年子で妊娠

年子で妊娠!ママと赤ちゃんにとって良いこと悪いことは何?



出産を終えたばかりで、育児にもまだまだバタバタしている時期に、次の子供を妊娠して年子になってしまった人はたくさんいます。

年子で妊娠、出産をすることは、出産をするお母さんの健康にとって大丈夫なものなのでしょうか?

そこで今回は、

・年子って何?
・次の子を妊娠するにあたっての注意点は?
・年子で妊娠するメリットデメリットは?

といった方に、年子で妊娠するとはどういうことなのか、年子で妊娠した時の良いこと、悪いことなどについて詳しくご紹介します。

年子とは?

年子とは

年子とは、同じ母親から生まれた兄弟で1つ違いの子どものことです。小学1年生と小学2年生の兄弟は年子の兄弟です。

1年は12ヶ月ですが、日本においては学校の制度として学年の始まりが4月、終わりが3月と、年と年度が3ヶ月ずれています。

このため、下の子供が1~3月の早生まれの場合は生まれた年が2年離れていても、年子のこともあります。

逆に上の子供が3月生まれの学年で一番遅い生まれの場合は、下の子供を12ヶ月以内に出産しないと年子にはなりません。

上の子供が学年始まりの4~5月生まれである場合は、年子を出産できる可能性が大きくなります。

上の子供が4月生まれの場合は、最大で23ヶ月以内に出産すれば年子になります。

ちなみに上の子が4~6月生まれで、すぐに妊娠した場合は同じ学年の年子の子供を持つことになります。

年子で妊娠することは珍しいこと?

年子で妊娠することは決して珍しいことではありません。年子の子供を持つご家族はたくさん見受けられます。

1人目を出産したばかりで、まだ生理も再開していないのに次の子供を妊娠したということはよくあります。

妊娠するためには、出産後に排卵が再開するということが大切です。

排卵は、女性ホルモンのバランスが整ってきてから再開しますので、個人差があり、出産後すぐに排卵が始まる人もいれば、1年以上たってから再開する人もたくさんいます

出産した赤ちゃんを母乳育児している人と、ミルクで育てている人とではホルモンバランスの戻り方が違うことが多く、一般的には母乳で育てている人は出産後半年~1年ミルクで育てている人は2ヶ月~半年ほどで排卵が再開します。

母乳育児をしているから排卵はまだまだ再開しないと思い込んでいても、人によっては予想よりもかなり早くから排卵が始まることもあり、出産したばかりで母乳育児をしているのに、すぐに次の子供を妊娠することもありあす。

排卵があることで生理が起こりますが、出産後初めての排卵で、生理のこないまま妊娠することもありますし、出産することによって女性ホルモンのバランスが妊娠前よりもよくなるという人も珍しくなく、定期的な排卵がなかったという人も排卵しやすくなっている可能性もあります。

このように考えると年子で妊娠することはさほど珍しくないということが分かります。

次の妊娠!半年は空けたいところ

子供も授かりもので、妊娠して出産することは喜ばしいことですが、出産するお母さんの
体にとっては、かなりの負担がかかっているのも事実です。

出産後は育児も大切ですが、お母さんの体を元の体に1日でも早く戻すことも大切なので、本当はしっかりと休息をとったり、出産で痛んだ体をメンテナンスすべき時期でもあります。

日本の場合は、海外と比べても出産後のお母さんの体のケアがまだまだ遅れている面があり、出産後のお母さんも、自分の体よりも生まれた子供の育児に必死になっています。

産後の子宮が元のサイズに戻るためには6~8週間は必要ですし、出産の時に緩んだ骨盤が元に戻るためには半年は必要です。

体重も元に戻るためには半年以上は必要です。このようにお母さんの体が元の状態に戻るためには、最低半年という時間が必要なため、出産から最低半年ほど時間を空けてから次の妊娠をするということが本当は理想的です。

帝王切開で出産した人は気をつけて

自然分娩をした人は、次の妊娠までに半年ほど期間を空けることで対応できますが、帝王切開で出産をした人は最低でも1年間は次の妊娠は避けましょう

妊娠はおめでたいことですが、妊娠出産はお母さんと赤ちゃんにとっては命がけです。

帝王切開でお腹を切って出産した人が1年以内に妊娠し、お腹が再び大きくなって負担をかけると、切った傷がしっかりとまだ付いてないのでお腹が裂けてしまうという、子宮破裂という恐ろしい状態になりかねません。

