妊娠中に気になる肌の黒ずみ

妊娠中に気になる肌の黒ずみ!なぜ黒ずむの?原因や対策は?



妊娠中にはさまざまな体の変化が見られます。その中でも肌に起こるトラブルは、多くの妊婦さんが頭を抱えるトラブルです。

医師に相談し、回復させることも可能ですが、大きなトラブルともいえない症状の場合、医師に相談すべきか悩んでしまうことでしょう。

妊娠中に見られる肌の黒ずみもその一つです。

妊娠前には黒さが気にならなかった方でも、脇や乳首、陰部など、妊娠したのをきっかけにくすみを感じることがあり、ピンク色だった肌の色が黒く着色したように見えることがあります。

そこで今回は、

・妊娠で肌が黒ずむのはどうして?
・妊娠してから肌の黒ずみが気になる!
・妊娠による肌の黒ずみはどうケアすればいい?

といった方に、妊婦さんに多い肌の黒ずみの原因や、ケア法などについて詳しくご紹介します。

妊娠中の肌の黒ずみとは

妊娠中の肌の黒ずみ

妊婦さんが抱える肌の悩みは色々ありますが、その中でも妊娠中に多く聞かれるのが肌の黒ずみです。

脇や乳首、ビキニライン、デリケートゾーンなど、妊娠前と比べて黒くなったと感じる方も多いでしょう。

しかし、肌の黒ずみは妊娠していなくてもできてしまう可能性があるもので、本当に妊娠が原因なのかははっきりわからないものです。

また、肌に黒さを感じるところが、人には打ち明けにくい部分が多いということもあって、こうした肌の黒ずみを医師に相談する方は少ないのが現状です。

肌の黒ずみの度合いには、個人差があり、何となく色素が濃くなったかなと感じる程度の方もいれば、本当に真っ黒と感じるほど肌が変化してしまうことも。

ひどい黒ずみの場合、見過ごしていいものか真剣に悩んでしまうものです。

人目に付かない部分に多く見られることから、心配は残るもののそのままにしてしまう妊婦さんも少なくないようですが、このような肌の黒ずみは、いったい何が原因でで起きてしまうのでしょうか?

また、妊娠後、回復することができるのでしょうか?次からは黒ずみができてしまう原因について考えていくことにしましょう。

妊娠による肌の黒ずみの原因は?

肌の黒ずみには3つの原因が考えられます。妊娠したこととの関係性を考えながら、その原因について順に見てみることにしましょう。

メラニンの生成アップ

一つ目がメラニンの生成がアップすることです。

メラニンとは、肌の奥深くにある基底層のメラノサイトという細胞で作られている色素です。
黒ずみやシミの原因にもなるため、女性にとっての大敵と思われがちですが、本来は紫外線などの外的な刺激から肌を守るために備えられている「防御機能」ともいえます。

紫外線によるダメージや、摩擦、炎症などの刺激を受けると、それらから肌を守ろうとメラニンが作られるのです。
このメラニンの生成は女性ホルモンと密接な関係があります。

妊娠中は、妊娠を維持していくためにさまざまなホルモンが分泌を始めますが、その代表ともいわれるのが、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)という女性ホルモンです。

妊娠すると出産直前まで活発に分泌され始めるホルモンですが、これらのホルモンには、メラノサイトを刺激する作用もあります。

その結果、メラニンの生成がアップため、当然肌は黒ずんでしまいます

特に、わきや乳首、デリケートゾーンなどはメラニンの多い場所でもありますので、他の部分にはあまり黒ずみが見られなくても、わきや乳首、デリケートゾーンなどの黒ずみが気になってしまうのです。

メラニンは肌の黒ずみ以外にも、シミやそばかすなどを発生させる原因となるため、黒ずみが気になる場合には、顔など他の部分にも注意することが大切になってきます。

肌や粘膜のターンオーバーの乱れ

肌のターンオーバーは28日周期、粘膜はその半分の14日周期とされています。

ターンオーバーごとに古い角質が剥がれ落ち、新しい肌に生まれ変わるのですが、このターンオーバーのサイクルは些細な原因で乱れやすいもの。

妊娠中はつわりによる食事のバランスが乱れや、ストレスや疲れ、睡眠不足などで肌のターンオーバーも乱れがちになります。
そうなると肌の古い角質がきれいに剥がれ落ちきれないため、カサカサ感のある黒ずみとなって残ってしまいます。

