃんは、昼間の間に驚いたり興奮したりをたくさん経験しているケースが考えられます。

赤ちゃんはぐっすりと眠っているように見えていても、脳の中では昼間に起きたことを思い起こしていたり、これを自分の記録としてしっかり整理しています。そのため、夜中に強い癇癪を起こして泣き叫んでしまうのです。

このようなケースが考えられる場合は、興奮しそうな場所や状況を避けることも大切です。大きな声を出して驚かせてしまったり、赤ちゃんがびっくりするようなおもちゃを頻繁に見せることは避けましょう。

また、眠る前に大きなボリュームでテレビを見せたり、音楽を聞かせることも避けたほうが良いです。

もちろん、パパとママが大きな声で夫婦ゲンカをするのも夜中の癇癪の原因となりますので注意が必要です。

コミュニケーションを求めている

ママの愛情を求めてコミュニケーション不足を伝えるために、癇癪を起こすこともあります。このような赤ちゃんは、たくさん抱きしめてあげたり、ぴったり体を寄せて寝かしつけてあげると治まるケースもあります。

日頃から沢山のコミュニケーションが取れているかを見直し、癇癪の原因を考えてみることも必要です。

体に不快を感じている

暑さや寒さ、体がかゆい、痛いといった不快を感じていると癇癪を起こす赤ちゃんもいます。自分の感じている不快感をうまく言葉にすることができず、最初はグズグズと泣いたり不機嫌なのが、徐々にイライラが募って最終的には癇癪となるのです。

このようなときには、部屋の環境を見直し、体に痒い部分がないか痛い部分がないかをチェックしてあげることも大切です。

癇癪を起こした赤ちゃんへの対応

赤ちゃんへの対応

癇癪を起こしてしまった赤ちゃんへの対応についてもお話していきましょう。どのような原因で癇癪を起こしたのかにもよって方法が違います。

また、対応方法によって赤ちゃんが癇癪を起こした原因を知ることもできます。原因を知ることができれば、癇癪を防いでいくきっかけになりますので、癇癪への対応を正しく知ることはとても大切です。

優しく抱きしめてあげる

赤ちゃんが癇癪を起こしたら、何よりも先に優しく抱きしめてあげましょう。思い通りにならないことや、自分の気持ちを上手に伝えられないことが原因でイライラしていますので、しっかりと抱きしめてあげることで感情の爆発が治まります。

それでも癇癪が止まらない場合は、しばらくの間抱きしめてあげるとともに背中をさすってあげたり、頭をなでてあげるといった方法も取り入れてみましょう。

抱っこを嫌がるなら声をかけながら少しの間は見守る

癇癪を起こしている赤ちゃんを抱きしめようと思っていても、抱っこそのものを嫌がることがあります。

体をのけぞらせて嫌がったり、床に降りようとしてママの体を引き離すようであれば無理に抱っこせず、近くで声をかけてあげましょう。

「どうしたの?何が気に入らなかったの?嫌だったね。辛かったね。」などと声をかけながら見守ってあげることも大切です。

特に物に当たってしまったり、自分の頭や体を壁や床などにぶつけてしまう赤ちゃんは、抱っこしても自分のイライラが治まらずいつまでも繰り返します。

このような赤ちゃんの場合には、しばらくの間、優しく見守りながら声を掛けることで感情がある程度は落ち着き、癇癪も軽減してきます。

物に当たることを無理にやめさせようとすると、さらに癇癪が激しくなることがあるので、ケガに注意しながらしばらくは見守ることも大切です。

言葉が話せるようになったら話を聞いてあげる

ひとつひとつの単語が話せるようになった赤ちゃんや、2つの言葉を組み合わせて話せるようになった赤ちゃんであれば、癇癪を起こしたときにどうしたの?と話を聞いてあげましょう。

痛かったの?辛かったの?これが欲しかったの?などと声をかけることで、赤ちゃんは自分が思っていたことを上手に伝えられるようになります。

ママが忙しくてなかなか赤ちゃんのほうを振り返ってあげなかったり、テレビやスマホに夢中になっている状況だと、寂しさから赤ちゃんが癇癪を起こすことがあります。

こういった場合に赤ちゃんに声をかけながら、気持ちを聞いてあげることで赤ちゃんの気持ちは安らぎます。このときには、しっかりと赤ちゃんの目線に合わせてお話をしてあげましょう。

赤ちゃんが、自分の気持ちを上手に話せるような環境作りをしてあげることが大切です。癇癪を起こしているからと背中を向けたまま無視をしたり、言葉だけで叱りつけるのはよくありません。

危ないものを欲しがったときは優しく言い聞かせる

あれこれ癇癪が起きないようにママが気をつけていても、自分の興味を持つものが手に入らず癇癪が治まらないこともあります。

危ないものを欲しがり、手が届かずに癇癪を起こしていたら、優しく言い聞かせてください。

ハサミなど危険なものをはじめとして、ママが使っているものを欲しがって泣く赤ちゃんはいます。また危ないものを手にしていて、これを取り上げられてしまい癇癪を起こす赤ちゃんもいます。

なぜ取り上げたのか、なにが危ないのかということを赤ちゃんに優しく伝えましょう。しばらくの間は癇癪を起こしたまま泣き叫んでしまうかもしれませんが、繰り返し優しく言い聞かせていると赤ちゃんも理解してくれます。

くれぐれも、癇癪を起こした赤ちゃんにママがイライラした態度をとらないよう気をつけましょう。ママがしっかりと受け止めてくれるということが分かれば、赤ちゃんの癇癪も徐々に軽減されていきます。

ママがイライラした態度を見せてしまうと、赤ちゃんはさらにどうして良いのかわからなくなり、癇癪がひどくなってしまうことがあるので常に優しく受け止めてください。

着替えやオムツなどのチェック

身体の不快感や、環境の不快感によって癇癪を起こしている赤ちゃんもいるので、オムツのチェックや、環境などをチェックすることも忘れずにおこなって下さい。

汗をかいていて、体が痒いため癇癪を起こしていることもあります。反対に寒くて足がとても冷えていることで、癇癪を起こしているというケースもあります。

このほかにも癇癪を起こしていると感じても、場合によってはお腹が痛い、身体のどこかが痛いときもあるため、あまりにも長時間にわたり30分1時間と泣き叫んでいたら念のため医療機関を受診しましょう。

多くの場合、癇癪を起こした赤ちゃんは長くても5分から10分程度でご機嫌を取り戻してくれます。

赤ちゃんの癇癪は病気ではない

赤ちゃんの癇癪の原因と対処法についてお話しましたが、赤ちゃんの癇癪とは病気ではありません

赤ちゃんが気持ちや要求を周囲の人に伝えようとしているのです。

そのため、癇癪がひどいからと必要以上に心配したり、無理に叱り付けてしまうことは避けましょう。赤ちゃんの癇癪は優しく受け止めてあげること、そして見守ってあげることが何よりも大切です。

癇癪を起こした状態から機嫌が治り、ニコニコとしていたり赤ちゃん自身が冷静に遊んでいるときに、危ないものを教えてあげる、さらにはたくさん抱きしめてあげることも大切ですね。

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監修:成田 亜希子(医師)

プロフィール:弘前大学卒業後、内科医として地域医療に従事。その傍ら、保健所勤務経験もあり、国立保健医療科学院での研修も積む。感染症や医療行政にも精通している。プライベートでは二児の母。

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