妊娠中に焼肉を食べていい

妊娠中に焼肉を食べていい?妊婦さんが焼肉を食べるときの注意点



妊娠すると、やってはいけない事とやった方がいい事、食べてはいけない物と食べた方がいい物など、妊娠前に比べると気をつけなければならない事が山のようにあって気疲れしてしまいます。

ファストフードが大好物な人は、栄養バランスのとれた食事に切り替えなければなりません。アルコールが大好きな人も、授乳が終わるまでは控えなければなりません。

では、お肉が大好きな人は?焼肉も控えなければならいのでしょうか?

そこで今回は、

・妊娠したら焼肉を控えた方がいい?
・焼肉はどんな栄養が摂取できる?
・妊婦さんが焼肉を食べるときに気を付けることは?

といった方に、なぜ妊娠したら焼肉は控えた方がいいといわれているのか、焼肉からどんな栄養素が摂取できるのか、妊婦さんが焼肉を食べる時はどんなことに気をつければいいのか詳しくご紹介します。

妊娠したら焼肉は控えた方がいいの?

妊娠したら焼肉は控えた方がいいの

焼肉は、いかにも精がつきそうで活力の源といったイメージがあり、妊娠中こそ食べることを推奨されそうなものですが、なぜ妊娠中は食べない方がいいといわれるのでしょう。

それは、食材に含まれている栄養素を過剰摂取してしまう可能性があるため、そして食べ方に気をつけないと体調不良を起こしたり、赤ちゃんに悪影響を及ぼす危険性をはらんでいるからです。

生肉や生焼けの肉による食中毒や感染症

最近でこそ生レバーを提供している店はありませんが、生肉は免疫力が低下している妊婦さんにとって危険な食べ物です。

また、焼いたつもりでも中まで火が通ってなかったり、焼く前の肉をとったお箸でそのまま食べてしまうと、生肉に潜んでいる菌が体内に入ってしまう可能性があります。

トキソプラズマ感染症

トキソプラズマ症とは、トキソプラズマという小さな寄生虫の感染によって起こる感染症です。

人間を含む哺乳類と鳥類に感染することが分かっており、日本の成人の約10%が感染して保有しているという報告もあります。

健康な人が感染しても、症状が出なかったり軽度のインフルエンザのような症状が出て回復するぐらいで、問題はありません。

ですが、妊婦さんや免疫不全状態の人が感染すると、重篤な症状になったり再発する場合があるのです。

特に、妊婦さんが感染してしまうと、胎盤を通じてお腹の赤ちゃんも感染してしまう可能性があります。

胎児に感染する確率は、妊娠初期より妊娠末期の方が高いのですが、感染してしまった場合は妊娠初期ほど症状が重くなるとされています。

胎児に感染すると、死産や流産を引き起こしてしまったり、産まれてきた赤ちゃんの脳や眼に障害が出て、視覚障害や知能の発達に遅れが出たり、手足に麻痺などが残ることがあります。

カンピロバクター食中毒

カンピロバクターは牛・豚・鶏などの腸内に棲んでいる細菌で、この細菌が付いた食品を食べることで食中毒を起こします。

カンピロバクター食中毒の患者数は、年間で約2000人もいるといわれており、細菌性食中毒の中ではもっとも発生件数が多い食中毒です。

症状は下痢・腹痛・発熱・嘔吐・頭痛などで、健康体であれば1週間ほどで完治することが多いのですが、妊婦さんが感染してしまうと症状が重篤化したり、流産になる危険性があります。

また、カンピロバクターの中には、赤ちゃんに髄膜炎を起こして知的障害や麻痺などの後遺症を残すものもあります。

リステリア感染症

リステリア感染症は、病原体となるリステリア菌に汚染された動物や野菜などを食べることによって感染します。

海外では、リステリアに汚染されたホットドッグや、リステリアに汚染された牛乳からつくられたソフトチーズ、リステリアに感染した羊からの肥料を使った畑で作られた、キャベツのサラダなどから感染して、多くの死者が出たというケースがあります

日本でのリステリア感染の発症件数は、1年間で83件、発症頻度は人口100万人当たり0.65とかなり低い数字で、発症するのはかなり稀なケースだといえます。

ただし、妊娠している女性は、少量のリステリア菌でも発症してしまう可能性があり、健康な成人より20倍もリステリア感染症にかかりやすいといわれています。

発症すると、敗血症や髄膜炎など重篤な状態になってしまうこともあり、最悪の場合は死に至ってしまいます。

そしてさらに問題なのは「胎内感染」です。胎児がリステリア菌に感染すると、流産・早産・死産・髄膜脳炎・敗血症・脳炎などを引き起こす可能性があるためです。

感染した場合、20~30%もの胎児や新生児が死に至ってしまうという恐ろしい感染症ですので、免疫力が低下して感染しやすい妊娠26周~30周はとくに注意してください。