メラニンによって作られた黒ずみが沈着したままになってしまうわけですから、当然黒ずみが目立つようになってしまうのです。

黒ずみだけでなく、妊娠して肌荒れが気になるようになった場合は、このターンオーバーが乱れている可能性を疑ってみましょう。

妊娠中にできてしまった黒ずみは残る?

黒ずみは残る

妊娠中の肌の黒ずみは、このようにメラニンの生成と沈着、ターンオーバーの乱れなどが原因で起こります。

そのため、出産後ホルモンの分泌が正常な状態に戻り、肌や粘膜の状態が正常になれば、肌の黒ずみは徐々に消えていきます

しかし、一度沈着してしまった黒ずみが、きれいに改善されるためには時間が必要です。

中には、産後2年間近くもかかってしまうこともあります。

色素沈着の程度や黒ずみの加減により、個人差もありますが、やはり妊娠中にケアして黒ずみをできるだけ作らない、残さないようにしていくことがポイントとなります。

ここからは妊娠中の黒ずみケアについて考えていくことにしましょう。

妊娠中の肌の黒ずみケア法とは

妊娠中、肌の黒ずみをケアしていくためには以下の2つがポイントです。

・できてしまった黒ずみを改善させていく
・新しい黒ずみを作らせない

それぞれの対策を行って、ホルモンの影響などによってできてしまう黒ずみをできるだけ回復、排除していきましょう。

健康状態を保持すること

黒ずみを早く消すためには、ターンオーバーを正常に維持することが大切です。

十分な睡眠をとったり、栄養の整った食事をしたりすることでターンオーバーも整っていきますので、日常生活に注意してみましょう。

スクラブ

妊娠中、肌のターンオーバーが正常にいかない場合、回復を待つだけでは黒ずみが沈着してしまうことになりますので、定期的にスクラブを行っていくのも一つの方法です。

最近では、ドラッグストアやネットなどでスクラブクリームやジェルを購入できますので、それを使って、余分な角質を定期的に取り除くようにしてみましょう。

購入する際には、肌に優しいものを選んでみましょう。
成分など、妊娠していても安心して使えるものか確認するのも大切です。

不安が残る場合やどんな製品を選んだらいいのか分からない場合には、妊婦さん専用のピーリングクリームなどを使ってみましょう。
また、妊娠中は肌がデリケートになりやすいので、しみたり痛みがあったりするときは使用を中止しましょう。

肌のターンオーバーを高める食事

妊娠中は、肌に良いからと何でも試していいわけではありません。できることなら食事などを改善することでターンオーバーを整えて黒ずみを改善させていくのが一番です。

肌のターンオーバーを高める食事を、意識して摂るようにしてみましょう。黒ずみを改善させていくために摂ってほしい栄養素は次の通りです。

ビタミンA

皮膚を修復し、肌のターンオーバーを促してくれる栄養素として知られているのがビタミンAです。

ビタミンAには「レチノール」と「βカロチン」の2種類あり、どちらも体に摂取されるとビタミンAになります。
レチノールはウナギやレバーなどの動物性の食品に含まれ、βカロチンは小松菜やにんじんなどの緑黄色野菜の植物性食品に含まれています。

レチノールは身体に蓄積されてしまう性質があるため、妊娠中に継続的に過剰に摂取してしまうと胎児の奇形や先天異常の確率が上がってしまいます

しかし、植物性食品から摂取できるβカロチンには蓄積性はありません。
リスクを避けるという意味でも、積極的に摂るのは植物性食品から摂取できるβカロチンをお勧めします。