子宮破裂になると、子宮から赤ちゃんの手足が飛び出てしまったり、命を落とす危険があります。

帝王切開で出産した場合、産婦人科の先生からも注意を受けますが、次の妊娠までに1年はしっかり間を空けて気をつけるようにしましょう。

年子妊娠の良いところ

年子妊娠の良いところ

それでは、年子妊娠の良い点について見ていきましょう。

妊娠生活に慣れている

妊娠出産は、女性にとって人生の一大イベントですが、初めての妊娠や出産は、緊張したり、心配がつきものです。

しかし、つい1年ほど前に妊娠中だったり、出産したとう人は、妊娠している状態、出産に対しての抵抗が大きくありません。

このため、緊張感なく妊娠生活を送れるというメリットがあります。

上の子と10年ほど空けて妊娠したという人は、経産婦でありながら完全に初心者と同様になってしまっていることがあります。

妊娠中の生活も出産でも、10年も経てば常識まで変化していることは珍しくありません。

年子妊娠の人は、直近の妊娠生活があるので、2回目はそれよりも落ち着いて、要領よく対応できますし、体も妊娠に抵抗がありません。

妊娠、出産に適した体になっている

出産後すぐに妊娠することは、前の出産でのダメージが回復しきれていないという悪い面がある反面、お腹の皮膚などは元に戻らず、柔らかい状態なので、負担をかけることなくお腹の皮膚がよく伸びてくれます

突然皮膚が伸びると妊娠線ができることもありますが、元々伸びているので妊娠線はできにくくなります。

また、出産したばかりなので産道が柔らかく、次の出産は非常に安産である場合が多くあります。

経産婦さんでも10年前に出産したという人は、産道もすっかり元に戻っているので、初産のときのようになかなか産道が柔らかくならず、難産であることも珍しくありません。

育児が一度に済む

家族に1人赤ちゃんがいると、大人はバタバタと振り回されて大変です。

年子の子供がいるとそのバタバタが2倍になるので、大変であると考える人もいますが、赤ちゃんが2人いるから2倍大変ということはありません。

手間や気分的には1.5倍ほどの大変さで済みます。

つわりの時期や出産のときは、小さな赤ちゃんがいるのに自分の体が辛いことはしんどいのですが、家族に手伝ってもらって乗り切ることはできます。

そして、出産後は家に小さな赤ちゃんが2人いるということで、家にこもりきりになりますが、その時期を1度に短期間に済ませられるならば、時間短縮という点で良いともいえます。

上の子供が、まだよちよちしている時期なら家の中でじっとしていられます。

上の子供が幼稚園に行き出したり、活発に公園で遊ぶ時期になると、大きなお腹や赤ちゃんを抱っこして付き合うのは想像以上に大変です。

上の子供が1歳ならば、大人もまだ対応しやすいのです。

保育園の送り迎えや職場復帰が一度で済む

保育園や幼稚園の送り迎えも、年子の兄弟ならば一度に済みます。

また、職場の雰囲気によりますが、育児休暇が明けて仕事を再開してから、すぐに産休を取るとはなかなか言い出しにくい面もあります。

育児休暇をもらっている時期に妊娠すると、育児休暇のまま産休を取ることもできるので気分が楽です。

赤ちゃんグッズを買わなくていい

妊娠、出産、育児というものは常に新しく進歩しています。つい数年前の育児では使われていたグッズがなくなっていたり、見たこともないような物が発売されていたりします。

出産の時期によって、肌着など細かいものを買い足す必要はあるかもしれませんが、細かく性別や季節を問わない限りは、年子の上の子のものがすぐに即戦力として利用できます。

