赤ちゃんが危ない!妊娠中期のサイトメガロウイルスの予防法

赤ちゃんが危ない!妊娠中期のサイトメガロウイルスの予防法




つわりなどの症状が落ち着き、流産の心配も初期に比べれば少なくなってくる妊娠中期は、安定期とも呼ばれ、妊娠中のママにとって過ごしやすい時期です。

個人差はあるものの、体調も安定し妊娠生活にも慣れてくるので、この時期にやりたいことをエンジョイするママも多いのではないでしょうか?

しかし、そんな妊娠中期でも注意しなければいけないことは沢山あります。その1つがサイトメガロウイルスです。胎児にも影響がある病気で感染の注意が必要です。

そこで今回は、

・サイトメガロウイルスって誰でもかかる病気なの?
・妊娠中に感染するとお腹の赤ちゃんにどんな影響があるの?
・妊娠中にかからないように予防策を教えてほしい!

といった方に、あまり馴染みのない病気ですが、サイトメガロウイルスと予防法について詳しくご説明します。

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サイトメガロウイルス感染症ってどんな病気?

サイトメガロウイルス感染症ってどんな病気

CMV(Cytomegalovirus)とも表記されるサイトメガロウイルスは、水膨れや湿疹などの症状が出る、ヘルペスウイルス属に属するウイルスです。

感染するとお腹の中にいる赤ちゃんにもうつり、妊娠中に感染することで赤ちゃんに深刻な障害が出る危険性もあります。特に妊娠中のママには注意喚起されています。

しかし、生涯感染しないのは稀で、実際に大人の60~90%が幼少時から思春期にはすでに感染しているとされています。1度感染してしまえば抗体ができるので再感染しませんが、体内にウイルスを一生保有することになります。

免疫学的に1種類のウイルスではないので、抗体を持っていたとしても、別のサイトメガロウイルスに感染してしまった場合には、再び感染してしまう可能性もあります。

サイトメガロウイルス感染症は感染経路が多い?

妊娠中のママは感染しないように注意したい病気ですが、前述にもあるように、サイトメガロウイルスは生涯感染しないことが難しい病気です。

それは、認知度が低い名前とは裏腹に、どこにでもいるウイルスというのもありますが、感染経路が多いというのも理由の1つになります。

感染経路は以下の通りです。人から人へ感染するこのウイルスは主に2つの感染経路が考えられており、感染の仕方によって先天性感染と後天性感染に分けることができます。

先天性感染

胎内感染とも呼ばれており、赤ちゃんがお腹の中にいる時に感染してしまうケースを指します。感染経路としては妊娠中のママから感染し、そのウイルスが胎盤を伝うことで赤ちゃんにも感染します。

ママが感染したからといって、赤ちゃんにも必ずうつるわけではありませんが、確率としては40%くらいです。ただし、先天性の場合は、条件としてママが妊娠してから初めて感染した場合に限られています。

妊娠する前にママが感染していた場合には免疫ができていることが多いので、妊娠して初めての感染でなければ心配はないとされています。

後天性感染

胎盤ではなく、ママの母乳や尿、血液、涙、唾液など体液で感染するケースです。

サイトメガロウイルスは感染すると周期的に排出されるので、ウイルスが混じった体液に接触することで感染します(接触感染)。そのため、性行為やキスをするだけでもうつってしまいます。

1回感染していれば新しく感染しませんが、サイトメガロウイルスに罹ると、抗体を持つようになっても時折ウイルスが体液に混じって出てくるので、産後は特に注意が必要な感染経路です。

ウイルスの再発で感染することもある!?

1度感染してしまえば再び感染する心配はないとされていますが、ヘルペスウイルスの仲間なので、妊娠中のように普段より免疫力が低下していると再び感染することがあります

体調不良や、何か別の病気の治療を行うために免疫力が落ちていると、ママの体内にあるウイルスが猛威を振るうことがあるのです。

これは再燃もしくは再活性化と呼ばれる現象で、可能性としては低いものの先天性感染と同じく、お腹にいる赤ちゃんに感染することがあります。

妊婦さんに起こる症状について

誰でも1度は感染しているとされるサイトロメガロウイルスですが、基本的に健康体であれば感染しても無症状です。つまり、本人が気付かずに感染していることが多いのです。

これは不顕性感染と呼ばれ、たとえ妊娠中のママが初めて感染したとしても、あらわれる症状としては発熱や倦怠感など風邪と似たような症状であり、自覚症状からサイトロメガロウィルスに感染したことを知るのは難しいです。

