不妊の原因と不妊検査



「生理があるうちは避妊しなければいつでも妊娠できる」と考えている人も多いのではないでしょうか?

しかし、その反面、望んでも赤ちゃんができないというケースも多く、実際には中々妊娠できずに悩んでいたり、治療を継続している人が大勢います。

「妊活」という言葉が出てくるのも頷けます。妊娠というのは本来、難しいことなのかもしれません。

そこで今回は、

・妊娠する確率について知りたい!
・不妊の原因とは?
・不妊検査とは?

といった方に、不妊の一般的な原因や、不妊検査についてご紹介します。

妊娠できる確率は意外と低い

生殖適齢年齢にある健康な体の男女が妊娠するためにできる準備(体調管理や排卵日のチェックなど)をしていた場合に、妊娠する確率はどれくらいあるかご存知でしょうか。

排卵日に性交を行えば高い確率で妊娠するのではと思われがちですが、実際の妊娠の確率は20~30%とされています。

また、この確率は年齢が上がるごとに低下し、35歳以降では20%以上が不妊症であるとの報告もあります。

妊娠をしたいと思ってから、妊娠するまでの平均期間は約半年から1年もかかるとされており、日本産婦人科学会では通常の性生活を行っているにも関わらず一年以上妊娠しない状態を「不妊」としています。

4つの主な不妊の原因

不妊の原因は、はっきりと特定することは困難ですが、不妊の主な原因を挙げてみると以下のように、女性だけでなく男性にまであることがわかります。

・排卵障害
・子宮に原因
・精子に原因
・卵子の老化

それぞれ詳しくみていきましょう。

排卵障害による不妊

妊娠をする上で、排卵は絶対に不可欠です。

しかし、この排卵が正常に行われない場合があります。排卵は卵巣から分泌されるエストロゲンと呼ばれる女性ホルモンによって引き起こされるため、卵巣機能の低下やホルモンバランスの乱れなどが生じると、排卵が起こらなくなることがあるのです。

その結果、無月経や無排卵月経というような症状が起こり、生理がこない、生理が来ているものの周期や期間などが乱れがちという現象が見られるようになります。

これを排卵障害と呼び、通常は更年期に見られるようになる症状ですが、最近ではストレスや生活習慣の乱れなどが原因となって若年層で見られることも多く、不妊の原因として挙げられます。

子宮や卵管に原因がある不妊

排卵は正常に起こっているのに妊娠まで至らないという場合、子宮に原因が見られる場合もあります。

子宮筋腫ができて受精卵が着床する子宮内がでこぼこしていたり、先天的な子宮奇形だったりすると、せっかく受精して胚ができたとしても着床しにくくなります。

また、頚管粘液(けいかんねんえき)が少ないことで精子の活動が妨げられ、精子が排卵した卵子のいる卵管まで辿り着けないという事もありえるのです。

また、クラミジアや淋菌感染症などの性感染症を放置することで卵管などに癒着が生じ、精子が卵子までたどり着けなかったり、無事にたどり着けたとしても受精卵が卵管を通れずに着床できないこともあります。

精子に原因がある不妊

妊娠ができない理由は女性の体だけに限ったことではありません。
精子の数や形、運動率に問題があると女性側で正常な排卵が行われ、着床する環境が整っていても妊娠には至りません。

妊娠できない原因の半分は男性という話もあるように、精子に原因が見られる病状はいくつかあります。

よく耳にする無精子症を始め、精子の数が異常に少ない乏精子症、さらに、元気が全くない精子無力症など、精子の数や運動率が低いことによって卵子まで到達することができないということもあるのです。

卵子の老化による不妊

老化は誰にでも平等にやって来るもので、運動や栄養バランスを考えた食事、サプリメント・漢方薬などでアンチエイジングを継続しても、完全に避けることはできません。

卵子もその1つです。男女ともに身体的な原因が見られないにも関わらず妊娠ができない時、主な理由がこの卵子の老化。

卵子は精子と違い、新しく作られることがなく体の中にずっとあるものです。新しく作られないということは、増えることもないわけですから年を追うごとに卵子は数を減らし続けていくのです。

また、生まれた時から体内にある卵子は劣化していくと考えられており、それを完全に避けるすべはないと考えてよいでしょう。

その結果、染色体異常が生じ、正常な着床が行われずに妊娠できないケースが多くなるのです。

不妊の原因は検査でわかる?

