妊娠して仕事を辞めた人、専業主婦で妊娠している人は、朝起きて家の仕事を一通り片付けた後は自分だけのための自由時間!という人が多いです。
出産したらしばらく自由な時間はないので、とりあえず今はゆっくりのんびりボーっとしていたいと考える妊婦さんもいれば、スキルアップのために妊娠期間中は一生懸命勉強する!と頑張っている人もいます。
どのように妊娠期間を過ごすのかというのはその人の自由でもありますが、暇な時間を無駄にしたくないので、子育てに必要になってくるお金を妊娠期間にしっかり稼いでおきたいと考える方も多くいます。
しかし、妊娠中の体調などを考えると外で働くのは何かと心配なもの。
そこで今回は、
・家で働くことのできる在宅ワークとは?
・在宅ワークをする妊婦さんはどのように過ごしているの?
・在宅ワークは時間を有効活用できるの?
といった方に、時間を有効活用できる在宅ワークについて、詳しく見ていくことにしましょう。
この記事の目次
時間を無駄に使っていませんか?
初めての妊婦生活。旦那さんと二人暮らしの妊婦さんの場合、午前中に家の仕事が片付いてから、どのように時間を使っていますか。
悪阻(つわり)などで体調が何となく優れないという人は、朝も早くから二度寝しているという人もいるでしょう。
しかし、安定期に入って体調も気分もスッキリしてくると、毎日昼寝ばかりではさすがに退屈してしまいませんか?
好きなDVDや音楽や読書を思いっきり楽しんだり、仲のいい女友達とランチやショッピング三昧というのもストレス解消にはとてもいいですが、やはり毎日となると難しいものです。
楽しめることは良いのですが、ふと立ち止まってみると時間を無駄に使っているのではないかと考えることもあるでしょう。
もし時間を無駄遣いしていると思っている妊婦さんがいるのならば、空いている時間を有効活用して在宅ワークしてみてはどうでしょうか。
妊婦さんもできる在宅ワークとは
在宅ワークと聞くと、家の中で細かい部品の組み立てやミシン縫いの作業などをして、部屋中に大きなダンボールの山、という昔からある内職を想像している人もいるかと思いますが、現代の「在宅ワーク」というものはそのような内職のイメージとは大きく違います。
もちろん「内職」という昔からの大量の細かい作業を請け負うものもありますが、多くはパソコンなどを使ってデータ入力などを行う仕事です。
パソコンに数字や文字を大量に打ち込む作業や資料を作ったり、音声から文章を起こしたり、執筆をしたり、文章を校正したり、グラフを作ったりと、パソコンなどの電子機器を使ってデータを作成し、そのデータをネットを使って納品します。
色々とスキルが必要な場合もありますが、肉体労働のできない妊婦さんにとっては、座ってパソコンを打っているだけなので無理なくできる仕事といえます。
特別なスキルがない妊婦さんでも大丈夫
パソコンを使った在宅ワークと聞いて、「特別なことは何もできないから無理!」と諦めないでください。
パソコンを使った在宅ワークというもののほとんどは特別なスキルはいりません。パソコンのキーボードで日本語を入力したり、数字を入力できるだけで充分できる仕事がたくさんあります。
単純にパソコンにデータを入力するだけの仕事ならミスのないようにできるだけ速く入力することができれば、多くの仕事をこなすことができます。
在宅ワークの場合、時給で仕事を受けるのではなく単価で仕事を受けるので、同じ作業ならば短時間にたくさんのデータ入力をした方が給与は高くなります。
データ入力の他にも、自分で作文をして文章を打ち込んで納品するものもあります。最初は時間がかかるかも知れませんが、慣れてくれば何百、何千文字という単位で文章を作成できるようにもなります。
また、何かのインタビューや会議の録音記録を聞いて文章に起こす作業もあります。聞いたままを日本語で打ち込むだけです。
もう少しスキルがある人ならば、資料を加工したり、ホームページを作成したり、イラストを描いたりと、色々な在宅ワークがあります。
もちろんスキルが高くないとできない仕事は単価も高くなります。もし、パソコン入力が苦手だという妊婦さんはスマホを使った在宅ワークもあります。
スマホからデータを入力したり、アンケートに応えたりするだけで仕事になるものもあります。
体調が良くない日や、医師から安静を指示されている妊婦さんでも布団やソファーに寝そべりながらスマホ片手にできる仕事なので、無理なく続けていけますね。
何があれば在宅ワークが始められる?
