母乳に含まれる鉄分

母乳に含まれる鉄分!鉄分の重要な役割と必要量とは?




ミルク育児や混合育児など、赤ちゃんを育てる方法も選択肢が広がりつつある中、それでも母乳育児をしたいと思うママはたくさんいます。

理由としては、赤ちゃんが病気になりにくかったり、赤ちゃんの成長に欠かせない栄養素が豊富に含まれているということなどが挙げられます。

鉄分もまた、そんな母乳に含まれる栄養素の1つですが、鉄分はどちらかというと血液に関係しそうなイメージがあります。

そこで今回は、

・鉄分はなぜ必要なの?
・鉄分が母乳に含まれるとどんな役割が期待できる?
・鉄分の摂取量はどのくらい?

といった方に、赤ちゃんやママにとっての鉄分の役割や摂取量、母乳に含まれる鉄分などについて詳しくご紹介します。

鉄分って何?

鉄分って何

鉄、とコンパクトに呼ばれることもある鉄分は、カルシウムなどミネラルとして一括りされることもある、人が生活する上で大事な栄養素の1つです。

ただし、母乳に含まれる他の栄養素と異なり、体内に微量ながら3~4g存在しており、そのほとんどは血液をイメージする人が多いように、約70%は血液中に存在し、赤血球のヘモグロビン内にあります

また、血液だけでなくこの他にも、約20~30%は筋肉や肝臓、骨髄などに貯蔵される形で体内に存在しています。

ママや赤ちゃんにとって鉄分の重要な役割とは?

鉄分の重要な役割

血液と密接な関係のある鉄分ですが、体内に微量ながら存在しています。赤ちゃんの体内にも存在しているのであれば、母乳に含まれる鉄分は必要がないような気がします。

しかし、それは大きな間違いで、鉄分は微量でも密かに重要な働きをママや赤ちゃんにしてくれているのです。

むしろ、不足してしまうと赤ちゃんやママに悪影響を与えてしまうほどです。そんな、鉄分の役割についてご紹介していきましょう。

血液を作る

母乳は、プロラクチンと呼ばれるホルモンが分泌されることにより、乳房に大量の血液が流れ込むことによって作られます。

そのため、母乳は白い血液と呼ばれることもあります。つまり、母乳は血液なくしては作ることができないということです。

しかし、血液は身体の中で無尽蔵に作ることができるわけではなく、生成には材料が必要になります。その材料になるのが鉄分です。

鉄分なくしては、母乳も満足に作ることができなくなってしまうのです。

母乳の鉄分を赤ちゃんへ補給する

赤ちゃんの体内にも鉄分が存在するのは先にも触れた通りです。しかし、その鉄分もずっと赤ちゃんの体内に存在するというわけではなく、生後9か月も経つころには、貯蔵していた鉄だけでは足りなくなってきてしまいます。

そのため、鉄分が赤ちゃんの体内にあったとしても補給してあげることが大切になります。

母乳に含まれる鉄分は微量とされていますが、その分、吸収率が高いのが特徴です。その割合は粉ミルクを飲ませるよりも高く、量が少なくても50%近くが体内に吸収されます

離乳食までは、食材で鉄分を補給することが赤ちゃんにはできませんので、母乳の鉄分が大きな役割を果たすのです。

赤ちゃんの免疫力アップ

鉄分をきちんと補給することで、細胞の増殖をサポートするなど、免疫力アップの役割も果たします。

どちらかというと、この働きは体内に貯蔵されている鉄分――フェリチンの働きによるものなのですが、貯蔵鉄も底なしの量があるわけではありません。

微量でも母乳から鉄分を摂取しておかないと、徐々にその量は減少してしまうのです。

フェリチンがなくなると細胞増殖の手助けなどができなくなりますので、免疫細胞の数が減ってしまい免疫力も落ちてしまうことになります。

意外と少ない母乳の鉄分

意外と少ない母乳の鉄分

母乳に含まれる栄養素は、ママにも食事などで補給することが勧められるように、結構な量を消費する印象があります。

特に鉄分は、母乳を作る時に必要になる血液の元になる栄養素なわけですから、より多くの鉄分が母乳に含まれているような気がします。

しかし、母乳に含まれる鉄分は重要な役割を果たす割に予想を裏切り、意外と少ないのです。その量は0.25~0.32mg/日。他の栄養素と比べても、少ない量であることがわかります。

鉄分が少なくても大丈夫なの?

