虐待とその対処法

虐待・ネグレクト(育児放棄)をしてしまう心理とその対処法


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我が子をこの手で育てることができるということは本来非常に幸せなことです。

しかし、子どもを育てるということは親にとって非常に忍耐のいるものでもあります。ママは毎日毎日一生懸命子育てしいますが、子どもはそんなことはお構いしに意味もなく泣いたり、言うことを聞かなかったり、わがままな行動をします。

子どもですから冷静に考えてみれば当たり前のことです。

でも、毎日育児や家事に追われるママや仕事で疲れているパパは、非常に腹立たしい行動に思えてついつい手が出てしまったり、我が子をかわいいと思えず無関心になってしまったり、ひどい言葉を言ってしまったりすることがあるでしょう。

そこで、今回は

・イライラして思わず、子供をなぐりそうになった!
・これって虐待?
・誰かに相談したい、聞いてほしい

といった方に、虐待の種類から、そうなってしまうママの心理状態、その解決策まで詳しくご紹介します。

子どもへの虐待やネグレクトが社会問題になり、育児をしている人にとっては程度の差はあれ、もはや他人事ないと感じているママやパパも多いハズ。自分自身がこのような問題に直面してしまった場合どのように対処すればよいのでしょうか?

虐待って何?

虐待の中でも、特に児童虐待とは、自分の子どもや実の子ではないけれども養育している立場にある大人がその子どもに対して、心や身体を傷つけることです。虐待には、色々な種類があります。

身体的虐待

子どもに暴力などをふるって打撲、あざ、骨折、やけど、などをの傷を体に負わせるのが身体的虐待です。中には重症な頭部外傷や内臓破裂などを引き起こして死に至るケースもあります。

また、乳児に対しても、泣き止まない、うるさいといったことで、抱きかかえて壁に投げつけたり、首を絞めたり、床に落としたり、熱湯などを体にかけるという残忍なものもあります。

言うことを聞かない子どもに対して真冬であるにも関わらず、裸同然の姿で長時間野外に放置したり、縄で縛って動けなくしたりするのも身体的虐待です。

しつけと言いながら常軌を逸した行動で子どもの生命に関わるような危険を行うのが特徴です。

心理的虐待

子どもに対して、暴言や、脅迫に値するような言葉を日常的に言ったり、他の兄弟や姉妹などに対する態度と明らかに違う不公平な状況を作ったり、あからさまに無視したり、拒絶的な態度を常にとったり、子どもの目の前であるにも関わらず、激しい夫婦喧嘩(口げんか、暴力など)をして心理的なダメージを与える行為を心理的虐待といいます。

性的虐待

親や同居している大人などが子どもに対して、性的関係を強要したり、性的な暴行を行ったり、わざと性器や性的行為を見せてその反応を見たり、子どもを裸にして写真に撮ったりする行為を性的虐待と言います。

日本ではこの性的虐待がなかなか表に出にくい状況で実態をなかなか把握できませんが、家庭内の性的虐待で傷ついている子どもが多くいると考えられます。

ネグレクト(育児放棄)

ネグレクト、すなわち育児放棄という言葉も最近では非常に広く認知されるようになりました。子どもに食事を与えないで栄養失調の状態になったり、ひどい場合は餓死させるという痛ましい事件にもなります。

ごみだらけの不衛生な環境で暮らさせたり、お風呂に入らせない、衣服を変えてやらないというような不潔な状態を放置する。

学校に行かせないで家に閉じ込めたり、明らかに体調が悪く、病気であるにも関わらず病院を受診しなかったり、親がパチンコなどの娯楽をしている間、子どもの面倒を見ずに、家や自動車内に置き去りにするといったことがあります。

また、自分が虐待や育児放棄をしていなくても、内縁の夫など同居する大人からの子どもが暴力や暴言を受けていることに対して、何の対処もせずに放置した場合もネグレクトであるとされます。

どうして虐待してしまうの?

