胞状奇胎ってなに

胞状奇胎ってなに?原因や症状・治療法についても教えて!



胞状奇胎は女性特有の病気の一つで、とても注意が必要な病気です。

胞状奇胎を患ってしまうと手術が必要になり、治療後もしばらくは定期的な検査が必要になります。

そこで今回は、

・胞状奇胎とはどんな病気?
・胞状奇胎になるとどんな症状がでるの?
・胞状奇胎の治療法は?

といった方に、胞状奇胎はどんな病気なのか、症状や治療法について詳しくご紹介します。

胞状奇胎(ほうじょうきたい)とは?

胞状奇胎とは

胞状奇胎は異常妊娠の一つです。

本来であれば、卵子と精子が受精した後、受精卵は子宮内の絨毛(じゅうもう)に着床し、胎盤ができて胎児が育っていくのですが、受精卵に異常があると、絨毛組織だけが異常増殖を起こしてしまいます。

そして、子宮内で異常に分裂してしまった受精卵や、その他の組織がブドウのように房となりどんどん子宮の中を覆いつくしてしまうのです。

あまり聞かない病名かもしれませんが、女性であれば誰にでも起こりうる病気で、全妊娠の約400~500分の1の確率で起こるといわれています。

また、40歳以上の女性の場合、発生する確率が高くなると考えられています。

特に、妊娠する可能性のある女性や、妊娠したいと望んでいる女性の場合は、胞状奇胎への知識を高め、定期的な検診や早期での検査をする必要があります。

侵入奇胎になる場合も

侵入奇胎とは、胞状奇胎によって異常増殖した細胞が子宮内の筋肉内にまで入り込んでしまい、腫瘍性病変を形成してしまうことです。

腫瘍性病変とは、簡単にいうと癌になる手前の状態のことです。

侵入奇胎のほとんどは胞状奇胎の後に起こるため、胞状奇胎を除去した後も定期的な血液検査が必要です。

絨毛がんになることも

絨毛がんは、絨毛の膜ががん化してしまうことで、非常に進行が早く、悪性度の高いがんといわれています。

妊娠に関係なく起こる場合もありますが、その前段階で胞状奇胎となるケースが多いのです。

胞状奇胎は、手術をすることによって異常増殖した組織を取り除き、治療することが可能です。

ですが、その後絨毛がんを発生する可能性があるため、早期発見するためにも、胞状奇胎の治療後は注意が必要です。

胞状奇胎の原因

胞状奇胎の原因は、大きく分けて2つに分類されますが、受精卵の染色体異常によるものです。

そのため、体質的なものではなく、あくまでも受精卵に異常が起きてしまい、絨毛部分に着床する段階で、発症してしまったということになります。

全胞状奇胎とは

全胞状奇胎は、卵子の中にある核がなんらかの原因でなくなってしまう、もしくはもともと核を持たない卵子のどちらかに、精子が受精してしまった場合に起こります。

受精卵のすべての部分が嚢胞化してしまい、子宮内でどんどん増殖してしまいます。

部分胞状奇胎とは

部分胞状奇胎というのは、正常な卵子に、2個の精子が同時に受精した場合に発生します。

着床した受精卵から、胎盤や胎児などが成長し始めたにも関わらず、一部分が胞状奇胎を起こしてしまい、結果的には妊娠を継続することができなくなります。

胞状奇胎の発見と症状について

胞状奇胎の発見と症状

胞状奇胎になってしまった場合、具体的にどのような症状があらわれるのでしょうか。

発見されるタイミングや、具体的な症状について見ていきましょう。

エコー検査にて発見

発見されるタイミングとしては、妊娠約6~9週あたりに、クリニックでのエコー検査でわかる場合がほとんどになります。

