陣痛 逃し方

陣痛の痛みを和らげる10のコツ!陣痛の痛みの逃し方




早く赤ちゃんに会いたいけれど、出産の時の陣痛ってどんなふうに痛いの?どれぐらい痛いの?耐えられるの?・・・と不安や心配になる人がほとんどです。

陣痛は人によって個人差がありますので、その痛みや種類は色々で、一言で表現することはできません。何時間続くか分からない陣痛の痛みですが、陣痛の痛みは永遠に続くものではありません。

そこで今回は、

・陣痛の痛みはどんなもの?
・陣痛はどれくらい続くの?
・陣痛の痛みを和らげる方法ってあるの?

といった方に、陣痛について詳しくご説明します。

陣痛の痛みを和らげる10のコツもご紹介していますので、出産の前に、出産とはどんなふうに進んでいくのか、陣痛の強い痛みにどのように対応すればいいのかという方法をしっかり勉強し、準備して出産に望めば、陣痛の痛みを肯定的に受け入れることができて、すばらしいお産になるはずです。

陣痛の痛みってどんな痛み?

初めて出産する人は、陣痛の痛みのイメージが湧かないので、非常に不安になります。出産を経験している人でも、いざ陣痛が始まってみないと、なかなか前のお産の時の痛みを思い出せないこともあります。

痛みの感じ方は人それぞれまったく違うので、自分の痛みはどのタイプなのかは出産にならないと分かりませんが、陣痛の痛みを経験者が表現すると、生理痛を強烈に痛くした感じとか、腰の骨を鈍器で殴られる感じ、ひどい下痢の腹痛の感じ、などと表現する人が多いです。

タイプはさまざまですが、陣痛とはずっと痛みが続くわけではなく、痛い時と痛くない時というように波があります。

痛い時は叫びたくなるほどの痛みがあっても、つい今まで痛かったものがウソのように痛くなくなります。

ずっと耐えられない痛みが続くわけではありませんので安心してください。

どれぐらいの時間陣痛は続くの?

出産までの時間も個人差が大きくあります。固く閉じていた子宮口が最大10センチまで開かないと分娩にはなりませんが、1センチほどしか子宮口が開いていないのに激しい陣痛がある人もいますし、8センチほど子宮口が開いてもほとんど痛みを感じない人もいます。

1センチの人は10センチに子宮口が開くまで痛みに耐える必要がありますが、ほぼ全開でもあまり痛みを感じない人は、出産に至るまで陣痛の時間は数十分だけの人もいます。

痛みに強い人と弱い人では痛みを感じる感覚が違うので、はっきりした陣痛の時間は表現できませんが、短い人は1時間以内、長い人は丸2日ほど痛みに耐えることになります。

いきみを我慢することが辛い

よくドラマなどで出産のシーンがありますが、助産師さんたちに励まされて必死にいきんでいるシーンが多いですね。

いきんで!と励まされる場面は、お産の最終場面であり、あの段階ではすでに陣痛の本来の痛みをほぼ乗り切った後であると考えてください。

ずっと陣痛が続くと、早く赤ちゃんを出したい!産みたい!という強い衝動に駆られます。なかなかイメージできないかもしれませんが、強く排便したいと思っているにも関わらず、出してはいけないと我慢させられる感じと非常によく似ています。

お腹の赤ちゃんは外に出ようとしていますので、お母さんのお尻の方向にグッと下がってきますが、子宮口が全開でない状態でお母さんが強くいきんでしまうと会陰部が裂けたり、膣内裂傷になりお母さんの身体がダメージを受けたり、赤ちゃんが上手に出られないので窒息する危険があり、強くいきみたい衝動があっても、それを我慢する必要があるのです。

陣痛とは、非常に強い痛みではありますが、その痛みに対抗することなく、いきみを逃すということが、痛みに耐えるよりもっと辛いことであると多くの経産婦さんは語ります。

陣痛の痛みを和らげる10のコツ

陣痛は人によって痛みも時間さまざまですが、痛みを和らげるにはどうすればいいでしょうか。

陣痛の痛みそのものを無くすことはできませんが、以下の方法を実践することで、痛みが和らいだり、気が紛れて楽になりますので、いろいろ試して自分に合った方法をみつけてください。

