妊娠中 うなぎ

妊娠中はうなぎはダメなの!?妊娠中のビタミンAの摂取法



ウナギなどに多く含まれるビタミンA(レチノール)の過剰摂取が、お腹の赤ちゃんに奇形などの先天性異常などの悪影響を及ぼす危険性があるといわれています。

しかし、ビタミンAは妊娠中ママにも、お腹の赤ちゃんの成長にも大切な栄養素でもあります。

そこで今回は、

・妊娠中はうなぎを食べてはいけないって本当?
・レチノール?βカロチン?それってなぁに?
・妊娠中の正しいビタミンAの摂取の仕方を知りたい

という方に、妊娠中の正しいビタミンAの摂取について詳しくご紹介します。

ビタミンAについて正しく理解して、適量を摂取することで、より安心して、健康的なマタニティライフが過ごしましょう。

妊娠中のビタミンAの摂取量

妊娠中のビタミンAの摂取量
妊娠中のビタミンAの必要摂取量は、妊娠時期によって異なります。

妊娠中期までは妊娠前と同じく650~700μg/日の摂取が推奨されていますが、妊娠後期には+80㎍/日の摂取が必要とされています。

なお、妊娠中の上限は2700μg/日となっています。※授乳中の適量は、1100μg/日となります。

特に妊娠3ヶ月以内には、過剰摂取することで胎児に奇形などの先天異常が起こりやすい時期ですので摂取量には注意しましょう。

また、妊娠を希望している方も、適量のビタミンAの摂取を心がける必要があります。

ビタミンAは大量に摂ると、ビタミンA過剰症になる恐れもありますが、逆に不足することによっても胎児に奇形などを引き起こすことが分かっています。

妊婦さんや妊娠を希望している方は、適量のビタミンAを摂れるよう、偏りの無い、バランスの良い食生活する必要があります。

レチノールとβカロテン

レチノールとβカロテン
ビタミンAは動物のみに存在するビタミンで、人体の血液にあるビタミンAのほとんどはレチノールです。

妊娠初期(3ヶ月まで)や妊娠を希望している方に注意が必要なのは、この「レチノール」の過剰摂取です。

また、必要なときに体内でビタミンAに変換されるものに「βカロテン」があります。

この「βカロテン」は体内にビタミンAが不足しているときのみビタミンAになり、ビタミンAに変換されなかったβカロテンはそのまま排出されますので、量を気にすることなく摂取することができます。

よく、ビタミンAはレチノールとβカロテンの2種類があると書かれていますが、βカロテン=ビタミンAではありませんのでご注意下さい。

それぞれの性質はこれから詳しく紹介しますが、レチノールを多く含む食材にも注意が必要ですが、もっとも注意が必要なのは、サプリメントや医薬品です。

ビタミンAを含むサプリメントや医薬品

ビタミンAを含むサプリメントや医薬品
もっともビタミンAの摂取で気を付けなければならないのが、サプリメントや医薬品です。

最近では、サプリメントもコンビニエンスストアなどで気軽に手に入れることができ、栄養補強に使われている方も増えてきています。

サプリメントや医薬品にはビタミンAが多く含まれているものもあり、特にいくつかのサプリメントなどを組み合わせて飲んでいる場合には、用量を守っても合計すると過剰なビタミンAを摂取してしまっていることもあります。

きちんと成分を理解した上で服用するようにしましょう。

特に「○○○○-A」

と、名付けられているサプリメントや医薬品には、非常に多くのビタミンAが含まれています。

ものによっては、単位がmg(ミリグラム)と大きく異なるものもあるので、必ず良く確認しましょう。

1mg(ミリグラム)= 1,000μg(マイクログラム)です。

ただし、医薬品に関しては、妊娠を希望している方、または、妊娠3ヶ月以内の方の服用はお止め下さいと記載されていますが、海外のサプリメントや個人輸入の医薬品には、書かれていてもわからないといったこともあり得ますので十分に注意しましょう。

妊娠中はレチノールに注意しよう

妊娠中はレチノールに注意しよう

レチノールは脂溶性ビタミンに分類され、レバーやうなぎに多く含まれています。

・加熱調理や水あらいにより減少(損失)しない。
・油でとけるので、油で炒めると吸収率が高まる。

という性質があり、過剰摂取した際に、尿で排出されず、体内に吸収・蓄積されやすいという特徴があります。レチノールは摂取すればするほど、体内に蓄積されるのです。

レチノールは過剰に摂取すると、お腹の赤ちゃんの目や耳、心臓などに奇形や障害を引き起こすことが知られています。

赤ちゃんの身体が作られる妊娠3ヶ月ころまでの間は特に過剰摂取に注意しましょう。

レチノールを多く含む食材

では、注意が必要なレチノールを多く含む食材を見てみましょう。

食材レチノール保有量
鶏レバー100gあたり14000μg
豚レバー100gあたり13000μg
あんこうの肝100gあたり8300μg
うなぎの肝100gあたり4400μg
レバーペースト100gあたり4400μg
味付けのり*1100gあたり2700μg
うなぎかば焼100gあたり1500μg
生ほたるいか100gあたり1500μg
牛レバー100gあたり1100μg
ぎんだら100gあたり1100μg
フォアグラ100gあたり1000μg
あなご100gあたり890μg