妊婦さんが在宅ワークをするにあたって買い揃える道具は、ほとんどの場合必要ありません。
パソコンでのデータ入力の在宅ワークをしたい場合は、家にパソコンとインターネットに接続できる環境が整っていれば新たに購入するものはありません。
パソコンもよほど古いパソコンでない限り、大丈夫です。単純なデータ入力であるならば、特別な機能が付いていないパソコンでもできます。
スマホで在宅ワークする場合は、普通のスマホでもちろん大丈夫です。
妊婦さんの場合、長時間パソコン入力をしているとお尻や足がしびれたり、痛くなったりするといけないので、長時間座っても疲れないようにクッションなどを用意しましょう。
どのくらい働けばいいの?自由時間はあるの?
在宅ワークは、自分の好きなときに好きなだけ仕事ができるのがいいところです。
友達とランチの予定があったり、好きな映画を見に行ったり、妊婦検診があるなどの用事が立て込んでいれば、そちらの用事を優先できます。
在宅ワークでもバリバリ働いている人は、時間を無駄にしないためにずっと作業をしているという人もいます。
編み物と同じで、ペースをつかむとどんどんやりたくなるという人もいますので、休日もなく作業をしている場合もあります。
また、1日に3時間くらいの作業で土日はまったくしないと決めてのんびりする人もいますし、1日1時間という人もいます。
どのくらい、どんなペースで働くかというのは自分で自由にデザインしていいのです。仕事には納品の期日が決まっていますので、自分が受けた仕事の納品が期日までにできれば問題ありません。
自由時間を作りたい場合は自由に作ることができます。
しかし、自分が妊婦さんであることを考えると、1日中座りっぱなしで一度も外に出なかったり、食事もしっかり取らなかったり、睡眠不足になるほど在宅ワークに時間を費やすのは控えましょう。
一般的に妊婦さんはどれぐらい稼げるの?
在宅ワークは、自分ができるときにできるだけ仕事を受けることができるので、妊婦さんには非常に適した仕事ですが、一般的に妊婦さんは1ヵ月どれぐらい在宅ワークで稼ぐことができるのでしょうか。
在宅ワークは時給制ではありませんので、一つの仕事をどれぐらい正確に早くこなすことができるか、どれぐらいスキルが高い仕事をするか、長時間仕事をするかということで妊婦さんでも稼げる金額は変わってきます。
個人差が非常に大きいといえます。単純なデータ入力を数時間しかしていない人は数百円、数千円しか稼ぐことはできませんし、毎日時間の許す限り取り組んだという人は数万円にもなります。
毎日数時間ずつ、無理のない程度で集中してデータ入力をしている人は、3~5万円ほどが平均になります。
もちろんスキルがあって、バリバリ在宅ワークしている人は、妊婦さんでも1ヵ月で数十万円稼ぐ人もいます。
特に地方都市に住む妊婦さんは在宅ワークが便利
地方にもよりますが、都会に行くと一般的に普通のパートやアルバイトでも時給が高くなります。
一方、住んでいるところが地方ですと、同じ会社で仕事内容がまったく同じであっても、パートやアルバイトの時給は大きく下がります。
どこかの会社や店でアルバイトやパートする場合と、家で在宅ワークする場合は、田舎に行けばいくほど時給に換算すると差が小さく、都市部に行くほど外でのアルバイトと在宅ワークとの時給に差が大きく出ます。
このことから、自分の住んでいる地区が田舎だなと感じている妊婦さんは、家の外で働くアルバイトやパートよりも、家でのんびりできる在宅ワークとの給与に差がなくなるので得になるわけです。
妊婦さんにとって家で仕事ができるというのは非常に便利です。体調が悪い日は自分で仕事を休むこともできますし、何より通勤する必要がありません。
電車やバスを使った通勤は妊婦さんには負担がかかりますし、危険も伴います。地方都市の妊婦さんは、外で働くのと家で働くのに給与の差があまりないので、在宅ワークが便利ですし、安心でお得な仕事といえます。