息をゆっくり吐く

陣痛に耐えるために、呼吸法は簡単でありながら非常に効果絶大な方法ですので、是非出産までに呼吸法をマスターしましょう。

陣痛が来ると痛いということにパニック状態になり、呼吸を意識することができないので、呼吸が浅く速くなり、過呼吸になってしまう人もいますが、陣痛が来た!と思ったら、ゆっくり息を吸って、長くゆっくり息を口から出しましょう。

痛みに意識を集中させるのではなく、呼吸に意識を向けます。身体に力を入れたくなりますが、できるだけ身体の力を抜いて息を吐くと叫びたい衝動が消えます。

痛いと叫ぶと余計に身体に力が入るので、陣痛の痛みを逃したいならば、できるだけ叫ばずに、身体の力を抜いて息を吐きましょう。

ラマーズ法という呼吸法は、基本的に鼻から息を吸って口から吐く胸式呼吸です。

子宮口があまり開いていない時は、ゆっくり呼吸をしますが、どんどん子宮口が開くにしたがって、呼吸リズムを変えます。

呼吸リズムが変わっても吐く息を長く深くすることは変わりません。いきんでいいと言われてからは、「ハッ、ハッ」という呼吸といきみを交互に行います。

分娩が間近になると助産師さんが呼吸法を誘導してくれますので、できないからと不安にならなくても大丈夫です。

出産前に、本当に練習すべき呼吸は、分娩台に上がるまでの間、自分で痛みを逃す必要があるときの呼吸です。

身体の力を抜いてゆっくり吸って、ゆっくり長く口から吐き出す練習はしっかりイメージして練習しましょう。

リラックスできる体勢を見つける

陣痛に耐える間、どんな体勢でいることが自分にとって楽なのか想像できますか?陣痛を経験したことのない人には、自分がリラックスできる楽な体勢は「これだ!」と言い切れる人はほぼいません。

いざその時にならないと正解は分からないということです。しかし、リラックスできる体勢にもある程度タイプがあります。

仰向けに寝転がるよりも、横向きになって丸まる体勢や、四つんばいになったりする、抱き枕を抱く、布団などを積み上げてうつむきで倒れこむようにしたり、壁に手をついて立っている体制、椅子に前後逆に座って背もたれを抱きかかえる体勢などが代表的なものです。

陣痛が始まったら色々な体勢を取ってみてできるだけ自分が楽な体勢を見つけましょう。

テニスボールか握りこぶしで押す

赤ちゃんは生まれようという力で下へ下へどんどん下がってきます。お母さんのお尻の方向に向かってぐいぐい押す力が働くので、骨盤が割れそうな痛みが起こるのですが、それに対して硬式テニスのボールをお母さんの肛門の辺りにあてて、強く押すと不思議なほど楽になります。

押し付けるのが困難ならば、ボールを肛門の辺りに当たるようにして上から座ると、自分で強さが調整できます。また、付き添いの人にボールを思いっきり押し込んでもらうのもいいです。

強い力で押した方が痛みが緩和されるので、男性である旦那さんに手伝ってもらって押してもらいましょう。

ボールをあらかじめ用意できなかった人はこぶしで押してみても効果的です。強い力で押すにはやはり、旦那さんに手伝ってもらうのがいいでしょう。

身体を温める

生理痛を和らげる時にも、腰やお腹にカイロを貼ると効果がありますが、陣痛の際にも腰やお腹、お尻、足などを温めることで陣痛の痛みが和らぎます。

身体を温めることによって筋肉がほぐれ、血行もよくなることで痛みが和らぐと考えられます。

産院によっては手厚い看護で妊婦さんの足が冷えていると足湯をして対応してくれたり、湯たんぽなどで腰を温めてくれるところもありますが、基本的には病院ではそれらの対応はないものと考えておいたほうがいいかもしれません。

出産までに入院準備としてカイロを用意しておくと陣痛の時に役に立ちます。病院に行くまでの間、家で待機しているときなどはお風呂に入って身体を温めると痛みが幾分和らぎますし、安産にもつながります。

しかし、破水している場合は、お風呂に入ったり、シャワーをすると胎児が雑菌感染する恐れがあるので止めておきましょう。

イメージトレーニングする

陣痛ってどんなものかしら?耐えられなかったらどうしよう・・・と不安や恐怖ばかりを持っていると痛みを強く感じることになります。陣痛は痛みもあり、苦しいものですが、赤ちゃんに会えるための大事なプロセスです。

痛みが強くなるということはお産がどんどん進んでいるということですので、できるだけ前向きにとらえてみましょう。赤ちゃんもお母さんと一緒にがんばっていますし、助産師さんもお母さんを支えてくれています。