なかなか妊娠できない場合、その原因を調べる検査もありますが、原因がはっきり分からないことも少なくありません。

ここでは、代表的な不妊検査について簡単にご紹介します。

女性の不妊検査

女性の不妊検査の基本は、正常な排卵が起こっているかを推測するための基礎体温測定です。

病院での検査では、超音波を使用し卵胞を見ることやホルモンの検査などを行い、排卵しているかを確認することができますが、まずは基礎体温の状態を記録してみましょう。

そして、正常な排卵が生じていることが分かったら、卵管のつまりを確認する検査を行うのが一般的です。

卵管が詰まってしまっていると、精子が卵子の所まで行くことができないので、確認するために子宮卵管造影というレントゲン検査も行う必要があります。

加えて血液検査で、抗精子抗体(精子を攻撃する抗体)、クラミジアなどの性病がみられないか、妊娠を妨害するホルモン出ていないかの検査もします。頚管粘液の分泌などのチェックも可能です。

男性の不妊検査

それに対し男性は精液検査がメインです。

採取した精子を顕微鏡で観察して精子の数や形、運動率などを調べます。

また、勃起障害や射精障害などを引き起こす病気の有無を確認するために睾丸の形やサイズ、精索静脈瘤の有無を確認するための触診やホルモン検査などが行われることもあります。

妊娠への道のり

妊娠に向けた準備はさまざまです。生活習慣を正してホルモンバランスを崩さないようにするなど、取り組めることはたくさんあります。

しかし、確実にこれをすれば誰でも妊娠できるという方法はありません。個々人で体質は違いますし、不妊の原因が同じだとは限らないからです。治療と検査をしたところで、原因不明不妊(または機能性不妊)のように問題が見つからない場合もあるのです。

この方法をとったら簡単に妊娠できた、という話をよく聞きますが、「簡単」な妊娠なんてないと考えましょう。

実際、妊娠できない原因を挙げていくとキリがありません。今回挙げた原因もほんの一部です。

つまり、妊娠ができない原因を解決するには、その1つ1つの原因と向き合っていくしかないのです。それは途方のない道のりですし、1つの問題解決に時間がかかってしまう場合もあり、なかなか次のステップへ進めないこともあります。

それでも、不妊の解決には、夫婦揃って一歩ずつ前へすすんで行くしかありません。1人で抱え込むのではなく、あせらずにゆっくりと、夫婦で一緒に妊娠へ向かって進んでいきましょう。

不妊を疑ったときに取り組めること

不妊治療の道のりは長く険しくなる場合もありますが、今すぐにできることから取り組むようにしましょう。治療をすれば赤ちゃんを授かる夫婦も大勢いますので、焦らず自分たちのペースで進めていきましょう。

妊活のための食事!食生活を変えて授かりやすい体を作ろう」や「妊活にストレスは大敵!妊活中のストレスを解消する5つの方法」の記事では、健康的で規則正しい食生活を送る方法をご紹介しています。

妊活に良いとされるサプリメントやお茶については、「妊活サプリ効くのは葉酸?マカ?ざくろ?亜鉛?おすすめの妊活サプリ」や「お茶を飲んで妊娠力アップ!?妊活におススメのお茶とは?」、「葉酸サプリの失敗しない選び方と葉酸サプリおすすめランキング!」の記事にてご紹介しています。

また、男性側にも不妊の原因がある場合も多いので、「男性にも妊活を!男性の協力で妊娠率を上げていこう!」や「まだまだ認知度の低い男性の不妊症「男性不妊」とは?」、「妊活男性に葉酸は効果ある?男性が葉酸を摂るメリットは?」の記事も参考にしてください。

supervisor_image_url_2

監修:成田 亜希子(医師)

プロフィール:弘前大学卒業後、内科医として地域医療に従事。その傍ら、保健所勤務経験もあり、国立保健医療科学院での研修も積む。感染症や医療行政にも精通している。プライベートでは二児の母。

この記事が役に立ったらシェアしよう!


ココマガ編集部厳選サプリ

ココマガが厳選した妊活サプリ、葉酸サプリをご紹介!お得なキャンペーンを実施中の商品もあるので、ぜひチェックしてくださいね。

男性用妊活サプリ「精育支援サプリ」

  • 精子観察キットがついてくる!
  • 定期3,582円
男性の妊活について詳しく知る

米仏でもNo,1獲得の葉酸サプリ「ララリパブリック」

  • 300円OFFクーポン!はこちら
  • 定期2,980円

キングオブ葉酸!ベルタ葉酸サプリ

  • 酵素サプリプレゼント!
  • 定期3,980円
葉酸サプリの選び方を見る

はじめての方はこちら!

妊娠周期ごとのまとめ記事

はじめての妊娠の方に、読んでもらいたい記事をまとめました。周期ごとのママや胎児の様子を把握しておきましょう。


妊活のカテゴリー

子作り・セックス生理妊娠の兆候
着床妊娠検査薬男性の妊活
つわり基礎体温保険
葉酸サプリ
子作り・セックス生理
妊娠の兆候着床
妊娠検査薬男性の妊活
つわり基礎体温
保険葉酸サプリ
目次
をみる
関連記事
をみる