妊娠中に低血糖になると

妊娠中に低血糖になると?妊婦さんが低血糖になる原因や対策



低血糖とは、血液中の血糖値が低いことですが、妊婦さんが低血糖の状態になるのは、妊娠糖尿病の前段階にあたるもので、妊娠糖尿病になることで胎児の成長に悪影響を及ぼします。

そこで今回は、

・低血糖とは体にどのようなことが起こっているの?
・妊娠中に低血糖になるとお腹の中の赤ちゃんにどのような影響がある?
・妊娠糖尿病は高血糖になるはずなのに低血糖になるのはなぜ?

といった方に、妊娠中の低血糖について詳しくご紹介します。

低血糖とは?

低血糖とは

妊婦検診の血液検査で低血糖だと診断されたことがある人はいませんか?

血糖値というのは、血液中のブドウ糖の濃度のことをいいます。食事をした直後などは、ブドウ糖が血液中にたくさん取り込まれるので、誰でも血糖値が上がります。

血糖値が上がると、血糖値が上がりすぎないようにインスリンというホルモンが分泌されます。

インスリンは、膵臓のランゲルハンス島という組織のβ細胞で作られますが、食事をするとすぐにインスリンが分泌されて、インスリンの働きによって臓器が血糖を取り込み、エネルギーに変えたり、蓄えたり、たんぱく質の合成や細胞の増殖をします。

インスリンのコントロールが正常であると、食事後数時間経つと徐々に血糖値が下がってきて元の血糖値に戻りますが、低血糖の場合、血糖値が正常値に戻ってもどんどん下がり、ずっと低い状態が続いてしまいます

妊娠中は、エストロゲンという女性ホルモンの分泌量が増えることで、インスリンを刺激するので低血糖になりやすくなります。

妊娠中は高血糖になるのでは?

食事をすると誰でも血糖値が上がります。通常はインスリンの働きで、食後3~4時間もたてば血糖値は正常値にまで戻ります。

しかし、インスリンの分泌量が少なかったり、インスリンが分泌されていてもインスリンの働きが悪いと、血糖値が高い状態、高血糖の状態が続きます。

高血糖が続くと、糖尿病になる恐れがあるので注意が必要です。ブドウ糖は、脳や体にとってエネルギーになるので、非常に大切なものです。

妊娠中は、特にお腹の赤ちゃんに栄養を与える必要があるので重要になりますが、妊娠中期から後期にかけては、胎児に栄養を送る胎盤はしっかりでき、胎盤からインスリン抑制のためのホルモンが出ます

胎盤ができた後の妊婦さんは、胎盤インスリン抑制ホルモンが働いているので、血糖値が高くなりやすい状態になっています。

血糖値が低い低血糖も体に悪影響がありますが、逆に高すぎる高血糖も、糖尿病になりやすいので危険です。血糖値は高すぎても低すぎてもいけません

血糖値の正常値は?

血糖値の正常値は100mg/dl以下です。

それ以上で199mg/dl以下であると高血糖200mg/dl以上になると妊娠糖尿病ということになります。

そして、100mg/dl以下であれば問題ないのかといえばそうではなく、70mg/dl以下は低血糖の状態ということになります。

妊娠中の正常な血糖値の目安は空腹時が70~100mg/dl未満、食後1時間が140mg/dl、食後2時間が120mg/dlほどです。

血糖値は高くても低くても体にはよくありません。

よく血糖値は、高いよりも低い方が良いと思われがちですが、高血糖は問題はあってもすぐに命に関わることはありません。

ですが、低血糖は最悪の場合、昏睡状態になり死亡する可能性もあるので、血糖値は低い方が良いということはありません。

血糖値で大切なことは、血糖値の数値が乱高下しないことです。乱高下の幅が狭い方が、体にとっては負担にならないので良いということです。

妊娠中に低血糖になった場合の症状は?

妊婦さんが低血糖になってしまった場合、以下のような症状があらわれます。

・ 眠気
・ 疲労感
・ モヤモヤした感じ
・ 甘いものが欲しくなる
・ カフェインが欲しくなる
・ 頭痛
・ イライラする
・ 神経質
・ 異常に汗をかく
・ 食欲がなくなる
・ ふらつき
・ あくび
・ 震え
・ ひどい空腹感
・ 意識混濁
・ 昏睡

脳にブドウ糖が不足すると眠気が酷くなったり、イライラして精神的に不安定になります。自律神経が乱れやすいので注意が必要です。

血糖値が70mg/dl以下になると、副交感神経が活発にり、強烈にお腹が減ってきます。

それをさらに通りこして低血糖になると、意識が徐々に薄れ、ろれつが回らなくなったり、痙攣してしまいます。最後には昏睡状態になり命に関わります

妊娠中に低血糖になる原因は?

