無排卵月経

実は排卵してない?無排卵月経の特徴を知って妊娠準備をしよう




「子供が欲しいのになかなか妊娠できない・・・」そんなときは「不妊かも」と心配になりますね。毎月生理が来ていたから「いつでも妊娠できる」と思っていても、実はその生理では排卵していない可能性があるのです。

生理があるのに排卵していない状態を「無排卵月経」といい、生理周期がバラバラの方や経血量が少なかったり多すぎたりする方が当てはまることがあります。

生理が年に数回の方は最終的に「無月経」なってしまうこともあり、これから妊娠を希望している方は改善しなくてはいけない症状です。

そこで今回は、

・無排卵月経とは?
・無排卵月経の症状や特徴について知りたい!
・無排卵月経の治療法とは?

といった方に、無排卵月経の特徴や治療方法など詳しくご紹介します。毎月の生理の状態に当てはまることがないかチェックしてみてください。

無排卵月経とは?

無排卵月経とは

毎月の生理はあるのに、排卵していない状態のことを「無排卵月経」といいます。無排卵性周期症と呼ばれることもあります。

生理が規則的に来るため症状に気がつかない場合が多いのですが、無排卵月経は排卵障害の一つで不妊の原因になるといわれています。

なかなか妊娠できないので、不妊治療を始めたときに初めて症状を発見するということも多くあります。無排卵月経は30代の女性に多く症状が認められます。

無排卵月経の症状や特徴は?

症状や特徴

無排卵月経にはいくつかの症状や特徴があります。

1、毎月生理の周期が異なる

無排卵月経の場合、生理の周期が一定でなく安定しません。周期が早すぎるため月に何度も生理が来たり、生理の周期が遅く毎月では年に数回しか生理が来ないなど、周期が毎月異なったり極端であるという特徴があります。

2、経血量が少ない、ダラダラと続く

生理の出血量が非常に少なく、ダラダラと続くような場合には無排卵月経の可能性があります。

逆に経血量が多い場合も要注意です。

3、経血の色が暗い

無排卵月経の場合、一般的な経血の色よりも色味が暗いという特徴があります。赤黒い経血や、茶色、どろっとした経血などの場合には注意しましょう。

また、赤くてサラサラした鮮血のときにも無排卵の可能性があります。このような経血が続くようであれば無排卵月経であるケースが多いので、一度産婦人科を受診してみましょう。

4、生理痛がない

生理につきものなのが生理痛ですが、無排卵月経の場合にはこの生理痛がない場合があります。生理痛の他にも、腰痛や吐き気、頭痛などが起こりやすいですが、生理に伴う不快な症状があらわれないといいます。

5、基礎体温が低温

毎月の生理が正常であれば、排卵のときには黄体ホルモン(プロゲステロン)が分泌されて基礎体温が上昇します。

ところが、無排卵月経の場合はこの黄体ホルモンが分泌されないため体温が上がらず低温のままとなります。

6、更年期の生理

45歳頃の更年期になると、生理があっても無排卵の可能性があるとされています。更年期になると卵胞数が激減するため、毎月生理が起こっていたとしても年に数回しか排卵していないのです。

無排卵月経の可能性がある生理のタイプ

生理のタイプ

無排卵月経の可能性がある生理のタイプを以下にまとめました。

頻発月経

生理の周期が24日以内と短く、月に複数回生理が来る状態。

稀発月経

頻発月経とは逆に、生理の周期が39日以上で、年に数回しか生理が来ない状態。この状態が続いたり放置しておくと生理がまったく来なくなる「無月経」になる可能性があります。

過短月経

生理日数が短く1~2日で終わってしまう状態。

過少月経

生理の出血量が大変少なく、赤い経血ではなく茶色いおりもの程度の経血が出る状態。

過長月経

一度の生理日数が長く、少量の出血が10日以上に渡りダラダラと続く状態。

過多月経

過長月経とは逆の状態で、月経血が非常に多く1時間に1回はナプキンを変えなければいけない状態。夜用のものでも間に合わないため下着や洋服が汚れてしまうことも。

無排卵月経はなぜ起こる?

無排卵月経はなぜ起こる

無排卵月経が起こる原因さまざまで、複合的な要因によって排卵できていない状況が作られているのではないかと考えられています。

その中でも、脳の中枢部分もしくは卵巣機能の異常が原因であるといわれています。生理は、脳が卵巣へ女性ホルモンの分泌を促すことで起こります。

そのため、何かしらの原因で脳が指示を出せなかったり、卵巣機能がうまく働かなかったりすると、生理不順になったり無排卵月経になったりすることがあります。

無排卵月経が起こる要因は?