おもちゃや絵本でもタイムラグがないというのは非常に節約になります。

年子妊娠の悪いところ

では、年子妊娠のデメリットについても見ていきましょう。

お母さんの体に負担が大きい

自然分娩で出産した人は、子宮を支える筋肉や、骨盤底筋が回復できていない状態で妊娠するので子宮脱が起こったり、頻尿などになる可能性があります。

帝王切開で産んだ人は、子宮破裂になる可能性があるので、もし年子で妊娠した場合は子宮が大きくなりきらないうちに、予定日より前に帝王切開で出産するのが一般的です。

体調が悪い時期の育児はきつい

妊娠初期のつわりは、前は軽かったのに、2回目は凄く辛かったという具合に、妊娠ごとに状態が違います。

もちろんその逆の可能性もあります。また、眠気があるという人は、自分は眠いのに上の子がなかなか寝てくれない子や、夜鳴きする場合、精神的にも追い込まれてしまいます。

誰かの助けがないと気持ちに余裕がなかなかできませんので、この際甘えられる人がいるならばしっかり甘えて、自分の体調や精神状態を安定させることが大切です。

上の子供にかまってやれない

1歳前後の赤ちゃんはお世話も大変ですが、一番可愛い時期です。

気持ちや体に余裕があればずっと抱っこしてやりたい、ずっと一緒に遊んでやりたいと思う反面、なかなか自分の体調が追いつかないので、それをやってやれない自分に対して落ち込んでしまうお母さんがいます。

まだまだ親の手助けが必要な時期の赤ちゃんに対して、イライラしてしまったり、かわいいと感じられなくなる場合もあります

心や体に余裕さえあれば、誰でも自分の子供は可愛いはずです。

イライラしたり、自分を責めてしまう場合は、旦那さんや自分の両親などに助けてもらって少しでも余裕が持てるようにしましょう。

少しぐらい家事をサボってもいい、完璧に育児しなくていい、と自分を少し開放してあげるようにしましょう。

妊娠中の授乳はしても大丈夫?

妊娠中の授乳

上の子供の授乳をしている間に妊娠してしまうと、授乳してはいけないと思っている人も多いようです。

年子の場合、上の子供がまだ離乳食も始まっていなくて、完全に母乳育児をしている時に妊娠をすると、上の子供の授乳を優先するべきか、妊娠を優先するべきか考えてしまいます。

少し前までは、授乳をしながら妊娠をすると、流産しやすいといわれていましたが、現在では授乳をしながら妊娠をしても良いということになっています。

なぜ、このような疑問を持つ人がいるのかというと、お母さんは授乳によって、オキシトシンというホルモンが分泌されるからです。

オキシトシンは子宮を収縮させる働きがあり、妊娠中に子宮が収縮することは、早産や流産を招きやすいということで、妊娠中に授乳をしてはいけないとされていました。

実際、出産後に授乳をすることによってオキシトシンが分泌されると、子宮は収縮してできるだけ早く元の状態に戻ろうとします。

出産直前になると、授乳のためにマッサージをすることがありますが、オキシトシンを分泌させることで子宮が収縮されやすくなり、出産しやすくなるという理由があるためです。

このような考え方が浸透しているので、妊娠することにとって授乳をやめようとする人もいますが、上の子供はまだまだお母さんのおっぱいでお腹を満たしますし、精神的なよりどころになっています。

無理やり、ある日突然ミルク育児に切り替えられることで、精神的に不安的になったり、夜鳴きが激しくなることで、妊娠初期のお母さんは参ってしまいます。

国際的な研究によると、オキシトシンの分泌によって子宮が収縮するのは分娩前後のことだけで、妊娠初期に分泌されるオキシトシンで子宮の収縮はされないので母乳育児をやめる必要はないとされています。

WHOによると、2歳までは母乳育児を続けることが理想であるとされていますので、年子妊娠をしたからといって、上の子供のための授乳をやめる必要はありません。

まとめ

年子で妊娠、出産することは決して珍しいことではなく、理論的にも充分可能です。

しかし、妊娠や出産というのは母体に非常に大きな負担がかかるので、出産後は最低半年ほどは次の妊娠をしないようにすることが望ましいとされています。

年子の妊娠、出産は大変で、その後の育児もいろいろと負担がかかりますが、一度に育児を終えることができるという良い面もありますので、年子で出産するという人は不安がらずに楽しく前向きに育児を楽しみましょう。

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