こじらせると重症になるケースも……

しかし、妊娠中のママに悪影響がない場合が大半であっても安心はできません。

風邪をこじらせると肺炎など重症化する場合があるように、サイトロメガロウイルスも酷い場合には伝染性単核症、もしくはキス病とも呼ばれる筋肉の痛みや頭痛、膵臓の腫れなどが長引きます。

さらに、肝臓、脾臓(ひぞう)の腫れ、肝機能の異常などの原因になる場合もあり、症状が出ない確率が高いとはいえ、予防できるのであればママも感染しないように注意しましょう。

胎児が感染したらどうなるの?

妊娠中で、しかもサイトロメガロウイルスの感染が初めてであった場合、厄介になってくるのはママよりも、むしろお腹にいる赤ちゃんの方です。

母子感染によって異常が現れてしまう赤ちゃんは10%程度とはいえ、日本であれば1000人に1人の新生児に症状が出ているとされています。考えられる症状、障害としては次の通りです。

妊娠中にわかる症状

ママに自覚症状がなくても、妊婦健診で行われる超音波検査で赤ちゃんへの異常が発見される場合があります。

お腹に赤ちゃんがいる時点でわかる主な症状としては、胎盤や胎児の発達異常であり、羊水過多や肝臓腫大、腹水、胎児水腫などさまざまな症状を所見することができます。

また、この他にも脳室拡大、頭小症、脳の一部に石灰化が見られる脳内石灰化などがわかることもあります。

生まれてすぐにわかる症状

サイトロメガロウイルスに感染して生まれてすぐわかる症状として挙げられるのが、黄疸を始め痙攣、出血斑もしくは紫斑と呼ばれる内出血のような痣(あざ)や斑点があること。

それから、腹部の膨満や頭囲が大きくなる水頭症、小頭症、妊娠週数に比べて身体の小さいなど外見からわかる症状が主になります。

これらの症状は赤ちゃんによって単体の場合もあれば複数の症状が出てしまうこともあり、加えて呼吸障害など重症度に差はあるものの障害が出てきてしまう赤ちゃんもいます。

診察や検査をすることで肝脾腫や血小板の減少、脈絡網膜炎などの症状がさらに発見されることもあります。

成長過程で見られる症状

妊娠中にサイトメガロウイルスに初めて感染したとしても、お腹の中の赤ちゃんに症状が出てしまうのは、先にも触れたように1割ほどです。

しかし、出産後に症状が出なくても、しばらくしてから症状や障害が出てきてしまう場合もあります。主な症状としては難聴が挙げられ、この他にてんかん、精神運動発達遅滞、自閉症、視力障害などの原因になることもあります。

これは、出産後すぐに症状が出た赤ちゃんにも考えられ、その場合、すでに起きていた症状のほかに新たな症状が出るので注意が必要です。

サイトメガロウイルス感染症の治療法は?妊娠中期にしておきたい予防法

残念ながら、サイトメガロウイルスに感染してしまっても有効な治療法はありません。大半の人がこのウイルスに感染しても風邪に近い症状で済んでしまうことが多いため、自然治癒に任せるのが一般的です。

つまり、妊娠中にママが初めてサイトメガロウイルスに感染してしまったら最後、赤ちゃんへの感染は防げないことになります。そのため、妊娠中のママは感染しないように予防をすることが大切になります。

予防法については以下の通りです。特に妊娠中期は体調も安定している分、妊娠初期や後期に比べて我慢の制限が緩くなる時期でもありますので、しっかり予防を行いましょう。

外出時以外でも、手は小まめに洗う

サイトメガロウイルスは人を介して感染することがほとんどですが、どこにでもいるウイルスでもあります。

他のウイルスや細菌の予防でもいえることですが、外出中だけでなくお手洗いの後など何かをした後は、小まめに石鹸と流水で手をしっかり洗うことが大切です。

特にサイトロメガロウィルスを予防する場合には、上の子のおむつ交換や鼻水やよだれの処理をした後、子供が触った玩具に触れた時や食事後も手を洗いましょう。

つい、手を洗う時は水だけで済ませてしまいがちですが、手は数多くのものに触れる部位であり、その手から口へウイルスや細菌が入ってしまうことがよくあります。赤ちゃんのことも考え、手は清潔に保つことが大事です。