起こる要因

それでは、脳や卵巣に負荷がかかる要因にはどのようなものが挙げられるでしょうか。

1、生活習慣

毎日の食生活や運動不足など、生活習慣が乱れることで無排卵月経となっている可能性があります。

食生活では偏食やダイエット、夜遅い食事や間食などの影響がありますし、夜更かしや睡眠不足なども要因として挙げられます。

不規則な生活を繰り返すことで体に負荷がかかり、脳内でのトラブルや生殖異常として卵巣機能が低下しているケースがあります。

2、過度の喫煙

喫煙は生殖機能に大きく影響するとされています。喫煙習慣のある方やヘビースモーカーの方では、無排卵月経になりやすい傾向にあるので、できれば煙草は控えましょう。

3、ストレス

仕事や対人関係のストレスなども脳や卵巣への影響が強いとされ、無排卵月経の原因になるといわれています。

また、精神的なストレスだけでなく急激な体重の増減や激しい運動などもストレスとなる場合があります。

日課としておこなっているものであれば負担にはなりませんが、体へ急にかかる負荷や筋肉の疲れはストレスとして脳が判断してしまうため、その疲れを十分に取り除くか発散できなければ溜め込んでしまうことになるのです。

4、薬の副作用

無排卵月経の要因として薬の副作用が挙げられます。胃腸薬や抗神経薬を習慣的に服薬している場合、飲んでいる薬が原因となっている可能性があります。

これらの薬の中に含まれる成分が「高プロラクチン血症」を引き起こしやすく、そのために排卵がされない状態担っているケースがあります。

日常的に服薬している薬がある場合、一度薬剤師さんに確認してみましょう。もし該当する成分が含まれているときにはかかりつけのお医者様に相談してみましょう。

5、多嚢胞性卵巣症候群(たのうほうせいらんそうしょうこうぐん)

多嚢胞性卵巣症候群とは、卵巣の中に卵子の入った袋(卵胞)がいくつもできてしまうことで、排卵障害を引き起こす病態です。

一般的に成熟し排出される卵子は月に一つずつとされています。

排卵は、卵胞に包まれた卵細胞が成熟される過程で2センチほどの大きさになると破裂して起こっているのですが、多嚢胞性卵巣症候群の場合、卵巣内に卵胞がたくさんできて、ある程度は大きくなるものの破裂して排卵するまでには至らないため、卵巣の中に未熟な卵が残ってしまうのです。

ですので、無排卵月経の症状がある場合、この病態が原因で排卵されていないというケースがあります。

多嚢胞性卵巣症候群は、生理がある20代〜40代の女性のうち約6〜8%に起こるとされており、このような排卵障害が起こった場合は、排卵誘発剤を使っての治療を行います。

排卵誘発剤を使用することで徐々に自然排卵されるようになり、排卵が起こるようになれば正常な状態に戻ります。

無排卵月経はどうやって検査する?

どうやって検査する

無排卵月経かどうかを調べるには、自分で行うか病院で検査するかの方法があります。

自分で調べる場合

自分で調べる場合は、排卵検査薬や基礎体温をつけるなどの方法があります。

1、排卵検査薬を使う

排卵検査薬とは、尿に含まれる黄体ホルモンに反応して排卵日を予測するためのものです。検査キットはドラッグストアなどの店舗や通販でも購入可能です。

排卵検査薬は卵子が成長して「もうすぐ排卵する」というタイミングで黄体ホルモンの上昇を感知するためのものなので、不妊治療の際に病院で使用を勧められるケースもあります。

しかし、卵子が成長していても排卵しない可能性や水分量の違いで尿中の黄体ホルモンの濃度が高いときには、無排卵でも陽性反応が出るケースがあるため注意も必要です。基礎体温や生理が順調かどうかなどもあわせて総合的に判断しましょう。

2、基礎体温をつける

無排卵かどうかは基礎体温をつけることでわかりやすくなります。毎日の計測結果はグラフにするとより判断がしやすくなります。

基礎体温を数ヶ月記録し、正常であればグラフが二層になるはずですが、平坦な状態が続くようであれば無排卵月経の可能性があります。

基礎体温を整えるためには、血行を良くすることが重要です。体温が上がることで子宮や卵巣の働きが高まり、自律神経が整ってくるので生殖機能が正常な状態に戻りやすくなります。

病院で調べる場合

病院で検査を受ける場合、無排卵月経かどうかの特定は病気などのあらゆる可能性を考慮して、基礎体温や生理不順の申告、もしくは排卵検査薬だけでは判断せず、一般的には血液検査が行われます。検査方法は血液検査の他にも超音波を使った検査を行うこともあります。

1、血液検査(ホルモン検査)

血液を採取して血中のホルモン値を調べます。血中の女性ホルモンが正常に分泌されているかどうかで判断します。

2、超音波検査

超音波を使用し、卵巣の中にある卵胞の大きさを調べます。卵胞が2センチより大きくなっていたら排卵している可能性が高いですが、それ以下の場合には無排卵だと診断される可能性が高くなります。

無排卵月経の治療方法は?