虐待というのは、周囲からごく普通の何の問題もないママと思われている人でも当事者になってしまうケースが多々あります。では、どうして虐待という行為に走ってしまうのでしょうか。

母と子という狭い世界が虐待を招く

現代日本において、都市部を中心に核家族が当たり前になりました。

昔は家の中におじいちゃんやおばあちゃんがいて、近所に親戚も大勢いるという地域も多かったのですが、最近では、夫婦と子どものみの世帯がほとんどで、初めて子どもを持った人などは、朝から晩までママと赤ちゃんが一対一で部屋に取り残されている状況です。

自分の地元など知り合いや親が近くに住んでいるとまだ状況は緩和されますが、全く知り合いがいない土地での初めての子育ては新米ママにとっては精神的にもかなり孤独で過酷な状況が想像できます。

専業主婦だと、朝、旦那さんが出勤してしまうと、子どもとたった二人で夜まで過ごすことになり1日誰とも会わないと言う事は珍しくなく、仕事から帰ってくる旦那さんだけが唯一の社会とのつながりになります。

1日の出来事を夜、旦那さんに聞いてもらうことだけがストレス発散であるのに、旦那さんの理解が足りずに話を聞いてもらえない場合は、孤独感はさらに増します。

子どもがいなければ自由な時間もあり、社会とのつながりもあるはずなのに、この子のせいで何もできないという怒りや不安が子どもへ向けられてしまって虐待という形になってしまう場合が多くあります。

国や自治体がそんなママのサポートをするために、子育て支援事業や児童館、保育所などのサービス行っていますので、積極的に活用してみましょう。

母親の責任感

早期教育、三歳児神話、子どもの病気、しつけ、成長度合いなど現代には様々な情報や方法が、子育て中のママの周りにあふれかえっています。

子どもの成長の早さには大きな個人差がありますし、色々な方法や考え方があって当たりなのに、「これが正しい」「こうしなくてはならない」という理想論が世の中にあります。

また、少子化時代ですので、自分の両親や配偶者の両親からの子育てに関する干渉が強かったりすると非常に大きなプレッシャーを抱えることになります。

理想の母親像になろうと真面目なママほど一生懸命になります。

しかし、その一方、子育てに無関心で非協力的な旦那さんも依然として多く、家の中唯一の理解者で協力者であるはずの旦那さんの存在がなくなり、ますますママの孤独感は増します。

また、専業主婦などで仕事をしていない場合は、自分自身が実現できなかった夢や理想を子育ての場面で実現するために完璧な母親を実現しようと努力します。

子育てに対して生きがいを感じているのはよいのですが、完璧な育児ができない場合、その怒りやプレッシャーが子どもに対して虐待という形になってあらわれてしまうことも少なくありません。。

育児ノイローゼ、ストレス

理想の子育て論や母親論が世間にあふれていますが、それだけを追い求めて育児をしていると当然、子どもが理想通りの反応を示さなかったり、自分が理想通りにできなかったりということが出てきます。

客観的に考えてみると、人間は一人一人違うのですから、マニュアルどおりに進むわけがないということが分かるのですが、一日中二人きりで家で向かい合って生活していると、上手く行かないのは自分の育て方が悪い、下手なんだと思ってしまうのです。

誰かが子育てを認めてくれると気分も楽になるのですが、孤立状態のママにはなかなか他者から褒められたり認められたりする機会がありません。どんどん追い詰められ自分の気持ちをコントロールできずに、そのはけ口が虐待という形につながることもあります。

一生懸命、誠心誠意やっているにも関わらず、赤ちゃんは全く言うことを聞かなかったり、泣いたり、離乳食を食べない…なんていうことも。自分の子どもが自分の言うことを聞かないということに対して、常にイライラして大きな声で起こったり、叩いたりしまします。

周りをみれば理想の育児を楽しんでいる人がたくさんいるのに、自分は何もできない、かわいいはずの我が子が、かわいいと感じることができないという自己嫌悪の気持ちも育児ストレスやノイローゼの原因になります。

