その症状本当に貧血なの?妊娠中期に起こりやすい脳貧血とは

その症状本当に貧血なの?妊娠中期に起こりやすい脳貧血とは




妊娠してからめまいや立ちくらみをするようになった・・・という妊婦さんは多くいます。

血液検査で貧血といわれたことはないのに、なぜ貧血のような症状が出るのかと不安に思ったことはないでしょうか。

実は貧血だと思っていた症状は「脳貧血」かもしれません。

そこで今回は、

・貧血と脳貧血は違うの?
・脳貧血の原因を教えてほしい!
・脳貧血の症状が出たら病院に行ったほうがいいの?

といった方に、脳貧血とは何か、どのような症状が出るのか、その対策方法などを詳しくご紹介します。

脳貧血とは?

脳貧血とは

脳貧血は正式には「起立性低血圧」と呼びます。仰向けで寝た状態では低血圧ではないのですが、起き上がったり座ったりの動作をしたときに血圧が急激に下がることがあります。

低血圧の一種で、心身共に安定した状態で、静かに動かないで横になっている状態から起立した際に、血圧の急激な低下(一般的には起立後3分以内に収縮期血圧で20mmHg以上、拡張期血圧で10mmHg以上の低下)が見られるもののことです。

いわゆる一般的な「貧血」の状態とは違い、血中のヘモグロビン量が少なくなるということではなく、循環していた血液量が脳に運ばれず酸欠状態になることを「脳貧血」といいます。

脳貧血はどんなときに起こる?

急に立ち上がったり起き上がったりすることで起こることが多いです。動作によって血圧が急激に下がったときに、それまで脳に送られていた血液が流れていかず酸欠状態になると脳貧血が起こります。

脳貧血になるとどんな症状が出る?

一般的には、ふらつき・浮遊感・めまい・錯乱・頭痛・複視や視野狭窄などの視野障害・立ちくらみ・手足や全身のしびれなどが挙げられます。

しかし、中には、失神や気が遠くなるといった意識障害、けいれんが起こることもあるために軽視はできません。

脳貧血が起こる原因は?

脳貧血が起こる原因は

脳貧血が起こる原因はいくつかあります。

・脱水などによる体液量の減少
・利尿薬や血管拡張薬の使用
・降圧薬の使用
・長期の安静や寝たきりの生活
・急な立ち上がりや起き上がりによる重力負荷

脳貧血が起こるのには、薬の副作用や同じ姿勢をとり続けていることも影響します。突発的に体勢を変えることから、これまでとバランスが変わり、一時的に脳が酸欠になります。

高齢者の場合では、老化に伴って血圧調整機能が低下して、血液の送り出しや循環が弱まることから、脳貧血が起こります。

「貧血」と「脳貧血」は別もの?

結論からいうと、一般的な「貧血」と「脳貧血」は別ものです。では、貧血と脳貧血はどのように違うのでしょうか。貧血の症状などを説明しながら、詳しく見てきましょう。

貧血とは?

貧血とは、血中のヘモグロビン量が減少することで、体の中の酸素が不足する状態を指します。つまり、血液中の赤血球が少なくなり、血が薄まってしまっている状態です。

体は酸素が十分に供給されていない状態になると、動悸や息切れが起こり、血の気が引くために顔面が蒼白するなどの症状があらわれます。

貧血であらわれる症状は?

一般的に多いのは、動悸・息切れ・めまい・耳鳴り・顔面蒼白・狭心痛・倦怠感などが挙げられます。

貧血の原因は?

貧血は正式には「鉄欠乏性貧血」といいます。その名前の通り、鉄分不足によって引き起こります。出血で体内から血液量が減ることでも貧血になります。

栄養バランスの偏りで鉄分不足になることが多いですが、妊婦さんの場合、赤ちゃんへ栄養を届けるために、通常よりも血液量が多く必要であったり、出産のため貧血になりやすい状態にあります。

特に女性は毎月の生理で定期的に出血しているため、積極的に鉄分補給をした方が良いです。

このように、貧血は鉄分不足によって血液成分の薄まった状態ですが、脳貧血は、脳に送られる血液が一時的に滞ることで起こるため、ヘモグロビンの量は関係なく、鉄分を補給しても症状は改善されません。

妊婦さんが脳貧血になりやすいのはなぜ?

