出産時に赤ちゃんが頭蓋骨骨折

出産時に赤ちゃんが頭蓋骨骨折?分娩損傷の原因とリスクについて




出産にはいくつかのリスクが伴い、100%安全な出産というものはありません。その中でも、出産時に赤ちゃんの頭蓋骨骨折が引き起こされてしまう場合があります。

出産時に赤ちゃんの頭蓋骨骨折が起きてしまったら、後遺症が残るのではないかとママとしてはとても心配です。

そこで今回は

・赤ちゃんの頭蓋骨骨折とはどういう状態?
・出産時に赤ちゃんが頭蓋骨骨折となってしまう原因は?
・分娩損傷の種類を教えてほしい!

といった方に、出産時に赤ちゃんの頭蓋骨骨折が起きる理由やその後のリスク、そしてその他の分娩損傷などについて詳しくご説明します。

頭蓋骨骨折は分娩損傷のひとつ

分娩損傷のひとつ

出産時に起きる頭蓋骨骨折とは、分娩損傷のひとつです。分娩損傷というのは頭蓋骨骨折だけでなく、いくつかの種類があります。

後にご紹介していきますが、まずは頭蓋骨骨折となってしまう原因についてお話していきましょう。

頭蓋骨骨折となる原因

頭蓋骨骨折となる原因

出産時の赤ちゃんの頭蓋骨骨折は、産道を通る際の圧力や、鉗子(かんし)分娩によって外から引っ張られることによって発生します。

鉗子分娩(かんしぶんべん)になるのはなぜ?

鉗子分娩というのは、鉗子という医療器具を使って赤ちゃんの頭を挟み、出産時には産道から外に引っ張り出す出産方法です。

鉗子分娩になってしまうのは、すべてのママではなく一定の条件下において、ドクターが判断するものです。では、鉗子分娩となってしまう状況について見ていきましょう。

臍帯脱出(さいたいだっしゅつ)

赤ちゃんは産まれてくるまでママとお腹の中でへその緒でつながっています。出産時には陣痛が起き、赤ちゃんは子宮口から産道へと向かいます。

このとき赤ちゃんの首に臍帯が巻きついてしまったり、赤ちゃんよりも先に臍帯や胎盤などが子宮口から出てきてしまう状態をいいます。

この状態になると赤ちゃんにはたっぷりの酸素が送られなくなり、呼吸困難になる可能性が高いため鉗子分娩といった判断になることがあります。

ママの合併症

妊娠高血圧症候群をはじめとして、心疾患など出産に向けて合併症が発生した場合には、鉗子分娩が選択されることもあります。

こちらについては、可能な限りママが出産時にいきむことを避けたい状況の中で判断されるものです。

回旋異常

赤ちゃんは産まれてくるとき産道を通り抜け、赤ちゃんがくるくると回るような状態で体勢を変えながら生まれてきます。

しかし、このような回旋そのものがうまくいかないと赤ちゃんが産道の途中でつかえてしまい、スムーズに分娩することができません。

この状態ですと、赤ちゃんへの酸素や栄養素が少なくなってしまうことから回旋異常につながる場合もあります。このときにも鉗子分娩が選択されます。

ママの体力的疲労

長時間にわたる陣痛で赤ちゃんが骨盤内へと下がってこなかったり、ママが虚弱体質で体力を消耗してしいる場合にはしっかりといきむことができません。

いきむことができないと出産を行う上で赤ちゃんには大きなリスクが伴います。

少しでも早く赤ちゃんを産むために、鉗子分娩を用いてママの負担を取り除き、赤ちゃんを一刻も早く助けてあげるという方法です。

微弱陣痛

微弱陣痛とは、極端に痛みを伴う本格的な陣痛ではなく弱い陣痛が続くことです。このような微弱陣痛が続くと赤ちゃんがなかなか下りてきません。そうするとやはり、ママの体力は消耗します。

また微弱陣痛が続くことから、体は出産していると勘違いして胎盤機能などが低下することが考えられます。

こうなると赤ちゃんの呼吸困難をはじめとして、脳障害が残るなどのリスクが高くなり鉗子分娩が選択されます。

頭蓋骨骨折はすぐに気がつくの?

頭蓋骨骨折はすぐに気がつくの

出産時における赤ちゃんの頭蓋骨骨折は、原因がはっきりとしています。原因がなく頭蓋骨骨折になってしまうことはありません

また、出産時に赤ちゃんが頭蓋骨骨折となってしまった場合には、時間が経過してから気がつくということもありません。

出生後にすぐ検査をします

出産時に鉗子分娩を行った場合、直後に必ず細かな検査をします。その上で、頭蓋骨骨折ということがわかれば適切な処置を行います。

ただし、新生児の頭蓋骨は非常に柔らかく、4枚の骨が重なり合いながら生まれてくるほどです。

そういったことから、基本的には緊急で手術をしたり早急に命を取り留めるための処置をしなければならない、ということはありません。

頭蓋骨骨折で後遺症が残ることもある?

後遺症が残ることもある

出産時に赤ちゃんが頭蓋骨骨折という状況になったら、後遺症が残るのではないか、障害が出るのではないかと、多くのママはとても心配になります。

頭蓋骨骨折になってしまった場合、後遺症が残ってしまうのでしょうか?

