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産後の頻尿に悩んでいませんか?原因と対策を知っておこう!

産後の尿漏れに悩んでいませんか?原因と対策を知っておこう!



妊娠中に赤ちゃんにおなかを蹴飛ばされて、尿意を覚えるという方もいますが、産後にも尿漏れに悩まされる方はたくさんいます。

産後の尿漏れは長い期間続くこともあり、お母さんにとって大きな悩みです。

そこで今回は、
・産後にどうして尿漏れになってしまうの?
・産後の尿漏れは自然に治るものなの?
・産後の尿漏れ対策を知りたい!

といった方に、産後に起こる尿漏れの原因や対策について詳しくご説明します。

産後の尿漏れの原因は?

産後の尿漏れの原因は

まずは、どうして産後に尿漏れになってしまうのか、その原因についてみていきましょう。

骨盤の筋肉のゆるみ

産後に尿漏れを引き起こしてしまう原因として、骨盤の底の部分を支える筋肉が緩んでしまうことが考えられます。

妊娠や出産を経験すると、この骨盤の底にある骨盤底筋という部分に大きな負担がかかります。それはこの骨盤底筋が子宮を支える筋肉でもあるためです。

骨盤底筋が子宮で育っている胎児を常に支えてきたため、想像以上のダメージを受けているのです。この骨盤底筋は子宮の他に膀胱を支える筋肉でもあるため、この筋肉がダメージを受けたことで、膀胱を支える力もなくなってしまうのです。

骨盤底筋が正常に働いているときは、おなかに刺激を受けたりしても、尿意を感じることはありません。尿道間の出口をしっかり締めているため尿漏れも起こらないのです。

ですが、筋肉が衰えていると、少しの刺激で膀胱が大きく揺らされるため、尿意を感じてしまうことになります。

靭帯が伸びてしまう

出産時はおなかの大きな痛みを感じ、力んだり、休んだりを繰り返しながら出産しますが、この子宮を支える腹部(腰部)には骨盤周りの筋肉の他に靭帯があります。

おなかの中には子宮や膀胱、直腸があり、筋肉とこれらの靭帯で正常な位置を保っています。しかし、出産に時間がかかったり、難産だったりすると靭帯は大きく伸びてしまうことがあります。

赤ちゃんが出てこようとして、長時間靭帯を押している状態が続いてしまうと、靭帯は伸びきってしまい、元の状態に戻ることが難しくなってしまいます。

もちろん、すんなり出産できたという方であれば靭帯が伸びきる寸前に出産が終了するため、産後もとに戻りますが、初産の場合は特に出産まで多くの時間を要しますので、靭帯が伸びてしまうというお母さんも多くいます。

また、3500グラムを超える大きな赤ちゃんを出産した場合にも、こうした靭帯の伸びが見られます。これが原因となり、きちんと膀胱の位置が保たれない状態に陥ると、ふとしたことで尿意を覚えたり、少しの刺激で尿が出てしまったりという症状となってしまいます。

高齢になると、出産時の影響から子宮下垂(子宮が膣の中に垂れ下がってしまう症状)や子宮脱(子宮が膣から飛び出してしまう症状)に陥ることもあり、こうした症状が見られる場合にも尿漏れを伴います。

産後の尿漏れはいつまで続くの?

産後の尿漏れはいつまで続くの

産後6-8週で、骨盤底の筋肉の支持力は日常生活に耐えられる程度に戻るといわれています。
産後に尿漏れが見られる場合は子宮復古の再生を妨げないようにして経過観察をしましょう。

産後の尿漏れとの付き合い方と対策

産後の尿漏れとの付き合い方と対策

外出する際にも「もしトイレが近くになかったら?」「尿漏れしてしまったら?」など心配ですが、どのように付き合っていくのが一番なのかご紹介します。

水分量は減らしてはいけない

尿漏れがあるからといって、よくありがちなのが「水分を取らないようにすればいいのでは?」というお母さんです。

ですが、産後は体調を整えるためにも、また母乳育児を心がけるためにも水分の補給は大切です。安易に水分量を控えてはいけません。

腹圧を欠けない

おなかに力をかけてしまうと、尿意を覚えることになります。また、おなかに力をかけすぎると子宮下垂などになりやすくなりますので、できるだけおなかに力のかかる作業などは控えるようにしましょう。

重いものなどを持つ行為は避け、赤ちゃんを抱く際にも座って行うなど工夫してみましょう。また、強めの補正下着などもおなかに大きな圧がかかりますので、もう少し待ってから使用するようにしましょう。

とにかく産後は大切な時期でもありますので、しっかり休んで体を回復させることを優先に考えましょう。

便秘をしないよう心がける

便秘になり腸に便が溜まると、どうしても膀胱が圧迫されるため、尿漏れの症状が頻繁にみられるようになってしまいます。

また、骨盤底筋にも負担がかかってくるため、症状がひどくなる傾向があります。消化の良い食べ物を心がけたり、快便につながる食べ物をメニューに取り入れるなどして便秘にならない工夫をしましょう。

