母乳に含まれるカルシウム

母乳に含まれるカルシウムの働き!不足するとどんな影響がある?



赤ちゃんを母乳育児で育てようと考えているママは多いでしょう。
母乳には栄養成分が豊富に含まれており、赤ちゃんの発育に良いといわれているからです。

また、免疫をサポートする成分も含まれているため、粉ミルクなど人工栄養で育てられた赤ちゃんよりも感染症にかかりにくかったり、母乳を吸う動作が脳の成長や母子の関係性に良い影響をもたらしたりするという話もあります。

カルシウムは、そんな母乳に含まれる豊富な栄養素の中のひとつです。

骨や歯を丈夫にしてくれるカルシウムは、母子ともに欠かせない栄養素ですが、母乳育児を進めるにあたり、このカルシウムが不足してしまう場合があります。

そこで今回は、

・母乳に含まれるカルシウムの働きを教えてほしい!
・赤ちゃんに粉ミルクではダメなの?
・粉ミルクと母乳の違いは?
・カルシウムの補い方を知りたい!

といった方に、母乳に含まれるカルシウムの働きや、不足した時の影響、摂取の仕方などについて詳しくご説明します。

母乳に含まれる栄養素について

母乳に含まれる栄養素

母乳は赤ちゃんにとって最高の食事と称されることもあるほど、栄養バランスに優れています。

含まれる栄養素としては、ホエイ・ガゼインなどのタンパク質、各種アミノ酸にビタミンA、D、Eなどのビタミン群、脂肪、炭水化物や糖質、そしてカルシウム、リンなどを代表とするミネラルが挙げられます。

これらの栄養素がバランスよく含まれているため赤ちゃんにとっては非常によい栄養源といえます。

カルシウムの働き

カルシウムの働き

母乳に含まれる栄養素のひとつであるカルシウムですが、母乳100gのうち約27mg程度と、ミネラルの中でも多く含まれていることがわかっています。

カルシウムは骨や歯を作るのに大切な栄養素ですから、それ以外にも重要な働きを担っています。

では、どんなところでカルシウムは働いているのでしょうか。その働きについて確認してみましょう。

身体の調子を整える

カルシウム=骨、歯というイメージですが、カルシウムは血液中にも存在します。
身体の中のカルシウムのうち、1%は血液中に溶けているのです。

血液中のカルシウムは、酵素の働きをアップしたり、細胞の浸透圧の調節などを行って身体の調子を整えたりする働きがあります。

イライラを防止

カルシウムがイライラを防止してくれるという話を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

カルシウムが不足すると、情緒不安定になったり怒りっぽくなったりすることは医学的にも証明されています。

夜泣きが多い子や怒りっぽい子はカルシウム不足が原因かもしれません。

心臓や筋肉、神経の働きを調節する

カルシウムには心臓や筋肉、神経の働きを調整する作用もあります。

心臓や筋肉の収縮、神経同士の情報の伝達は血液中のカルシウムイオンによって調節されているのです。

カルシウムはどこから供給しているの?

どこから供給

基本的に、母乳に移行されるカルシウムはほかの栄養素と同様、ママが食事で摂取することになります。

しかし、ほかの栄養素と少し異なるのは、カルシウムが不足した場合、骨や歯に蓄えられているカルシウムを溶かしてまで赤ちゃんへ供給しようとすること。

先にも触れたように、摂取した栄養素の1%は血液に回されます。
そして、残りのほとんどが骨や歯へ貯蔵されるわけですが、通常、ここで貯蔵されたカルシウムは何かあれば血液中に溶け出されるようになっています。

つまり、カルシウムが日々の食事で十分に摂取できていないと、身体は何とかして補おうと、骨・歯の中にあるカルシウムを供給源として血液へどんどん溶かしてしまうことになるのです。

カルシウム不足によるママへの影響

ママへの影響
骨に貯蔵されるカルシウムは、全体の99%とされています。
そう考えると、わざわざ食事から摂取しなくても大丈夫そうな気がしますが、それは大きな間違いです。

カルシウムは母乳として赤ちゃんへ送られるわけですから、いってしまえば授乳する度にカルシウムを消費していることになります。

血液中のカルシウムが足りなくなると骨が溶け出してカルシウムを補おうとするのですから、ママの身体にも影響が出てしまうことがわかっています。

考えられる影響は以下のとおりです。

突発性骨粗鬆症(とっぱつせいこつそしょうしょう)

カルシウムが不足することで陥りやすい代表的な病気が、骨粗鬆症です。

主な症状としては歯や骨がもろくなりやすかったり、ちょっとした衝撃で骨折してしまったりすることが挙げられます。

一般的にいわれる骨粗鬆症は加齢や閉経による女性ホルモンの減少が原因のため、妊婦さんは関係ないように思われますが、妊娠や授乳によってママの骨のカルシウムが溶け出した状態が続くと「妊娠後骨粗鬆症」を引き起こすことがあるのです。

普通の骨粗鬆症と異なるのは骨の老化ではなく、カルシウム不足により骨や歯を溶かしてカルシウムと供給しようとすることで起こる骨の減り

赤ちゃんを抱っこするなど、ちょっとした動作で骨粗鬆症と似たような痛みや骨折が起きる恐れがあります。

母乳と粉ミルクの違いは?