基本的には自然治癒

出産時の頭蓋骨骨折は、柔らかい赤ちゃんの頭蓋骨が骨折した状態ですので、基本的には自然治癒です。

赤ちゃんの頭蓋骨は回復力が非常に高く、骨といっても大人の頭蓋骨に比べると柔軟性を持っています。

そのため骨折してしまったとしても、頭蓋骨は自然と健康な状態へと戻っていくケースがほとんどです。

稀なケースとして麻痺などがある

頭蓋骨骨折をしてしまった赤ちゃんは、自然治癒をするケースがほとんどですが、稀に麻痺が残ることもあります。

しかし、この麻痺に関しては長期間残るものではなく、3週間から4週間程度で麻痺が徐々に消失していくケースが大半です。

手術が必要な場合

頭蓋骨骨折により脳内に大きな症状があったときは、緊急手術が必要になることもあります。

この場合、頭蓋骨骨折とともに硬膜外血腫を伴うことがあり、硬膜が裂けてしまったり硬膜から出血することもあります。このような状況になると、必要に応じて緊急手術をします。

頭蓋骨骨折による弊害

頭蓋骨骨折による弊害

出産時に頭蓋骨骨折をしてしまった赤ちゃんは、どのような弊害のリスクがあるのでしょうか?

必ずしも大きな弊害が起きるわけではありませんが、ある程度のリスクについて知っておくことは大切です。

硬膜外血腫

硬膜外血腫は上でもご説明したとおり、硬膜から出血したり硬膜が裂けてしまうといった症状が見られます。

静脈洞の破裂が起こってしまうこともありますので、出産時の頭蓋骨骨折における非常に大きな弊害だといえます。

しかし、手術を行うことによって改善されるケースがほとんどになります。また、損傷の部位によっては手術をしないこともあります。

出産時の頭蓋骨骨折は防げないの?

頭蓋骨骨折は防げないの
出産時の頭蓋骨骨折というのは、その後のリスクこそ少ないものの、やはりできれば避けたいものです。

出産時の頭蓋骨骨折は決して少ない確率ではなく、どうしても仕方がない時には覚悟しなければなりません。

しかし、頭蓋骨骨折を防ぐ方法も特に存在しておらず、鉗子分娩となった場合には頭蓋骨骨折になる可能性も高くなるのです。

可能な限り出産がスムーズに進んでくれることを願いつつ、妊娠中期から後期の生活などにも気を配ることが最大限の予防法になります。

また、逆子の場合は鉗子分娩になる可能性が高いので、できるだけ逆子を改善するための体操を取り入れ、お腹の赤ちゃんにもたくさん話しかけましょう。

そして、頭蓋骨骨折などといったトラブルがなく、スムーズな出産ができるように赤ちゃんを信じましょう。

頭蓋骨骨折をしてしまう新生児の割合

出産時に頭蓋骨骨折をしてしまう新生児は、これまでのデータでは、全体の5%から20%の割合で出産に時頭蓋骨骨折が起きるとされています。

決して稀なケースといえるものではなく、極端に少ない確率というものでもありません。ですので、妊娠中から頭蓋骨骨折を防ぐ対策を考えても、頭蓋骨骨折予防につながるものではありません。

ですが、妊娠中の生活が出産時には大きな影響を与えることがわかっています。

出産時の頭蓋骨骨折を確実に防げる方法は存在していませんが、妊娠高血圧症候群を防ぐ生活や、子宮口を開きやすくする、さらには産道が柔軟性を持つように適度なウォーキングを取り入れることは、スムーズなお産に繋げるために重要なことです。

頭蓋骨骨折以外の分娩損傷について

頭蓋骨骨折以外の分娩損傷

頭蓋骨骨折は分娩損傷の一つですが、出産時の分娩損傷について、頭蓋骨骨折以外にもいくつかご紹介していきましょう。

末梢神経麻痺

抹消神経麻痺は、出産するときに赤ちゃんの肩の部分が引っかかってしまい、強く引っ張られたなどのケースで引き起こされる麻痺です。

末梢神経麻痺は、どこの神経を損傷してしまったのかによって、上腕型の麻痺と前腕型の麻痺などに分かれます。

また、それぞれによって予後が違っているのですが、上腕型の場合には、予後が良好だといわれています。

一方で前腕型の麻痺の場合は、予後があまりよくないといわれており、半年から1年程度は麻痺の状態が続いてしまうこともあります。上腕型の場合には3ヶ月から4ヶ月で改善が見られるケースがほとんどです。

脊髄損傷

脊髄の損傷は比較的稀なケースですが、逆子の分娩の場合、赤ちゃんの首が引っ張られすぎてしまうと脊髄が損傷してしまうことがあります。

損傷の程度についてはどのくらい首が引っ張られるのか、また鉗子のどの部分に触れていたのかによって違ってくるのですが、大掛かりな手術が必要になるケースや、数年単位で後遺症が残ってしまうなどというケースはほとんどありません。

頭血腫

頭血腫は、骨をしっかりと守っている薄い膜が骨から剥がれてしまい、ここにかさぶたができるかのように血腫ができてしまう症状です。

基本的には出産を迎えた当日から2日が経過する頃には症状が確認されます。

血腫そのものは自然に吸収されていきますので、特別な治療をする必要はなく、そのまま予後を観察していきます。

大人でいうくも膜下などとはまったく違った症状ですので、過度な心配は避けましょう。

出産で頭蓋骨骨折が起きても慌てないこと

慌てないこと

出産にまつわるリスクは複数存在します。とはいえ、出産で頭蓋骨骨折となればパニックになります。

陣痛を乗り越え一生懸命に立ち向かった出産で、その直後には赤ちゃんに頭蓋骨骨折が起きたと知れば、冷静でられるママはいません。

しかしここでパニックになると、ドクターの説明をしっかりと聞くことができず、必要以上に心配してしまいます。

また、パニックの状態のままご家族に連絡を入れてしまうと、さらにご家族にも大きなパニックを与えてしまうこともあります。

ですので、万が一出産で頭蓋骨骨折が起きたとしても、焦らず冷静さを保つように心がけましょう。

ドクターの説明をしっかりと聞き、1日でも早く赤ちゃんの頭蓋骨骨折が改善されることを願うのが1番です。

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