母乳に含まれる栄養素は、赤ちゃんの発育に必要不可欠なものばかりです。その中には、不足したとしても、ママの身体にある分を赤ちゃんへ優先してしまうものさえあります。

そう考えると、たったこれだけの量で鉄分が赤ちゃんに足りているのか不安になってしまいます。

母乳だけでは赤ちゃんが貧血になってしまうという声を聞いたことがあるママもいることでしょう。

しかし、実際のところ、鉄分はこれだけの量でも赤ちゃんに十分な量とされています。

理由としては、お腹の中にいる時に蓄えた鉄分が体内にあるというのと、繰り返しになりますが、吸収されやすいので微量でも不足を補うことができるというのが理由に挙げられます。

鉄分を過剰に摂取しないようにしている?

また、母乳に含まれる鉄分が少ない理由として、過剰に鉄分を摂り過ぎないようにする生物的な措置、という話もあります。

基本的に、人は体内に貯蔵された鉄分が少なくなってくると、鉄分を吸収する入口のようなものを増やして、より多くの鉄分を吸収しようとします。

そして、満足のいく量を貯蔵できたら、その入口を今度は減らして吸収しにくい状態をつくるわけです。

しかし赤ちゃんの場合、たとえ身体に鉄分が満たされていたとしても、与えられた分だけ吸収してしまうとされています。

以上のことから、母乳に鉄分が微量しか含まれていないのは、赤ちゃんが鉄分を吸収し過ぎないようにしている措置と考えられるわけです。

鉄分の必要量はどれくらい?

鉄分の必要量

母乳に含まれる鉄分が微量でも赤ちゃんに足りているとはいえ、ママが摂取する鉄分も少なくていいかといえばそれは違います。

ママ自身も鉄分を体内に保持していますが、血液を作ったり、妊娠・出産で失った鉄分を回復していくために、余分に鉄分を摂取する必要があるのです。

授乳の時期に必要な鉄分の量は、一日7.5~8mgとされています。

一般の成人女性でも鉄分の平均摂取率は7.0mgにすら届いていませんので、授乳時期のママは自分でも意識して鉄分を摂取するように心掛けましょう。

ママの鉄分不足にご用心

母乳に必要な鉄分は微量で良い反面、授乳中のママは鉄分不足に陥りやすくなっています。原因としては、家事に育児と忙しい日々があります。

忙しくなってしまうと人は、自分自身のことや生活が疎かになってしまいます。ママの場合には、赤ちゃんが最優先になってしまいますから、特に自分のことは二の次になってしまうケースが多くなります。

忙しくなると、食事をしっかり摂らなくてはいけない時に、手早く簡単に食べられる物にしてしまったり、栄養バランスを念頭に置いた献立を考える暇がないという風に、栄養が偏りがちになってしまうことが多々あります。

その結果、気付けば貧血という事態も珍しくありません。

鉄分不足を察知するには

鉄分不足を察知

ママの鉄分が不足してしまうと、赤ちゃんにも影響が出ます。

基本的に、生後8~9か月くらいまでは赤ちゃんの体内には貯蔵鉄がありますので、すぐに鉄分が不足してしまう心配はありませんが、長期的な鉄分不足は、赤ちゃんの貧血を招いてしまう場合もあります。

そのため、ママ自身も事前に鉄分が不足していることを自覚することが大切です。鉄分不足を見極めるのに注意しておきたい貧血の症状は以下の通りです。

神経質になる必要はありませんが、以下のような症状に覚えがある場合には鉄分をきちんと摂取できているか見直してみましょう。

赤ちゃんの場合

ではまず、赤ちゃんが鉄分不足に陥った場合に考えられる状態についてご紹介します。

顔色が悪い

赤ちゃんも貧血になると、顔色が悪くなるといわれています。

わかりやすい症状としては、大人が貧血になるのと同じように、顔色が青白くなる、唇の赤みが薄くなっていることもありますし、表情がない、目の粘膜も通常は赤いのに対して白くなるなどが挙げられます。

