切迫流産や切迫早産を防ぐリトドリン!その効果と副作用について

切迫流産や切迫早産を防ぐリトドリン!その効果や副作用・費用は?




切迫流産や切迫早産は、妊娠中によく耳にするリスクの一つでもあります。そんなときによく処方される薬がリトドリンです。

子宮の収縮を抑えてくれる働きがあり、切迫流産や早産に高い効果をもたらしてくれる薬ですが、リトドリンの副作用や、胎児への影響などは気になるところです。

そこで今回は、

・リトドリンとはどんな薬でどんなときに処方される?
・リトドリンの副作用が知りたい!
・リトドリンの胎児の影響は?

といった方に、切迫流産や切迫早産のときに処方されることがある、リトドリンという薬について詳しくご説明します。

リトドリンとは?

リトドリンとは

子宮が収縮して起こる、切迫流産や切迫早産に処方される薬がリトドリンです。

同様にウテメリンという薬が処方されることもありますが、リトドリンはウテメリンのジェネリック薬品に分類されます。

基本的に同じ働きをしてくれる薬ですので、双方に違いはありませんが、安く提供できるとあって、産院でリトドリンが処方されるケースも増えています。

子宮の周りにある筋肉の働きを抑制し、子宮の異常なけいれんや運動を改善してくれるものです。また、副交感神経に直接働き、器官の働きを落ち着かせ、高い効果を発揮してくれます。

切迫流産や切迫早産だけに処方されると思っている方も多いですが、子宮機能不全である子宮けいれんや月経困難症といった婦人系の病気の他にも、胃潰瘍・十二指腸潰瘍・胆石などの痛みやけいれんを抑えるためにも用いられています。

リトドリンが処方されるとき

リトドリンが処方されるとき

リトドリンは、切迫流産や、切迫早産の治療薬として処方されています。一般的には飲み薬として用いられ、症状が軽い時に処方されます。

1日3回、1錠ずつ、リトドリン塩酸塩5mgを食後に服用します。早急な対処が必要な場合には、入院が必要となるため、注射薬で対応します。

リトドリンと同じ成分の薬

同じ成分として使用されている薬はウテメリンだけではありません。

このほかにもウメック、ウテメナール、ウテロン、ウルペティック、ルテオニンリトメリン、塩酸リトドリン、リンドルフ、リトドールなどがありますが、どれも同じ成分の塩酸リトドリンでできていますので、同じ作用を得ることができます。

切迫流産・切迫早産の第一薬として選ばれています。この薬が開発されてから切迫流産の数が減少したことでも知られています。

張り止めと看護師に説明を受けることも

薬の名前だけで、妊婦さんが理解できることは少ないため、病院に常駐する看護師の中には患者に対し「おなかの張り止め」と説明を行うこともあります。

リトドリンなどの、子宮収縮抑制剤全般を張り止めと呼んでいるため、必ずしもリトドリンが処方されるとは限りませんが、同じ成分の薬を処方されることは間違いありません。

薬の種類を確認したい場合は、医師や看護師などに尋ねるか、処方された薬を渡される薬局にて尋ねてみましょう。

リトドリンを服用する時は

リトドリンを服用する時は

リトドリンのような子宮収縮抑制剤を処方された場合には、必ず決められた量や用法を守って服用するようにしましょう。

リトドリンは妊娠16週目に達していない妊婦さんに対しての処方を避けるよう指導されている薬です。

16週に達していない場合、切迫流産や切迫早産に有効な子宮収縮抑制剤の使用はできないため、処方はされませんので覚えておきましょう。

母乳を与えてはいけません

上の子がいたり、出産直前にリトドリンを服用した際には、母乳にも移行してしまうことが分かっていますので、授乳を控える必要があります。

服用するリトドリンの量にもよりますが、赤ちゃんが頻脈や心不全を起こすことがあり、生命にかかわる重大な問題となってしまうことがありますので、薬が血液にとどまっている間の授乳は行ってはいけません。

医師に相談したうえで授乳を開始できる時期を判断しましょう。

リトドリンにはどんな副作用がある?