ノロウイルス

ノロウイルスによる食中毒は有名ですが、ノロウイルスの原因となる食品を特定するのはとても困難だといわれています。

そのため、予防策として徹底した加熱処理が必要です。

健康体であれば軽症で回復するノロウイルスの食中毒も、免疫力が低下している妊婦さんでは症状が重くなる可能性があるので気をつけましょう。

胎内感染は考えられていませんが、妊婦さんが感染すると水分や栄養を充分に摂り入れられなくなってしまい、お腹の赤ちゃんの発育に支障をきたす場合もあります。

ビタミンAの過剰摂取

ビタミンAは目や肌によい栄養素で、視力の低下や肌荒れを防いでくれる大切なものです。妊婦さんもしっかり摂取する必要があります。

ですが、ビタミンAのうち動物性ビタミンA「レチノール」は、妊娠中に過剰摂取しないよう要注意です。

レチノールの過剰摂取は、口蓋裂(こうがいれつ)や水頭症や小耳症(しょうじしょう)など、お腹の赤ちゃんの奇形につながる危険性があるためです。

厚生労働省からも、特に妊娠初期の3ヶ月ぐらいまでは注意が必要だと通達されています。

妊娠中におけるビタミンAの必要量は、1日当たり600μgで、上限は1500μgです。毎日の食事でビタミンAを過剰に摂取することはまずないのですが、焼肉でレバーを食べてしまうと上限を超える場合があります。

レチノールの含有量は、牛レバーで100g当たり1100μg、豚レバーが100g当たり1300μgで、鶏レバーにいたっては100g当たり1400μgも含まれています。

また、鶏の心臓(鶏ハツ)も100g当たり700μgと、たった100gで1日の必要量を超えているのです。妊娠中は、レバーや鶏ハツは控えた方が無難です。

塩分や油分の摂り過ぎ

妊娠中は塩分や油分の過剰摂取にも気をつけなければなりません。

塩分の摂り過ぎは高血圧の原因となり、妊娠高血圧症候群や常位胎盤剥離など、お腹の赤ちゃんにも悪影響を及ぼします。

また、焼肉は高カロリーなので脂肪分も多く、食べ過ぎると肥満や妊娠高血圧症候群を引き起こしてしまいます。

お肉だけでなく、焼肉のたれにも塩分や油分がたくさん含まれていますので、たれのつけ過ぎにも注意が必要です。

焼肉から摂取できる栄養素とは

牛肉には、身体の中の余分な脂肪を分解してエネルギーに変えてくれる、カルニチンが豊富に含まれています。

その他、脂質が少ない牛ヒレ肉にはタンパク質・鉄分・ビタミンB群が、牛モモ肉には豊富なビタミンが、牛レバーにはタンパク質・鉄分・葉酸・ビタミンB12が、牛タンにはタンパク質・鉄分・タウリン・ストレス解消のホルモンといわれるパントテン酸が、牛カルビにはビタミンB12が、牛ハツにはビタミンB12・ビタミンB2が含まれています。

牛肉は肉の中でも鉄分が多く、脂質も少ないので貧血になりやすい妊婦さんにおすすめのお肉です。

また、妊娠によって寝つきが悪くなることもありますが、牛肉には安眠に必要なセロトニンも含まれています。

低脂肪で高タンパク、肥満予防を手助けしてくれるカルニチンも豊富に含まれている牛肉は、食べ方さえ気をつければ妊婦さんの強い味方となってくれる頼もしい食材なのです。

妊婦さんが焼肉を食べる時に気をつけることは?