虐待は繰り返される

幼児虐待はママだけが原因で起こるものではありません。虐待をしているママ自身が子ども時代に虐待の被害者であった場合も多いのです。

虐待は連鎖しやすいと言われており、虐待されて育った子どもは、自分が虐待をする側になってしまうケースがあるのです。自分はそうされて育ったので、子どもへの接し方や育児における様々なトラブルへの対処法が分からずに、ついつい手を上げてしまうパターンも多く見られます。

また、歪んだ愛情の中で育てられた親も、自分が親になったときに我が子を虐待する可能性があります。

歪んだ愛情というのは親の異常な過保護や過干渉、親の所有物のような扱いを受けて育って場合、本当の愛情というものが、どういうものなのかということが経験上ないので自分の子どもにも、いびつな歪んだ愛情を与えることがあります。

虐待してしまう場合、どう対処する?

理想を追わない子育て

親も子どもも誰一人同じ状況の人はいません。育児方法や価値観は違っていいのです。

育児書やインターネットに書いてある情報のマニュアルどおりにならないことが起こって当然なのに、そのとおりに行かないことに、大きな不安を持ち、自分の無力さを感じてしまいます。

子育てに正解はないのに、人と違うと不安に思ったり、周りの目を気にするのは日本人のいいところでもあり悪いところでもあります。

自分はどうしたいのかというぶれない考え方をしっかり持っていると、孤独であったり環境が変わっても大きな不安を抱えることなく過ごせます。

マニュアルはマニュアルとして扱うのも1つの指針として役立ちますが、その事にこだわりすぎたり、情報に振り回されていると自分らしい子育てができません。自由な発想、自由な価値観で子育てするとイライラしたり、不安になることが少なくなります。

自治体のサービスを利用する

子育て中のママをサポートするサービスがありますので、是非住んでいる地域の子育て支援サービスを調べてみましょう。

育児に煮詰まってしまって、ちょっと一人でゆっくりしたいと思っても、近くに子どもを預かってくれる施設がないとたった1時間でものんびりすることができません。

そんなときは保育所などで子どもを一時預かりするサービスを行っている場所もあります。

突然は無理ですが、あらかじめ保育所などに登録をしておけば、空きがあればその日に預かってくれる場合もありますし、地域の人でファミリーサポートセンターに登録している人を役所で紹介してくれてベビーシッターを有料でしてくれるところも多くあります。

保健所などに検診に行くと色々なサービスを紹介してくれますし、育児サークルを案内してくれたり、ちょっとした育児相談などには保健師さんなどがすぐに対応してくれます。

特に、保育所や幼稚園などに通っていない赤ちゃんや子どもを対象とした育児サークルやイベントも多くあります。

幼稚園などが主催するプレ幼稚園などに参加していると、同じような境遇の人や子どもの月齢が近い人で顔見知りから、ママ友に発展する場合も多いです。

話し相手が欲しい、相談相手が欲しい、子どもと一緒に遊べる相手が欲しいと思っている人は是非積極的に参加してみましょう。

カウンセリングを恥ずかしがらないで

ママがゆったりした気持ちでいることが子育てでは一番大切です。

子育てにストレスを感じて子どもをかわいいと思えないのはママだけの責任ではありません。誰もママを責めていないのです。

子どもを虐待してしまいそう、子どもに優しくできないというような悩みが深い場合は児童相談所や保健センターなどで専門家の無料カウンセリングを受ける事もできます。

産院や一般の精神科や心療内科などで相談することもできますので、自分が危ないと感じたらまずは勇気を出して専門機関に相談しましょう。

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監修:成田 亜希子(医師)

プロフィール:弘前大学卒業後、内科医として地域医療に従事。その傍ら、保健所勤務経験もあり、国立保健医療科学院での研修も積む。感染症や医療行政にも精通している。プライベートでは二児の母。

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