子供と食べ物などは別にする

感染経路で多いのは接触感染ですが、中でも子供からママに感染してしまうパターンが少なくありません。妊娠中期に入るとママの体調が安定して食欲も戻り、赤ちゃんが残したご飯をママが食べることも出てきます。

しかし、感染経路を考えると注意が必要です。上の子をばい菌扱いするわけではありませんが、サイトメガロウイルスは唾液やよだれなどの体液が感染経路になることがほとんどです。

そのため、感染予防として、上の子の残り物や飲み物は共有せず、お箸やコップなど使用する物も別々に使うようにしましょう。

子供の体液がついた物はよく拭き取る

前述にもあるように、サイトメガロウイルスの母子感染を防ぐには、赤ちゃんの体液に気を付ける必要があります。

しかし、ママが赤ちゃんのよだれが付いた物を触らないというのは無理な話です。オムツ替えをすることもありますから、おしっこがかかってしまうこともあります。

赤ちゃんは動き回るようになれば、家具などさまざまな物を触るようになります。そのため、赤ちゃんとママが別の物を使用する他に、体液が付着してしまった場合には、よく拭き取ることもサイトメガロウイルスの予防の1つです。

ウイルスは石鹸を初めアルコールなど消毒液に弱いですから、ただ水拭きをするだけでなく、消毒液や清掃用品を混ぜたものを清潔な雑巾などに染みこませて、拭き取ることが大切になります。

乾燥にも弱いので、カーペットや布団に赤ちゃんの唾液などが付いた場合には、天日干しも効果があります。

性行為時にはコンドームを使用する

絶対安全とはいえませんが、妊娠中期は性行為が可能で、妊娠中の性行為はNGではありません。その中でも妊娠中期は母体も胎児も安定している時期だからか、ママの方も性行為に対して前向きになる時期ともされています。

しかし、サイトメガロウイルスは精液からも感染します。また、妊娠中期のように体調が良くても妊娠中はママの免疫力が下がっていますから、ウイルスや細菌に普段以上に感染しやすいといえます。

そのため、妊娠中期に性行為を行う場合には身体をお互いに清潔に保つだけでなく、男性側がコンドームをきちんと使用することが大切です。

夫婦のスキンシップをとる上で性行為は大切なことですが、サイトメガロウイルスは性感染症の1つにも数えられているので予防対策はしっかり行いましょう。

大人にも子供にもキスには注意する

赤ちゃんへの愛情表現にキスは欠かせません。妊娠中期であれば、性行為の最中にパートナーとキスを交わすこともあるでしょう。

しかし、サイトメガロウイルスの感染には何度もいうように唾液も含まれますので、上の子にキスをする時は唇や頬は避けることが必要です。

絶対にキスをしてはダメではなく、頬の代わりにおでこにする分には構いません。キスの代わりに抱きしめるのも良い方法です。パートナーとキスをする時にも同じことがいえるので、お互いに気を付けてみましょう。

サイトメガロウイルスの抗体検査をしよう!

妊娠中たとえサイトメガロウイルスに、感染したとしても感染経験がすでにあれば、問題になることはないとされていますが、抗体の有るなしは検査をしないことには医師でもわかりません。

最近では、清潔な環境が多いことから、抗体を持たない人の方が増えてきているとされています。そのため、ぜひ受けて欲しいのが血液検査です。

この検査を受けることで抗体が調べられるだけでなく、いつ頃かかったかも知ることもできます。ただし、妊婦健診では義務付けられておらず、また全額負担となるため検査を受ける際にはママの一声が必要です。

金額は病院やクリニックによりますが、大体数千円で受診できるので、妊娠中のママはできれば早めに、もしくは体調が安定する妊娠中期に検査をしておくと安心です。

予防法でも触れたように、サイトメガロウイルスの一番の対策は身の回りを清潔に保つことです。とはいえ、過剰に神経質になることはありません。

気にし過ぎも身体に毒ですから、不安な場合には抗体検査を妊娠前から行うなど自分の身体のことを知っておくことが大切です。

妊娠中期は、ママがほっと一息つける時期です。予防をしっかり行いながら、穏やかに妊娠生活を過ごして下さいね。

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