リトドリンにはどんな副作用がある

リトドリンは副作用の少ない薬ですが、処方薬ですのでもちろん副作用があるケースも考えられます。どんな副作用があるか見てみることにしましょう。

・動悸
・頻脈
・ほてり
・手や指の震え
・頭痛、頭が重い
・めまい・ふらつき
・吐き気

などの症状があらわれることがあります。特に動悸や手や指の震えを感じる方が多く見られます。

大抵は、薬を飲み続けることで体に薬が慣れて、動悸や震えの症状も落ち着いていきます。これらの副作用が出たとしても特に問題はありませんので、心配の必要はあまりありません。

ですが、強い副作用を覚える方も中にはいます。そうした場合には、自己判断で薬を飲むのをやめるのではなく、処方された病院で受診しましょう。

リトドリンはお母さんのための薬ではなく、赤ちゃんの命を救ってくれる大切なお薬ですので、副作用が出たからといって決して飲むのをやめてはいけません。

病院では、リトドリンの量を調節するなどして対応してくれるのが一般的です。薬の量を減らすことで、副作用の症状を軽くすることができますので、まずは医師に相談してみましょう。

副作用があるということは、決してデメリットという訳ではありません。薬がきちんと効いて、赤ちゃんの命を救ってくれているということでもありますので、大げさに副作用を気にする必要はありません。

動悸や震えが治まるかどうか、ゆっくり経過を観察することが必要です。

リトドリンには重い副作用があることも知っておこう!

リトドリンには重い副作用があることも知っておこう

リトドリンには重い副作用を発症してしまうケースもあります。本当に稀なケースではありますが、完全にないものでもありませんので、一応頭に入れておきましょう。

どれも一刻を争う症状となっています。初期症状があらわれたときには、緊急事態を避けるためにも、すぐに病院に問い合わせましょう。

横紋筋融解症(おうもんきんゆうかいしょ)

横紋筋が壊れてしまう病気です。これが原因となり、体中の色々な臓器に悪影響を与える怖い病気です。

横紋筋と呼ばれるものは、一般的に私たちが筋肉と呼んでいるものが多くを占めており、腕や足だけでなく心臓の筋肉もこれに当たりますが、横紋筋融解症では、心臓の筋肉に働くことは少なく、骨格的な筋肉にその症状があらわれます。

リトドリンの服用によって、軽い副作用にもある手のしびれだけでなく、けいれんのように激しく震えたり、力が入らなくなってしまう、重い筋肉痛のような症状があらわれた場合は、すぐに病院を受診してください。

他にも歩行が困難になる、赤褐色の尿が見られるなどが合った場合には危険信号です。

高血糖

血液中のグルコース濃度が高くなる病気です。血糖値が10mmol/L以上あるなどが基準となりますが、この状態が続くと臓器に障害を生じてしまうことがあります。

初期段階では、異常に喉が渇いたり、多尿、頻尿といった症状があらわれます。これらの症状が見られたときは、リトドリンを処方された病院にいち早く連絡しましょう。

重い血液成分の異常

のどに痛みを感じる、口内炎などの口腔症状の他に、だるさや発熱など風邪に似た症状があらわれます。また、出血異常も起こります。

何もしていないのに血豆や青あざができてしまったり、鼻血や歯ぐきから出血が見られることもあったら、重い副作用を疑ってみましょう。

リトドリンの薬の服用により、血液の成分が崩れてしまう病気です。

低カリウム血症

私たちの体の中のカリウムのほとんどは細胞の中にありますが、血液にもわずかのカリウムが存在します。

リトドリンの薬の作用により、血液中のカリウムの量が低下してしまう症状に陥ることがあります。

初期症状としては脱力感や筋力の低下を感じ、だるさを覚えるなどが代表的な症状です。

他にもおう吐や下痢などの消化器系のトラブル、多尿や水をたくさん飲むなどの症状があらわれますので、注意しておきましょう。

肺水腫

肺内に血液の液体成分がたまってしまう病気です。肺で酸素が上手く取り入れられなくなるため、低酸素状態となり、呼吸困難に陥ってしまう命にかかわる病気です。

ゼーゼーと息苦しくなったりした場合には、急いで病院を受診しましょう。心疾患や妊娠高血圧症候群、多児妊娠などの妊婦さんには発症例も多いので、注意が必要です。

リトドリンの赤ちゃんへの影響は?