ただし、便秘を改善するために、便秘薬などを使うとおなかに余計な圧がかかってしまいますので、食べ物から便秘にならないよう気を付けるようにしましょう。

また、便秘解消のために腸内環境を改善するのに、オリゴ糖が有効です。オリゴ糖で便秘解消!!子供も飲めるオリゴ糖の効果効能妊婦さんの便秘や下痢にオリゴ糖が良い理由とおすすめのオリゴ糖の記事では、授乳中のママでも安心なオリゴ糖についてご紹介していますので、参考にしてください。

脂肪酸の多い食事は控える

脂肪の多い食べ物であるファーストフード(ハンバーガー、ポテト、ピザなど)や甘いもの(ケーキ、ドーナッツ、チョコレートなど)はトランス脂肪酸を多く含む食べ物です。

そうした食べ物はおなかを刺激することが多く、便秘にもつながる食べ物ですので、控えるよう心がけましょう。

尿漏れパットの使用も考えよう

外出中などトイレが近くにない場合や、くしゃみなどでおなかに圧がかかってしまった時に尿漏れすることもあります。

そういったときに役立つのが市販で売られている尿漏れパットです。尿をしっかり吸収してくれるだけでなく、尿の出す嫌なにおいを消臭してくれる作用もあるため、外出時のうっかりにも安心です。

外出する際には対策の一つとして活用してみるのも方法です。サイズも色々ありますので、自分の症状に合わせて選んでみましょう。

産後の尿漏れ改善

産後の尿漏れ改善

産後尿漏れは何もしなくても自然に改善されていくこともありますが、お母さんにとって長い間苦しませられることの多い症状でもあります。

また、できるだけ早く完治したい症状でもあります。ここからは、少しでも自身の努力で改善していけるよう、尿漏れを改善していくために必要な方法をご紹介します。

骨盤底筋を鍛える運動

骨盤周りの靭帯や筋肉を鍛えることで尿漏れは必ず改善されていきますので、運動をしてましょう。筋力を鍛えるのは、「難しいのでは?」「筋トレが必要なの?」と思う方もいますが、そう難しい運動ではありません。

尿道、膣、こう門をしめる運動を毎日の生活に取り入れるだけです。

例えば、料理をしていたり、掃除をしながらお尻をしめる、緩める動作を数回毎日繰り返してみましょう。わずか10回だけでも骨盤底筋が鍛えられ、靭帯も回復していきます。

また、排尿の際に、おしっこを止めたり、出したりと何度か繰り返すことでこれらの筋肉を鍛えることができます。毎日繰り返し、筋力アップを図ることが大切です。

なかなか時間がなく続けることが難しいという方は、赤ちゃんに授乳しているときに軽くおなかを動かしてみるだけでも効果が期待できます。

大変な運動は一つもありませんので、毎日の生活の中に運動を取り入れてみましょう。ぜひ、少しずつ続けてみてください。

時間が取れるようであれば

時間が取れるようであれば次のような運動をしてみましょう。

1.仰向けに横になり、肩幅に足を広げ膝をたてます。
2.お尻の穴をしめるように、息を吸いながらそのまま腰を上に持ち上げ、10秒から30秒キープ。
(できる範囲で徐々に秒数を長くしていきましょう。)
3.息を吐きながら、ゆっくり元の状態に戻していきます。

これを一日3回、2セット行いましょう。他の運動と並行して実践することで徐々に症状の改善が見られます。軽い尿漏れなどであれば1か月~2か月で改善が見られてきますので、あきらめずに続けてみましょう。

膀胱炎に注意

膀胱炎に注意

産後の尿漏れだけでなく、頻尿である際には膀胱炎だったというケースもありますので、注意が必要です。

膀胱炎はトイレに行って排尿したのに残尿感があったり、尿の終わりに痛みを伴うことがあります。これは産後の尿漏れでは見られない症状でもありますので、もしこのような症状がある時には、専門の医師に相談してみましょう。

頻繁に尿意を覚える症状が産後の尿漏れと似ているため、誤解しやすいですが、原因や治療法も異なります

膀胱炎の場合きちんと治療することですぐに改善が見られますので、残尿感や痛みを感じる場合には念のため医師の診察を受けてみましょう。

まとめ

まとめ

どうでしたか、産後尿漏れについて少しは理解できたのではないでしょうか。出産を経験した女性の4割から5割が経験する症状です。

骨盤底筋や靭帯をいち早く元の状態に戻し、改善していけるといいですね。毎日少しずつでいいので、改善法を続け、尿漏れの症状を治していけるよう頑張ってみましょう。

監修:natsumi(看護師)

プロフィール:産婦人科にて勤務後、保育園看護師として勤務中。母子に寄り添うことをモットーに日々働いています。

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