上の表のとおり、レバーやうなぎなどに多く含まれており、上限とされている量はあっという間に摂取してしまいますので注意が必要です。

貧血を予防するためにレバーを大量に食べるなどしなければ、一度の食事でお腹の赤ちゃんへ悪影響を与える可能性はまずありませんが、頻繁にレバーやうなぎを食べるなどの偏食はしないようにしましょう。

妊娠中に1度うな重を食べたからといって、胎児に悪影響はありません。
日常の食生活をしている分には問題ありませんが、妊娠3ヶ月以内の方は心配であれば避けましょう。

また、レチノールは化粧水に含まれている場合もあります。

ごくごく濃度の低いレチノールであることと、口から直接摂取するものではないので、胎児への影響はまずありませんが、心配性の方は、レチノールの含まれていないものに変えるとよいでしょう。

角化性皮膚疾患の治療に利用される「ザーネ軟膏」にはレチノールが多く含まれており、妊娠3ヶ月以内の方や妊娠を希望している方は使用できません。角化性皮膚疾患と診断された方、もしくは治療中の方は注意して下さい。

妊娠中はβカロテン(ベータカロテン)を摂ろう

妊娠中はβカロテン(ベータカロテン)を摂ろう

βカロテンは、緑黄色野菜などに多く含まれており、

・必要な量だけ体内でビタミンAとなる
・必要でない栄養素は体外へ排出される

という性質があります。

必要な量だけをビタミンAとして体内で摂取できるため、過剰摂取の心配がないのがメリットです。

厚生労働省も妊娠中は、βカロテンでビタミンAを摂るよう推奨していますので、βカロテンをしっかりと摂るようにしましょう。

βカロテンを多く含む食材をみてみましょう

食材βカロテン
保有量
レチノール当量
しそ100gあたり11,000μg約900μg
モロヘイヤ100gあたり10,000μg約830μg
にんじん100gあたり8,200μg約680μg
パセリ100gあたり7,400μg約620μg
バジル100gあたり6,300μg約525μg
あしたば100gあたり5,300μg約440μg
しゅんぎく100gあたり4,500μg約380μg
ほうれん草100gあたり4,200μg約350μg
西洋かぼちゃ100gあたり4,000μg約330μg
だいこんの葉100gあたり3,900μg約320μg
ロケットサラダ100gあたり3,600μg約300μg
にら100gあたり3,500μg約290μg
おかひじき100gあたり3,300μg約280μg
みつば100gあたり3,200μg約270μg
小松菜100gあたり3,100μg約260μg

緑黄色野菜には、βカロテン以外にもたくさんの栄養がふくまれているので、積極的に摂取するようにしましょう。

しかし、体内でビタミンAが不足している場合でも、βカロテンはその摂取量の約1/12しかビタミンAに変換されません。

ほうれん草100gを食べて、4,200μgのβカロテンを摂取しても、体内で必要に応じてビタミンAとなれるのは、約350μgしかありません。表の一番右に記載しているレチノール当量がそれぞれがビタミンAとなれる量にあたります。

そこで、効果的にβカロテンを摂取するために、野菜ジュースなどをあわせて飲むようにするとよいでしょう。

βカロテンはビタミンAになる前の栄養素なので、いくら摂っても問題になりませんので安心して摂取しましょう。

まとめ

まとめ

ビタミンAは、ママの風邪の予防や美肌に良いだけでなく、お腹の赤ちゃんにとっても大変重要な栄養素です。

お腹の赤ちゃんの臓器の成長や分化、上皮細胞や器官の成長にもビタミンAは関与し、赤ちゃんの成長には、なくてはならないものです。

しかし、特に妊娠初期(3ヶ月まで)の過剰なビタミンAの摂取は、目や耳、心臓などに先天的な障害や奇形を引き起こすことがあるので注意が必要です。

ご紹介したとおり、妊娠中に必要なビタミンAは、βカロテンを摂ることで、安全に必要量をとることができます。

野菜ジュースを取り入れ、βカロテンをしっかりと摂り、ビタミンAの過剰摂取を防ぎ、健康的でお腹の赤ちゃんにも優しいマタニティライフを過ごしましょう。

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監修:成田 亜希子(医師)

プロフィール:弘前大学卒業後、内科医として地域医療に従事。その傍ら、保健所勤務経験もあり、国立保健医療科学院での研修も積む。感染症や医療行政にも精通している。プライベートでは二児の母。

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