リトドリンの赤ちゃんへの影響は

リトドリンは赤ちゃんにも副作用のあるものなのでしょうか。せっかく赤ちゃんの命を救おうとリトドリンを服用しているのに、赤ちゃんにもしものことがあっては大変です。

いずれも珍しいケースですが、赤ちゃんに万が一のことが起こらないためにも、一度目を通しておきましょう。

心不全

胎児や新生児に心不全があらわれることがあります。今までの症例では、2週間以上投与したことで、心不全に陥ることがあり、お母さんが長い期間のリトドリンを投与する際には注意が必要です。

新生児腸閉塞

リトドリンを投与したことで、生まれてきた新生児に腸閉塞が見られるケースがあります。母体に見られることもありますが、注意深い観察と適切な処置をすることで最悪なケースを避けることができます。

低血糖

妊婦さんの血液を介して、胎児も低血糖に陥ってしまうことがあります。妊婦さんに副作用があらわれた際には、胎児の経過にも気を配る必要があります。

新生児心室中隔壁の肥大

胎児にもともと心室中隔壁が見られる場合、妊婦さんがリトドリンを使用してしまうと、それが肥大してしまう可能性があります。

リトドリンは効果の高い薬だけに注意が必要

リトドリンは効果の高い薬だけに注意が必要

リトドリンは効果の高い薬ですが、その分服用には注意が必要な薬です。

例えば副作用にもあるような高血糖や心疾患、肺に疾患などのある患者には処方しないこととなっていますので、病院では把握してくれていますが、必ず持病の確認を医師と行いましょう。

また、高血圧、甲状腺機能亢進症のある方も使用が禁止されています。リトドリンに限らず、薬に対しアレルギーがある方も服用する際には注意してもらいましょう。

また、今別に飲んでいる薬がある場合にも注意するようにしましょう。医師にきちんと伝えることが、最悪の事態を防ぐことになります。

リトドリンを用いた切迫流産・切迫早産の治療とは?

リトドリンを用いた切迫流産・切迫早産の治療とは

切迫流産や切迫早産と診断されても、その症状によって治療法は異なります。

症状が軽い場合には自宅安静という方法が取られることもあり、リトドリンなどの子宮収縮抑制剤の薬が処方されます。

しかし、一般的には切迫流産や早産では急を要することも多く、入院を強いられるケースも多々ありますので、リトドリンなどの子宮収縮抑制剤を点滴などで投与しながらの治療となります。

リトドリンのような子宮収縮抑制剤は、点滴などで投与するケースの方が即効性があり、病院でも効果的に治療できる薬として用いられています。

5mgのリトドリンをブドウ糖注射液などと一緒に、毎分50マイクログラムを基準に投与していきます。

子宮収縮の程度や母体の状態によって量を増減しながら、子宮収縮がやむまで投与していきます。

有効とされる薬の量は毎分50から150マイクログラムとなっています。200マイクログラム以上の投与は注意が必要とされています。

入院中のリトドリン投与の費用は

入院費で使用されるリトドリンは、ブドウ糖注射液などと希釈して使用することになりますので、双方の費用が発生します。

子宮収縮が治まるまでの間、継続して投与することになりますので、その費用が気になるという方も多いのではないでしょうか。

リトドリンは、先発品であるウテメリンと異なり、ジェネリック、いわゆる後発品ですので、費用を抑えることができます。

メーカによる費用を比べてみてもウテメリンの場合、リトドリン塩酸塩5mgの錠剤で、1錠106.9円ですが、リトドリン錠では15.5円ですので、かなり費用を抑えられることが分かります。

また、これらの入院費、薬代のほとんどは保険が適用されますので、自己負担額は3割で抑えられます。

ただし一部の費用に関しては保険が適用されないものもあります。おおよそ一般的に入院費には一日9000円ほどかかるといわれていますので、それを目安としておきましょう。

ただし、症状が軽く最短の入院でも1週間は覚悟しておきましょう。

母体や胎児の状況によっては、1カ月以上入院が必要なケースもありますので、それなりの費用と心構えはしておいた方が良いです。

自分の加入している保険に「妊娠中の入院が適用されるか?」といった事前の確認は、一度入院が必要となる前にしておいた方が安心です。

入院費に関しては、出産後でも高額医療費控除の対象となりますので、必ず申請を行うようにしましょう。

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