治療方法は

基礎体温の記録や病院での検査の結果、無排卵月経だった場合にはどのような治療が行われるのでしょう。

1、生活習慣の改善

まずは生活習慣の改善から取り組みましょう。日常のストレスをできるだけ取り除くことが大切です。

ダイエットなどは自分では無理をしていないつもりでも、気がつかない間にストレスになっていることがあります。また、食べるものが偏ることで栄養バランスが崩れてしまったり、体に必要なエネルギーが摂れていない可能性があります。

一日三食をきちんと食べて間食を減らし、適度な運動で体のバランスを保つようにしましょう。以下のようなホルモンバランスを整える食品を摂るようにすると、より改善効果が見込めます。

大豆食品

大豆にはイソフラボンが多く含まれています。イソフラボンは女性ホルモンであるエストロゲンに似た働きをすることから、ホルモンバランスを整える食品として食べられることが多いです。

特に納豆は大豆イソフラボンをそのまま摂取できる他、発酵食品なので体にプラスの健康食品です。納豆が苦手な方は、味噌などの大豆加工食品を取り入れましょう。最近ではいろいろな種類の豆乳が発売されているので、最初は甘みのある豆乳から飲み始めるのもおすすめです。

たんぱく質とビタミンB6

たんぱく質は魚類や肉類に多く含まれます。特にカツオやマグロなどの赤身魚に多く、肉類ではささみなどの脂肪分の少ない部位やレバーに多く含まれます。

また、カツオ、マグロ、いわし、牛レバーに含まれるビタミンB6は女性ホルモンの一つエストロゲンの代謝に働きかける作用があります。

ビタミンB6には精神不安を取り除く効果もあるので、ストレスが溜まっているときには積極的に摂取したい食品です。

ビタミンE

アーモンド、モロヘイヤ、カボチャ、アボカド、魚卵、鶏卵などに含まれるビタミンEは、黄体ホルモン(プロゲストロン)の生成に必要なビタミンです。

また、ビタミンEは若返りのビタミンとも言われている美容に効果的なビタミンです。抗酸化作用があるため、卵子の老化予防にも積極的に摂取したいビタミンの一つです。

2、漢方薬での治療

漢方薬での体質改善も効果的です。生理不順を改善する働きのある漢方がありますので、専門機関で症状を相談しながら体質に合ったものを選ぶようにしましょう。

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

この漢方は、生理にまつわる症状をはじめ、女性特有のトラブルに効果的であるとされています。

特にホルモンバランスを整える効果や血行促進、むくみの改善、貧血予防に効果的です。冷え性で血行の悪い方や生理不順の方におすすめの漢方薬です。

加味逍遥散(かみしょうようさん)

血流の停滞により悪い血がまって肩凝りなどのトラブルを引き起こすとされる「瘀血(おけつ)」などの血流障害に効くとされている漢方薬です。

体を温め血行を良くすることで「のぼせ」や「ほてり」といった上半身の熱を冷ます作用があります。

ストレスが多いと生理前に気分の落ち込みが激しくなったり、手足の冷えが進行するなどの症状があらわれますが、生理前の不快症状の改善などにも効果的です。

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

加味逍遥散と同じく血流障害に効果があります。比較的体格が良く体力のある方に効果的とされる漢方薬です。生理不順改善の他に、肩凝りや頭痛、便秘などの症状にも効果的です。

3、排卵誘発剤

排卵誘発剤はすぐに妊娠を希望している場合に使用が多いです。排卵を促すことで足りなくなったホルモンを補ったり、逆に過剰分泌されているホルモンを抑える働きがあり、病院で治療の一環として処方されています。

クロミッドやセキソビットといった内服薬の誘発剤が一般的ですが、飲み薬で効果が認められない場合には注射での誘発も用いられることがあります。

4、ホルモン剤

妊娠を急いでいない場合やまだ希望していないときには、ピルなどのホルモン剤でホルモンバランスを安定させる治療が行われます。

排卵誘発剤と違って直接的に排卵を促すのではなく、ホルモンバランスを整えることで自然と排卵が起こるように体のバランスを整えるのが目的です。ホルモンバランスが整えば生殖機能が正常に働き、薬を使わなくても排卵が起こるようになります。

無排卵月経は放置しないで

無排卵月経は放置しないで

毎月生理が来ているからといって、無排卵月経を放置していると不妊の原因となってしまいます。そうすると妊娠したいときに体の準備が整っておらず、結果として高齢出産になってしまうこともあるかもしれません。

これから妊娠を希望している方は、毎月の生理で心当たりのことがあれば早めに治療を開始して妊娠準備をしていきましょう。

また、生殖機能に関わるトラブルは、放っておくと治療が長引く病気に発展することもあるので、生理不順や生理の経血、周期に異常を感じたら早めに産婦人科で相談することをおすすめします。

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