妊娠初期の立ち仕事

妊娠初期に立ち仕事して大丈夫?流産との関係を知っておこう



妊娠0~15週目までにあたる妊娠初期。赤ちゃんがいるとはいえ、まだお腹も目立たないこの時期は、仕事を続けるか否か悩むママも多いようです。

妊娠を機に、仕事を辞めるというのはどちらかというと古い話で、今では妊娠しても社会で活躍するママは多く、職場環境が整ってさえいれば出産ギリギリまで続けるママもいます。

しかし、妊娠初期というのは赤ちゃんを育てるために身体が準備を着々と進めている時期であまり万全な状態ではありません。仕事を続けるか悩むママは、そうした部分が心配になるようです。

中でも特に気になるのが、立ち仕事をしている場合です。

そこで今回は、

・妊娠初期と流産について知りたい
・妊娠初期に立ち仕事をしても大丈夫?

といった方に、妊娠初期に立ち仕事をすることによって起きる危険性や対策について詳しくご説明します。

妊娠初期を知ろう!

先に触れたように、妊娠初期は0~15週目のことです。ただし、0~4週目までの間のことを超妊娠初期と指すこともあるので、正確には4~15週目、月換算で2ヶ月から4ヶ月目までのことをいいます。

この時期に入ると妊娠兆候もしくは妊娠初期症状が始まり、身体のだるさや眠気、胸の張り、おりものの量や色が変化するなどさまざまな症状が表れます。

妊娠の兆候に関して詳しくは、妊娠超初期を見分ける15の兆候!妊娠初期の基礎と体の変化の記事でもご説明しています。

中には腹痛や頭痛など痛みを伴うこともあり、妊娠初期に当たる妊娠12週目までは流産しやすい期間ともされています。その割合は全体の9割にも及ぶといわれており、非常にデリケートな時期です。

起こりうる流産の種類

妊娠初期に起こりうる流産として、次のようなものが考えられます。

進行流産

お腹の中に胎児がいるにも関わらず、流産が進行してしまう状態を指します。

この場合、最終的には子宮頸管が開いて、赤ちゃんが出てきてしまうので妊娠の継続はできません。症状としては、強い下腹部の痛みや出血を伴います。

化学流産

排卵検査薬で陽性反応が出たにも関わらず、超音波検査では胎児の入る袋―胎のうが確認できずに、数日後に生理のような出血が見られます

医学的には生化学的妊娠と呼ばれ、主に受精卵の染色体異常が原因とされています。流産とされながらも、超音波検査などで確認できないことから、流産の回数には含まれないことになっています。

切迫流産

流産になりそうな状態のことで、妊娠初期にはよくあるトラブルの1つとされています。

他の流産と異なり、出血が確認された場合でも胎児の心拍が確認できるようであれば妊娠の継続に希望があります。主な症状としては前述にある性器出血、腹痛などがあります。

ただし、流産になりそうな状態であることに変わりはないので、切迫流産と診察された場合には医師の指示に従い、安静入院や自宅安静が言い渡されます。

稽留流産(けいりゅうりゅざん)

出血や腹痛などの自覚症状のない流産です。お腹の中で胎児が亡くなってしまっている状態で、自然に排出されてしまうこともありますが基本的には妊婦健診で赤ちゃんの心拍が確認できずに発見されることがほとんどです。

放置すると進行流産に進んでしまうこともありますが、自然排出のこともあるので1週間ほど経過観察をしてから手術が検討されます。

妊娠初期に当たる時期は赤ちゃんも胎児ではなく胎芽と呼ぶことがあるのですが胎芽の状態で小さい場合、ママの身体に吸収されてしまうこともあります。

立ち仕事とは関係ない?!

「あの時、安静にしていれば…」と思う妊娠初期の流産。しかし、妊娠初期の流産は「自然流産」または「初期流産」とも呼ばれママが気を付けていたところで予防できるものではないといわれています。

化学流産が挙げられるように、妊娠初期に流産が起こる原因でもっとも多いのが受精卵の染色体異常といわれており、成長過程で上手く細胞分裂ができないことで子宮の中で成長がストップしてしまうなど、胎児側に原因がある場合がほとんどです。

この場合、立ち仕事が関係している可能性は低くなります。妊娠初期は、こうした予防できない場合があることも覚えておきましょう。

立ち仕事のリスク

とはいえ、立ち仕事をすることにリスクが100%ないとはいい切れません。妊娠初期症状もあって本調子ではないですし、やはり身体的にも精神的にも立ち仕事の両立は相当な負担がかかります。