妊婦さんが焼肉を食べる時に気をつけること

では、妊婦さんが焼肉を食べるときに気を付けるポイントについて見ていきましょう。

お肉はしっかり焼く

妊婦さんに限らず、生焼けの肉は食中毒やトキソプラズマ感染症などの原因となり得ます。

ただ、妊婦さんが感染すると症状が重くなったり胎内感染の危険性もあるので、くれぐれもお肉はしっかりと焼いてください。

食中毒や感染症は、徹底した加熱で菌を死滅させることができます。

ミディアムレアがお好みの妊婦さんも、赤ちゃんが無事に産まれるまでは中までしっかり火が通ったお肉を食べるようにしましょう。

焼く時と食べる時のお箸の使い分け

生のお肉をつかんだお箸でそのまま焼けたお肉を食べてしまっては、生肉に付着している菌が口の中に入ってしまいます。

トングやお箸は、焼く用と食べる用できっちり分けてください。

たまに親切でよく気のつく人が、生のお肉を網に乗せながら「ほら、これもう食べられるよ」と取り分けてくれることがあります。

しかしこの場合、生肉をつかんだお箸のままで焼けたお肉を取り分けていることが多いのです。

これは、有難いけれど危険な行為です。ちょっとした油断から感染することも十分にあり得ますので、お箸の使い分けは重要であると肝に銘じておきましょう。

レバーと鶏ハツは控える

牛レバー・豚レバー・鶏レバー・鶏ハツには、過剰摂取によって胎児が奇形や先天異常などの障害を持って生まれてくる可能性が高くなる「レチノール」が多く含まれています。

100g食べただけでも1日の必要量以上の摂取となりますので、妊娠中はなるべく控えましょう。

焼肉店のメニューに多いロース・ハラミ・タン・カルビなどは、100g当たり7~13μgと、レバーや鶏ハツに比べてかなりレチノール含有量が少ないので安心です。

ビタミンAは緑黄色野菜から摂取しよう

ビタミンAには、動物性ビタミンA「レチノール」と、緑黄色野菜に含まれる「βカロテン」があります。

レチノールは脂溶性のため体内に残りやすく、摂り過ぎによって過剰摂取になる恐れがあります。

しかしβカロテンは、人間の体内で必要な量だけビタミンAに転換されるので、過剰摂取の心配がありません

妊娠中はレバーや鶏ハツを控えて、βカロテンを豊富に含む緑黄色野菜を積極的に食べることでビタミンAを補うようにしましょう。

食べ過ぎに注意

妊娠中は体重管理も大事です。焼肉は栄養たっぷりではありますが、同時に高カロリーで脂肪分も多い食事です。

食べ過ぎは肥満や妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病の引き金ともなるので気をつけましょう。

お肉をおかずについついご飯がすすんでしまう、という人も注意が必要です。最初に野菜を食べたり、スープを飲むなどして加減しましょう。

ちなみに、焼肉の部位別による100g当たりのエネルギーは、牛カルビ(和牛)が517kcaL、牛肩ロース(和牛)は411kcaL、牛タンで356kcaL、牛ヒレは223kcaL、牛モモが193kcaL、牛ミノは182kcaL、牛の大腸(ホルモン)が162kcaL、豚カルビは395kcaL、皮なしの鶏モモが127kcaL、鶏ササミなら105kcaL、となっています。

刺激物はなるべく避ける

焼肉店には魅力的なサイドメニューもあり、キムチやチャンジャ、ニンニクのホイル焼きなどが人気です。

ですが、やはり妊娠中はなるべく避けましょう。味付けとなっているコチュジャンやニンニクは、刺激が強く油分も多めです。

刺激物は内臓や粘膜に負担がかかり、腹痛や下痢を起こしてしまうこともあります。お腹の赤ちゃんに直接の影響が出るわけではありませんが、小さな命を宿している大事な身体です。

健康には気をつけて、余計な刺激を受けないようにしてください。

タバコの煙にも注意が必要

焼肉を家でやると煙やニオイがつくから食べに行く、というケースも多いのではないでしょうか。

最近では禁煙の店や分煙をしている店もたくさんありますが、店内で喫煙できるお店もまだまだあります。

焼肉店を選ぶ時には、禁煙や分煙をしているかどうかを前もって確認して、母子ともに害を及ぼす副流煙を吸い込む心配のない焼肉店で気持ちよく食べましょう。

焼肉を食べると陣痛がくる?

臨月になって焼肉を食べると陣痛がくる、焼肉が陣痛を促す、などまことしやかに妊婦さんの間でささやかれていますが、医学的な根拠は一切ありません

赤ちゃんが産まれたらなかなか食べに行けないから、安産のために焼肉を食べて体力をつけておこう、お肉を食べると精がついて陣痛に耐えられる、などのさまざまな理由から出産前に焼肉を食べた妊婦さんが、その後でたまたま陣痛が来たということではないかと考えられています。

あくまでも単なるジンクスなので、「焼肉を食べたら早産してしまうかも」という心配はありません。体調や食べ方に気をつけながら焼肉を楽しみましょう。

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