ビタミンB群

皮膚の生成を高めるビタミンB群は妊娠中に陥りやすい、つわりの改善や貧血予防にも効果ある栄養素です。

ニンニクや鶏肉、カツオやマグロ、鮭、イワシなどにも多く含まれていますので、食事に摂り入れてみましょう。

ビタミンC

ビタミンCは抗酸化作用があり、肌のターンオーバーを高めるだけでなく、黒ずみの原因となるメラニンの生成を抑えてくれます。

肌にとって必要不可欠な栄養素であり、胎児にとっても脳や血液、骨の形成に欠かせない栄養素です。

果物類やピーマン、ブロッコリー、パパイヤなどにたくさん含まれていますので、食事のメニューに摂り入れるようにしてみましょう。

妊娠中の目安は1日110mgですが、それ以上摂ってしまっても水溶性ビタミンであるため、体に害も問題ありません。黒ずみ対策として、積極的に食べるようにしてください。

ビタミンE

抗酸化作用や血行を促進するビタミンEは、ごま油やナッツ類、アボカド、赤ピーマンに多く含まれている栄養素です。

アンチエイジングにも良いとされているだけあって、肌のターンオーバーを高めてくれます。

亜鉛

皮膚の新陳代謝を高める作用のある亜鉛は、黒ずみ改善させるためにもぜひ摂ってほしい栄養素です。

ゴマや牡蠣、牛肉などに多く含まれている亜鉛は、胎児の成長にも不可欠です。
積極的に食事メニューに摂り入れてみましょう。

オイルやクリームで保湿

黒ずみを改善や、肌への刺激を軽減するために、保湿が必要となります。保湿することで、肌はバリア機能を高めることができるからです。

バリア機能が高まれば、外的刺激に対し、肌表面で打ち勝つことができますので、メラニンの生成を抑制することができます。

妊娠中は肌トラブルを抱えがちですが、こうした肌トラブル全般にも保湿は大切です。ぜひ、毎日の保湿を習慣としてみてください。

制汗剤などの使用に注意

妊娠中は汗をかきやすいこともあり、制汗剤などを使う方も多いですが、こうした制汗剤などの成分が刺激となり、わきなどのメラニンの生成を増やしてしまうことも少なくありません。

黒ずみを避けるためにも、制汗剤などを使用する際には、肌に優しいものを選び、用法用量を守るようにしましょう。

ゆとりのある衣類を着用

妊娠中は毎日体型も大きく変化するため、きついと感じる衣服を我慢してきていることも少なくありません。

しかし、こうした衣服が肌と擦れることが刺激となってメラノサイトが活性化されることがあります。
できるだけ擦れたり、締め付けたりしない衣服や下着を着用するようにしましょう

紫外線を防ぐ

女性ホルモンの影響で、メラニンの分泌が盛んになる妊娠中は、紫外線対策も忘れないようにしましょう。

黒ずみの気になる部分が衣服で覆われているから安心という訳ではありません。

そのため、日焼け止めだけでなく、サングラスなどで目の紫外線対策をすることも大切です。妊娠している時だからこそ、入念な紫外線対策を行っていきましょう。

授乳の刺激で乳首の黒ずみが気になることも

授乳の刺激で乳首の黒ずみが気になる

産後、授乳が始まると毎日乳首には大きな刺激が加わることになり、それが原因で乳首の黒ずみが気になる方も多くいます。

母乳で赤ちゃんを育てていくためには致し方ないことですが、妊娠中や授乳中に対策を行っていけば、その黒ずみ加減も最小限で止めることができます。

赤ちゃんができて毎日授乳していく過程で、ケアしていくことは大変ですから、妊娠を機会にケアをする習慣をつけましょう。

まとめ

妊娠中の肌の黒ずみは、妊娠中に分泌されるホルモンや、肌のターンオーバーが衰えることが原因といえます。

しかし、これらの問題は、対策をとることで十分に防ぐことができます。

十分な対策を続け、黒ずみを消していくこと、作らせないことが大切です。
メラニンの生成を抑えながら、ターンオーバーを高める生活を送り、毎日のケアを続けてみましょう。

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監修:成田 亜希子(医師)

プロフィール:弘前大学卒業後、内科医として地域医療に従事。その傍ら、保健所勤務経験もあり、国立保健医療科学院での研修も積む。感染症や医療行政にも精通している。プライベートでは二児の母。

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