胞状奇胎は、子宮の内部に小さな嚢胞(球状の袋)がたくさんできてしまいます。

本来であれば受精卵が胎児となって成長していくのですが、たくさんの嚢胞ができてしまうため、明らかに妊娠した状態の子宮内ではありません。

エコーは子宮内の様子がはっきりとわかるので、受精卵が成長していない、もしくは胎児の心拍がしっかりと確認できず、さらに細胞が異常増殖している部分が見られます。

そのためエコー検査で、すぐに確認することができるのです。

部分胞状奇胎の場合、赤ちゃんの心拍が確認されたあとで胞状奇胎とわかることもあります。

尿中の妊娠ホルモンが過剰になる

妊娠するとhCGという妊娠ホルモンが分泌されるのですが、胞状奇胎になってしまった場合には尿に含まれる妊娠ホルモンの量が過剰になります。

ごく一般的な妊娠に比べ非常に多いhCG値が検出されるため、ここでも異常妊娠だということがわかるのです。

つわりの症状がひどい

自覚症状については、まず第1に妊娠初期にあらわれるつわりの症状が、極端にひどいというものがあります。

嘔吐を繰り返してしまったり、吐き気をもよおすというのは、つわりの症状として代表的なものです。

ですが、これが極端に強く、短時間で嘔吐を何回も繰り返してしまうときや、刺激のある匂いなどがなくても常に吐き気をもよおしてしまう、といった状態になると異常妊娠が疑われます。

不正出血が続く

胞状奇胎は、嚢胞がたくさんできてしまうことによって子宮内部が大きくなります。

そのため、子宮内部の粘膜などが負担を感じ剥がれてしまい、これが出血につながることもあります。

不正出血がダラダラと続いてしまう場合や、一度にたくさんの出血があった時などは、胞状奇胎が疑われます。

人によって稀なケースとなりますが胞状奇胎の一部として、ぶどうのような嚢胞が不正出血の際に出てくることもあります。

子宮が大きくなる速度が速い

妊娠すると、胎盤や胎児の成長に伴い子宮も大きくなっていくのですが、胞状奇胎の場合、ぶどう状の嚢胞が異常増殖する速度が非常に速いため、子宮が大きくなる速度も早くなるといった特徴があります。

そのため、急激にお腹が大きくなってくるといった症状があらわれた場合も、胞状奇胎が疑われます。

妊娠高血圧症候群が見られる

胞状奇胎を患うと、尿に含まれるタンパクの量が極端に増えてしまったり、血圧が高くなってしまうことから、妊娠高血圧症候群になってしまうこともあります。

それまでの検査では特に問題がなかったという妊婦さんであっても、胞状奇胎を患い、その後の検査で極端に血圧や尿蛋白などが上がっているようであれば、胞状奇胎が疑われます。

胞状奇胎の治療

胞状奇胎になってしまったら、どんな治療をするのでしょうか?

リスクや年齢によって治療法が変わる

胞状奇胎と診断された際の子宮内の状況や、今後妊娠を望める年齢かどうかなどによって、治療方法が変わります。

治療といっても基本的には手術を行うことになりますが、状況に応じて化学療法を受けていくといった場合もあります。

まずは手術を行った後、その後の経過を見ながら、継続して治療を行っていく必要があるかをドクターが判断します。

手術による組織の除去

子宮の入り口から、胞状奇胎として増殖した細胞組織などを除去するための手術を行うというのが一般的な治療方法になります。

手術をすることによって、胞状奇胎となっていた子宮内はきれいになり、その後のホルモンの値などをチェックしながら経過が良好であれば、しばらくしてからの妊娠も可能となっています。