相互関係がないとはいえ、立ち仕事をすることが流産、切迫流産を招く原因の1つであるというのも事実です。その理由として、次のようなことが挙げられます。

疲れ、ストレスを感じやすい

立ち仕事というとアパレルや教師、美容師などさまざまな職種が挙げられますが、やはり立っている時間が事務などの他の職種に比べて長くなる分、重労働の場合が多いです。

長く同じ仕事を続けていれば慣れてくるという意見もありますが、体調が優れなければ話は別です。通常の人でもそうですから、妊娠初期のママになるともっと辛く感じてしまう場合があります。

特に妊娠初期症状は、妊娠初期が終われば落ち着くママもいれば、出産を終えるまでずっと継続してしまうこともあるので、そんな中で立ち仕事をするのは疲れやストレスを感じやすいです。

ストレスや疲れは心と身体のバランスをもっと崩しやすくしてしまうだけでなく、赤ちゃんにとっても良くありません。最悪の場合、流産を招く原因にもなってしまうので注意が必要です。

身体を冷やしやすい

歩き続けたり、立ちっぱなしでいると気付けば足がむくんでいたということはありませんか?

1日の大半を立って過ごすことになる立ち仕事はそういったことが多く、むくみだけでなく足も疲れやすくなります。その原因は血行が悪くなってしまっているからです。

理由としては、同じ姿勢で立っていることで、第2の心臓とも呼ばれるふくらはぎの筋肉が全く使用されない状態になってしまい、足の下に流れた血液を上手く押し上げることができず血液の循環が悪くなるためです。

血液の巡りが悪くなると、身体を冷やしやすくなり、つわりなどの初期症状が余計に酷くなってしまう可能性があります。また、症状が深刻になると、静脈瘤という病気になってしまうこともあり注意が必要です。

更に、血液は胎児へ栄養と水分も運んでいるので、これが滞ってしまうことで赤ちゃんへ十分な栄養や水分が運ばれず、流産になる危険性も高くなります。

赤ちゃん、母体に影響も

妊娠初期の立ち仕事は、母体だけでなく胎児にも悪影響を与えることがわかっています。特に、週に約25時間以上立ち仕事を行っている場合には要注意です。

たとえママが身体に異変を感じていなかったとしても、赤ちゃんの頭が小さくなってしまう、逆子になりやすい、胎児の体重が平均より軽くなってしまうなどのリスクが起こりやすいことがアメリカの研究でもわかっています。

25時間以上でなかったとしても、長時間立ち仕事を続けていたことで胎児の成長に影響、障害児や流産・早産の恐れもあるので、立ち仕事をする際には、後々、赤ちゃんにもリスクが伴ってくることを意識することが大切です。

立ち仕事をするなら(対策)

しかし、リスクがあるとはいえ妊娠初期にママが仕事をしてはいけないとは決められていません。

また、経済的な理由や立場上すぐには退職できない、仕事は好きだから続けたいなどの理由から、妊娠初期であっても立ち仕事を続けるママもいるでしょう。

しかし、妊娠初期に立ち仕事をしていると血行不良など身体のリスクは付き物です。その為、仕事を続ける場合には少しでも立ち仕事による負担を軽減できるような対策をとっておくことが大切です。

ただし、軽減できるとはいえ効果には個人差があります。必ず、この対策を行えば安心とは限りませんので、注意して下さい。

自分に合った対策で身体への負担をなるべく少なくし、妊娠初期の立ち仕事をこなしていきたいですね。

着圧ソックスをはく

履くだけで足のむくみの解消、血行促進の効果が期待できます。ストッキングタイプもあり、履くことで足首からふくらはぎにかけて段階的に異なる圧力がかかるように作られているため、立ち仕事をしているママにとっても足の疲れの解消や静脈瘤の予防にもなります。

ただし、圧力ソックスに着圧の強さに種類があり、就寝中も強い圧力のかかるソックスを履くなど誤った使い方をしてしまうと身体に負担をかけてしまいます。

立ち仕事の負担を軽減するためには、正しい履き方、自分に合った強さを選び使うことがポイントです。

足の体操

例として販売員が挙げられるように、立ち仕事は時に同じ姿勢で立ちっぱなし状態でいることもあります。しかし、これは身体にとって良くありません。

棒立ちのまま動かないでいると、ふくらはぎの筋肉を全く使わないこともあって、血液の循環が悪くなってしまうからです。

仕事中は座るのも難しいかもしれませんが、合間合間で屈伸運動をしたり、狭い空間でも小まめに歩き回る、もしくはかかとの上げ下げをするだけでも血行促進効果が期待できます。