脳貧血が起こる原因はいくつかありますが、自律神経のバランスが崩れることでも起こりやすくなります。

自立神経というのは、普段は意識することはありませんが、外部からの刺激や情報に敏感に反応して、体の機能をコントロールしている神経です。自律神経には交感神経と副交感神経の二つがあります。

健康な方はこの二つの自律神経がバランス良く働き、活動できるようにしてくれて、体も回復させてくれます。

しかし、妊娠すると、女性ホルモンであるエストロゲンや黄体ホルモンの分泌量が増え、自律神経のバランスが崩れてしまいます。

自律神経が乱れる要因があるため、妊婦さんは脳貧血になりやすいのです。

交感神経

昼間活動するために働いている神経で、日中の活動に対してすぐに反応できるように、体勢を整えてくれています。仕事や家事、スポーツをこなせるのも、この交感神経が働いているので臨機応変に動くことができます。

副交感神経

夜に活躍する神経です。入浴中やリラックスしている時間にも副交感神経が働き、夜間の眠りをサポートしてくれます。

眠っている間に、日中の活動で疲れた体を回復させてくれる役割もしてくれます。

栄養の吸収や老廃物の排出が促進されるのも、副交感神経が働いているおかげです。

妊娠中期は特に脳貧血に要注意

妊娠中の脳貧血の原因には「自立神経の乱れ」と、急な起き上がりなどによる「低血圧」が関係しています。

妊娠初期は、赤ちゃんの体が形成されることから、大量の血液が使われることと、つわりのために思うように食事が摂れず、栄養不足の状態のために血液量が減少して、脳貧血の症状があらわれます。

妊娠中期になると、さらに赤ちゃんが成長するため子宮が大きくなり、血管を圧迫して血液の流れが悪くなることが低血圧に拍車をかけます。ですので、妊娠初期よりも妊娠中期の方が脳貧血になりやすくなります。

そして、妊娠中期よりもさらに赤ちゃんが成長するため、妊娠後期にも脳貧血の症状が出る方もいます。

症状が悪化すると、立ちくらみから目の前が真っ白になって失神することもあります。妊娠中期までにめまいや立ちくらみの症状がある方、気が遠のくということに思い当たる場合には、早めに対策をとりましょう。

脳貧血の対策と予防方法は?

脳貧血の対策と予防方法は

では脳貧血にならないためにはどのような予防方法があるでしょう。もし症状があらわれたら、どのような対策があるかご紹介していきます。

まずは栄養!バランスの良い食事を

脳貧血の予防対策には、やはりバランスの良い食事が大切です。

塩分量をほんの少し増やす

脳貧血の原因は一つに低血圧です。妊娠中なので注意しながらとなりますが、血圧を上げるためにほんの少し塩分を足してみましょう。塩分は、血管を収縮させ血圧を上げる効果があります。

味の濃い食事はご飯が欲しくなるように食欲増進の働きもあります。栄養不足の可能性がありますので、様子を見ながら少し味付けを濃くしてみるのも方法です。

また、塩分も良質なものであれば、必ずしも悪いものではありません。

料理に使う塩も、ナトリウムと書かれた精製塩ではなく天然のものを選びます。天然の良質な塩からはミネラルが摂れるので、体に補給してあげましょう。

ビタミンB群を補給する

ビタミンB群の働きとして、体内に取り込まれた食べ物をエネルギーに変換してくれます。また、効率よく血液を作るエネルギーの元となります。

造血作用や血管を強く太くしてくれる働きがあるので、積極的に摂りましょう。

ビタミンB1は、赤ちゃんの神経細胞形成に必要な栄養素で奇形を予防してくれます。ビタミンB2はタンパク質・脂肪・炭水化物の代謝を助け、赤血球の形成・抗体の生成を司っています。