ただし、このような手術を行っても、侵入奇胎や、絨毛がんになってしまうといったリスクは抱えなければなりません。

子宮摘出

今後の妊娠など望まない、もしくは胞状奇胎で異常増殖した組織そのものがとても大きくなってしまった時には、子宮を摘出する施術を行います。

この場合には、残念ながら今後の妊娠などは望めなくなります。

手術後化学療法を受けることも

上記のように、胞状奇胎の治療は組織の摘出手術を受ける、もしくは子宮の摘出手術を受けることになります。

手術を行った後は、hCGホルモンが正常値に戻っていくかどうかなどの検査を定期的に行いながら、必要に応じて投薬などの化学療法を用いることになります。

子宮の回復状況やhCG値の回復状況が良好であれば、化学療法も用いることはなく、定期的な検査を行いながら、その後の妊娠のために体力を回復させていく生活になります。

胞状奇胎の術後は定期的な検査が必要

胞状奇胎の術後

胞状奇胎の手術を行った後、組織そのものが残らなければ特に問題はありません。

しかし侵入奇胎になってしまうことや、絨毛がんになってしまうといったリスクがあるため、定期的な検査を行うことが必要になります。

一般的には、2年前後の定期的な通院と検査が必要になると思っておきしょう。

妊娠ホルモンの低下が正常かどうか

胞状奇胎になってしまった後でも妊娠ホルモン(hCG)の値はすぐに下がるわけではありません。

ある程度の時間をかけながら、妊娠ホルモンを正常値に戻す働きがあり、低下していくことになります。

妊娠ホルモンの低下速度や低下する速度そのものが正常かどうかを確認するために、検査も行います。こちらについては基本的に血液検査や尿検査で行うことになっています。

検査は数カ月以上にわたる

胞状奇胎の術後は、数ヶ月、数年単位で定期的な検査をしなければなりません。

何度も通院、そして検査をするのは女性にとって辛いことですが、健康的な子宮を維持していくためには必要な検査となります。

万が一子宮を摘出したというケースであっても、侵入奇胎による細胞のがん化などをチェックするために、やはりある程度は検査を続けていかなくてはなりません。

X線による検査

一般的にレントゲン撮影といわれていますが、このX線による検査も行うことによって、子宮内の細胞組織などをチェックします。

侵入奇胎となってしまった細胞が、絨毛がんをはじめとして、その他肺に転移していないかを確認するため、胸部X線撮影を行います。

MRIによる検査

MRIは子宮をはじめとして、腹部などを断面図として撮影することができます。

そのため病巣となっていた部分が、どの程度きれいに回復しているのかを検査するために用いられることがあります。

また、造影剤を使用してMRI検査をすると、血流などをチェックすることもできるため、どこか一部に細胞が異常増殖してしまい、血流を妨げていないかということも確認できます。

エコー検査

エコー検査はもっともメジャーな検査方法となりますが、妊娠の検査やその他にも、胞状奇胎の症状がいくつかあらわれているときに用いられます。

超音波エコー検査を行うことによって、子宮内の様子がはっきりとわかるため胞状奇胎になっている時はもちろんですが、胞状奇胎の手術後でも、子宮内部が綺麗になっているかなどを詳しく検査することができます。

胞状奇胎になると妊娠できない?

胞状奇胎になってしまうと、その後は妊娠できないと落胆してしまう女性も多いようです。

しかし、子宮の全摘出手術を受けない限り再び妊娠することは可能です。

妊娠を望むのであれば、健康的な子宮を維持していくことが重要になりますので、ドクターの指示にしっかりと従いながら私生活を送っていきましょう。

胞状奇胎の予防や対策は?

胞状奇胎の予防や対策

胞状奇胎を予防する方法や対策方法ですが、残念ながら今のところ見つかっていません。

あくまでも染色体異常による原因のため、自らが予防する、または対策する事が難しいのです。

早期発見のための検査と術後の経過の検査を欠かさないこと

胞状奇胎は、早期発見をすることが何よりも大切になります。

早期発見をすることによって、細胞の異常増殖を早い段階で食い止め、手術によって嚢胞部分やその他の組織は取り除くという選択肢があります。

しかし胞状奇胎を見逃してしまう、または放置してしまい病巣が大きくなってしまうと、子宮の全摘出手術を受けなければなりません。

そのため妊娠の兆候があらわれている方や、すでに妊娠がわかっている妊婦さんは、必ず定期健診をしっかりと受けるようにしましょう。

また、胞状奇胎によって細胞の摘出手術を受けた場合には、その後の妊娠のため、絨毛がんの予防や早期発見のためにも検査をしっかりと受けていくことが大切です。

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