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妊娠線予防はお腹だけじゃダメ?妊娠線のできやすい部位と部位別予防法



妊娠線は、お腹だけでなく、さまざまな部位にできるものです。お腹はしっかりと予防し、綺麗に保てていても、お尻や太ももなど他の部位に妊娠線ができると、そのショックは計り知れません。

あらかじめ妊娠線ができやすい場所を理解し、妊娠線のできやすいお腹以外の部位もしっかりと予防をしておくということが重要です。

そこで今回は、

・妊娠線ができやすいのはどこ?
・部位ごとの妊娠線予防の方法が知りたい!

といった方に、妊娠線のできやすい部位や部位ごとの妊娠線予防について詳しくご紹介していきます。

妊娠線ができやすい部位

妊娠すると約10ヶ月の間に平均して体重が10㎏ほど増加しますので、全身が一回り、二回り大きくなることによって、あらゆる部位のサイズが急激にアップします。

人によっては妊娠してもお腹以外あまり太らない人や、足だけが太る人、顔だけがふっくらする人などさまざまですが、ある程度、妊娠線ができやすい部位があります。

個人差や体重の増加具合により、妊娠線のできやすい場所も違ってくるのでしっかり確認しておきましょう。

お腹

お腹はもっとも妊娠線のできやすい場所です。

お腹といっても特に下腹部、おへその下あたりが危険ゾーンです。また、胎児が大きくなるとお腹が風船のようにグンと伸びますので、ちょっと油断した隙にお腹全体がひび割れしたように妊娠線が走るという人がいます。

お腹が大きくなることによって自分のお腹全体を自分で目視できなくなるため、気づきにくいことも少なくありません。特に、下腹部が妊娠後期になればなるほど見えなくなりますので、よりチェックしづらくなります。

お風呂などの鏡で確認できればいいのですが、もし鏡に映らないようなら旦那さんなどに妊娠線ができていないか見てもらいましょう。

妊娠すると胸はどんどん大きくなります。人によってはお腹よりも胸の大きさが気になるくらい大きくなります。人生でもっとも大きくなるという人も珍しくありません。

胸は妊娠して女性ホルモンの分泌が増えることによって大きくなるので、妊娠初期の段階からぐんと大きくなることで皮膚がついていけない状況になり、妊娠線ができてしまうことがあります。

あまり大きくならない人もいるのですが、妊娠したら自分は胸が大きくなるタイプなのかどうかをよくチェックしてみましょう。

自分で見たり、触ったりしてチェックしますが、特に胸が張ってつらいという人は要注意です。

腰からお尻

妊娠すると腰からお尻にかけて急激に脂肪がつくので、腰からお尻も妊娠線ができやすい部位です。

また、お腹が大きくなることで腰周りの皮膚が引っ張られますので、妊娠線ができやすくなります。元から痩せていて脂肪がないという人は皮膚を支える土台が薄いため妊娠線ができやすいので要注意です

大きくなったお腹を支えるのは腰、骨盤、お尻などの部位です。痩せている人も腰の周りはガッシリしますし、お尻も大きくなりますので、十分注意が必要な部位です。

太もも

腰からお尻にかけて脂肪がしっかり付く人は、それを支える太ももにも脂肪が多くつきやすいので注意しましょう。

特に太ももの内側に皮下脂肪を溜め込みやすく、お肉が急激についてきますので日頃から注意しておく必要があります。また、ふくらはぎにも妊娠線ができる人もいます

太もももふくらはぎもお腹の大きくなった妊婦さんは、鏡なしでチェックするのは難しい場所ですので、家族などに見てもらいましょう。

足の付け根

急激な皮下脂肪の増加により妊娠線があらわれやすい部位です。日頃はあまり脂肪が付いていない人は、急に皮膚が伸びるため妊娠線ができやすくなります。

ひざの裏

普段あまり皮下脂肪が目立たない部分ですが、足全体のボリュームがアップするのでひざ裏にも妊娠線が出る場合があります。ひざの裏やふくらはぎなどは、ただでさえチェックが難しい場所です。