妊娠中に低血糖になる原因

それでは、なぜ妊婦さんが低血糖になってしまうのか、その理由について見ていきましょう。

食べ過ぎ

低血糖になると、食事が足りていないのではないかと考える方がたくさんいます。

確かに食事の量が少なすぎることで低血糖になることもありますが、ブドウ糖を含むご飯やイモ類、果物類、甘いスイーツなどをたくさん食べているにも関わらず血糖値が低い場合は、糖質の摂り過ぎが原因の可能性があります。

糖質を多く食べると、体は血糖値を下げようとするので膵臓からインスリンを大量に分泌します。

すると大量に分泌されたインスリンが働きすぎて血糖値を下げすぎてしまい、低血糖になってしまうのです。

糖質が多く含まれている食べ物をたくさん食べることによって、インスリンの分泌量や働きがコントロールできなくなってしまった結果、低血糖になってしまうのです。

食事の量が足りない

低血糖が、過剰な糖質の摂取が原因ではない場合、低血糖の原因は食事の量が足りていないことで糖質が本当に体に不足していることが考えられます。

妊娠中は、赤ちゃんへどんどん栄養を送るので、妊婦さんは妊娠していない時よりも糖質やカロリーが必要ですが、妊娠中の体重を気にするあまり、カロリーを抑えすぎることが原因で低血糖になります。

妊娠しても体重を増やしたくないという妊婦さんが多いので、必要以上に食事制限をしていると低血糖になります。

体重のコントロールはできても、必要な糖質やカロリーが体に不足していては本末転倒です。

お母さんの体が低血糖だと母体だけでなく、お腹の赤ちゃんの成長にも悪影響を及ぼしますので、必要な量の栄養やカロリーはしっかりと摂るようにしましょう。

インスリンの効きすぎ

すでに妊娠糖尿病になっていることで、血糖値を下げるためにインスリンの治療を始めている妊婦さんの場合、薬の影響で血糖値が下がりすぎてしまうことがあります。

インスリンを入れることで血糖値が下がり気味になるのに、食事のカロリーや糖質を制限したり、自己判断のダイエットなどをするのは危険です。

インスリン治療をしている妊婦さんは、主治医としっかり食事の内容や量などを相談して治療をすすめることが大切です。

つわり

妊娠初期は、つわりによって食事ができないという妊婦さんが多いのですが、つわりで食事が食べられず、血糖値が下がって低血糖になることがあります。

妊娠中期までに低血糖になったら?

妊娠初期から妊娠中期までの間が、実は一番低血糖になりやすい注意すべき時期になります。

妊娠すると、女性ホルモンのエストロゲンが通常よりもたくさん分泌されますが、このエストロゲンがインスリンの働きを高めるために、妊娠初期に血糖値が下がりやすくなります。

また、妊娠初期に妊婦さんを悩ますのがつわりですが、低血糖はつわりの原因でもあります。

つわりになると倦怠感が増したり、吐き気があったり、実際に食べたものを吐いてしまうということがありますが、つわりだと思っていたのが、実は低血糖が原因であったという場合もあります。

妊娠中期までは、胎盤が完全にできていませんので、お母さんの糖質やカロリーや栄養がそのまま胎児に影響するということはありません。

ですが、妊娠初期でも低血糖の状態が続いていると意識障害などの症状が起き、足もとがフラフラすることで転倒し、流産や早産になってしまう危険性もあります。

妊娠初期の低血糖でもしっかりと対処する必要があります。

妊娠中の低血糖の対処法

高血糖は自覚症状がないのが特徴ですが、低血糖はフラフラしたり、頭痛がしたり、イライラしたりと自覚症状が出ることもあるので、おかしいなと感じたらすぐに主治医に相談して対処しましょう。