一番わかりやすいのは、目の粘膜の色。あっかんべーをした時に見える瞼の内側を確認しましょう。

赤ちゃんが貧血の場合には、その部分が白っぽくなっている可能性があります。

元気がなく寝てばかり

生後生まれて間もない頃は、とにかく赤ちゃんは基本的に活発です。しかし、貧血になり鉄分が不足してしまうと見るからに元気がなくなり、疲れやすくなります。

また、普段より機嫌が悪く怒りっぽかったり、遊んでいても集中力がないように見えることが多くなります。

もっと成長して、ハイハイなど自分で動き回る頃になったにも関わらず、ゴロゴロ寝てばかりいる場合も貧血の可能性があります。

とはいえ、赤ちゃんの中には貧血でも活発に動き回る赤ちゃんもいます。そのため、ママにしてみると判断は難しいかもしれませんが、注意深く観察することが大切です。

ママの場合

では次に、ママが鉄分不足になったときに起こりやすい症状についてご紹介します。

心身にさまざまな不調が

母乳に含まれる鉄分が役割を果たしていくためには、ママが鉄分を不足しないように小まめに補給する必要があります。

そして、貧血の症状をママ自身も知っておくことが大切です。ママが鉄分不足により貧血になってしまうと、立ちくらみのような症状があらわれます。

自覚症状としては、立ち上がると身体に力が入らなかったり、目の前が暗くなる、酷い場合には倒れてしまうこともあります。

赤ちゃんの症状と同様に、顔色が悪くなることも挙げられます。

また、わかりにくいですが気持ちも不安定になりがちで、1つのことに集中できなかったり、血液中の鉄分が不足しているので酸素が上手く身体に行き渡らず、動悸や息切れを起こすこともあります。

お口の中もチェック!

一番わかりやすい鉄分不足のチェック方法が、口の中を確認することです。例えば、舌の色。

通常の舌はピンク色をしていますが、鉄分が不足すると赤くただれてきて、どこか違和感を覚えます。

もう1つが唇の端に炎症ができているかいないか。口角炎と呼ばれるもので、これができていると口を開いた時に、唇のちょうど脇のあたりにまるで何かに引っ張られているような痛みを感じます。

酷くなると皮膚に亀裂が入って、血が出てしまうこともあるので注意してみましょう。

鉄分を摂取する良い方法は?

鉄分を摂取

大まかに鉄分不足の症状を挙げてみましたが、人によって症状はさまざまです。

紹介した症状以外にも、例えば、爪がスプーンのようにへこんだ形になるなど、引き起こされる症状は数多くありますので、赤ちゃんだけでなく、ママ自身も心身の不調をいち早く察知することが大切になります。

鉄分が不足した際に起こりやすい症状がわかったところで、次に鉄分の補給方法をご紹介します。

その方法については次の通り。生活に取り入れやすい方法で、鉄分にたくさん働いてもらいましょう。

食事で鉄分を摂取

簡単にできる鉄分補給は、やはり食事です。ただし、鉄分を補給する際には、吸収しやすい動物性鉄分―ヘム鉄と、吸収しにくい植物性ヘム鉄―非ヘム鉄があることを知っておくことが大切です。

ヘム鉄が多く含まれている食材としては、レバーや牛肉、魚であればかつおや鮭などが挙げられます。

ヘム鉄より吸収率が劣る非ヘム鉄の場合は、お馴染みのほうれん草をはじめ、大豆やひじきなどがあります。

手っ取り早く鉄分を摂るには、ヘム鉄に分類される食材を摂取するのがいいように思われますが、これらの食材には脂質も含まれており、カロリーが高いという欠点があります。

そのため、過剰に摂り過ぎると肥満や、母乳が詰まってしまう乳腺炎にもなりやすくなってしまうので、摂取する際には注意が必要です。

サプリメントで補う

鉄分は種類によっては吸収しにくい栄養素があり、またカロリーや脂質のことも考えて摂取する必要があります。

そう考えると、毎日献立や摂取量を考えるのも億劫になるママもいます。そんなママにお勧めなのが、サプリメントでの補給です。

最近では鉄分以外の栄養素も摂取できるものから、吸収の良いヘム鉄が含まれる鉄分のみのサプリメントなど、種類も豊富にあります。

食事だけでの補給が辛い時には、一緒に併用してみましょう。

注意点

ただし、サプリメントは栄養素を固めたものを摂取することになるので、飲用する際には用法用量を守ることが大切です。

過剰摂取してしまうと、嘔吐や下痢などの症状をはじめ、肝臓や膵臓、皮膚などに鉄が沈着してしまい、皮膚が黒ずんできたり、最悪の場合には肝炎や糖尿病など臓器にダメージを与えてしまうこともあります。

身体にだるさを感じることもあります。また、ママによっては飲むだけで胃が荒れてしまう人もいますので、使用する場合には担当の医師に相談の上、少しでも不調を感じたら使用を禁止して下さい。

まとめ

まとめ

赤ちゃんの体内にも鉄分が存在しているので、熱心に補給する必要もないような気がしますが、鉄分を母乳から得られず、体内からも不足してしまうと貧血になってしまうだけでなく、最悪、赤ちゃんの発育にも影響が出てしまいます。

そのため、鉄分も含まれた質の良い母乳を赤ちゃんにあげられるよう、補給は欠かさないようにしましょう。

また、貧血の症状が出ていて自宅だけの対処では不安が残る場合には、病院へ相談することも大切です。血液検査の上、鉄剤の処方や食事の指導をしてもらえます。

必要な量は微量でも、赤ちゃんのために母乳の鉄分は欠かさないようにして下さいね。

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