粉ミルク

母乳の量が少ないママや仕事復帰が早いママなどは、母乳ではなく粉ミルクで赤ちゃんを育てている人も大勢います。

現在の粉ミルクは栄養価などが非常に優れており、もちろんカルシウムも豊富に含まれています。
このため、母乳でもミルクでも栄養価の違いはほとんどありません。

しかし、ミルクにはママからの免疫成分が含まれていませんので、風邪などには注意が必要になります。
このようなことからも母乳が出るのであればやはり、母乳を赤ちゃんに飲ませてあげるのが理想的です。

混合育児という手も

母乳だけで育児をするというのは、ママの負担になりやすいのも事実です。

しかし、母乳には粉ミルクにはないメリットがあるのも事実。

そこでおススメなのが混合育児、いわゆる母乳とミルクの組み合わせです。

母乳の量が少ないママ、仕事復帰が早いママなどには特におススメの育児法です。

カルシウム不足は避けられない?

カルシウム不足

カルシウムは赤ちゃんの成長に必要不可欠な栄養素のひとつであることから、授乳期は通常より多くのカルシウムを摂取する必要があります。

しかし、日本人は授乳中のママだけでなく、ほとんどの人が普通に生活を送っていても、カルシウム不足だといわれています。

つまり、授乳中のママはただでさえ不足しがちなカルシウムを意識して摂取する必要があるのです。

では、カルシウム不足を防ぐために効率よく摂取するにはどうしたらいいのでしょうか?具体的な方法としては次のとおりです。

猪子有無の多い食材

カルシウム不足を補う方法としてまず挙げられるのが、カルシウムを多く含む食材を積極的に取り入れて栄養バランスのとれた食事をとることです。

カルシウムが豊富に含まれる食材としては、ヨーグルト、チーズや牛乳などの乳製品が代表的ですが、これ以外にもカルシウムが豊富に含まれる食材は数多くあります。

野菜類であればひじきや小松菜などが挙げられ、魚介類であれば干しエビやイワシ、海藻類、豆腐や納豆などの大豆製品にもカルシウムが含まれています。
これらの食材を多く取り入れてカルシウム不足を防ぎましょう。

サプリメントの併用

食材から意識してカルシウムを補うにしても、カルシウムは元々吸収されにくい栄養素ですので、食事だけでは必要量を補うのは難しいと考えられます。

その場合には、食事と併用してサプリメントを活用するのも、カルシウム不足を避ける方法のひとつです。

ただし、サプリメントはあくまで不足した分を補うのがメインですから、過剰摂取は禁物です。
カルシウムを摂りすぎることで体調を崩すこともあるのです。

また、使用する際には自己判断せず、一度、医師に相談してから摂取することをおすすめします。

どれぐらい摂取できると安心?

1日に摂取しておきたいカルシウムの目安は成人女性で650mgと厚生労働省で定められています。

逆に一日に2500㎎以上のカルシウムを摂取すると健康に悪影響があるとされていますので摂取量には注意しましょう。

体質によってはカルシウムを過剰に摂ることで、下痢や便秘になってしまうママもいますので、サプリメントを服用してお腹の調子が悪いなど体調の変化を自覚した時には使用を中止して医師に相談しましょう。

カルシウムの強い味方!ビタミンDと日光浴

カルシウムの強い味方

カルシウムが吸収されにくいのはご説明しましたが、母乳に含まれるカルシウムも上手く赤ちゃんに吸収されないことがあります。
そんな時の強い味方が、ビタミンDです。

ビタミンDはカルシウムの吸収をサポートする栄養素でこのビタミンが少ないと、カルシウム吸収が悪くなります。

また、ビタミンDは日光浴をすることで活性化するので、一日に一度は、お散歩やベランダに出て太陽の光を浴びるようにしましょう。

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監修:成田 亜希子(医師)

プロフィール:弘前大学卒業後、内科医として地域医療に従事。その傍ら、保健所勤務経験もあり、国立保健医療科学院での研修も積む。感染症や医療行政にも精通している。プライベートでは二児の母。

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