赤ちゃんにとっても、血行が悪くなることでママが身体を冷やしてしまうのは良くないので、なるべく足の体操を取り入れるようにしましょう。

自宅で念入りにケアを

なるべく身体のことは、職場でも気にかけて欲しいですが、仕事上、時間がとれないという場合もあると思います。そんな場合には、家へ帰って必ず自分の身体をケアする時間を作ってあげましょう。

栄養バランスのとれた食事もそうですが、オススメはやはりお風呂です。お風呂に入るだけでも血行が促進され、身体の疲れがとれますし、入浴中に足へマッサージをすることでむくみや冷え性の解消にもなります。

また、お風呂はリラックス効果も期待できるので、仕事で溜まったストレスの解消、気分転換にもなります。

妊娠中の入浴に関しては、妊娠中の入浴時の注意点とお風呂タイムに便利なグッズの記事も参考にしてください。

最近のお風呂は、アロマバスや半身浴など楽しみ方が増えてきていますから、立ち仕事の後は自宅でゆっくりお風呂に浸かって、自分の身体を労わってあげて下さいね。

上司へ相談

妊娠しても立ち仕事を続けるにあたり、上司に相談することも対策の1つです。やはり、つわりや貧血もあるこの時期は、自分だけが対策をとって補えるものではありません。

安定期に入るまでは他人に妊娠を報告してはいけないという話もあるようですが、もしもの事態も考え、上司にだけは相談しておくのが良いと考えられます。

できるだけ早めに報告をしておくことで、急な早退や退職ということになったとしても会社としても対応ができ、周りにも迷惑が少なく済むからです。

特に、妊娠初期の立ち仕事で最も注意したいのが我慢。我慢するうちに母子ともに危険な状態になってしまうことこそ、一番避けたいところですから、休憩時間など立ちっぱなしになり過ぎないように対応してもらえるかどうか、上司に相談してみても良いかもしれません。

母性健康管理指導事項連絡カード

上司に相談しにくい、相談しても意見を受け入れてもらえなかった場合には、医師に相談の上、母子手帳にある母性健康管理指導事項連絡カードを使用しましょう。

予め医師に記入してもらう必要がありますが、このカードは医師から会社・上司へ現在のママの状態を明確に伝えることができるものになります。

診断書を提出するという方法もありますが、このカードを提出することで、事業主はこのカードの記載内容に応じた措置をとる必要があるので、ママの希望に対応してくれる可能性が高くなります。

これからも仕事を続けることを考えているママは、申請してみてはいかがでしょうか?

こんな兆候に注意

きちんと対策をとっていたとしても、妊娠初期は注意するのに越したことはありません。何といっても、身体は赤ちゃんを育てる準備が始まったばかりで、胎盤すらしっかり完成していないからです。

その為、立ち仕事をしていて食欲の減退、めまいや貧血、おりものに血が混じっていたり、腹痛、特に急な出血がみられるなどの兆候があった場合には注意が必要になります。

妊娠初期に起きる出血はごく微量のものから生理に近い状態、おりものの色が変化するなど状態はさまざまで、2割のママが経験します。

着床出血と呼ばれる、受精卵が子宮内膜に着床する際に起きる2、3日で治まる出血もあるので異常のサインとはいい切れないのですが、出血の場合、流産や切迫流産の兆候である場合もあります。

このように出血が見られる場合を含め、妊娠初期に起こる兆候は何か身体への異変を知らせるサインである場合も考えられるので、何か仕事中に異常が見られるようであれば自己判断をせず、早めに産婦人科へ連絡、受診するようにして下さい。

まとめ

仕事をすることも大切ですが、一番は母子の健康です。仕事をしていく中で、やはりキツイと感じる場合には、一度、パートナーに相談してみることも大切です。

現在は妊娠しても仕事を続けるママが多いですが、絶対に続けなくてはいけないというわけでもありません。

自分の体調や職場環境を踏まえ、続けるか続けないかをよく考えましょう。夫婦の納得のいく形で妊娠初期を乗り越えられることを願っています。

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