在宅ワークをする妊婦さんの1日
在宅ワークをしている妊婦さんは、一般的にどのような毎日を送って時間を有効活用しているのでしょうか。
妊婦さんになって在宅ワークを始めた、ある人の1日を追ってみました。
朝からお昼まで
朝は7時に起床。旦那さんの朝ごはんとお弁当を作って、一緒にご飯を食べます。8時前には旦那さんは会社に出勤するので、そこから家事をスタートさせます。
掃除をして洗濯をして洗い物などを終えると10時頃になるので、一旦お茶タイムです。ゆっくりお茶を楽しみながら新聞を読んだり、テレビを見たりして過ごします。
お昼まで1時間以上時間があるので、パソコンを立ち上げてデータ入力の在宅ワークをします。
午後から夕方まで
お昼は簡単に昨日のご飯の残りで済ませて、しばらくソファーでお昼寝をします。
妊婦さんの中には非常に眠気を感じる人もいますし、午前中に集中してデータ入力をしたのでお昼寝はリラックスタイムにもなります。
1時間ほどお昼寝をしてから3時頃までは時間があるので、データ入力の仕事の続きをします。休憩と気分転換、運動不足解消のために近所のスーパーで夕食の買い物をします。
買い物から帰ってくるとテキパキと食事の用意をしたり、洗濯物を取り入れたりして5時に終了。
夕方以降
旦那さんが会社から帰ってくるのは午後9時なので、3時間は隙間時間になるのでデータ入力の仕事をします。
旦那さんが帰ってきたら一緒にご飯を食べて、片づけをして、お風呂に入ったり、テレビを観てくつろいでから11時半には就寝します。
在宅ワークは余った時間で
特に用事のない日の1日の様子ですが、在宅ワークをしているからといって、仕事に非常に追われているという雰囲気ではありません。
休憩もしっかりありますし、お茶タイムやお昼寝、散歩の時間まで確保できます。普通の主婦の1日の中で、隙間時間といわれている時間にボーっとするのではなく、パソコンで入力作業をしているといった感じです。
このような時間で1週間過ごしているという人の1ヶ月の在宅ワークでの給与は3~5万円ほどになります。
もちろん一般論ですので、それ以上の人もいればそれ以下の人もいます。妊婦さんであることをしっかり意識して1日を過ごしていますし、在宅ワークも余った時間で上手にこなしています。
仕事をする妊婦さんとしては理想の1日ではないでしょうか。
在宅ワークはどうやって始める?
在宅ワークを始めてみたい妊婦さんはパソコンやスマホなどで「在宅ワーク」を検索してみましょう。
最近は、主婦層を中心に在宅ワークで働く人も増えていますので簡単に在宅ワークを斡旋するサイトが見つかります。
気になる仕事があればサイトに会員登録して応募してみましょう。最初の一歩は不安ですが、慣れてくれば簡単に仕事を探すことができます。
まずは簡単な仕事から取り組んでみて、徐々にハードルを無理のない程度に上げていきましょう。妊婦さんでもできる在宅ワークがたくさんあります。
まとめ
貴重な妊娠期間をどのように過ごすかということは、その人個人の価値観がありますので正解はありません。
のんびりゆったり過ごしたいという人もいれば、今後のために何かしたいという人もいます。
特に目標もないけれど、暇な時間をどうやって過ごせばいいのか分からないと思っている妊婦さんは、ぜひ時間を有効活用して在宅ワークで仕事をしてみましょう。
自宅にパソコンとインターネットに接続できる環境があれば、道具の初期投資も必要ありません。また、特別なスキルは全く必要がありません。
簡単なデータ入力の仕事はたくさんありますし、キーボードで日本語を入力できたり、数字が入力できるだけで始められるのが在宅ワークです。
通勤のリスクもない在宅ワークは、時間を有効活用したい妊婦さんにピッタリの仕事といえます。