体重が増えてバランスのとりにくい妊婦さんが自分でチェックするのは危険ですので、家族の人に見てもらいましょう。

腕(特に二の腕)

体重が増えると皮下脂肪が目立つようになるのが腕、特に二の腕です。上半身が太りやすいという人は危険ですので、日頃から注意しましょう。二の腕の内側の脂肪は非常に柔らかく妊娠線のできやすい部位といえます。

部位別妊娠線の予防

このように、妊娠線は身体のあらゆる部位にできる可能性があるためがっかりしてしまいますが、妊娠初期から自分の体を丁寧にケアすれば妊娠線を恐れる必要はありません

出産後も美しい身体を維持していくにはしっかりケアを行っていきましょう。

部位によって気をつけること、手入れの仕方が違いますのでよく理解して実践してみましょう。どの部位も基本的にはクリームやオイルを使ったマッサージが有効です。

お腹の妊娠線予防

妊娠線の予防には皮膚の保湿のためのクリームが欠かせません。皮膚が乾燥していると妊娠線ができやすくなるので、保湿性の高い伸びのよいクリームを選びましょう。

保湿クリームも妊婦に優しい妊娠線予防のものが市販されていますので、利用するとよいでしょう。

クリームはたっぷり手のひらにつけて優しくお腹全体に広げましょう。その際、力は要りません。優しくおへそから全体に「の」の字を書くようにクリームを乗せましょう。お腹にうっすら薄い膜が覆うようにできたら完璧です。

特に、下腹部は妊娠線ができやすいので多めにクリームを塗ってしっかり保湿しましょう。

胸の妊娠線予防

胸の妊娠線予防専門クリームも市販されているますが、普通の妊娠線予防クリームでも充分対応できます。胸に妊娠線予防クリームを塗る際は、優しくクリームを広げていきましょう。

手のひらにクリームを広げて、まずは胸全体を大きく回すように塗ります

そして、乳首より上の胸は手のひらで下にむけてクリームを伸ばし、逆に乳首よりも下の胸には手の平を下から上、下から上へ伸ばしていきます。決して強く揉みこむことなく優しくマッサージを行うのは、必要以上に乳首を刺激しないためです。

乳首を刺激すると、切迫早産などの原因になるお腹の張りにつながりますので注意しましょう。胸のマッサージは早産リスクもありますので、助産師さんや医師などに相談して行う必要がありますが、臨月を迎えて授乳のためのマッサージを行うような時期には一石二鳥です。

妊娠線の予防マッサージですが、胸から少し上の鎖骨や肩の辺りもクリームをつけてマッサージすることにより血流もよくなり、リンパマッサージにもなるので試してみましょう。よいリラックス効果が得られます。

腰からお尻の妊娠線予防

妊娠線予防クリームを使ってマッサージします。腰骨からお尻の下に向かってたっぷりクリームを含ませた手のひらをすべり下ろします。

続いて、逆にお尻をぐんと持ち上げるように腰へ向かい、最後は手の届く限り背骨の中心までクリームを伸ばします。この動きを数回繰り返します。

太もも、足の付け根、ひざの裏の妊娠線予防

太もも、足の付け根、ひざ裏などはお腹の大きい妊婦さんが自分でクリームを塗るのは難しい部分なので、足台を使い片足ずつ足を台においてクリームを塗ります

両手にたっぷりの妊娠線予防クリームを広げたら足の付け根、太もも、ひざ、ひざ裏まで両手でゆっくりクリームを広げます。そして今度は逆方向に足の付け根に向かって両手を滑らせて戻します。クリームが広がったら両手で太ももをマッサージしながらクリームを揉みこみます。