低血糖に対処するためには、何が原因で低血糖になっているのかを知ることが大切です。

つわりなど、食べられないことで栄養不足になり、低血糖になっている場合は、なんとか工夫をしてカロリー不足がないように食べましょう。

低血糖だからといって、甘いものをたくさん食べるというのは逆効果になりますので、食事の回数を複数回に分けて、こまめに食事を摂るようにします。

1日3回の食事を5~6回ほどに分けて、少量ずつ糖質を体に入れることで低血糖を緩和します。

つわりで食べられるものの種類が限られている場合は仕方がありませんが、食事のはじめに糖質を多く含む白米を食べるのではなく、低糖質の玄米やサラダ、味噌汁、豆腐などを先に食べるようにしましょう。

極度の空腹になる前に間食をするのも良い方法ですが、スナック菓子や甘いスイーツなどは血糖値を突然上げますので、飴やガムなどゆっくりと糖質を取れるものにしたり、しっかりと噛んでゆっくり食べれるようなものを選ぶことが大切です。

ずっと大好きなスイーツが食べられないというのは非常に精神的にストレスになるので、たまには食べても良いですが、空腹時に突然甘いケーキなどを食べるのは避けましょう

また、つわりで食べ物が食べられない場合は、病院などでブドウ糖点滴などの処置もできます。

妊娠後期に低血糖になったら?

妊娠後期に低血糖

妊娠後期になると、お母さんとお腹の赤ちゃんをつなぐ胎盤がしっかりとできます。

胎盤ができると、お母さんの栄養がそのままお腹の赤ちゃんに届くようになり、妊娠後期になるとお腹の赤ちゃんも大きくなるので、たくさんの糖質やカロリーが必要になります。

このため、妊娠後期には低血糖になりやすい状態になります。妊娠中期以降に低血糖になると、そのまま妊娠糖尿病になる可能性があるので注意が必要です。

妊娠糖尿病は原因が妊娠で、糖質代謝にトラブルがある状態で、一般的な糖尿病よりも軽度な状態です。

とはいえ、妊娠糖尿病が悪化することで妊娠高血圧症候群になり、流産や早産になったり、胎児発育不全や胎児機能不全の可能性も出てくる危険な状態です。

妊娠初期は、女性ホルモンの影響でインスリンの働きが活発になり低血糖になりやすい状態でしたが、インスリンの働きが悪くなるので食事の量や内容を見直す必要があります

充分なカロリーも必要ですが、妊娠糖尿病にならないためにも、野菜中心の食事と適度な運動を行うようにしましょう。

妊婦検診で低血糖であるといわれた場合は、栄養士さんと食事の内容などをしっかり相談して決めていくことが大切です。

妊娠糖尿病から糖尿病に?

妊娠糖尿病は、糖尿病よりも軽症で、妊娠中にしか起こりませんので、出産してしまえば安心だと思いがちですが、妊娠中に妊娠糖尿病になった人は、将来的に2型糖尿病になる可能性が高いとされています。

このため、妊娠中に低血糖だと注意を受けた場合は、軽度の段階でしっかりと食事や運動などで対処して、妊娠糖尿病に発展しないようにすることが大切です。

低血糖が赤ちゃんに遺伝することがある?

低血糖になるということは、妊娠糖尿病の一歩手前ということで、妊婦さんはカロリーや糖質をしっかりコントロールすることが大切です。

しかし、低血糖が進んで妊娠糖尿病になると、お腹の赤ちゃんの中枢神経、骨格、心血管、消化器、耳、口などに奇形が起こる可能性があります。

高血糖になると、4キロ以上ある巨大児になりやすくなり、難産の可能性があります。

難産になると胎児が心筋症になったり、発育遅延で生まれてくる可能性があり、生まれてすぐに低血糖になったり、呼吸困難になりやすいので、妊娠中の血糖値のコントロールは妊娠初期の段階からしっかりと意識することが大切です。

まとめ

まとめ

妊娠すると、女性ホルモンのエストロゲンの分泌が増えることで、血糖値を下げるインスリンの働きが活発になり、低血糖になりやすくなります。

特に妊娠初期から中期にかけては、つわりなどで充分な食事ができずに、糖質やカロリー不足になり、低血糖になる妊婦さんが増えます。

低血糖であっても空腹時に突然甘いスイーツや白米を食べると、一気に血糖値が上がるので血糖値をコントロールできなくなります。

血糖値は高くても低くでもよくありませんし、乱高下が激しいほど悪影響があります。低血糖を放置していると妊娠糖尿病になる可能性もあるので、しっかりと管理していきましょう。

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