貧血予防に鉄分を摂る

低血圧の原因には、一般的な貧血の症状が併発している可能性があります。妊娠中は特に貧血になりやすい状態なので、鉄分を積極的に摂取しましょう。

造血に直結する鉄分を十分に摂取することで、貧血症状が改善して低血圧が解消されます。

赤ちゃんのためにも葉酸を摂る

葉酸は赤ちゃんの奇形を防ぐために、妊娠初期から摂取するように推奨されていますが、妊婦さんの脳貧血の原因となっている自律神経の乱れを整える効果もあります。

葉酸は実際にうつ病の治療に使用されており、葉酸摂取が多いとうつ病になりにくいともいわれています。葉酸は神経形成するための大事な栄養素です。

タンパク質を十分に摂る

十分な血液を作ること自体も大切ですが、造血した血液を送り出すための筋肉や丈夫な血管も、脳貧血を予防するためには必要な要素となります。

タンパク質をしっかりと摂取することで、筋肉組織や血管を丈夫にし、しっかりとした体づくりができるようになります。

生活のリズムを整える

自律神経の乱れは、生活リズムの乱れによっても引き起こされます。

夜更かしやダラダラ食べ・間食、運動不足など、生活のリズムが整うことで自立神経のバランスも少しずつ整います。食生活も併せて見直すことで、改善効果は期待できます。

妊娠中期以降は姿勢に注意

お腹が上になる姿勢はやめましょう。お腹の中の赤ちゃんが、妊婦さんの体を圧迫して、余計に血管が収縮して脳貧血になりやすい状態になります。

眠るときは横向きになって寝て、脳貧血を予防・対策しましょう。

ストレスを溜めない

妊娠中のストレスは大敵です。自律神経を乱すだけでなく、ストレスによってホルモンバランスが崩れます。また、免疫力を低下させ風邪や病気にかかりやすくなり、重症な場合には早産や流産を引き起こします。

妊娠中期には軽い運動ができるようになりますので、無理のない範囲で体を動かしてストレスを発散しましょう。また、体を動かすことで体温も上がり血流も良くなります。

日中にしっかり体を動かすことで、夜は副交感神経が働きやすくなり、自律神経が整いやすくもなります。

夏場のめまいや立ちくらみは脳貧血の症状

夏場のめまいや立ちくらみは脳貧血の症状

暑い時期に熱中症になったり、めまいがして失神したりするのは脳貧血の症状の一種です。

体の中の水分が足りなくなると、血液を滞りなく循環できなくなり、血流が悪くなり血栓ができやすく、体温調整が難しくなるので、脳貧血になりやすくなります。

夏場の水分補給はもちろん大切ですが、あまり汗をかかない冬場でも、しっかり水分を補給しましょう。

妊婦さんは赤ちゃんまで栄養を届けないといけないので、水分は多めにしっかりと摂ることは大事です。

水分補給の際には、ジュースやスポーツドリンクではなく、常温の水や白湯など糖分を摂りすぎないように気をつけましょう。

脳貧血の症状が出たら病院へ行った方が良い?

脳貧血の症状が出たら病院へ行った方が良い

脳貧血は一時的に脳が酸欠状態になっているだけなので、あまり気にしすぎなくても問題はありません。

普段から常に症状が出ていないのであれば、一過性の症状として捉えて、今後症状が出ないように普段の生活を見直して対策をとります。

病院に行くタイミングとしては、脳貧血の症状によって日常生活に支障が出たときです。そのときは慢性的に低血圧なのか、急性の症状として脳貧血を起こしたのかを考えてみます。

もし慢性的に低血圧なのであれば、血圧の数値を正常に戻すための治療が必要です。そして、急に症状が出た場合には、なぜ症状があらわれたのか、その原因を探してみましょう。

治療方法は症状によって変わるので、ある程度ご自身で、症状のあらわれ方を整理してから診てもらうとスムーズです。

脳貧血で受診する場合は何科に行けば良い?

脳貧血での受診をする場合は。脳貧血専門医がいる内科の診療が望ましいです。

近くに専門医のいる病院がいないときには、まずは総合病院で診てもらいましょう。症状によって診てもらう科が変わるかもしれません。

妊娠前から自律神経が乱れていたり、すでに診療に通っている方は、現在通院している病院で相談するのが良いです。

かかりつけの担当医から、専門機関へ紹介状を書いてもらえる場合もあります。

自律神経を整えるための薬は飲んでも平気?

妊娠期間中なのでやはり薬は飲めません。すでに自律神経障害で治療薬を服用中ならば、今後の治療方針をかかりつけ医と相談しましょう。

妊娠期間中に飲める薬もありますが、赤ちゃんへの影響を考えると、できるだけ控えた方が良いです。

めまい・立ちくらみは貧血だけじゃない

めまい・立ちくらみは貧血だけじゃない

めまいや立ちくらみといった症状から「貧血だと思っていたら、脳貧血だった」ということはよくあります。

一般的な貧血と脳貧血では原因が異なるので、鉄分だけを摂取していてもなかなか改善されません。

脳貧血は自律神経の不調と低血圧が主な原因ですが、そもそも自律神経が乱れる大元の原因が何かあるはずなので、その大元の原因を取り除くことが重要です。

妊婦さんは、ホルモンバランスが崩れることで自立神経が乱れやすくなるので、もし症状が出た場合には早めに対策をとりましょう。

症状が軽度であれば、栄養不足を解消したり日常生活を見直すことでよくなります。また、症状が出る前から予防することもできるため、日頃からストレスを溜めず規則正しい毎日を、送るように心がけることが大切です。

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