助産師さんはお産の進み具合も良くわかるので、お産を登山にたとえると今は何合目ぐらいですよ!と現在地を教えてくれますので励みになります。

出産までにお産とはどのように進んでいくのかということを調べてイメージしておくこと、前向きに対処することで恐怖から開放されて身体はリラックスできます。

お産を良く知ってイメージしておくことが痛みを和らげることにつながります。

アロマを利用する

アロマをかいでリラックスすることで陣痛を和らげる効果があるので、出産のときにアロマグッズを病室に持ち込む人は多いです。

あくまでも香りですので、痛みを根本から無くすことはできませんが、気持ちを明るくしたり、前向きにすることが痛みを感じにくくします。セージやジュニバーは分娩を促進します。

痛みが強い場合は、ローズやイランイランの香りをかぐと鎮静効果があります。気分をすっきりさせたい時は、ペパーミントがぴったりです。ラベンダーなどもリラックス効果があるので有効です。

子宮を収縮させる効果があるのはジャスミン、グローブ、ゼラニウムです。色々なアロマオイルを持ちこんで積極的に陣痛を乗り切りましょう。

お気に入りの音楽を聴く

最近の産院では、陣痛室から分娩室までが一緒になった個室であるところが多いので、自分の好きな音楽を聴くこともできます。CDを持ち込んだり、携帯にダウンロードした音楽を聴くという手軽な方法もあります。

音楽というのは思いのほか身体をリラックスさせてくれたり、気分を盛り上げてくれますので大いに利用すべきです。

水分、栄養補給をする

陣痛に耐える時間は人それぞれですが、最後まで耐える体力が絶対必要です。汗もかきますので、気がつくと口の中がカラカラに乾いていることがあります。

陣痛に耐えている間はできるだけ小まめに水分補給しましょう。自分の好きな飲み物をあらかじめ用意しておくとよいですが、ストローも一緒に用意しておきましょう。

どんな体勢で陣痛を耐えることになるか分かりませんので、ストローで簡単に飲めるようにしておくと便利です。また、陣痛と陣痛の間には、甘いチョココートなど、好きなものを食べて元気を出しましょう。

妊娠していると体重制限などでお菓子を禁止していた人も、陣痛の時だけは解禁にして好きなものを用意して自分を励ましましょう。おにぎりなどしっかりしたものを食べて体力をつけておくことも大切です。

人と会話する

陣痛の痛みが来た時に、陣痛室で一人耐えていると痛みがぐんとリアルになって辛くなりますが、病室に旦那さんがいてくれたり、家族が来てくれたり、友達が応援に来てくれたりして何気ない会話をしていると気分が和らぐので痛みを感じにくくなります。

辛い陣痛ですが、赤ちゃんのことを話したり、全く関係ない話をするのも気がまぎれて楽になります。

旦那さんだとわがままも言えますし、しっかり励ましてくれるので適任かも知れませんね。

腰をさすってもらう

陣痛で腰が割れそうなぐらい痛いという意見も多いのですが、そういったときに痛みの感覚を分散させるために、背中から腰の辺りを強くさすってもらうと痛みが和らぎます。

自分で腰をさすることは上手にできませんので、陣痛の波が来た時に付き添いの人に強めに腰をさすってもらいましょう。

優しくさするよりもしっかり強めにさすってもらう方が、痛みの感覚が拡散するために陣痛が和らいで感じます。

終わりがある陣痛

出産した直後のお母さんはみんな疲れた表情の中にも陣痛を乗りきった、赤ちゃんを無事に誕生させることができた幸せの表情に満ちています。

赤ちゃんを産み落とした瞬間にあれだけ辛かった痛みがウソのように消えるのですから不思議なものです。

色々な陣痛を和らげるコツはありますが、麻酔を使っているわけではありませんので、根本的な陣痛の痛みは消えません。色々なコツによって痛みが幾分減ったような気分になるだけです。

しかし、積極的に痛みを自分で乗り切るという能動的な意志があると、必ず良いお産になります。産んでしまえば不思議なことにあれだけすさまじい陣痛の痛みがどんなものだったのかさえ忘れてしまうのです。

どんなに痛い陣痛も必ず終わりが来ます。そして、世の中のお母さんはみんなその痛みに耐えた同志なのです。あなたにも必ず乗り越えられますので安心してお産を迎えましょう。

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