また、ひざ裏はクリームを塗りにくい場所ですので、ひざを少し伸ばしてクリームを塗りましょう。

身体のバランスが崩れやすいので気をつけて行うか、家の人に塗ってもらうのが安心です。

ふくらはぎの妊娠線予防

妊娠初期の頃はふくらはぎに触れることなど難なくできるのですが、妊娠後期にもなると、かがむことも身体をよじることも難しく、ふくらはぎのケアは大変です。

何より安全が大切ですから、万が一バランスを崩すことを考えて、座った状態で片足ずつ両手でクリームを塗りこんでいきます。

血行が悪かったり、足のむくみがあったりする人はクリームを塗って、マッサージしただけでも、かなり気持ちのよいケアですのでできるだけ続けましょう。

妊娠線予防の効果的な方法

妊娠線を予防するためには保湿が大切ですが、皮膚自体を柔らかく、柔軟な状態に保っていることが大切です。いくら高級なクリームを使っていても単純に塗っているだけでは、そのクリームの持つ効果が発揮できないで勿体無い結果に終わってしまいます。

単にクリームを塗るのではなく、マッサージしてクリームを皮膚の奥まで浸透するように塗りこむことでより効果が発揮しやすくなります

妊娠線予防クリームおすすめの人気6商品!市販のクリームとの違いは?にて、おすすめの妊娠線予防クリームをご紹介していますので参考にしてみてください。

せっかく妊娠線予防のクリームを使ってマッサージするのですから、マッサージの効果を充分得られるようなマッサージ方法を知っておくと便利です。

リンパの流れを考えてマッサージするとより効果的があり、身体の外側から中心部に流れるようにしましょう。お腹は下から上、胸は上から下が基本となります。

身体の裏側の背中からお尻、太もも、ふくらはぎの裏も下から上の流れで行うようにしましょう。

妊娠線予防のマッサージは必ず優しく

刺激の強いマッサージをすることで妊娠に悪影響をもたらす場合もあるので注意して行いましょう。特に、お腹と胸のマッサージはあまり力を入れて念入りにしてはいけません。

お腹や胸を必要以上にマッサージすると子宮収縮を促してしまいます

子宮が収縮するとお腹の張りを自覚しますが、非常に痛みを伴うものでもありませんので、始めて妊娠した人などは自分の身体でありながら子宮収縮の兆候があるということに気が付かない場合があります。

お腹の張りというのはお腹が硬くなった状態で、そのような症状がある場合はただちにマッサージを中止する必要があります。

切迫早産と診断されている人や早産しやすい体質の人はより注意が必要ですので、マッサージを行う場合には必ず医師の許可を得てからにしましょう。

妊娠線ができてしまったら

妊娠線の予防は特に体調などに問題がない場合、妊娠4ヶ月くらいから徐々に始めるとよいとされていますが、毎日一生懸命ケアしていてもできてしまう場合があります。

せっかくがんばったのに妊娠線ができてがっかりするかもしれませんが、お腹の赤ちゃんが順調に元気に育っているということが何より大切ですので、あまり落ち込まないようにしましょう。

毎日ケアしたからこそ、この程度の妊娠線で抑えられたと考えればいいのです。努力は無駄にはなりません。また、妊娠中に妊娠線を一箇所でも発見したら全身をもう一度総点検して、他に妊娠線ができていないか確かめましょう。

自分で見ることができない場所は、家族や旦那様に見てもらうのが望ましいです。既に妊娠線ができてしまった場所はより重点的に、怪しい場所も引き続きケアしていきましょう

乾燥から肌を守るために肌が露出しないような洋服を選んだり、食べ物などでも肌の保湿を促す成分をとったりしましょう。何よりも体重の急激な増加が大敵ですので、出産まで気を抜かず体重管理することも大切です。

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監修:成田 亜希子(医師)

プロフィール:弘前大学卒業後、内科医として地域医療に従事。その傍ら、保健所勤務経験もあり、国立保健医療科学院での研修も積む。感染症や医療行政にも精通している。プライベートでは二児の母。

ボディクリームどう選ぶ!?

妊娠線対策、妊娠線予防に効果的なボディクリームについては「できてしまった妊娠線やセルライトをケアする方法は?」でご紹介しています。

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